2019年12月13日の記事一覧
◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- 週刊文春ミステリーベスト10
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毎年恒例の週刊文春ミステリーベスト10が発表された。私は国内作品の1位と2位、海外作品の1位を読んでいた。◆国内部門の1位は『ノースライト』(横山秀夫/新潮社)、2位は『罪の轍』(奥田英朗/新潮社)。これはおかしい。どう見ても『罪の轍』のほうが面白い。よく書けている。3位の『魔眼の匣の殺人』は昨年の1位『屍人荘の殺人』の続編と聞いた。ゾンビが出てくるような推理小説は1冊で十分。◆海外部門の1位『メインテーマは殺人』(アンソニー・ホロヴィッツ/創元推理文庫)はまあまあ。◆国内も海外も、この10年でミステリ作品の魅力は随分と落ちた。ミステリに限らない。魅力ある作品に出合うことが少なくなった。
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◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- 罪と罰のバランス
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長男を殺害した殺人罪に問われた元農林水産事務次官、熊沢被告に、検察側は懲役8年を求刑した。「懲役8年は重すぎる」と私は感じた。◆「息子を殺したのだから懲役8年くらい当然」という声があれば「あれは息子が悪すぎたのだ。あんな悪ガキを殺しても正当防衛だ。もし熊沢さんが殺さなければ息子が近所の小学生を殺していたかもしれない」と被告を擁護する声もある。さらに「そうは言っても、そもそもあんなバカ息子に育てた親がダメなんだ」と親としての責任まで問う見方もある。難しい。◆親がどれだけ愛情を持って育ててもときどき悪魔のような子供が出てくる。週刊誌は「悪魔の子」が出てくると必ず「親の責任」を問う。宮崎某がそうだったしサカキバラ某もそうだった。親がきちんと教育していれば悪くならなかった子供もいようが、親が愛情を持って一所懸命に育てても化け物のような子もたまに出てくる。難しい◆私は罰の意味を考える。「悪いことをしたのだから」の罰と「二度と悪いことをしないように」の罰がある。さらに「悪いことをしたらこんな罰があるんだ」と世間に知らしめ、犯罪を減らすという目的もある。◆同じ「懲役8年」の罰でも「あっ、こいつ8年後に出て来てもきっとまた悪いことをするだろうな」というヤツもいれば熊沢さんのように「これ以上の罰を与えなくても二度と悪いことはしないだろう」という人もいる。◆熊沢さんに情状酌量を望む。
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◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- こんなに我慢してたのに たったこれだけ?
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トイレに行く回数が増えた。ほぼ毎晩、夜中におしっこで目が覚める。昼間の仕事中は接客や会議でなかなかトイレに行けず我慢を続け、やっと“朝顔”の前に立って「ふーっ」と息を吐いたあと「えっ、あんなに我慢していたのにたったこれだけ?」と情けなくなることがある。隣で用を足しているオニーサンは私が位置に着いたときにはすでにスタートしていたが私が用が終わり仕舞おうとしている頃もまだ勢いよく続いている。「オレだって、昔は、いっぱい出たんだ。いっぱい溜めることができたんだ」と思う。ゴルフの飛距離が落ちることよりもおしっこの我慢できる量が減ったことの方が寂しい◆今年、私と同世代の友人が3人も前立腺がんの手術をした。今や前立腺がんは「死」に直結する病ではなくなった。「死」ぬことはないのだが「おしっこの管理」がやや面倒くさくなることと「男性機能喪失」のリスクが高いことが問題だ。◆私の場合「男性機能」など持っていても使わないのだから、なくても同じことのようだが、実際は「使わなくても大切に残したいモノ」の第一番に上げたい。そこが盲腸とは大違いだ◆「おしっこがこんなに近くなって、オレも前立腺がんじゃないだろうか?」と心配しながら人間ドッグに入ったが「前立腺もまったく異常はみられません」とのことだった。おしっこが近いのは老化現象とのこと。いろんな機能が老化によって失われていく。徐々に、徐々に失われていく。寂しい。
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