‘ブログ’ の記事一覧
◎2020年04月20日 ---- ボス ◎
- レンタルビデオ
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先週の話。TSUTAYAに行った。1階の本売り場はガラガラどころか客はゼロ。私のみ。店員は3人。「TSUTAYAかわいそう、TSUTAYA頑張れ!」と思った。(写真)◆無人レジで本を2冊購入したあと「久しぶりにDVDを借りよう」と思い地階のレンタルコーナーへ下りた。こちらは数人客がいた。『タクシードライバー』と『オリエント急行殺人事件』を借りようと思ったが借り方が分からない。店員に尋ねると「会員登録をしてください」と言われ私は登録料を払い会員になりその2本のDVDを借りて帰った。◆2本の映画はどちらも今の私には響かなかった。時間つぶし程度にはなった。2本ともレンタル期間は1週間であったが私は二日後にTSUTAYAに返却しに行った。◆驚いた。地階への階段前にロープが張られ看板が立っている。「当分のあいだレンタルコーナーは閉店とします」だって。「登録料返せっ!」とも言いたいが私はそんなに小さい男ではない。登録料は返さなくてもいい。でもなるべく早くに復活してくれたらいいな。家庭でDVD観るのもそんなに悪いことじゃない。
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◎2020年04月18日 ---- ボス ◎
- 算数苦手なマスコミ?
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新型コロナウィルスによる感染症、潜伏期間は最長14日と言われている。「最長」が14日なのだ。平均すれば6日程度。それなのにテレビに登場するコメンテーターなどは潜伏期間が「一律14日」であるような言い方をする。◆「今日、発表された感染者数は『今日』感染した方の数字ではありません。『二週間前』に感染した方の数字なのです」などと言う。誰も「ちょっと待って、違うんじゃない?」と言わない。みんな算数が苦手?統計学を知らない?◆今朝もテレビの司会者が医師に聞いていた。「『緊急事態宣言』が発出されましたが実際に感染抑制の効果はあるのでしょうか?」その質問に対して医師は「みなさんご存知の通り潜伏期間は14日です。緊急事態宣言が発出されたのが4月7日ですから効果が出るとしたらその14日後の21日頃から感染者数が徐々に減っていくことでしょう」と答えていた。「そうじゃないでしょ!!!???」と言いたい。4月7日の夜の発令だから8日から対応。既に10日が過ぎた。「もう効果は出始めている」と見るべきでしょう? 算数的にはそうでなければおかしい。賢い中学生でも分かる問題。
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◎2020年04月17日 ---- ボス ◎
- ゴルフ場、カートでの感染注意
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石田純一さんがコロナに罹った。沖縄でゴルフをしていたという。心配だ。◆前にもこの欄で書いたがゴルフは人との距離を十分に取ってやる屋外のスポーツだからコロナには感染しにくいように思う。私もそう思っていた。気を付けてやれば安全だろう◆だが楽しいゴルフ中はつい気が緩む。カートでの移動時の会話。マスクをせずに大声でしゃべる。飛沫感染だらけになる。「カート移動時はしゃべらない!」を徹底しなければ・・・! 手遅れになる前に誰か大声で叫んで!
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◎2020年04月17日 ---- ボス ◎
- 味覚障害?
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我が社には本社にも分室にも「ミル付き全自動コーヒーメーカー」を置いている。カップをセットしてボタンを押すだけで、自動的に豆を挽いてくれ、美味しいドリップコーヒーを飲むことができる。昨日、分室でコーヒを自分で入れて(と言ってもボタンを押しただけだけど)飲んだ。「んっ?味も香りもない!! ややっ、オレもコロナにやられたかっ?」と思った。ひるんだ。◆違った。薄いだけだ!良かった!◆本来、コーヒー一杯に注ぐお湯の量はボタンを押す前に調整しセットする。湯量を少なくすると濃く、多くすると薄いコーヒーになる。私は普段は140㏄にセットしてやや濃いめのコーヒーを飲んでいる。昨日は湯量チェックをせずにボタンを押した。私の前に飲んだヤツは薄めのコーヒーが好きな人のようだった。200ccにセットされていた。◆いつもより多めに注がれたコーヒーを飲んで「んっ?香りがない!」と思ったのだった。
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◎2020年04月16日 ---- ボス ◎
- 「人を見たらコロナと思え」
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「必要以上に警戒することもない」などと言ってきた。ではどの程度が「必要以上」なのかと聞かれると困る。人によって加減が違う。1カ月前の私と2週間前の私と今の私で「必要以上の警戒」の程度が異なる。1カ月前は親しい方とのハグは問題なかったが今ではマスクしていない人と話すだけでも嫌な感じになってきた◆私にとって散歩は問題ない。先ほど散歩を兼て昼食に出た。お好み焼き屋が開いていた。店は半地下。換気のためだろう、ドアが開いていた。中の様子が見える。カウンターでお好み焼きを焼いている。客はみなカウンターの方を向いているので「飛沫感染の心配は少ないな」と思って入った。「豚玉・ソバ入り」を注文。注文して気が付いた。客はみな、お好み焼きが出来上がるまでマスクをしている。一方、お好み焼きを焼いているオニーサンはノーマスク。そのノーマスクのオニーサンが大きな声でよくしゃべる。私としては「おいおい、こんな時期だ、マスクするか黙って焼くかどちらかにしてよ」と言いたい。言いたいが気が小さく争いごとを嫌う私はそれを言えない。「このオニーサンがコロナではありませんように」と祈るだけ。「あの店は行かない方がいいよ」と社員には伝えよう、と思いながら急いでお好み焼きを半分食べて店を出た。お好み焼きは火を通しているから大丈夫かな、でもこのグラスには飛沫が入っているかもな、と思いグラスの水は飲まなかった◆いつのまにか私は「人を見たらコロナと思う」ようになってしまった。
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◎2020年04月15日 ---- ボス ◎
- なんでマイナンバー制度を利用できないの?
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大騒ぎして国民一人ひとりに番号を付けた制度「マイナンバー制度」の運用が始まったのは2016年の1月だった。私はこの制度によって国民一人ひとりがいくら稼ぎいくら納税しているのかを管理できているのだと思っていた。制度導入の最大の目的はそこにあったと記憶している◆ところがそれができていないようだ。コロナ禍による補償問題。「一律30万円を世帯主に配る」(私は個人的にはこの意見に賛成だが)と誰かが言うと「世帯主より配偶者の方が所得が多い場合がある」などと言いだす。要するに誰の所得が多く誰が少ないのか把握しないと配っても不公平になる、というのである。とりあえず全世帯に配って年末調整で金持ちから取り返せばいい。(現状のままでも累進課税で金持ちは多くを返金する仕組みになっている)◆マイナンバーで各人のカネの流れを把握していれば簡単なのに・・なぜそれができないのか不思議だ。国会議員もテレビの評論家も誰一人「マイナンバー」を口にしないのも不思議だ。私が勘違いしているのか?
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◎2020年04月14日 ---- ボス ◎
- 何かを得なければ・・・。
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息子に小児がんが見つかったのは生後半年のときだった。まだ立つこともできない可愛い幼い息子が大手術を受けた。手術室の前で待ちながら私はただ手術の成功と後遺症が残らないことを祈ることしかできなかった。神様にも仏様にも祈った。祈りながら考えた。「なぜ神様はこんなにオレをいじめるのか?」「なぜ仏様は何も悪いことをしていない産まれて数か月の息子を苦しめるのか?」・・・もちろん答えは出ない。分からない。だがそこで私は思った。「この苦しみから何かを得なければ、ただの苦しみ損だ」と。◆息子が手術している間に吸ったタバコを最後に私はタバコをやめた。それまで一日に50本近くセブンスターを吸っていたのを止めた◆あのときにタバコを止めずにダラダラと毎日50本吸い続けていたら私は既にこの世にいないのかもしれない。神様と仏様は、息子に大病を経験させることで父親をタバコに寄る病から救ってくれたのかもしれない。◆コロナ禍はまだまだしばらく続きそう。我々はただの苦しみ損であってはならない。このコロナ禍からなにかを得なければならない。
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◎2020年04月13日 ---- ボス ◎
- ゴルフ場のカート、コロナ危険かも?
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ゴルフをするとき、昨年まではなるべく(カートに乗らずに)歩いてラウンドしていた。正月に膝と足首を痛め3カ月近くゴルフができなかった。少し良くなったので3月の終わりからゴルフを再開したがさすがに歩いてのラウンドは無理。カートを利用している。◆2週間前にはゴルフ場で久しぶりに会う仲間たちにハグしながら「濃厚接触?」などと冗談が言えた。たった2週間でそんな冗談も言えなくなった。◆電車やエレベータを利用してオフィスに行くよりもクルマでゴルフ場へ行く方がよほど安全だ、と思っていた。ところがそうでもないことに気が付いた。危ないのはカート移動時。◆ゴルフは楽しい。久しぶりに一緒にラウンドする仲間との会話は弾む。カートに乗って移動するときには話題は豊富。大きな声で談笑する。この談笑もゴルフの魅力の一つであるが、カート上で密着しての大声での談笑は確実に飛沫感染を生む。歩いてプレーするのは安全だがカート利用のゴルフは怖い。だが私は歩けない。なかなか「カート移動時は話すのを止めましょう」とは言い出せない。自分はさておき、「この4人はコロナ陰性だろう」と信じてラウンドした。◆「ゴルフはオープンエアでのスポーツだしクラブを振るので競技者は1m以内に近づくこともない。最近は旗竿も抜かないのでコロナが移る可能性は極めて低い」などと言われているが「カートでのおしゃべりは危険!」と誰も指摘していない。気を付けましょう!
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◎2020年04月10日 ---- ボス ◎
- 普段からの心掛けが違う
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武漢でコロナが急速に広まったのは「どこでも唾を飛ばしながら大声で話す」下品な中国人の生活様式が大きな原因の一つだと確信している。中国は共産党ならではの強制力を持って都市封鎖を行いこの危機を乗り越えようとしている。イタリアやスペインの人たちも声が大きい。エレベータの中でも電車の中でも知らない者どおしがすぐに仲良くなり大声で語り合う。楽しい光景だが「握手やハグやキスの文化」と併せてコロナが広まったと思う。共産党国家ではないので国民はなかなか政府の言うことを聞かない。死者は増え続けた。◆一方我が国は。一部の若者はともかく、大多数の大人は分別があり必要以上の大声は出さない。握手もハグもしない。中国や欧米とは「文化」が異なり、わが国はかの国に降らべ大きく衛生的なのである。◆JAL、ANAの国際線に乗ると気が付くのがトイレがキレイなこと。乗客がトイレから出るとすぐにCAがトイレを洗浄するために入る。10時間のフライトでも離陸した時と目的地に着いたときでトイレはほとんど同じ状態。これが欧米の飛行機に乗るとまったくダメ。CAはまずトイレに近づかない。トイレはどんどん汚くなる。床のあちこちに湿ったトイレットペーパーが張り付いている。「トイレ掃除は私の仕事じゃないの」欧米のスッチーは客に向かって平気でそんなことを言う◆ふだんの衛生的なマナーと気配り、文化的な生活意識の高さ、わが国民はきっと都市封鎖をしなくてもこの難局を乗り越えられるものと私は信じている。
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◎2020年04月09日 ---- ボス ◎
- 交通事故とコロナ禍
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1948年に4,000人だった我が国の交通事故による死者数が54年には6,000人になり58年には8,000人、62年には12,000人になった。二次曲線的に増えていた。「なんとかしなければ・・・」多くの政治家や役人が悩んだ。マスコミも「なんとかしなければ」と訴えた。日本中の交通機関をストップすれば年間1万人以上の命が救えることは間違いない。それでも誰も「クルマを止めろ!」とは言わなかった。言ったのかもしれないがそんなことは歴史に残っていない。◆コロナウィルスですでに100人近くが亡くなった。まだまだ増える勢いである。政府は緊急事態宣言を出した。テレビの評論家やマスコミはこぞって「遅すぎる!」と批判する。「人の命が最も大切でしょ!僕は正論を言っているだけですよ。遅すぎますよ!」と喚くコメンテーター。観ちゃいられない。◆「はいはい、あなたの言っているのは正論ですね。あなたが総理になったらすぐに日本中の交通機関を止めちゃうんでしょうね?年間、数千人の命が救えるのですからね」と安倍さんは言い返したいことだろう。かわいそう。安倍さん、政治家(特に与党)の皆さん、官僚の皆さま、医療従事者の方々、本当にお疲れ様です。ありがとうございます。
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◎2020年04月09日 ---- ボス ◎
- 緊急事態宣言に対する各国の反応・・「オマエにだけは言われたくないわ!」
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安倍総理が発出した緊急事態宣言に対し各国のメディアが「遅すぎる」「もっと強制力を持て」「生ぬるい」などと批判的だ。アメリカ・フランス・イタリア・スペインのメディアまでもが同様の記事を流している◆「オマエにだけは言われたくねえよ!」と言い返したくなる。人口1億2千万の我が国でコロナで亡くなったのはまだ100人に満たない。100万人に一人も死んでいない。アメリカ・フランス・イタリア・スペインの死亡率と比較すると二ケタも違う。「コロナ対策ももちろん重要だが、できる限り経済に悪影響を避けたい」と政府が考えるのは当然。◆野党も、国内のテレビの評論家もこぞって「遅い!遅かった!」「もっとたくさんカネ出して休業補償しろ!」としか言わない。そんなこと中学生でも言えるわ!◆安倍総理をはじめとして「国民の『生命』と『財産』を守る」べく懸命に頑張ってくれている政府及び各官庁の方々にも我々は「ありがとう。お疲れ様」と言う気持ちを持つべきだと思う。私は彼らを我が国の誇りとさえ思っている。
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◎2020年04月08日 ---- ボス ◎
- また外れた 本屋大賞予想
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ゴルフのマスターズや全英オープンの優勝者、競馬の有馬記念やダービーの優勝馬など毎年気合を入れて予想する。中でも最も時間をかけて予想するのが「本屋大賞」。昨日、今年の本屋大賞が発表された。私の予想はまた外れた。受賞作は『流浪の月』(凪良ゆう)だった。もちろん私はこの本も読み「上位には来るだろう」と予想していたが、まさか大賞を取るとは・・。◆本屋大賞に限っては(いやマスターズもそうだが)私の予想はずーっと外れっぱなし。おかしい。私は自信あるのになぜ私が推す作品は受賞しないのだろう◆振り返ってみよう。『』が私が推した本屋大賞予想。(「」)が実際の受賞作品。「」の後ろは私が予想したその作品の順位◆
2008年 『八日目の蝉』(6位) (「ゴールデンスランバー」2位予想)
2009年 『のぼうの城』(2位) (「告白」3位予想)
2010年 『横道世之介』(3位) (「天地明察」2位予想)
2011年 該当作なし (「謎解きはディナーのあとで」ランク外)
2012年 『ジェノサイド』 (2位) (「舟を編む」2位予想)
2013年 『楽園のカンヴァス』(3位) (「海賊と呼ばれた男」2位予想)
2014年 『昨夜のカレー、明日のパン』(2位) (「村上海賊の娘」未読)
2015年 『サラバ!』(2位) (「鹿の王」未読)
2016年 『君の膵臓をたべたい』(2位) (「羊と鋼の森」2位予想)
2017年 『みかづき』(2位) (「蜜蜂と遠雷」2位予想)
2018年 該当作なし (「かがみの孤城)ランク外)
2019年 該当作なし (「そして、バトンは渡された」ランク外)
2020年 『ライオンのおやつ』(?) (「流浪の月」2位予想)... 続きを読む
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◎2020年04月07日 ---- ボス ◎
- 時差出勤の残業・・コロナ禍から学ぶもの
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コロナ対策で我が社では2月20日頃から時差出勤を始めた。言うまでもなく朝夕の混雑した電車を避けることが目的だ。職員を二班に分け、A班は07:30~16:00、B班は10:30~19:00の勤務とした。そうすることで新橋駅が最も混雑する朝8:00~9:30、夕方17:00~19:00に新橋駅に近づかなくてよくなる。◆時差出勤を始めて1か月が超えた。私はあることに気付いた。私が気付く前に誰か(できれば総務)に気付いて欲しかった。それはA班は残業が多く、B班は殆ど残業がない、ということ。各職員は曜日によってA班勤務になったりB班になったりする。きちんとシャッフルしている。それなのにA班は残業が多くB班は殆ど残業しない。◆A班が残業すると帰宅時に新橋駅の夕方のピークにぶつかる。B班が残業したら逆にピークを避けることになる。「コロナ対策のための時差出勤」と理解していれば残業はA班でなくB班でやるべきだ。◆ところがA班の終業時(16時)にはまだ外は明るく飲み屋も開いていない。回りにはB班の連中が仕事している。「ちょっと残業して行こう」となる。一方B班終業時(19時)には回りは暗く新橋の飲み屋はどこも「いらっしゃーい」状況だ。A班はすでに帰っている。で、B班の連中は残業せずにさっさと帰る。おそらくそういうことだろう。◆コロナ禍が我々に「壮大な社会実験」をもたらした。きっと得るものもあるだろう。いや、このコロナ禍からなにかを学ばなければならない。上司に指示されたままボーっと暮らしていたのでは何も学ぶことができない。◆「一所懸命に回りを見て、自分のアタマで考えてみろ!」私は繰り返し部下たちにお願いしているのだが・・・。
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◎2020年04月06日 ---- ボス ◎
- コロナ終息後
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コロナ禍はジワジワと確実に日本を包み込もうとしている。仕事にならない。ストレスは溜まる。テレワークなどの壮大な社会実験が始まっている。数日前、私はこの欄でコロナ禍終息後を予想することが大切だ、と書き「コロナベイビー」や「コロナ離婚」が増えるのではないかと書いた。今朝の情報番組で早くも「コロナ離婚急増か?」と取り上げられていた。皆、同じことを予想する◆人と同じことを予想してもちろんかまわない。重要なのは予想すること。人が言っていることを聞き「ああ、そうだな」って思うようではチコちゃんに叱られる◆コロナ禍が終息したら何が起こる?社会が何に目覚めるのか?家庭のあり方、職場のあり方がどのように変わるのか?想像してみること、予想してみることが大切。◆「学力の低下が起こるのか?」「映画の人気が上がるのか?」「インバウンドはコロナ禍以前にまで戻るのか?」「結婚率・離婚率はどうなるか?」「派遣社員は増えるのか?」考えること、予想することは多い。
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◎2020年04月03日 ---- ボス ◎
- デザイン後進国 ニッポン
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「レクサス」は「L」、「ホンダ」は「H」、「ダイハツ」は「D」、「スズキ」は「S」、「日産」は「NISSAN」、「トヨタ」だって「T」をアレンジ。我が国のクルマのエンブレムは殆どが会社名のイニシアルをデザイン化したもの。一方ヨーロッパ車は「ベンツ」「アウディ」「フェラーリ」「アルファロメオ」「ジャガー」「BMW」どの車のエンブレムにもイニシアルはない。会社名とは関係なくかっこいいエンブレムが付いている。クルマの前後に付いたエンブレムを見ただけで我々は「ジャガーだ」「ベンツだ」「BMだ」と見分けることができる。◆私がかねてから思っていたことを山口周さん、水野学さんの近著『世界観をつくる「感性✕知性」の仕事術』でズバッと指摘されていた。デザイン後進国ニッポンを指摘されている。◆このデザインに対する指摘だけでなくお二人の、「仕事」に関するアドバイスは素晴らしい。みんなに読んでもらいたい一冊。
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◎2020年04月01日 ---- ボス ◎
- 本屋大賞予想
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今年の本屋大賞の発表の日(4月7日)が近づいた。私は候補作10作のうち9作には目を通した。「目を通した」というのは「読了した」ということではない。最初の50ページくらい読んで「これは無理。読むのは時間のムダ」というものもある。◆毎年、わが国の文芸小説の力量は落ちて行っている、と私は思う。魅力ある作家が出て来ない。魅力ある作品がない。そんな中で今年の本屋大賞。◆私の予想はズバリ『ライオンのおやつ』(小川糸)。他の作品を大きく引き離しての断トツの1位だ。・・(直木賞受賞作『熱源』(川越宗一)は読んでいない。直木賞だし、良い作品なのだろうと思うが今の私には少々重過ぎるテーマのため)◆『ライオンのおやつ』が大賞を受賞しないようでは本屋大賞は信用できない、とさえ思っている。◆心配なことがある。私は毎年、本屋大賞を予想するがこれまで一度も当たったことがない。だが今年は「ぶっちぎり」で『ライオンのおやつ』が素晴らしい。きっと私の予想は当たる。 (私が読んでいない『熱源』が受賞ならしようがないが・・・)
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◎2020年03月31日 ---- ボス ◎
- 桜の苗が大きく育つ頃 僕らはみんな大人になるんだ
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コロナ禍で落ち着かない。街を歩く人は少ない。それでも桜は今年もきれいに咲いている。私はこの時期、必ず一度は桜の下である曲を口ずさみながら涙を流す。今年も愛宕神社の下を歩きながら涙した。◆父を亡くし、生まれて初めて「貧乏」を経験し、みじめに思っていた頃、小学校の3年生か4年生の頃だ。テレビで木下恵介劇場という番組があった。木下恵介監督の作品(ドラマ)が毎週放映されていた。その中で「記念樹」と題されたシリーズがあった。たしか孤児院を舞台に子供たちの友情を描いたような内容だったと記憶している。ストーリーは忘れたがその主題歌は今でも口ずさめる。◆「桜の苗が大きく育つ頃 僕らはみんな大人になるんだ・・・」当時この主題歌を歌いながら私は思っていた。「早く大人になりたいな、僕が大人になったら貧乏じゃない生活を送れるのになあ。でも、まだまだ時間がかかるよなあ。桜はなかなか大きくならないものなあ・・・。早く大きくなりたいなあ」◆60歳を過ぎた今、貧乏ではなくなった今でもあの頃を思い出すとボロボロと涙が溢れてくる。「よく頑張ったね」と自分を誉める。◆youtubeにその主題歌を見つけた。https://www.youtube.com/watch?v=6ZdG3IsUIkA
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◎2020年03月30日 ---- ボス ◎
- 考えろ! 予測、予想してみろ!
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「調べる」ことはできても「考える」ことは苦手な人が多い。「考えろ!」と言われてもなかなか「考える」ということは考え慣れてない者には難しいことのようだ。それなら「予測、予想してみろ!」と置き換える。◆「コロナ禍はいつ頃落ち着くのだろう」「コロナ禍が去った後、社会はどのように変わっているのだろう」・・そんなことを予想・予測するのもいい。こんな頭にくる悲惨なコロナ禍であるが我々はそこから何かを得なければならない。◆「コロナ禍が去った後、なにが起こるでしょうか?」・・この問題に自分のアタマで考えてもらいたい。自分のアタマで考えずに、人が言っていたことをさも自分の考えのように言う「考えない人」が多すぎる。
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◎2020年03月24日 ---- ボス ◎
- なんでも反対する つまらん奴ら
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コロナ禍で全国の小中学校に休校要請を出した政府の決断に対し、野党や一部マスコミはケチをつけまくった。私はその野党や一部マスコミの対応を情けなく思い3月9日、この欄で「トロッコ問題」に例えて皮肉った。◆昨日、政府及び文科省は「新学期からの学校再開」を発表した。するとまた野党や一部マスコミが「ウイルス禍が治まったわけじゃないのに再開するのか?」と騒いでいる。バカみたい◆「休校する」と言えば反対し、「再開する」と言っても反対する。同じ人間が「休校」にも「学校再開」にも反対している。こんな「つまらん輩」はどこにでも結構多くいる。
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◎2020年03月24日 ---- ボス ◎
- コロナが残す「都市改革」
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我が社では2月の半ばから「時差出勤」を義務付けた。コロナ対策だ。それから一カ月たって多くの企業が「時差出勤」や「テレワーク(在宅勤務)」をやっている。汐留の電通ビルは空っぽだ。多くの商社も在宅勤務になっている。「働き方改革」ではなく「コロナ対策」でそうなっている◆私はふと思った。「コロナ禍が治まった後も『テレワーク』は大きく残るんじゃないだろうか?」と。◆我々は「災い転じて福となす」という言葉を知っている。「災い」からも何かを得ようと考える。コロナ禍からは「働き方改革」を得るかもしれない。◆昭和世代の私は「在宅勤務」など嫌だが平成や令和の若者はまったく苦にしないのかもしれない。もしそうなったらどうなる?◆都心に出勤しなくてよくなれば都心のオフィスビルは空室だらけになる。不動産価格は下落を始める。さらに景気は悪くなる?・・・・いろいろと考えてみることは重要だ。◆さて本日、午後から経産省や幾つかの企業と「WEB会議」を行うことになっている。私にとって初めての「WEB会議」。「イヤだなあ。みんなで会議室に集まって、そこで発言したいなあ」が私の本音であるが、そうは言ってられない時代になった。
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◎2020年03月23日 ---- ボス ◎
- 映画「三島由紀夫VS東大全共闘」
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「これまで読んだ本で最高のものは?」と訊ねられたら迷わず三島由紀夫の『豊饒の海』(全4巻)と答える。大学生になったばかりの頃、一気に読み上げた。読み終えたときの感動は忘れない。◆私が中学1年生の秋、三島は自衛隊の市ヶ谷駐屯地で「檄」を飛ばした後、切腹自殺した。当時の私は「『金閣寺』を書いたあの小説化が変な自殺をした」程度にしか思わなかった。その後、高校で「文学史」を習うが教科書には三島の代表作として『豊饒の海』はなく『金閣寺』『仮面の告白』などが書かれてあった。おそらく日教組が三島の代表作に『豊饒の海』を掲げることを許さなかったのだろう。◆私が崇拝し畏敬の念すら抱く三島由紀夫が東大全共闘と命がけで討論するドキュメンタリ映画を観てきた。「三島由紀夫VS東大全共闘」・・面白い。分からない言葉がいっぱい出てくるが面白い。感動。映画を観て私が思ったことが二つ。①「超天才の前では1000人の秀才もいきがる赤子みたい」 ②「50年経って、のんびり生きてきた人はのんびりとした顔になる」◆断っておくが私は決して右翼的な思想を持つ者ではない。
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◎2020年03月23日 ---- ボス ◎
- なんだか暗い なんだか不安
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今朝の東京の空、雲が低く垂れどんよりと暗い。コロナウィルスのおかげで景気の先行き不透明、心もどんよりと暗い。◆過去に、今朝と同じようなもやもやとした不安、うつうつとした気分を感じたことが何度かあった。◆平成6年の春、その前年の記録的な冷夏の影響で米不足が深刻であった。その頃、私は仕事ではバブル経済の崩壊に伴うリストラを開始したばかりであった。また家庭では長男の病気、長女の大怪我と暗い暗い毎日だった。耐えて頑張った。いつのまにか暗さはなくなり明るくなっていた。◆平成23年の春も暗かった。言うまでもなく東日本大震災のあった年。町中のネオンは消え、家庭でも停電が相次いだ。電車も動かず、放射能におびえていた。「日本はこれで終わりか」と思った。みんな頑張った。もちろん私も頑張った。いつのまにか暗さは薄れ明るくなっていた◆さて令和2年。新型コロナウィルスという化け物と闘っている。世間は暗い。甲子園野球は中止、おそらくオリンピックも延期か中止になるのだろう。それでもみんな頑張っている。もちろん私も頑張っている。きっと、いつのまにか、或いはある日突然、暗さが薄れ明るく晴れてくるのだろう。そう信じているが・・・。早く晴れないかなあ。
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◎2020年03月21日 ---- ボス ◎
- 梅と桜が同時に咲いている!!?
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昨年までは愛宕神社に参ることが早朝の日課になっていたが今年は正月に膝を捻挫したため「出世の石段」を上れない。石段下から礼拝し手を合わせるだけにしていた。◆三連休の中日、神社の隣NHKのエレベータで上がった。驚いたことに、桜が早く開花したため今年は梅と桜が同時に咲いていた(写真)!!? ◆そんなことってある?・・近づいてみたら違った。紅の濃いのも桜だった。「陽光桜」だった。この景色は昨年も見ているはずなのに・・・。ボーと見ていたのか、それとも忘れてしまったのか。いずれにしてもやはり桜は心を和ませてくれる。◆コロナで宴会は自粛ムードですが、皆さん、是非、桜を眺めに歩きましょう。
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◎2020年03月16日 ---- ボス ◎
- オリンピック今年の開催は無理論
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日曜日は午前5時に自宅を出てゴルフ場に向かうのが昨年まで私の日常だった。今年は膝の怪我でゴルフができない。日曜の朝はゆっくりとテレビを観ている。◆昨日朝のテレビ番組で評論家の木村太郎さんが「今年の東京オリンピックの開催は無理でしょう」と言った。これまで「怪しくなってきました」などと言うコメンテーターはいたが、はっきりと「無理でしょう」とテレビで言ったのは恐らく木村太郎さんが最初だろう。木村さんがはっきりと発言したことで恐らくこれから堰を切ったように多くの評論家たちが「無理でしょう」と言うのだろう。2月中旬に私の友人の危機管理のスペシャリストが予言した通りになってきた◆甲子園での選抜高校野球中止に泣く高校生。オリンピック選考試合が中止になり戸惑うアスリートたち。それらに伴い収入が極端に落ち込んだ観光業界の方々。とにかく悲しい昨今だ。◆木村太郎さんと同じ番組に出演していた橋本徹さんはこう言った。「感染者数での管理や発表を止め、死者数の発表にするべきだ。『意外と死者は少ない』とみんなが知れば活気が出てくる」。私もまったく同感。「やっかいだが、きちんと管理していればそんなに怖い病気じゃないよ」という方向に国民の思考を誘導するのが一番の方策だと思う。インフルエンザと同程度の管理で良さそうな気がする◆我が国では自動車事故で毎年数千人が死んでいる。自動車に乗ることを禁止すればその数千人の命が助かる。それは確かな事実であるが誰もそんなことは言わない。コロナウィルスも同じように考える時期が近付いているように私には思える。
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◎2020年03月13日 ---- ボス ◎
- パンデミック
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コロナウィルスの悪影響は私の予想をはるかに上回る深刻さだ。東京オリンピックも怪しくなってきた。私の友人で危機管理を専門としている方がいる。彼は今から約1か月前、2月の中旬にこの事態を予想していた。◆「株価は半値くらいまでは下がるかもしれない、と覚悟しておいた方がいいでしょう」「オリンピックは中止。中止しなくても欧米からの参加者が極端に少なくなり上位入賞の殆どが日本人、ということになるでしょう」。彼は西側諸国がボイコットした1980年のモスクワオリンピックを例に出して「多くの国が参加しないオリンピックは優勝しても価値がないですよね」と言った◆その時点では私はまだ楽観的だった。少し暖かくなれば収束する、或いはすぐに特効薬ができて人々のマインドが好転する、と読んでいた。そこで彼に言った。「先生がそこまで自信あるんだったら賭けませんか?」と。彼は「いえいえ自信はありません。ですから賭けはできません。でも世間の人やキノシタさんが今思っている程度での収束は期待できないと思いますよ、事態はずっと深刻です」と複雑な顔して言った。◆果たしてその時点から今日までに日経平均株価は30%近く下がった。おそらくあと10%は下がるであろう。彼の言った「半値」に迫る勢いだ。東京オリンピックも怪しくなってきた。危機管理のプロの言葉はもっと慎重に聞くべきだった。
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◎2020年03月12日 ---- ボス ◎
- 「調べる」よりも「考える」癖をつけて欲しい
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T君を連れて渋谷スクランブルスクウェアの屋上見学に行ってきた。通称「渋谷スカイ」。屋上にはヘリコプターの着陸施設があり、それが一般客にも開放されている。屋上へ出るには一人2000円の入場料が必要。ウィークデーの昼間であったが若者を中心に結構観光客は多かった。◆私はインフォメーションに座っているキレイなオネーサンに尋ねた。「1日に何人くらいが来るのですか?」オネーサンは笑顔で「ええ、多いときはとても多いんですよ。逆に雨のときは少ないんです」。このオネーサン、私の部下でなくて良かったね。私からカミナリ落とされなくてすんだのだから◆同じような質問をT君にした。「ここには年間、何人くらいが来ると思うか?」T君は困った顔をして「さあ、分かりません」と答えた。◆翌日、T君が私の元へ1枚の記事を持ってきた。そこには記者が予想する渋谷スカイへの年間来場者数が書かれてあった。「スカイツリーの展望台と比較すると渋谷スカイは面積が半分弱。観客も半分弱になるのだろう」ということで250万人程度の数字が書かれていた◆私の予想よりもはるかに多い数字だった。T君はまじめに記事を探してそれを私に示し自慢げであった◆そうじゃないんだ!。 現地まできたら様々なデータが見える。それらから君なりの数字を予測することが大切なのだ。「調べる」ことよりも「考える」ことのほうが大切なのだ。「分からない」「知らない」から人の意見をそのまま伝えて良しとする人が多い。情けない!「考えろ!」「考えろ!」と何度言っても、考える習慣が無い者には考えることができない。それでも私は「考えろ!」と言い続ける。考えなければ成長しない。「考える」癖を付けてもらわなければならない。
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◎2020年03月09日 ---- ボス ◎
- トロッコ問題
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倫理学の思考実験に「トロッコ問題」というのがある。「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」と問うもの◆あなたの目の前の線路上を猛スピードでトロッコが走ってきた。このままでは前方で枕木の工事をしている5人の作業員が轢き殺される。あなたはたまたま分岐機の前にいる。あなたが分岐機のボタンを押し線路を切り替えれば5人は助かる。だが切り替わった方では別の男が一人で作業していた◆あなたが切り換えボタンを押さなければ5人が死ぬ。ボタンを押せば5人は助かるが別の一人が死んでしまう。「さて、あなたはどうしますか?線路を切り替えますか?それともそのままにしますか?」という問題◆コロナウィルス対策で全国の小中高校に学校閉鎖を求めた安倍総理とそれに反発する野党やマスコミのやり取りをテレビで観ていて私はこの「トロッコ問題」を思い出した。「学校を閉鎖すれば多くの子供が助かる」「学校を閉鎖すれば学童保育にしわ寄せがいく」◆トロッコ問題に話を戻すと安倍総理は分岐機のボタンを押して5人を救った。野党とマスコミは「あなたは一人の作業員を殺した殺人者だ!」と攻めている。私には、そう思えてならない。
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◎2020年03月09日 ---- ボス ◎
- 「何が問題なのか」を探すこと
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東京大学出身者と食事をする機会が増えた。先日も4人で食事をしていて、私以外の3人が東大出身者だった。◆「東大出身」というと「賢い!」というイメージだが、(大変失礼ながら)実はそうでもない方が意外と多い。そういえば私の母校、九州大学も「まあまあ賢い」と思われているようだが(これも大変失礼ながら)実は賢いヤツはほんの少数であることに私は学生の頃から気付いていた◆週刊文春を読んでいて「福岡ハカセのパンタレイパンタグロス」にそれを説明するに近い文章を見つけた。超優秀とされる「数学オリンピック出場者」に関する言葉だ。そのまま転載する◆「(前略) そもそも、数学オリンピックがいくらすごいとはいえ、あらかじめ巧妙な解答が用意されている既知の問題を解くということ。君たちがほんとうにチャレンジすべきなのは、解答のない未知の問題を解くことの方だ。それよりも何よりも、何が問題なのかを探すことがもっと大事なのである。」◆まったく同感。難しい大学を卒業していなくても「何が問題なのか」を探すことは誰でもできそうである。
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◎2020年03月06日 ---- ボス ◎
◎2020年03月02日 ---- ボス ◎
- 政府の対応が「遅い」やら「場当たり的」と叩くマスコミ
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明後日に正月(春節)を迎えるという1月22日、1200万都市「武漢」は閉鎖された。日本のマスコミや評論家はこぞって「遅すぎる!」と中国政府の対応を非難した。逆に中国共産党は「素早い対応」と自画自賛していた◆実は私は「中国共産党だからここまでできた」と思っている。思っていた。◆先週、安倍総理が全国の小中高等学校へ臨時休校の要請をした。マスコミは一斉に「唐突過ぎる!」「場当たり的だ!」などと非難する。共産国では(個人個人は文句もあろうが)「国の一大事、なんとか頑張ろう!」とマスコミが報道するのに対し、わが日本のマスコミは「個人の文句」ばかりを大きく取り上げる◆理論的に「まだ、そこまで深刻ではない」というのなら聞く耳も持とう。そうではなく「ウチは共稼ぎだ!子供の御飯はどうすればいいのか」などと言ったことまでが深刻な問題のように取り上げられマスコミが野党と一緒に政府の対応を叩いている。情けない!◆私は土木従事者として二つの事例を思い出す。①「中国では三峡ダム建設にあたり300万人を超える住民が強制移住させられた」のに対し美濃部都政では②「(多くの方の利益になるのであっても)一人でも反対者がいるのなら東京都は橋をかける工事はしません」と言い切った◆「国全体の安全や発展のためだ、つべこべ言わず我慢しろ!」と言える中国が羨ましくもある。少なくとも日本のマスコミはもう少し(一所懸命に頑張っている)政府や役人の気持ちを配慮する発言も取り上げて欲しい。
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◎2020年03月02日 ---- ボス ◎
- 沸点が高くなった?
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少しずつ溜まった「怒り」や「嫌悪」の量がある点を超えると「爆発」する。その点を「沸点」と例える。最近、歳のせいか爆発することが無くなった。穏やかになった。沸点が高くなったのか? いや、そうではないみたい。◆コップに少しずつ「怒り」や「嫌悪」の水を入れる。溢れたら「爆発」だ。最近、歳のせいか爆発することが無くなった。穏やかになった。コップの底に小さな穴が空いていて少しずつ漏れているようだ。うん、そうだ、コップの底に穴があいているようだ。◆私の怒りは「沸点」に例えるよりも「コップ」に例える方が近い。コップの底にはもともと小さな穴が空いていた。誰でもそうだろう。小さなコップに穴が空いていない人はすぐにキレる。大きなコップで底の穴も大きい人は怒らない。◆孔子は「六十にして耳順う」と言ったが凡人の私はまだまだ「耳に従う」境地には至れない。だが「寛容」と「鈍感」と「忘れやすさ」には共通点があるということに最近気が付いた。「怒り」「嫌悪」あるいは「不愉快」といったものがそれほど蓄積されなくなってきた。少し我慢していればピークは越えることを知った。歳のせいだろう◆友人に話すと「あれ、キノシタ君、今頃そんなことに気付いたの?」と言われた。
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◎2020年02月28日 ---- ボス ◎
- コロナウィルス・・日本は韓国に負けている
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韓国より発症者が少ない、などと手前勝手な数値で勝負したいのかもしれないが日本政府の態度、愚の骨頂。韓国の3倍近い人口の我が国が韓国の半分くらいしか検査を受けられない、ということは恥ずべき状況。おそらくちゃんと検査すれば我が国で「陽性」となる罹患者は韓国をはるかに上回っているのだろうと思う。◆よっぽど韓国の方が垢抜けている。日本の医療体制、報道姿勢は改めるべきだと強く思う。
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◎2020年02月28日 ---- ボス ◎
- コロナウィルス 心配し過ぎ
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新型コロナウィルス対策として我が社では先週から時差出勤(ピークオフ出勤)体制を取っている。「7:30~9:30の間は新橋駅に近づくな」という措置である。予防は重要だ、と考えている。◆一方で新型コロナウィルスによる肺炎は“老人”でない限り「死に至るリスク」「後遺症が残るリスク」は極めて小さい病だということも分かってきた。それほど恐れることもない。テレビでは「子供の命が大切です」と最もそうなことを金切り声をあげて叫ぶ母親が映っていた。騒ぎすぎかも◆「ダイヤモンド・プリンセス号」内でのあの感染拡大には何か重要な見落としが合ったのだろうと私はにらんでいる。あの広がり方は統計学的に観ておかしいだろう◆昭和40年頃、国内の交通事故死者数は年間1万5千人を超えていた。とんでもない数字。私の父親もその中の一人だ。年間1万5千人も死んでいるなら「明日は全国のクルマの乗車を禁じます」くらい政府が言っても良かったのではないのかな?◆今でも交通事故死者数は3500人、死ななくても重度の後遺症に苦しむ方はさらに多い。もちろん、それでも交通は止められない。◆コロナウィルスも止められない。やがてインフルエンザと同じ扱いになるのだろう。少し日本中が大騒ぎし過ぎている気がする。◆誤解しないでいただきたい。各人の予防対策はしっかりやるべきだ、とは思っている。
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◎2020年02月27日 ---- ボス ◎
- 地域がら
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今から30年近く前、私がヘリコプターの装備品の営業をやっていた頃、出張で九州の警察航空隊へ行くと「わざわざ東京から来てくださった」と歓迎された。当時の警察航空隊は男ばかり4人のところが多かった。操縦士2人と整備士2人。一番若い人がお茶を出してくれて隊長さん(45歳くらい)が「ようこそ、ようこそ」とお茶を勧めてくれる。和やかに話が始まる。◆それが公務員として「よい事」なのかどうかは分からないが「せっかく東京から来てくれたのだから、何かお土産を持たせたい」と言ってくれる。「何か発注してあげたい」ということだ。私は「往復の飛行機代程度の利益があれば十分です」などと言っていた。九州と四国には、まだそんなのどかな地域性があった。残念ながら東北は渋かった。「来なくていい」という一言で終わることが多かった。それだけ環境が厳しかったのだろう◆携帯電話が普及し、飛行機も新幹線も安く便利になり、さらにインターネットが普及した。九州も東北も北海道も近くなった。わざわざ行かなくても商品の説明はできるようになった。九州まで営業に行っても「いらっしゃい」とは言ってもらえるが「わざわざ東京から来てくださった」と言われることはなくなった。そして「せっかく東京から来てくれたのだから、何かお土産を持たせたい」と言って注文をくれることもほとんどなくなった◆時代は確実に変わっている。「昔はよかったなあ、楽しかったなあ」と思うことが多くなった。携帯電話もインターネットも無かった頃の方が「コミュニケーション」は進んでいたように感じる。
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◎2020年02月26日 ---- ボス ◎
- √3、√5
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我が社の社員、半分は理系の学校を卒業している。だが誰に聞いても√3(ルート3)や√5を少数で表せない。電卓で調べるだけ。昨夜も一級建築士の資格を持つ有能な(? 有能だと信じたい?)社員に「√5っていくつ?」と聞いたら彼は「7✕7が49ですから√5は0.7くらいですね」などと答えた。情けない◆「一夜一夜に人見頃(ひとよひとよにひとみごろ)」=1.41421356=√2。「人並みに奢れや(ひとなみにおごれや)」=1.7320508=√3。 「富士山麓オウム鳴く(ふじさんろくおうむなく)」=2.2360679=√5。 ◆私の世代では誰もが知っていたこの√2、√3、√5、最近の世代は誰も知らなくなったようだ。「知識が無ければ 知恵も働かない」と私は思っている。知恵を使うためにはある程度の知識が必要だ。我が社の、いや、日本の将来は暗い。
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◎2020年02月25日 ---- ボス ◎
◎2020年02月19日 ---- ボス ◎
- 空飛ぶクルマ・・・まず運用方法を深く深く検討すべ
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今日は私の本業(ヘリポート コンサルタント)に関してのまじめな話。少し専門的な考えも述べる。長くなるが、このサイトを覗きに来てくださる方には最後まで是非お付き合いいただきたい。テーマは「ヘリポート」ではなく、これからの「空飛ぶクルマ」に対応する「Vポート」に関して◆日本唯一のヘリポート専門会社である当社には最近各方面から「空飛ぶクルマ」の着陸する施設=「Vポート」に関しても問い合わせが来る。関係者はみんな一所懸命だ。のんびりしているのは当社の社員たちだけ。(おっと 社内のグチになってしまいました)◆「空飛ぶクルマ」に関して多くの方がその開発を急いでいる。ひょっとしたら数年後には東京上空を「空飛ぶクルマ」が飛んでいるかもしれない。世界中で開発陣は頑張っている。私は機械は分からない。だが運用に関しては一言持っている。そして運用に関して誰がどれほど検討しているのか、そこが全く見えてこない。不思議だ。◆そろそろ本題に入る。私の一番の疑問は「“空飛ぶクルマ”って無人でも飛ぶのですか?」っていうこと。おそらく飛ぶのだろうと思うがまだ確認できていない。なぜこれを疑問に思わないのかが不思議。◆現在、東京都には約400万台の(飛ばない)クルマが走っている。ヘリは100機程度だろう。そして経済産業省が発表している空飛ぶクルマ開発の目的は「都市の渋滞を避けた通勤」が第1番目に記載されている。確認しよう。現在400万台の(飛ばないクルマ)は渋滞する、だから渋滞しない「空飛ぶクルマ」で通勤できるようにしたい、ということ。30年後には何台の「空飛ぶクルマ」が東京の空を飛んでいるのだろう。教えて欲しい。◆ヘリコプターは基本的に「操縦する人」と「移動したい人」は別。つまりヘリは、(飛ばない)クルマでいうとタクシーに近い利用が一般的。だが「空飛ぶクルマ」は違うようだ。何と言っても「空飛ぶクルマ」の「売り」は「自動操縦」なのだ。「運転手が居なくても目的地まで送り届けてくれるタクシー」みたいなものだ。だから私は疑問が湧く。「それなら人が乗らずに飛んでいるクルマもあるんですよね?」と。なぜみんな疑問に思わない?なぜ、その答えがどこにも載っていない?おそらくまだみんな「運用」を真剣に考えていないからだろう。だが遅い。今、運用を考え始めるべき時だ。運用方法を決めてから機械(クルマ)を開発しなければならない。いや、機械はまだいい。問題はビル建設の方だ。◆ニューヨークのあのエンパイアステートビルはまもなく90歳になる。霞が関ビルだってもう52歳だ。これから都内に建設される大型ビルはみな100年は生きるだろう。だが30年後に大型ビルの屋上大改修はできない。エンパイアステートビルにいまさらヘリポートは造れないのだ。屋上に「空飛ぶクルマ」が着陸するなら、事前にそのように設計しなくてはならないのだ。30年後50年後を考えた設計を始めなけらばならないのだ。◆話を戻す。空飛ぶクルマは無人でも飛ぶのか? 飛ぶのであれば乗客はビル屋上で下りて「クルマ」をどこか最寄りの「駐機場」へ移動させればいい。無人では飛ばないのなら屋上に、複数機が停まれる駐機場が必要になる。これはなかなか難しい。いや、それほど難しくはないが(私には複数の案があるが)もう開発し始めないとならない。◆阪神淡路大震災のとき神戸ヘリポートにあったヘリコプターで格納庫から出せないものが複数あった。ヘリは一度浮いたらどこへでもすぐに移動できるが格納庫への出入には人手と時間がかかる。(小回りの利かない)空飛ぶクルマはヘリに近い。屋上に複数置くにはそれなりの準備が居る。その準備ができてない大型ビルには、空飛ぶクルマは1機しか降りられないのだ◆私は50年後、東京上空を飛んでいる「空飛ぶクルマ」の約半数は無人で、つまり誰も乗らずに飛んでいるのだろうと思う。そして50年後、東京の人たちは「ああ、あのとき、ここに立体駐機場を建てていたらなあ」などと後悔しているのだろう、と予想する◆難しい話に付き合ってくださってありがとうございました。いつも以上に乱文になりました。お許しください。
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◎2020年02月18日 ---- ボス ◎
- 進歩の無いモノ
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配信ソフトを利用して音楽をダウンロードしiPodで聴く、ということができない。いまだにCDを購入している。(CDをパソコン経由でiPodにコピーすることはなんとかできる)◆年間30枚はCDを購入する。地下1階から地上4階までCDフロアだった銀座の山野楽器だが昨年末から大改修、CDは4階の1フロアだけになった。わざわざ山野楽器まで足を運ぶ魅力がなくなった。これからはアマゾンで購入するしかない◆さて私がCDを初めて手にしてから35年は超えた。それまではレコードだった。新品のCDケースを覆うセロファンは剥がしにくい。下から1㎝くらいのところにある切れ目から剥がすのだが難しい。35年前から進歩しない。同じような難しさがソーセージにもあったが最近のソーセージは少し改良された。剥がしやすくなった。「ソーセージ vs CD」はソーセージの勝ちだ。売り上げがどんどん落ちているCD、もはやセロファンの剥がし方が改良されるとは思えない◆CDのセロファン剥がしと同様に、まったく進歩しないのがクルマのワイパー。バーが扇形にチクタクと行ったり来たり、100年前から替わらない。そろそろクルマのワイパーもジェット気流で飛ばすとか、新しい形が出て来ても良さそうなもんだと思う。◆うちの会社、うちの社員もそうなのだが、私は進歩がない者や進歩しようと頑張らない者は許せない。
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◎2020年02月17日 ---- ボス ◎
- 胎児の病気
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いま可愛い甥っ子夫婦が苦しんでいる。長男を授かったのだが胎児の心臓に欠陥があることが判明した。産まれたらすぐに手術が行われることになっていた。2週間前に産まれた。予定通りすぐに手術が行われた。大人になるまでに何度手術を繰り返すことになるのか分からない、と言う。いや、いつまで生きられるかすら分からないという。2週間経った。母親はまだ赤ちゃんを抱いていない。ずっと保育器の中だ。体には何本ものチューブが刺さったままだ。◆昨夜連絡があった。赤ちゃんの血圧が下がり始めたので再度手術することになった、という。数時間で手術は終わったが「この2.3日が山」と医者に言われたという。その山を越えたら大丈夫かというとそんなことは全くない。ずっとずっと不安な日が続く。◆ここからが問題。絶対に彼ら夫婦には言えないが私は「少し前なら見つけられなかった病気。少し前なら赤ちゃんはとっくに亡くなっていた」と思い、「産まれたばかりの子に無理に手術を繰り返して一家で辛いだけの人生を送るよりは、もう自然に任せてあげたいなあ」と思う。鬼畜のような発言になるのかもしれないが「諦めるのも一つの考え」のような気がする◆そんなことを家人に言うと猛烈に叱られた。「母親は自分のお腹を痛めた子、どんなに苦しくても絶対に死なせるなんてできないわよ!バカなこと言わないで!」◆家人が怒ることは理解できる。私の発言が「優しい人間の大人」の感覚ではないことも認める。それでもやはり「難しい問題だね」としか言えなかった。◆◆◆ここまでの文を書いた翌日、赤ちゃんは息を引き取った。亡くなって初めて体中に刺されていたチューブが外された。もちろん両親は号泣。私が会ったときには赤ちゃんはキレイな顔をしていた。眠っているようだった。可愛かった。可愛そう。寂しい。◆そして私は涙を流しながらも「みんな頑張ったんだ。しようがなかったんだ。これでいいんだ」と思っていた。
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◎2020年02月14日 ---- ボス ◎
- なぜ怒らないの?
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当社がウィルスに効果があるマスクを発明した。ある医療機関に「試してみてください」とお願いした。先方は「ウチはマスクは十分あるよ。要らないよ」と断られた。それでも営業マンは「いえ、これまでのモノとは違うんです。試してみてください」とお願いした。「分かったよ。じゃあ何枚か置いていってよ」と言うので営業マンは50枚渡した。1週間後、当社の営業マン3人が再び訪問した。「どうですか?良かったでしょ?」と聞いたら「まだマスクとしては使ってないよ。使い捨ての雑巾として30枚使ったけどね」と言われた。3人の営業マンは落胆して帰ってきた。◆実は「マスク」ではないのだが、ある商品でそのようなことがあった。報告を受けた私は怒った。「なぜキミらはそこで怒らないのか?腹が立たないのか?」。お人好しの、当社の営業マンたちが3人で行って誰も怒らないことに私は腹を立てた。
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◎2020年02月14日 ---- ボス ◎
- ローソンでバイトするカンボジアの少女
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新橋の会社の近くのローソンで昨日、カップヌードルとチーズケーキを買おうとレジに並んだ。店員は若いカンボジアの女性だった。Edyで払おうとしたら優しそうな笑顔で「残高不足ですよ」と言われた。「2万円チャージお願いします」と言うとその女性は手際よく処理してくれた。若い女性が母国を離れ、知らない土地で懸命に日本語を勉強しながらローソンのレジをこなす。高い給料ではないだろう。彼女は何年後かに母国に戻り、日本での勉強と苦労を元に大きく飛躍することだろう。そう願う。頑張れ!◆ローソンを出てすぐ、角を曲がると「レンタルルーム」がある。いかがわしい商売に使われていることは間違いない。一人女性が出てきたと思ったら入れ違いに別の女性が入っていった。どちらも明らかに日本人だ◆ローソンで健気に働くカンボジア女性、昼間からカラダを売ってカネを稼ぐ日本人女性。同年齢くらいの3人を見て私は複雑な気持ちになった。日本の将来は暗い。
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◎2020年02月13日 ---- ボス ◎
- ボケ
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お世話になった方の葬儀会場で、先輩Yさんと会った。「お久しぶりです。お変わりありませんね?」私が話しかけた。Yさんは少し暗い顔をしていた。「いや、検査で脳に異常が見つかってね・・。また来週精密検査なんだよ。今のところ特に自覚症状なんてないんだけどな」と言った。「そうですか、お気を付けて。でも心配ないと思いますよ」私は明るく励ました◆ひと月ほど経ったころYさんから電話があった。「○○さんが亡くなったんだって? なんでオレに知らせてくれなかったの?」と言う。怒っている。「いえいえYさん、一緒に線香あげたじゃないですか」私が言うとYさんは慌てて「そうだ、そうだったな」と。Yさんの脳の病は確実に進行しているようで悲しかった。◆昨日、ある業界の飲み会があった。もう25年も続く楽しい会だ。出席者は20名。各人が近況報告した。全員の報告が終わり歓談が再開した。だがTさんだけが近況報告していなかった。私はTさんに聞いた。「Tさん、近況報告されましたっけ?」Tさんは「ええ、話しましたよ」私が「そうでしたっけ?どんな話でしたか?」。するとTさんが不思議そうな顔して「マンションのエレベータの話ですよ」。私はドキッとした。「そうだ! マンションのエレベーターの話をしていた。そして私はその時にTさんに質問したんだった。『費用はどれくらいかかるの?』と」・・私の脳もボケ始めている。そろそろ準備を始めなければならない。
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◎2020年02月12日 ---- ボス ◎
- 「だったら結婚しなくていい!」発言の続き
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週刊文春の林真理子さんのエッセイ『夜更けのなわとび』で、国会のヤジ「だったら結婚しなくていい!」が取り上げられていた。やっとまともな意見をマスコミで発言する人に出会えて嬉しくなった。ここにコピーする◆「国民民主党の玉木雄一郎代表が、国会で二十代の男性から相談を受けたとし、『交際中の女性から姓を変えないといけないから結婚できないと言われたそうだ』と発言した。このとき私はとっさに、『ホンマかいな?』と思った。本当にその男が好きだったら、そんな理由でプロポーズを断らないだろう。単にその男が嫌いだったんじゃないの? そのとき『だったら結婚しなければいい』というヤジがとんだという。私は快哉を叫んだわけではないが、そうツッコミたくなる気持ちもわかった。そうしたらそのヤジの本人を野党が追及し、すごいことになっている。野党の女性議員たちが謝罪と撤回を促すよう申し入れて、『時代に逆行したこうした暴言は許されない』みたいな内容があった。・・・(中略)・・・『時代に逆行』なんて乱暴な言葉は使うべきではないと思う。自分と異なる意見は時代遅れと言うのは傲慢である。・・・(中略)・・・みんなどうして、他人のことにいきりたつのか。いろんな人がいて、いろんなことをしている、という考えにいきつかないのか」◆ごもっとも、ごもっとも。
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◎2020年02月12日 ---- ボス ◎
- 同窓会の回覧電話
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1年間に15回は「同窓会のお誘い」が届く。同学年だけのもあれば卒業生全員が対象の同窓会もある。留年をしていると同級生は多い。60歳を過ぎたらお誘いはさらに増えた。◆同窓会に出ていると必ず「あいつ今どうしているかな?」という話題が出る。そして、その「あいつ」を知っているヤツが「あいつ元気にしているよ。電話してみようか」などと言ってスマホを出す。私は「いいよ、いいよ」と言うがおかまいなし。「あいつもみんなの声聞きたいと思うよ」とか言いながら電話する。◆「おー○○、今、同窓会しよるんよ。みんながオマエの声聞きたいって」とか言いながらスマホを回す。ほんとに親しかったヤツ、ほんとに話したかったヤツにとっては楽しい会話になるかもしれないがそうでないヤツは迷惑。電話が回ってきたらなにか話さなければならない。◆昨日夕方、福岡の友人から電話があった。「あっ、キノシタくん? 今、鶴城の福岡同窓会があってるんよ。みんなが『キノシタ君はどうしてるんかなあ』って言いよるけん替わるね」と。それから何人かに電話が回された。向こうは酒が入っている。こちらは自宅で素面。特に親しかったわけでもないヤツといきなり電話で語るのは双方ともに辛い。『福岡で成功している』と言われるヤツは饒舌。そうでないヤツは短い会話。◆同窓会の場でスマホを回覧するのは私は苦手だ。だがなかなか「止めようよ」とも「止めてよ」とも言いづらい。
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◎2020年02月10日 ---- ボス ◎
- 美術評論
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新聞の文芸評論に「私もまったくそう思っていました」と言いたくなる文を見つけた。藤田一人さんと言う美術ジャーナリストが書かれたその文を転載する。『・・・昨今の美術評論家は作品を目の当たりにした一鑑賞者としての率直な感想やそこから膨らむイメージよりも、作家の問題意識や歴史的背景といった客観的視点に囚われ過ぎではないか。そして、美術鑑賞自体が教養主義的になっていないか・・・』◆「美術館に行きたい!」「この絵が好き!」との感動を持って美術を楽しみたい。結果、それは教養になる。昨今は順序が逆になっている人が多い。つまり自分は本当は「好き」とも思っていなく「感動」もないのに、多くの評論家が評価したり或いはオークションで高値が付いた絵を見たら「すごい!感動した」などと言う輩だ。◆言い換えると「自分の感性」を大切にせず、「あの人の感性」「評論家の感性」と同じフリをする人が多くなったと感じる。◆「バスキアの絵、どこが良いのかオレにはまったく理解できない」と私ははっきり言う。「キノシタさん、あの絵の良さが分からないっていうのは美的なセンスがないんですよね」と美術評論家には言われそうだ。美術評論家に言われるのならまだいい。しったかぶりする「にわか美術好き」に言われそうな時代になってきた。
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◎2020年02月07日 ---- ボス ◎
- 熱いオトコ。「日本」をそして「みんな」を先に考えるオトコ。
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結局オトコの魅力は「熱い」か「熱くない」かで決まるようだ。そして「熱い」の原動力は「これは、みんなのためになる!」との確信なのだと思う◆先日、仙台で熱いオトコの講演を聞いた。仙台に本社を置くゼネコンF組のF社長。彼とは妙な縁で30年近い付き合いになる。私より6歳年下。彼は私を「先輩!」と持ち上げてくれる◆全く逆。私はずっと彼から刺激を受けながら頑張ってきた。とても私は敵わない◆「自分の生活の安定のため」公務員を目指すものが多い。「金儲けのため」あるいは「名誉のため」政治家になる輩も多い。クソ面白くもない、鼻持ちならない奴らだ。私はそんな公務員や政治家を軽蔑しながら生きて来た(「国民のため」と頑張ってくれている公務員や政治家はもちろん尊敬している)◆F社長は違う。いろんな人がいることを肯定し、いろんな人に助けてもらい、いろんな人と一緒に楽しみ仕事をする。彼の自慢話に感動した。「私は毎晩、国分町で飲んでいます。私はここ30年間、一度も人を貶したりグチを言いながら飲んだことはありません」と言うのだ。確かにF社長の口から人の悪口を聞いたことがない。◆いろんな人を肯定し、みんなに応援してもらいながらF組は着実に大きくなった。熱い、立派なF社長に引っ張られながらF組は仙台でみんなから応援される大きなゼネコンになった。私はまたF社長から大きなことを教えてもらった。
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◎2020年02月06日 ---- ボス ◎
- 超オススメ 映画「男と女 ・・」
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足が痛くゴルフに行けないので土日は映画ばかり観に行っている。私と同世代の方々に超オススメの映画を紹介したい。クロード・ルルーシュ監督作品「男と女 人生最良の日々」◆1966年に公開された「男と女」はフランシス・レイのあの甘く切ないメロディーであまりにも有名。「♬ ンーンーン ダバダバダ ダバダバダ ンーンーンダバダバダ ダバダバダ・・」のスキャットを聞くと海岸のシーンを思い出す。私は上映時は小学校の低学年。もちろん映画館では観ていない。中学生か高校生の頃、テレビの「金曜ロードショー」で観た。大人の世界の話、よく分からなかった。大人になりDVDで観た。やはり大した感動はなかった◆1966年の「男と女」の主演の男女がそのまま、同じ二人が50年以上経った後に出合うのが2020年「男と女 人生最良の日々」。実は映画そのものの評価はあまり高くない。週刊文春の5人の評者も高得点は入れていない。多分、彼らにはこの映画の良さは分からない◆まずtsutayaに走って1966年「男と女」を借りて自宅で観ていただきたい。観るのは夜でないとダメ。結構かったるいと感じるかもしれない。でも音楽は最高。映像もキレイ。そしてその翌日、劇場に足を運び現在上映中の「男と女 人生最良の日々」を大スクリーンで観る。昨夜のDVDを思い出しながら大スクリーンの映像を観る。必ず泣けます。溜まりません。超オススメです。「感動しなかったら料金返します」と言いたいくらいだ◆この映画はそうやって観るものです。評論家には分からない。さすがクロード・ルルーシュ。
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◎2020年02月05日 ---- ボス ◎
- 膨らむ借金
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昨年、国内で生まれた日本人の子どもの数が86万4千人だった。統計開始以来、初めて90万人を割り込んだ。これは厚労省の予想よりも2年早いペース。我が国の人口はこれから毎年100万人ずつ減り続け40年後には8千万人なるという。たった40年間で人口が現在の2/3になるのである。◆一方、わが国の借金は昨年とうとう1100兆円を超えた。まだまだ増え続けることは明らか。◆仮に国の借金が現状維持できると仮定しても国民一人当たりの借金は増え続けることになる。テレビに出る経済評論家はなぜだかここを言わない。人口が2/3になり借金の総額が減じないのであれば、国民一人当たりの借金は3/2、つまり1.5倍になる。そろそろ「国民一人当たりの借金」という言葉で語られるべき問題ではないだろうか?
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◎2020年02月04日 ---- ボス ◎
- 冷たい人間かな?
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親の介護をしている同世代の友人が多くなった。同窓会の誘いに「自宅で母の介護をしているため残念ながら参加できません。盛会をお祈りします」などと返って来る。◆先日、自宅で母親の介護を続ける同級生(女性)と会った。母親がデイサービスに行っている間なら会えるという。「大変だね?」と言うと「大変だよ」と答える。彼女のお母さんは軽度の認知症だという。「施設は満員なの?はいれないの?」と聞くと「はいれなくはないんだけど、もう少し面倒みててあげたいの。施設に入ると認知症や老化の進行が速くなるっていうしね」とのこと。◆ゴルフ仲間(男性)にも同様な理由で自宅で懸命に母親の介護をしている者がいる。彼は母の介護があるので1泊のゴルフ旅行には参加できない。「ギリギリまで施設には入れたくないんだ」と彼も言う。◆私は違った。大分に住む母は晩年、軽度の認知症になった。私は「母さん、東京に来て一緒に暮らそうよ」とも言わず、「なんとか施設に入ってもらえないものか」と算段していた。母はかたくなに拒否した。熊本に暮らす姉が毎月、一週間ほど母の世話に帰ってくれていた。私は姉と一緒に、母親を説得したが母は施設に入ることを拒み続けた。◆その母は、4年前の今日、脳出血で倒れた。救急車で病院へ運ばれ戻ってこなかった。母への感謝の気持ちは大きい。だが私は「大好きな母さんともう少し一緒にいたい。そばで面倒をみてあげたい」とは思わなかった。懸命に親の介護をしている友人たちの話を聞き、「オレって冷たい男なんだろうか?」との疑問が湧いた。
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◎2020年02月03日 ---- ボス ◎
- 席を譲るべきか?
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土曜日、映画「前田建設 ファンタジー営業部」を観るためにお台場のアクアシティーへ行った。映画は最高に面白かった。前田建設は私がかつて在籍した会社でもあり、社員が頑張る姿を見て何度も涙が溢れて来た。お勧めです。◆さてそのお台場へ向かう「ゆりかもめ」。始発の新橋から乗った。「優先席」が空いていた。私は正月に足首と膝を捻挫して歩くのも不自由だ。立っていても痛い。そして私はもう62歳、そこそこ高齢だ。優先席に堂々と座ってもいいだろう。老人や私よりも身体が不自由そうな人が来たら譲ればいいな、そう思って座っていた。◆次の駅で若いお母さんと3歳くらいの娘が乗ってきた。娘は私のすぐ横のバーにつかまっている。母親の顔を見上げては「座りたいよー」っていう感じで目線を送っている。私は戸惑った。これが80歳のジーサンだったらすぐに席を立ち「どうぞ」を譲る。3歳の子供に、62歳の足の悪い初老の男が席を譲るべきだろうか◆3分間程度葛藤した。次の駅を過ぎたころ、居心地の悪さに耐えられなくなって「どうぞ」と言い、子供に笑顔を向けて席を立った。母親は「やっと空いたわ」という顔で私を見てその席に座った。ニコリともしなかった。そして娘を膝の上に抱えた。母親も娘も「ありがとう」とは言わなかった。◆彼女らが話し始めたので気付いたが中国人だった。「ありがとう」の言葉を知らないのではなく感謝の気持ちが無かったようだ。私に一瞥もくれることなく会釈すらなかったのだ。◆少し悔しかった。
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◎2020年02月02日 ---- ボス ◎
- オートロ失敗ではなかった
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昨日この欄で、福島県警ヘリの事故をおそらくオートローテーションの失敗だったのではないだろうかと書いた。どうも私の予想は間違っていたようだ。というのも昨夜のテレビで動機が旋回しながら落ちていく様子が映っていたから。オートローテーションでは機体は旋回しない。◆私のような操縦を知らない素人が勝手に予測をすると恥をかく。失礼しました。◆私の事故原因予測はともかくとして「訓練によって防ぐことができたかもしれない」ことは確か。操縦士のみでなく万一の時には同乗者や医療従事者はどのような連携プレーを取るべきかなど、欧米ではやっているヘリコプター訓練をわが国でもやるべきだ、との信念は変わらない。
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◎2020年02月01日 ---- ボス ◎
- ヘリ墜落
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今朝、ヘリが落ちたとの連絡が入った。福島県警のヘリが移植手術を待つ患者の元に臓器を運んでいる途中に落ちたようだ。詳しくは分からないが「墜落」というよりも「不時着失敗」という感じか。幸い搭乗者は皆、命に別状はない模様。搭乗者は皆助かったが移植手術は行われなかった。「命のための臓器」を待つ患者に臓器が届かなかったのだから「ああ、良かった」では済まされない事故だ◆事故原因などは軽々に語ってはならないのかもしれないが私はオートローテーションが上手くできなかったのではないかと思う。オートローテーションとは機体に不具合が生じたときに取る緊急着陸の仕組み。ヘリ操縦士は緊急時にこのオートローテーションで着陸する。十分な広さの場所さえあればヘリコプターは安全に着陸できる乗り物。◆だがオートローテーションでの着陸はなかなか訓練が難しい。訓練する場所もないし訓練自体が危険を伴う。我が国にはまともな訓練場所がない。実機での訓練が難しいのでシミュレーターで訓練することが多いが我が国にはシミュレーターもない。◆私は3年前から「日本のどこかにヘリコプターの操縦訓練場所が必要だ!」と訴え続け、そのために先週も福島県を訪問したところだった。残念ながら私の切実な訴えはなかなか御上に届かない。
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◎2020年01月31日 ---- ボス ◎
- それなら結婚しなくていい!
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女性の国会議員が「それなら結婚しなくていい!」とヤジを飛ばしたら野党は「結婚軽視だ!」と大騒ぎ。「そんなことだから人口減少するのだ」などと訳の分からないことを言う。バカなマスコミは「あの発言の真意はなんですか?」などと発言議員を追い回す。さもとんでもないことを言ったように報道する◆私の家人の旧姓は「住吉(スミヨシ)」だった。私は「木下(キノシタ)」。もちろん個人の好みもあるが、おそらく世間一般では「住吉の方がいいな」と感じる人の方が多いだろう。だがもし家人が「木下って名前はイヤ。だから結婚できない」と言っていたら私は「それなら結婚しなくていい!」と言っていたであろう。◆職場では堂々と別姓が通るいまの時代、「(戸籍上の)名前を変えなくてはならないのだったら結婚できない」などと言う女性が本当にいて、「だったら結婚しなくていい」とその女性に言えず、「困りました」と玉木議員に相談した男が本当にいたのだろうか?私はそっちに疑問を感じる。「玉木さん、本当にそんな相談を受けたのですか?」とマスコミが聞いてくれたらいいのにな。◆「夫婦別姓」にはメリットもあるがいろいろとややこしい問題もある。それは議論を尽くすべきだ。断っておくが私は「選択制夫婦別姓」に反対する者ではない。まともな議論を尽くして欲しいだけ。◆「名前を変えなくてはならないのだったら結婚できません」本当にそんな相談を受けたのだろうか?情けない男だ。「それなら結婚しなくていい!」潔いとも思われる女性議員のヤジ。くだらぬ小さなヤジをことさら大きく取り上げて「それは結婚軽視だ」と詰め寄るバカなマスコミ。◆国会もテレビも、もっと重要なことに時間を使え! 桜とかヤジだとかどうでもいい!
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◎2020年01月30日 ---- ボス ◎
- 今年のアカデミー賞はすごい
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週刊文春を買うとまず映画紹介のページを開く。「Cinema Chart」というページ。映画評論家など辛口5名がまもなく封切られる2本の映画を採点している。(☆☆☆☆☆)が満点。(☆☆☆)を付けることが多い。ところが1月16日号で紹介された2本はどちらともこれまで見たことが無いような高得点。◆「フォードVSフェラーリ」は(☆☆☆☆☆)が4人、一人が(☆☆☆☆)合計で(☆24)だった。そして韓国映画「パラサイト」は評者5人全員が(☆☆☆☆☆)。(☆25)の満点。こんな高得点の話題の映画、両方ともアカデミー賞作品賞にノミネート、となると観ないわけにはいかない。こちらは正月二日にゴルフで足首と膝を捻挫してしまい、まともに歩くこともできない。当然ゴルフもできないのでヒマが多い。心はスキップするような気持ちで、実際には左足を引きずりながら日比谷ミッドタウンへ◆「すごい!」「本当だ! とても面白い!」どちらも満点。昨年末に観た「ジョーカー」を含めこの3作品の中から今年の作品賞は決まるのだろう。(主演男優賞は「ジョーカー」のホアキンフェニックスで決まり!だろう)◆こんな話を大商社の幹部をしている親しい友人に話した。彼は年間に30回は海外出張がある。「フォードVSフェラーリ、観たいです!まだ飛行機ではやってないようです」と言う。私は大声で注意した。「なにを言うのです!面白い映画は劇場で観なくてはダメですよ。なかでも『フォードVSフェラーリ』は絶対劇場で観るべきです」◆悪いことは言いません。これを読んでくださっているあなた、是非「フォードVSフェラーリ」を観るために劇場に足を運んでください。超オススメです。早く行かないと上映終了になってしまいますよ。DVDで観ちゃダメですよ。
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◎2020年01月29日 ---- ボス ◎
- 組織で勝つには・・・
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「深夜営業を止めたい」という店主の訴えを認めなかったセブンイレブンは、「弱い者の味方」のように振舞うマスコミによって悪者にされてしまった。今度は「3980円以上の方は送料無料」を打ち出した楽天が同じようにマスコミによって悪者にされそうな勢いだ。恐ろしい。◆セブンイレブンも楽天も「弱い者いじめ」をしているわけではない。「その方が効率が良いので、苦しいけどみんなで頑張ろう」というのがセブンイレブンであり楽天であろう。私は会社の方針を理解するし応援する。◆8年前まで幕張に住んでいた。海浜幕張駅から幕張のマンション街(「パティオス」と言う)までは歩くと15分以上。寒い日や飲んで帰った日はタクシーを利用していた。2メーター、600円程度だった。駅前にはタクシープールがあり客待ちのタクシーが溢れていた。ある夜、私がタクシーに乗り自宅を告げると運転手が「ちっ、またパティオスですか?これで連続3回パティオスだよ」と言う。客待ちを20分か30分していて遠距離の客を乗せたい気持ちは分からないでもないが、客に言ってはならない言葉。◆私と同様に不快な思いをした住民が多かった。「あんな不愉快なタクシーには乗らない。歩く」と皆が言い出した。近距離でも笑顔で「どうぞ」と運転手が言っていれば幕張のタクシーの平均売上が上がったものを、全体を考えない身勝手な運転手が数人いたために駅からタクシーに乗る者が大きく減った。◆セブンイレブンにしても楽天にしても経営陣は「まずはお客様」と考えての対応だろう。「お客様が増えれば利益も増え、結果従業員も出店者も、みんなが笑顔になる」そう考えるのが経営者。◆「みんなで勝つためにはしようがない、我慢しよう」というムードが最近の我が国にはなくなった気がする◆一言フォロウするが楽天の「送料無料」は商品の代金を上げることで対応できる。楽天がピンハネしようとしているわけではない。組織論と個人論をまぜて喧嘩をすると最近のマスコミは常に個人につくようだ。おかしい。
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◎2020年01月29日 ---- ボス ◎
- ニュースへの対応
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「衝撃的なニュース」があれば、朝一番「おはようございます」を言った次にまずその「衝撃的なニュース」が話題になるだろう。大地震の翌日なら「お宅は大丈夫だったですか?」と話すだろうし、オリンピックが東京に決定した翌日なら「東京になりましたね。良かったですね」などと話題になるだろう。夜中に社内の誰かが病気で倒れたのなら朝一番は「聞きましたか?○○さんが倒れて慈恵医大に緊急入院しました。病状は・・・」とまず話題になるだろう◆会社において「衝撃的なニュース」は本来社員全員にとって「衝撃的なニュース」であるはずなのだが社内コミュニケーションが不足している会社や職員のモラルが低い会社では一部の担当者にとってのみ「衝撃的なニュース」になってしまう。◆じつは本日未明、アメリカから我が社にとって「衝撃的なニュース」が届いた。ところが我が社の殆どの者がそのニュースをまったく「衝撃的」と捉えていないようなのだ。不思議でならない。「美味しいラーメン屋をみつけましたよ」などと話題になっている。誰も「衝撃的なニュース」を話題にしない。彼らにとっては全く衝撃的ではなかったようだ。◆私は情けない気持ちで一杯だ。
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◎2020年01月28日 ---- ボス ◎
- 回復を願う 伊集院静氏
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伊集院静さんがくも膜下出血で倒れた。命は取り留めたが病状は分からない。深刻な状況のようだ。◆私は伊集院さんのファン。彼の書いたものの多くを読んだ。私などがケチを付けてまことに失礼だが、彼の書く長編小説はどれも面白くない。逆に短編小説やエッセイは真情溢れ琴線に触れるものが多い。義理を大切にし非常に道徳的。道徳的と言っても堅苦しいものではなく「酒」「博打」「女性」には緩い。緩くても決して人様に後ろ指をさされることはない。回りに迷惑をかけない気配りを常にしている方である◆男らしい。スマート。クレバー。ゴルフと野球を愛し女性と芸術を追求する。ダンディ◆もし彼が「しゃべること」「歩くこと」「書くこと」が不自由になるのであったらこんな悲しいことはない。強いオトコだから、そんな状況になっても受け入れ、前向きに生きていけるのだろうか。そうであって欲しい。もちろん、できることならなんとか元気になって戻ってきて欲しい。◆一方で「オレは人生すべてやりつくした。後悔はない。もう満足だから早く楽にしてくれ」と彼は願っているかもしれないな、などと悲しいことも思ってしまう。◆多くの方々の人生相談に乗ってきた伊集院さんは今の自分にどんな言葉を送るのだろうか? ◆私は「頑張って!」しか思いつかないが、そんな言葉をかけるのは失礼な気もする。
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◎2020年01月27日 ---- ボス ◎
- 「哀愁」
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1966年に公開されたクロード・ルルーシュ監督の映画『男と女』。その53年後を描く続編が同じキャストでまもなく封切られる。続編には『男と女 人生最良の日々』との邦題が付いている。私はもちろん劇場に足を運び続編を観るつもりであるが既に本編を忘れている。家のどこかにDVDがあったはずだと探したがDVDラックに見つからなかった。すぐにamazonで注文をした。◆『男と女』の代わりにまだビニールシートを剥がしていない『哀愁』がラックの中に見つかった。こちらは1940年公開のアメリカ映画。ビビアン・リーが主演。◆テレビの「ロードショー」で観たことがあるはず、と思っていたが内容は記憶がなかった。ビニルシートを切りDVDをデッキに挿入した。古き良きラブロマンス。とても面白かった。ビビアン・リーはやはり美しかった。エンディングロールまでゆっくり眺めた◆『Waterloo Bridge』と画面に出たときに高校時代の化学のK先生を思い出した。K先生は家族の数名を戦争で亡くされており米英嫌いであった。今なら「とんでもない教師」とのレッテルを貼られ教育委員会から厳重に注意されるであろう発言を繰り返していたが我々生徒たちはみなK先生が大好きだった。K先生は欧米人のことを「毛唐(けとう)」と呼んで見下していた。「のお、キノシタ。ソ連ちゅうのはズルい国やのう。いつか仕返ししちゃらんといけんのう。オマエ頑張ってソ連をやっつけいよ」などと言っていた。◆K先生は大変なロマンチストでもあった。欧米を嫌ってはいるものの欧米の映画にも詳しかった。「毛唐はやっぱりアホなんよのう。あんなベッピン使ってあんな切ない映画を作っといて、ほいでその映画の題が『ワーテルロー橋』っちゅうんぞ。なんとロマンのねえ題名を付けたことかのう」と真剣な顔をして化学の授業中に映画談義。「その点、わが日本人ちゅうのはロマンチックやのう。あの映画に『哀愁』っちゅう邦題を付けたんぞ。あの切ない映画にピッタリの題名よ」と言った。「ワーテルロー橋」「ワーテルロー・ブリッジ」・・毛唐はセンスないよのう。◆名画をDVDで観て、切ない気持ちになって、そして我が佐伯鶴城高校時代の恩師、カッパ先生というあだ名のK先生を懐かしく思い出した。
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◎2020年01月24日 ---- ボス ◎
- 大騒ぎするほどのヤジか?
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国会で国民民主党の玉木代表が「交際女性から『(今の制度では)姓を変えないといけないから結婚できない』と言われた」と相談されたとのエピソードを話していた。夫婦同姓を強制される今の制度を見直すべきとの意見だ。そこに女性議員から「だったら結婚しなくていい!」とヤジが飛んだ。殆どの議員はそのヤジに気付かなかったが意見を述べていた玉木代表が上手に、ことさらに深刻そうに「だったら結婚しなくてもいい」とヤジが飛んだことを拾ってこれを問題視した。◆例によってテレビのコメンテーターたちはステレオタイプにこのヤジを貶す。「こんなヤジを飛ばす議員、とんでもない」「少子化が深刻なのに全然分かっちゃいない」コメンテーターたちは玉木代表の応援団ばかり。◆果たしてそうか?そんな大事件か?私には理解できない。女性に「姓を変えるの嫌だ。それならば結婚できない」と言われたときに「(そんな理由で結婚できないというのか?)だったら結婚しなくていい」と答える男は多いだろう。それはそれで一つの考えだ。「そうですか。僕はどうしてもあなたと結婚したい。結婚できないのは姓の問題ですね。なんとかならないか」という者ももちろんいるだろう。どちらにも言い分はあろう。私個人的には「だったら結婚しなくていい」と言える男の方に魅力を感じる。◆少なくとも女性議員の小さなヤジ問題をことさら大きく取り扱い、結果的に「夫婦別姓を認めることが少子化対策に繋がる」というようなミスリードをバカなコメンテーターたちがしているこの国のテレビ報道に呆れている。◆「この程度のヤジ、大げさに取り上げることの方がおかしいよ」と誰か一人、テレビで言わないかな、と思いながら今朝も情けない報道を眺めていた。
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◎2020年01月23日 ---- ボス ◎
- 今どき15000円でウグイス嬢を雇えるのか?
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河井克行前法務大臣とその妻河井あんり参議院議員が選挙期間中のウグイス嬢に対し、法律で定められた金額以上を支払ったとする問題が連日ニュースで取り上げられている。公職選挙法で定められた報酬日額は1万5千円以内でありそれを超えて超過勤務手当を払ったとなれば、運動員買収にあたり、公職選挙法違反となるという。◆例によってテレビのコメンテーターは「とんでもない話だ!」「なぜきちんと説明しない?」と両議員を罵っている。私は彼ら議員を擁護する気は全くない。それは全くないのだが常識的な感覚を持たない正義ヅラしたマスコミに腹が立つ◆ウグイス嬢の報酬の「日額1万5千円」というのが改訂されずいつから続いているのか知らないが、今どき1万5千円であの大変な仕事を受けるまともなウグイス嬢がいるとは思えない。すべての国会議員に聞いてみたらいい「あなたのウグイス嬢は1万5千円以下でしたか?」と。すべての国会議員は口を濁すだろう。あるいは「秘書にはそのように命じています」と答えるのか◆「今どき1万5千円なんておかしい。みんな、なんらかの方法でやってんじゃないの?」ってなぜコメンテーターは言えない? そのことの方が私には異様に感じる。
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