‘ブログ’ の記事一覧
◎2024年01月04日 ---- ボス ◎
- ビル倒壊の不思議
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元日に発生した能登半島地震。被災の状況が映像で伝わってくると悲しみと驚きが一層増してくる。なぜかテレビやラジオのニュースでは深くを取り上げないが私が一番興味を持ったのは輪島の7階建てのビルの崩壊に関して。「興味を持った」とはいささか不謹慎な表現だが許していただきたい◆報道では、この倒壊した7階建てのビルは隣に建っていた店舗兼住居の木造家屋を押し潰したようだ。複数の人が生き埋めになっており、その救出活動を地元の消防団の方が懸命に続けていた。◆では7階建てのビルには誰も居なかったのか?少しずつ傾き始めたのでビル内にいた人はすべて逃げることができたのだろうか?それなら隣の家屋の住人だって逃げられそうだ。逃げる余裕がなかったのならまだビルの中にも複数の住民がいるんじゃないか?そんなことを不思議に思っている。◆もっと不思議なのがあのビルの倒れ方。チラッと映ったテレビの映像からは一階の床部が見えていた。マッチ箱がそのまま倒れたような映像だった。「えっ?こんな倒れ方するの?」が私の第一印象。「基礎杭はどこにあるの?基礎杭と柱や壁は繋がってないの?」◆昭和57年以降に施工されたビルは、震度7クラスにも耐える設計強度を持っている。あのビルは昭和56年以前に建てられたものなのであろう。それでも、それにしても、あの倒れ方はないんじゃないの?と思うのだが、まだテレビでそれを疑問視する発言をしている人はいないようだ。
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◎2024年01月04日 ---- ボス ◎
- 地震の悪魔神の祟りなのか?
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2011年3月、東日本大震災による津波が仙台空港に押し寄せ、格納庫内の機体やエプロンに居た機体はすべて水没し流されてしまった。おそらく飛行機とヘリコプター100機近くが被災し、飛べないただの粗大ごみになってしまった。。そんな中、1機だけ生き残った機体があった。仙台ジャムコ(株)の格納庫のなかにあった。ボンバルディアDHC8-300という機種で海上保安庁の機体であった。脚部は水に浸かったが流されることもなく損傷も小さかった。仙台ジャムコ(株)では必死にこの機体を修理し、海上保安庁に引き渡すことができた。当時は「唯一、津波に負けなかった機体」として復興のシンボル機のようにあがめられたそうだ。◆13年後の元日、能登地方を大震災が襲った。救援物資を現地へ届けようと羽田空港で離陸準備中のその機体がJAL機と接触し大破。海上保安庁職員5名が亡くなった。「東日本大震災」を生き延びた機体が「能登半島大震災」に救援物資を運ぼうとしての大事故だった。◆「地震の悪魔神の祟り」のようなものを感じる。航空事故は連鎖することが多い。気を引き締めていきましょう。
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◎2024年01月02日 ---- ボス ◎
- 新年早々大地震
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あけましておめでとうございます。◆恒例になっている成田山新勝寺への初詣のあと私は会社に来て、年末に片付け切らなかった仕事をしていたところだった。「能登で大地震」との連絡が入った。金沢と富山にはお世話になっている方々が多くいる。心配だ◆私が今の会社エアロファシリティー株式会社を作ろうと思い立ったのは「阪神淡路大震災」がきっかけだった。地震のときに被災者のために活躍できるのがヘリコプターなのに阪神淡路大震災ではほとんどヘリは救助活動に参画できなかった。私は歯痒かった。◆その辺のいきさつを今マンガにしている。『塞翁が空』と検索していただければ読めるでしょう。あるいは私に「マンガ送って」と連絡くださればお送りしますよ。『塞翁が空』我ながら上手い題をつけたものだと感心している。◆大地震の被害が少しでも小さいことを願っている。なるべく早く復旧されることを願っている。
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◎2023年12月30日 ---- ボス ◎
- 怒ってはダメ
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短気ではあるが怒りっぽい方ではない。いや怒るには怒るのだが怒っていることを悟られないように努めている。随分前の話だが、高校の同窓会で「キノシタくん、社長さんになっているけど部下とかを叱ったりできるの?」と聞かれたことがある。聞いてきたのは高校時代同級生の女性。「キノシタくんが怒っているところを私見たことないよ」と彼女は言った。◆嬉しかった。この話を部下にすると「その女性はキノシタさんのこと全然知らないのですね」と返ってきた。その部下は随分と私に怒鳴られたことがあると言う。覚えていない◆普段は、怒っていることを悟られないように努めている。その怒りが蓄積する。限界を越すと爆発する。どれだけ怒っているかを相手に伝える。「オレはこんなに怒っているんだぞ」と相手に伝える。怒った顔、怒った声で伝える。この爆発が1年に1回くらいある。◆5年前は銀座松屋のゴルフショップの店員に怒った。半年間の怒りの蓄積が爆発したのだった。3年前はタクシー会社の顧客担当に怒った。このタクシー会社には10年前にタクシーチケットをごまかして二重請求されたことがあった。◆私の「怒りの蓄積」を相手に伝えると一瞬スッキリとする。これまで貯めておいたモノを吐き出すのだからスッキリはする。だが言った翌日あたりから反省が始まる。「もっと冷静に対応できなかったの?」と自分に問う。「あの怒りの表現で良かったの?」と問うのであった◆年末も迫った28日、ある会社の営業担当者が私の元へ年末の挨拶に来てくれた。彼との付き合いは20年以上になる。愛想はいい。いつも笑顔である。私は彼にあるお願いをしていたのだが一向にきいてくれない。「頑張りますね」というばかり。「頑張る必要ないでしょ?あなたがちょっと気にかけてくれればいいだけですよ」と繰り返してきた。10年繰り返してきて我慢の限界を超えた。◆年末の挨拶に来てくれていた彼に対し、私は怒りを露わにした。強い言葉で怒りを伝えた。彼は困った顔をしていた◆怒った当日は良かった。「とうとう言ってやったぞ!」と言う気持ちが強かった。だが翌日には反省する。「彼に怒りを伝えても状況は改善しないだろう。『イヤな男、キノシタ』『失礼な男、キノシタ』『生意気な男、キノシタ』と思われるだけだろう」と思った。いや、それ以上に私の態度は礼を欠いていた。年末の挨拶に来られたタイミングで怒りをぶつけることはないだろう。反省。◆もっと上手に、自分の怒りを相手に伝えられるようになろう。来年の目標ができた。反省。
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◎2023年12月26日 ---- ボス ◎
- 幸せって・・・
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私が大変可愛がっている一家がある。今はロサンゼルスに住んでいるY君の家庭。渡米して1年を超えたところだ。40歳手前のY君夫婦と7歳の長女の3人家族。毎日のようにインスタグラムをアップしている。幸せそうな彼らの様子を写真や動画で眺めているとついニンマリとしてしまう。こちらも幸せな気分になる◆実は3年前、Y君は生まれたばかりの長男を失った。その子、N君は産まれてくる以前、母親の胎内にいるころから重度の心臓障害が見つかっていた。産まれると同時に、母親に抱かれることもなく小児心臓病の医師団の待つ手術室へと運ばれた。両親は保育器の中の、何本ものチューブに繋がった我が子に「頑張れ、頑張れ」と声をかけ続けることしかできなかった。乳児は生後1か月で3回もの大手術を受けた。だが残念ながらN君は苦しいだけのとても短い生涯を終えた。両親は医師団に感謝の気持ちを伝え、涙を流しながら、我が子と一緒に自宅に帰った。両親の落ち込みは激しく、私は彼らにかける言葉を探したが結局なにも言えなかった。◆N君の悲しい死から1年後、Y君は所属する会社の社長から米国支店長のポストを打診された。Y君は喜んで引き受けた。今は幸せそうにロスで暮らしている。◆Y君の会社の社長は言う。「もしあの子(N君)が亡くなっていなかったらY君は息子の看病のため渡米できなかっただろう。私だってYに『アメリカへ行かないか?』などと訊けるはずもなかった」と。◆もしN君が生き続けたとしてもおそらく手術を繰り返す大変な人生だったろう。人の命の話だ。軽々と語ることはできない。だが今の、とても幸せそうなY君一家の笑顔をインスタで眺めていると「多分、これで良かったんだろうな」と思う。しかし、この思いは私からY君へは告げることはできない。◆外から眺める私の気持ちと、可愛い幼い我が子を失くした親の気持ちとは、大きな乖離があることだろう。運命って分からない。不思議だ。
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◎2023年12月25日 ---- ボス ◎
- 俳句は難しい
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前日「父を亡くし サンタの来ない クリスマス」と題して俳句・川柳のことを書いた。クリスマスイブまでに書きたかった。私の中になにか引っ掛かっていた。「上手な俳句ではないな。夏井先生からダメだしされそうだな?」と思っていた。「どこが悪い?」考えてみた。◆まず、これは俳句というよりも散文的だ。「父をなくして、サンタさんが来ない寂しいクリスマスでした」と短くしただけ。これじゃダメですね。さらに「サンタ」と言えば「クリスマス」であることは分かる。ということでこれもダメですね◆夏井先生になったつもりで添削した。まだ正解ではないだろうが少しは良くなった。「サンタ来ず 父を亡くした 二年生」◆どうでしょうか?
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◎2023年12月22日 ---- ボス ◎
- 俳句・川柳 「父を亡くし サンタの来ない クリスマス」
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随分前「週刊文春」に取り上げられた二つの川柳が忘れられない。「転校を打ち明けられた二人乗り」「クロールの息継ぎを見て恋終わる」・・いずれも中学生の作品だったと記憶している。◆テレビ番組「プレバト」の俳句コーナーは毎週欠かさず(録画して)観ている。私もときどきチャレンジする。昔のことを思い出して2句捻ってみた。「こたつ飯 つれなき睡魔 明日テスト」「父を亡くし サンタの来ない クリスマス」◆受験生は追い込みの季節、大変だ。そして明日はクリスマスイブ。楽しくないクリスマスを迎える子供たちも必ずいる◆今年もまた私のお小遣いの中から少々「あしなが育英会」へ送金した。ちょっとだけ明るくなった。
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◎2023年12月22日 ---- ボス ◎
- 出張(3)(妄想・訳あり女性との出張先デート)
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テレビドラマで医師が「学会」と称して出張に行き、その出張先で浮気を楽しむ場面がときどきある。真面目な医師には大変申し訳ないが、テレビドラマの刷り込みによって私は「学会」=「浮気」とすぐに想像してしまう。恐妻家の私は決してそんなことはできないから「学会」≒「浮気」が羨ましく感じることもあった◆で、ここからはまた私の妄想。「もし出張先に『訳あり女性』を連れて行くとしたらどの都市へ連れて行こうか」。またまた無責任にランキングを試みた。◆10位・・札幌、9位・・那覇・名護、8位・・京都、7位・・弘前、6位・・松山、5位・・富山(八尾)、4位・・長崎、3位・・松江、2位・・倉敷、1位・・金沢。と、なった。なお福岡・熊本・湯布院なども魅力的な年だが、私の親戚や知人が多いため対象にはしなかった。
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◎2023年12月21日 ---- ボス ◎
- 出張(2)
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昨日の「出張」の続き。出張先で少し時間に余裕があると美術館に寄っていた。さらに余裕があると温泉へ行った。◆温泉県・大分県出身の私は子供の頃より温泉に入る機会が多かった。それが出張を通じてさらに増え、ここ数年は、冬の週末はゴルフを控えて温泉に行くことが増えた。最近は「秘湯」と呼ばれるところを回っている◆さて、また私が独断で選ぶ全国の温泉地のランキング。5位・・道後 4位・・別府 3位・・那須塩原 2位・・箱根 そして1位・・湯布院。(有馬、城崎はまだ行ったことがない。近いうちに訪れてみたい)◆温泉地としては全国的な知名度はないが最高の「お湯」と「町の風情」を楽しめるのが青森県の下風呂(しもぶろ)温泉だ。機会があれば皆さんも是非行ってみてください。
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◎2023年12月20日 ---- ボス ◎
- 出張(1)
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若い頃は出張が多かった。おかげで日本47都道府県すべてに泊まったことがある◆まだ東九州に高速道路が無い頃、早朝の飛行機で大分へ飛んだ。大分空港でレンタカーを借り、大分県警航空隊に挨拶。続いて福岡県警航空隊、佐賀県警航空隊と回りさらに長崎県警航空隊に立ち寄った。その後、長崎大村空港近くの居酒屋で一杯飲んで最終便で帰京した。大分・福岡・佐賀・長崎を回る出張を東京から日帰りでこなしたのだ。若かった。元気だった。◆統計好きの私は毎年テーマを決めて出張を楽しんだ。「今年はラーメン」と決めたら出張先で必ずラーメンを食べる。ラーメンが美味い県を探す。テーマは年によって異なり「寿司」や「蕎麦」も統計を取った◆さらについでに「美人」の統計も取った。どの県に美人が多いか。基準は「私が『きれいだな』と思った女性」の率。いい加減なものだ◆美人率は「長崎県」が1位、ついで福岡県だった。県ではないが「神戸」「横浜」にも美人が多かった。ついでに言うと駅で最も美人が多いのは「恵比寿」。恵比寿は今でも美人率が1位である。はい、もちろん、いい加減なものです。
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◎2023年12月19日 ---- ボス ◎
- 育ちの良さ悪さ
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寿司だろうがフレンチだろうがラーメンだろうがタイ料理だろうが、カウンターやテーブルに肘を置くのはマナー違反。「育ちの悪さ」を露呈する。焼きそばだろうが中華だろうが、カウンターやテーブルに付けていいのは手首まで。◆昨日、新橋の長崎料理の名店『長崎街道』のカウンターでランチの「皿うどん」を食べていた。私の右隣で若い女性が「ちゃんぽん」を食べていた。この女性の食べ方が品が無い。両肘をカウンターに乗せている。「育ちの悪さ」が分かる。最後は器ごと口に持っていきスープをすすっていた。残念◆食べ方や各種マナーには「育ち」が出る。「教育」と置き換えてもいい。15歳までは親の責任。親にしつけられなくても20歳を過ぎたら自分でマナーを学ばなければならい。◆(新橋の「長崎街道」の「ちゃんぽん」「皿うどん」は最高に旨い!オススメです)
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◎2023年12月18日 ---- ボス ◎
- ウェルチ
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コロナ禍でアルコールの提供ができなくなった飲食店は「ノンアルコールビール」などのソフトドリンクでなんとか客を繋ぎとめようとした。私がよく利用していた銀座の中華料理店では客のいるテーブルの上にわざわざノンアルコールビールの瓶を置き、客には「万一、都の検査官が来たら『ノンアルコールを飲んでると答えてくださいね』と言って、実際には生ビールを提供していた。客も店も大変苦労していた◆その当時、ある高級レストランで「ノンアルコールワイン」の提供が始まった。「ノンアルコールワイン」ってただの葡萄ジュースじゃないか、と私は店の者に聞いたが「それがちょっと違うんですよ」と言ってメニューを見せてくれた。「シャルドネ」とか「ソーヴィニヨンブラン」とか「カベルネソーヴィニヨン」とか「メルロー」などとある。値段も一瓶(720ml)が5000円もする。私は仕方なく1本オーダーしてみた。私にはただの葡萄ジュースのように思えた。違いは分からなかった◆ところで大昔は葡萄ジュースを作ることができなかったことをご存じだろうか?いや、もちろん葡萄ジュース自体は作れるのだがそれを数日保存しようとしたらすぐに発酵が始まってしまうのだった。ぶどう酒(ワイン)になってしまっていた。その発酵することを抑制する仕組みを考案したのがウェルチさんだった。ウェルチさんによって我々は瓶詰のおいしい葡萄ジュースを飲むことができるようになった。◆ウェルチさんに感謝。生まれて初めて「ウェルチの葡萄ジュース」を飲んだ時の感動を今も覚えている。
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◎2023年12月14日 ---- ボス ◎
- かるはずみ
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近所に本屋がなくなったため棚に並んだ本を眺める機会が減った。本を購入することも減った。そんな中、今年の芥川賞と直木賞の候補作が発表された。私の目を引いたのが『なれのはて』。3人組グループ・NEWSの加藤シゲアキの作品だからというのではない。◆「ああ『なれのはて』もそうだな」という感想。実は私は趣味で「5文字の少し下品な言葉」を探している。探していることに意味はない。◆「いくじなし」「かるはずみ」「くちぐるま」「ごくつぶし」「こけおどし」「したごころ」「すけこまし」「はじさらし」「はじしらず」「はやとちり」「ひとりじめ」「ひけらかし」「むこうみず」「むてっぽう」「やせがまん」「ろくでなし」、これに「なれのはて」が加わることになった。久しぶりの新規登録だ◆これらの中でも私の「五文字大賞」は『かるはずみ』である。◆ここにのっていない5文字言葉を見つけた方、報告してくださいね。
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◎2023年12月13日 ---- ボス ◎
- 檀家回り
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銀座や西麻布や目黒などにいわゆる「行きつけの店」がある。行けば「おや?キノシタさん、お久しぶりです。元気でしたか?」とか「あら、モッくん久しぶりね。元気だった?」とか「つい今さっきまでイノウエさんが来られてたんですよ。『キノシタさんに会いたいなあ』っておっしゃってましたよ」などとマスターやママさんがカウンターの向こうで笑顔で迎えてくれる。◆「行きつけの高級クラブ」はなくなった。「行きつけ」はバーか小料理屋か居酒屋かレストラン。主人(マスターやママ)から名前を憶えられている店だけでも恐らく30軒以上はある。年に2回程度の訪問を30年間続けている店もあれば月に一度を10年続けている店もある。◆12月になるとこれらの店を回ることになる。酒飲みはこれを「檀家回り」と言う。私は酒がとても弱いのでいわゆる「酒飲み」ではないのだがそれでも毎日飲んでいる。「キノシタさん、そういう毎日飲んでいる人のことを『酒飲み』と言うのですよ」と教えられた。◆人間ドックで「肝機能も問題ありませんね」と天使のようなドクターからお墨付きをいただいたので調子に乗って12月は「檀家回り」に当てることにした。昨夜は「銀座のバー『M』」「銀座のバー『L』」「西麻布のバー『C』」と3軒の檀家さんを覗いてみた。どの店のマスターも笑顔で迎えてくれた。
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◎2023年12月12日 ---- ボス ◎
- 抗がん剤治療
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昨日、Yahoo newsに「桑野信義さん 抗がん剤治療を『副作用に耐えられなくて中止を決断』」との見出しがあった。ふと15年前のことを思い出した◆私は「睡眠時無呼吸症」の対症のため慈恵医大で喉と鼻の手術を受けた。6時間半の大手術だった。術後の二日間は、私の人生で肉体的に最もキツイ二日間であった。一時間おきに過呼吸になり、呼び鈴でナースを呼び助けてもらった。苦しさのピークを越えた術後三日目のことだった。◆私は2人部屋に入っていたが隣の患者とは顔を合わせることはなかった。カーテンの向こうから付き添い人の声だけが聞こえて来ていた。隣の患者は喉頭がんだった。声が出なかった。ドクターとは筆談で話している。彼が書いたものをドクターが読み上げ、それに応える。「もう抗がん剤治療は嫌です。苦しいです。」「そんなこと言わずに頑張りましょう」「あと何回ですか?」「あと4回です」「4回も?無理です。嫌です」「頑張りましょうよ」「ありがとう。でも、もういいです。死んでもいいです」「だめですよ、頑張りましょう」◆そんなドクターの声をカーテン越しに聞いていた。「かわいそうだな」と思った。「抗がん剤治療ってそんなにきついんだ」と知った。◆病気はすべて嫌だがやはり「癌」は怖いなとあらためて思った。現在、抗がん剤治療を受けている友人が複数いる。みんなが寛解しまたゴルフや麻雀を楽しめることを願っている。
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◎2023年12月11日 ---- ボス ◎
- 安倍派 裏金疑惑
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自民党安倍派が中心に、パーティー券の売上の一部を議員へキッククバックしていたとして政界が揺れている。マスコミが大騒ぎし例によって庶民は「とんでもないことだ!」と怒っている。◆「大山鳴動、鼠一匹」で終わるだろう。議員秘書の何人かは退職することになるだろうが議員が塀の向こうへ入ることにはならないだろう。たかが「記載漏れ」だ。実際には当然議員も知っている「記載漏れ」だが彼らは「知らなかった」で通すことだろう。◆私にとって面白いのは各議員の対応。即応能力のある議員と紙を読み上げるだけのアタマの悪い議員の差。なかには質問した記者に対し「頭悪いね」と言い返す本当にアタマが悪い議員がいた。彼はアタマだけでなく根性も悪いことを晒してしまった。ついでに不細工な顔も晒してしまった。こんな議員を当選させているようでは選挙区の有権者の民度も問われる。
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◎2023年12月08日 ---- ボス ◎
- 大学の授業料
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昭和50年、大学の授業料は36,000円だった。月額ではない。年間36,000円だった。翌年96,000円になった時、学生運動の名残の意志ある学生は騒いだ。さらに2年後144,000円になった。学生運動の連中はもちろん大騒ぎした。3年間で授業料が4倍になったのだから怒るのも理解できる。私が在学中のことだった。◆母親からの仕送りを受けながらアルバイトをし、酒とタバコとジャズと画集とオネーサンと本と麻雀におカネを入れあげる放蕩息子だった私は「授業料値上げ」を大きな問題としてとらえてなかった。「母さんに申し訳ないな」と思ったか「オレは奨学金で払うから」と思ったのかも覚えていない。学生運動をしている彼らの激しさが理解できなかったことだけは確か。その学生運動も既にピークを越えていて暴れる者も少なかった。私の回りは皆「ノンポリ」だった。◆その後も授業料は上がり続け昭和63年には30万円、平成15年には50万円を超えた。それでも私立大学に比べるとまだまだ安い。◆岸田総理が「子供が3人以上の世帯で大学の無償化」の方針を示した。賛否の意見が聞こえてくる。◆私が総理なら「子供が一人でも『国立大学は無償』」とする。「キノシタさん、あなたが国立大学出身だからそんなことを言うのでしょ?」との声が聞こえてきそうだが、そうじゃない。「国立大学は無償」とすることで地域が活気づき、高校生の学力も上がる。◆政府がのんびりしたことばかり言っているから私は少々腹が立っている。
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◎2023年12月08日 ---- ボス ◎
- 人間ドックの結果
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隅から隅まで徹底的に検査する。検査費用も非常に高額。それでも病巣の早期発見によって命が救われれば会社に取ってプラスになる。そのような判断から超高額の人間ドックに毎年入る。脳の中や心臓回りの複雑な血管が立体的に見える。特に異常はない。胆のうにあるポリープも変化はない。膵臓も脾臓も問題なし。「どこにも癌はありませんよ。肝臓も脂肪肝ではありませんし肝機能を表す数値も問題なし。筋肉量も骨密度も何も問題ありません」「一つ気になるのは血管内にプラークが溜まってきています。これが増え続けると動脈硬化の原因になります。食事と運動に気を付けてください」「左の肩に炎症がありますね。ゴルフが原因でしょうね。大した心配はありません。無理しすぎない程度にゴルフしながら治していけばいいですよ」と説明する高名なドクターが仏さまに見えた。◆「あと1年は楽しく生きられますよ。」とのお墨付きをいただいた感じ。健康って素晴らしい。
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◎2023年12月07日 ---- ボス ◎
- 人間ドック
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この一年で数人の友人を失った。癌で亡くなった者が多い。現在、癌と闘っている友人も複数いる。◆癌は、昔ほど「不治の病」ではなくなった。5年間生存率はどんどん伸びていると聞く。それでも医者から「癌です」と告げられた瞬間から人生は真っ暗になるのだろう。生活も全く変わってしまうだろう。生来、物事を悲観的にみてしまう傾向のある私は激しく落ち込むことになる。◆寛解する可能性がどの程度であっても、医者から「癌ですね」と告げられた瞬間から確実に人生は終局に向かうのだろう。◆本日、私は人間ドックに入る。1か月前に受けたPET検査の結果も告げられる。最近は体調がいま一つ良くない。元気がない。心配だ。◆本日、医者から「キノシタさん、特に大きな問題はありませんね」と言われることを切に願っている。
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◎2023年12月06日 ---- ボス ◎
- パワハラ、騒ぎすぎじゃない?
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2年ちょっと前、2020年の10月の私の日記の一部。「午後1時。〇〇さん、△△さん、××××の◇◇さんと5人で笠岡市長に面会。✕✕✕✕がほぼ1時間話す。僕の話は市長は聞く気なし。非常に横柄。オレはこんなヤツとは仕事しない。」と書いている。ある方の紹介で岡山県の笠岡市長に会ったのだが非常に横柄な態度で腹が立ったことをよく覚えている。◆昨日、ネットニュースを観ていると「笠岡市長、職員にパワハラ疑い」との見出しがあった。動画で、パワハラとされる音声も流れている。マスコミの取材に応じているのはまさにあの横柄な笠岡市長だった。「こいつならやりそうだな」と思った。「ざまあみろ!反省しろ!」とも思った◆しかし、大きな声で職員を
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◎2023年12月06日 ---- ボス ◎
- 悲しいクリスマス
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幼い頃は裕福な家庭だった。我が家の隣には父の運転手さんの家があった。運転手さん夫婦はとても優しく私のことを「坊ちゃん」姉のことを「嬢ちゃん」と呼んで可愛がってくれていた。まだ我が家にテレビが無い頃に運転手さんの家にテレビが来た。昭和34年か35年だった。姉と私はときどき運転手さんの家でテレビを観せてもらっていたことを覚えている。◆私が小学校2年生の冬、乗っていたタクシーが事故を起こし、私の目の前で父は即死。母は大怪我を負った。私も生え変わったばかりの前歯を折った。我が家は突然、貧乏になった。大分市の小学校から母の生家のある佐伯市の小学校へ転校した。◆小学校3年生のクリスマス。我が家にサンタさんは来なかった。「お父さんが居なくなったからクリスマスはないけんね」と母は怒ったように、そして哀しそうに言った。私は茫然とした。何も言い返せなかった。我慢するしかなかった。悲しかった。◆クリスマス当日、多くの同級生がサンタさんからもらったプレゼントを見せあいこしていた。「モトミちゃんは何もらったの?」同級生が聞いてくる。私は困った。答えられない。聞いてきた彼も「まずいこと聞いちゃった」って感じだ。気まずそう。当時の小学校3年生は「まずいこと聞いちゃったな」と私を気遣うことができていた。◆それ以来、私はクリスマスが苦手だ。決して嫌いなわけではない。「プレゼントをもらえない、かつての私のような子供も多いのだろうな」そんなことをつい思ってしまう。毎年この時期になるとあの日のことを思い出す。60年近く経ったが、まだ思い出すと大量の涙があふれてくる◆あの日の「寂しさ」「屈辱」が私の経営者としての原点にある。幼い同級生が「まずいこと聞いちゃったな」っていう感じの配慮をしてくれたことも今の私の経営に大きく影響してくれている。
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◎2023年12月05日 ---- ボス ◎
- リクルート創業者 江副浩正の「12の言葉」
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無責任なマスコミは今頃になって田中角栄を持ち上げる。彼の黒い部分は「必要悪」で白い部分は「抜きんでた才覚」などと評する。私は政治のことは分からない。田中角栄がどこからあんな大金を得ていたのか不思議だが誰も教えてくれない。目白の田中御殿は何十億円したのだろう?ハマコーに渡した数億円はどこから持ってきたのだろう?私は政治のことは分からない。だが経営のことなら少し分かる。◆かつて江副浩正という天才経営者がいたことも知っている。最近、彼がリクルートの新入社員に送った言葉に接することがあった。感動した。まさにこのとおり。経営の神様だ。長くなるが全部引用する。(12の言葉、中でも私は(6)(7)(9)(10)に「その通り!」と膝を打った)
リクルートの創業者「江副浩正」が新入社員へ贈った“12の言葉” – 転職なら転職アンテナ (tenshoku-antenna.com)
【新入社員の皆さんに贈る言葉】
1)君はピカピカの新入社員として注目されている。注目されている間は大きな機会が開かれていると考え、自ら積極的に働きかけよ。時が経ち注目されなくなってから働きかけても、周囲はなかなか振り向いてはくれない。
2)学校と企業とは全く別の世界と考え、今日を区切りとし、今まで学んだことはひとまず棚上げし、一から学ぶ姿勢を持て。企業において「失敗は成功の母」という言葉ほど、教訓に満ちた格言はない。1度失敗すれば2度と同じ失敗はしないものだ。失敗を恐れぬ勇気を持て。ブリッ子よりダサイ人間の方がよく伸びる。
3)新入社員は会社にとっては扶養家族である。一日も早くなくてはならぬ人間になって欲しい。会社が君に期待しているのは、我々の共同の目標に対して君が自ら進んで貢献することだ。それも「まあまあ」、「ほどほど」といったレベルではなく、精一杯の貢献である。
4)目標を大きく持て。志が小さければ人間も小さくなる。この会社の社長になるという志を持ってもらえれば嬉しい。そういう人間が多ければ多いほど良い会社になる。社長は勿論女性でもいい。女子社員もこの会社を結婚までの仮の住まいといった考えを持たないで欲しい。ドラッガーいわく「人はその掲げる目標までしか伸びない」。
5)今日すべきことは明日に延ばすな。明日に延ばすことは人に迷惑を掛けるか、機会を逸するかのどちらかである。総ての仕事をその日のうちに片づけ、毎日空身となって眠れ。明日になって何をするのかを考えるのではなく、良い明日とする為に今日何をどこまでやるかが大切なのである。
6)上司・先輩の話を聞くときは鵜呑みにするな。質問を心がけよ。疑問を持ち、議論をし、そして理解出来ればそれは間違いなく実行出来る。会議に列席すれば必ず発言すべし。意見がなければ質問でも良い。会議で一言も発言しない存在感の薄い人間になるな。
7)ビジネスはbusy(忙しい)とness(事)の結合語である。ビジネスマンは忙しい人。永いビジネスマン生活で大切な事は健康管理である。身体の調子が悪ければ気力も萎える。朝10分早く起きて朝食を必ずとること。室内ゲームよりスポーツを。それも汗の出るスポーツを。思いっきり汗を出せばストレスはすべて解消。
8)企業は人生の学校である。あらゆる場面で向上心を失わないでいること。君自身の成長はいかなる場面でも君自身の姿勢と努力の結果である。周囲は君に対して刺激を与えるに過ぎない。至るところに師を見つけよ。論語にも「3人行けば必ず我が師あり」とある。
9)社内だけではなく社外に友を持て。外飯、外酒を心がけよ。同窓会には努めて出席せよ。社内だけしか通用しない人間になるな。良き社員であると同時に良き社会人であることを心がけよ。
10)君は近いうちに気の合わない人間に出くわすだろう。あいつとは気が合わない、あの人はどうも苦手だ、等という心を持つことは自分の居場所を狭くする。誰に対しても「彼も人なり、我も人なり」と、広い心を持って接するように。
11)君はいつか、仕事や人間関係に於いて失望したり落胆することがあるだろう。失望と落胆とは長い人生につきものである。大事なことは、失望を希望に、落胆を奮起に変える、人生に対する前向きの姿勢である。いつもピンチをチャンスに変える努力を重ねれば、君の熟年時代は素晴らしいものになるはずだ。
12)君は隠れた大きな力の持ち主である。まず君自身が持っている隠れた力を自覚することだ。そしてその力をいかに表に出すかである。問題は勇気である。勇気を出せ。いつの場合も引っ込み思案は敵、積極果敢は味方。... 続きを読む
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◎2023年12月04日 ---- ボス ◎
- ビッグになっても偉ぶらない
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大谷翔平選手がプロ1年目、18歳で初勝利を挙げたときの捕手が鶴岡慎也だった。それから10年近く経って大谷は「世界の大谷」になっていた。今年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で鶴岡は日本チームのブルペン捕手を務め、そこで大谷と久しぶりに再会する。「世界の大谷選手」に対し「先輩面なんて絶対にできないし、なれなれしくもできないな」と思っていた。ところが実際に会うと大谷から歩み寄り「ツルさん、ひさしぶりです」と話しかけてきたという。そこにはプロ初勝利のときと変わらぬ人懐っこい笑顔があった。大谷の誠実な人柄を語るエピソード。聞いて嬉しくなった◆私はデキの悪い大学生だった。それでも後輩の面倒見だけは良かったと自負している。1級下にNという同級生から嫌われている男がいた。私はNにも優しく接していた。あるときそのNに困った事件が起こって、それを私が助けてあげた。Nは「キノシタさん、ありがとうございました」と何度も私にアタマを下げた。留年していた私はそのNと一緒に卒業した。私は民間企業に就職し、Nは国家公務員の上級職試験に通りエリート街道を歩むことになった。社会人になって2年目くらいだっただろうか、同窓会があり参加した。Nも来ていた。国家公務員になっていたNに対して私は「Nさん、おひさしぶり」とこちらから声をかけた。「『Nさん』だなんて、『さん付け』で呼ぶのは勘弁してくださいよ。キノシタさん。あのときは大変お世話になりました」くらいの反応があるもんだと思っていた。私がNだったらそう対応する。ところがNは偉そうにふんぞり返って「やあ、久しぶりですね」とだけだった。その後の会話も私はずっと「Nさん」とさん付けである。◆たかが国家公務員になっただけで昔の恩を簡単に忘れてしまう「がり勉」クン。かたや「世界の大谷」になっても腰の低い大谷選手。大谷選手のことを語る鶴岡さんの話を聞いていろんなことを思い出していた。
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◎2023年11月28日 ---- ボス ◎
- ゴルフコンペいろいろ
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年に数回、ゴルフコンペに参加する。銀行主催のもの、建設業界のもの、ヘリコプター関係のものなどいろいろ。◆参加者のほとんどが大企業の役員クラスのコンペではみな黒塗りの社用車(最近はアルファードが多い)でやってくる。ゴルフウェアは地味。年齢も私と同世代が多い。ゴルフの腕前は大したことないが自信家が多い。大企業の出世競争に勝ち抜いて得た地位なのだから自信もあるわけだ。コンペが終了するとクラブハウスの玄関前まで社用車がお迎えに来る。私は自分で駐車場まで歩いていき白いアストンマーチンに乗って、キャディバッグを取りにクラブハウスへ戻ってくる。黒のアルファードの集団の中に1台白いアストンマーチン。完全に浮いている。あるとき気付いてそれ以来帰るタイミングをずらすようにした。◆逆に中小企業の経営者ばかりが揃うコンペもある。こちらは運転手付きのクルマはほとんどない。若い経営者の多くはベンツかBMW或いはポルシェを自分で運転してくる。テスラもいればフェラーリもいる。ゴルフウェアはMARK&LONAやloudmouthなど派手なモノを着ている者が多い。体育会系の経営者が多くドライバーを300ヤード近く飛ばす者もいいる。コンペ終了時には玄関先にポルシェやベンツが並ぶ。これがあまり上品な光景とは思えない。◆「大会社の役員が多く参加するコンペ」と「中小企業の経営者が参加するコンペ」実は私の居心地が良いのは圧倒的に「大会社の役員」の方。私は30年近く零細企業の社長をやってきているが、どうも中小企業の社長さんたちと遊ぶときには居心地の悪さを感じてしまう。どのような会話をすればいいのかさえ分からない。
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◎2023年11月28日 ---- ボス ◎
◎2023年11月27日 ---- ボス ◎
- さようなら、ありがとう、伊集院静さん
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あれは平成になったばかりの頃、おそらく元年か2年のことだった。同時、私は建設会社を辞めたばかりで当てのない根無し草のような生活をしていた。私より3歳年下の若きエリート公認会計士、藤井さんはそんな私と仲良くしてくれていた。心配してくれていたのかもしれない。お互い自由になるカネはないが自由な時間は多かった。昼間から赤坂をぶらぶらと散歩することもあった。そこへ私の中学校の同級生、中ちゃんが九州から青雲の志を抱いて上京してきた。彼もまた自由になるカネはないが自由な時間は多かった。昼間から赤坂をぶらぶらすることが多かった。◆当時、週刊文春に伊集院静さんがエッセイを連載していた。ある日、彼のそのエッセイに彼もまた我々と似た状況であることが書かれていた。カネはないが時間はあるようだった。「自由になるカネがない」ことを彼は「貧乏神にコブラツイストをかけられている状態だ」と表現していた。私と藤井さんと中ちゃんの合言葉になった◆「キノシタさん、最近はどうですか?」「ええっ、相変わらず貧乏神にかけられたコブラツイストがほどけません」そんな挨拶が続いていた。懐かしい◆ずっと伊集院静さんが大好きだった。かっこよかった。「こんな男になりたい」と憧れていた。随分と早く亡くなってしまったが、太く美しく、そしてジェットコースターのような山あり谷ありの人生だった。◆さようなら、ありがとうございました。
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◎2023年11月27日 ---- ボス ◎
- 日大 林真理子理事長が可哀そう
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日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件の対応を巡って、今度は沢田副学長が、林真理子理事長に損害賠償を求める訴訟を起こした。◆泥沼化する日大問題。私には林真理子理事長が可哀そうに思える。そもそも彼女は小説家が本業だ。つまりは個人事業主なのだ。大きな組織の上に立ってその組織を差配した経験もないしおそらくその素養もない。そんな彼女に対して「この難局を乗り切るにはあなたしかいない。」と誰かが口説き落したのだろう。林さんから「私、理事長やりたいです」と手を挙げたわけではない。彼女は(少なくともこの件に関しては)善人だ。私は「週刊文春」に載る彼女のエッセイは必ず読むのだが彼女は心根の優しいしっかりした常識人だ。「しっかりした常識人の小説家」が「問題山積の大組織」のかじ取りに適している、と思う方が間違い。◆林さんもおそらく日大理事長を引き受けてしまったことを今、大変後悔していることだろう。投げ出したい気分だろう。応援してあげたいが私には何もできない。ごめんなさい。
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◎2023年11月26日 ---- ボス ◎
- 帰国便での日本食はダメ
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所用でインドネシアへ行ってきた。現地ホテルには3泊してきた。インドネシアは暑かった。◆行きの飛行機は成田をお昼に出る便。ガルーダインドネシア航空、私の乗るビジネスクラスでは離陸前からシャンパンやおツマミが出され、離陸直後からは「昼飯」「おやつ」「夕飯」とひっきりなしにサービスが続く。予想以上にワインは旨かった。食事はまあまあ。JALやANAと比較するのはかわいそう。食事はともかくCAさんの美しさや気配りはJALやANAよりも上。◆帰国便は現地を夜中に発って成田には朝着く便。私は離陸前に美味しい赤ワインをいただいてすぐに寝た。フルフラットシートは快適だったが熟睡はできなかった。早朝にキレイなCAさんが「朝食はどちらにしますか?」と聞き取りにくい英語で尋ねてきた。私は迷わず「JAPANESE FOOD」と答えた。高々三日間だがインドネシアのこってりした料理に飽いて「和朝食」が食べたかった。失敗した◆忘れていた。「帰国便での和食は不味い」という常識を忘れていた。約5年ぶりのJAL・ANA以外でのアジア便。JAL・ANAであっても「帰国便は美味くない」と言われるのにガルーダの帰国便での朝食に和食を選んだのは大失敗。◆帰国便は当然現地の料理店が作った料理。インドネシア人が作った日本料理が上手い訳ない。失敗した◆話は違うが、行きの飛行機、ワインを飲み疲れた私は「Hot green tea」を頼んだ。なんと驚いたことに急須と湯飲み茶碗で饗された。嬉しくなった。その黒い茶碗で緑茶を飲んだ。隣席の友人が私に「どうですか?」と聞いてきた。「こりゃ白湯(さゆ)だ」と私は答えた◆ガルーダの料理はともかく、一所懸命におもてなしをしようというクルーのサービス精神には十分に満足した。
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◎2023年11月20日 ---- ボス ◎
- こちらから訊いてはいけないこと。
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ゴルフコンペにおいて、パッティングは「1グリップ(約30㎝)OK」というルールの場合が多い。もたもたしていると後ろのチームに迷惑がかかるので少しでも早くパッティングを終わらせるための配慮。ところが中には50cm、ときには1m近いパットを残しておいて「OKもらえますか?」と聞いてくるヤツがいる。いや「ヤツがいる」じゃなくて「ヤツが多い」だ。なかには勝手にOKと決め込んでボールを拾うヤツもいる。これではゴルフが「スポーツ」でなくなってしまう。◆私は、親しい連中とのラウンドでは基本的に「OK」は出さない。「OKもらえる?」と聞かれると、1グリップ以上の場合は「ダメですよ」と答える。親しくない方とのラウンドでその親しくないヤツから「OKもらえますか?」と訊かれたら「どうぞ」と笑顔で答える。笑顔で「どうぞ」と答えるが腹の中では「マナーを知らないダメなヤツだな」と思っている。ゴルフは紳士のスポーツ。ルールに忠実で、自分に厳しく、謙虚で誠実にプレーしたい◆話は変わるが私はときどき部下たちに「飲みに行って来い」「メシ食って来い」と言う。「領収書を回していいから」と伝える。そこには私なりの計算がある。彼らが仲良く前向きに仕事に取り組んでくれるようになったらいいな、との思いがある。ところが、ときどき何を勘違いしたのか部下の方から「〇〇と飲みに行くので会社に回していいですか?」などと聞いてくるのがいる。「自分たちのカネで飲みなさい」と伝える。◆「飲みに行っておいで。会社で払うから」は上司が部下に言うもの。部下の方から「会社で払ってくれますか?」などと聞いてはいけない。「これOKしてもらえますか?」などと聞かないのが大人の常識。
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◎2023年11月17日 ---- ボス ◎
- 学園ドラマ、青春ドラマ と今の私
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私が大学生の頃までテレビでは「学園青春ドラマ」の人気が高かった。◆少しヤンチャで勉強は苦手だが心優しい「高校生たち」。彼らを応援する「熱血先生」。生徒たちのアイドルのキレイな「お姉さん先生」。高校生たちにとっては意地悪な頭の固い「教頭先生」。そして優しい物わかりの良い「校長先生」。以上が主要な登場人物。◆この図式は簡単にわが社にも置き換えられていた。私は長い間、一人で「熱血先生」と「教頭先生」の両方を演じてきた。(もちろん最初の頃は「ヤンチャな高校生」も演じていた)。30年近く演じているとさすがに疲れた。誰か「熱血先生」になってくれ。いやそれよりも「教頭先生」をやってくれ。なかなか私の願いは叶わなかった。私は早く「優しい物わかりの良い『校長先生』」になりたかった。ずっと、ずっと、そう願っていた。◆気付くと66歳になっていた。「経営者として真っ当な判断ができる限界年齢が近づいてきたな」と感じている。面白いことに、今の私は「熱血教師」でも「いじわる教頭」でもなく「物わかりの良い優しい校長」を演じていることが多くなっていた。私も、我が社も、成長したんだなと感じている。
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◎2023年11月16日 ---- ボス ◎
- 男と女 話していいこと悪いこと
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「男は・・」「女は・・」などと軽々と話しにくい時代になって来た。「オマエは男なんだから・・」「あなたは女性なんだから・・・」などと言って注意でもしようもんならどこからお叱りを受けることになるか分からない。「男は・・」「女は・・」と言いにくい時代になってきたが、それでも「男世界には男の世界のルールやマナーがある」と私は信じている。同様に女性にも女性世界のルールやマナーがあるだろう。◆我が社には出張が多い部署がある。年間100泊を越える出張をこなしている者もいる。出張はいろいろと不便もあるが、楽しみも作ることができる。◆出張先で「風俗営業」の店に行く者もいる。男同士の話で「ススキノの〇〇ちゃんは・・」とか「中洲の△△は・・」と話しているのをハタで聞くのも楽しい。出張先のデリヘルで一夜の?(1時間の?)恋を楽しむ者がいてもかまわない。彼らは出張の責任の重さを、ひとときの風俗で発散させるのだ。どうして私が「ダメ」などと言えよう。大いに出張を楽しんで、仕事の時は熱心に集中してくれればいい◆ダメなのは、この男同士の出張の楽しい「秘め事」を女性の前でしゃべるヤツ。こういうのを「男の風上にも置けないヤツ」という。「〇〇さんは仙台でオッパブに行ってましたよ」とか「△△クンは名古屋に行くと必ずピンサロ行ってますよ」なんてことを女性の前で話して笑い話にする。男としては最低。部下からも上司からも慕われない。◆男の世界でだけ通じる(女性の前では口にしてはならない)「男の世界の話」は意外と多い。
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◎2023年11月14日 ---- ボス ◎
- プロ野球 三冠王の価値
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王貞治は2年連続で三冠王になった。落合博満はなんと3回も三冠王になった。その他、野村克也、ブーマー、バースなどが三冠王に輝いた。1986年、バースが2回目の三冠王になってから久しく三冠王は出なかったが18年後の2004年、松中信彦が久しぶりに三冠王になった。◆野村・王・落合・ブーマー・バースに比べて松中の記憶が薄い。「大打者」「強打者」として松中の印象が小さいのはなぜだろう?「私があまりプロ野球に感心を持たなくなっていたから」「仕事と家庭でプロ野球どころではなくなっていたから」「(松中の所属する)ダイエーがマイナー球団だったから」など複数の要因が重なる。だが、しかし・・◆実は松中が三冠王になった2004年、海の向こうではイチローがマリナーズで3割7分も打っていた。「もしイチローがオリックスに残っていたら松中の三冠王は無かったね」というのが大方の見方。◆海の向こうの日本人の活躍は嬉しいが、国内のタイトルの輝きはそれとともに鈍くなっているのも事実。
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◎2023年11月13日 ---- ボス ◎
- 人間ドックと神頼み
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この1年で随分多くの友人知人が亡くなった。その中の三人とは亡くなる直前までメールなどで繋がっていた。◆高校の後輩T君は「頑張ります。必ず明るく復帰します」とのLINEが最後の一つ前。最後のLINEは「一平が世界選手権出場!」というものだった。我々の後輩の水泳選手、渡辺一平クンの活躍を喜ぶものだった。そのLINEに対する私の返信は「既読」にならなかった。◆大学の同級生G君はときどき電話がかかって来ていた。最後の電話では「必ず元気になって新橋(私の会社)に遊びに行くけんね」と言っていた。その後はメールの往復が続いた。3か月後「医者に『いつ死んでもおかしくない』と言われました」と悲しむメールが届いた。彼は怒っていた。その10日後、帰らぬ人になった◆ゴルフ仲間のSさんは足首が腫れていた。「痛風」で病院に通っていた。「足が痛い」と言いながら、足を引きずりながら、それでも毎週ゴルフを楽しんでいた。なかなか治らない。血液検査をしたら異常が見つかった。緊急入院となった。その後、入退院を繰り返す。退院したときにはゴルフ場にやってくる。体力がどんどん落ちているのが分かる。最後のLINEには「一緒にプレーできなくてすみません」とあった。◆今週、私は人間ドックに入る。年に一度、この時期に身体を徹底的に検査する。昨年の検査時と違って今年はなんだか落ち着かない。「悪い病気が見つかるんじゃないだろうか?」不安がよぎる。私は生まれつきのネガティブシンキンガーだ。◆「どうぞ、深刻な病気ではありませんように」今朝も愛宕神社にお願いしてきた。毎朝、先祖に線香をあげ、神棚に向かって柏手を打つ。この歳になると「人間ドックと神頼み」しかない。
◆... 続きを読む
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◎2023年11月12日 ---- ボス ◎
- 1本220万円のウィスキー
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ときどき行く銀座の老舗バーで一人で飲んでいるとマスターが笑顔で聞いてきた。「キノシタさん、珍しいウィスキーが手に入りました。いかがですか?」と。その「いかがですか?」は「一杯飲みませんか?」ではなく「1本買いませんか?」の意味であった。◆「バランタインの45年物」とか言っていた。「僕が買えるようなモノとは思えませんが、おいくらなんですか?」と訊ねると、その私より3歳年上のマスターはニコニコしながら「220万円です」と答える。「恐らくほかの店では300万円以上はすると思いますよ」と言う。「買えないけど、どんなボトルなのか見せてよ」とお願いするとマスターはまた笑顔で「これなんですよ」と私に木箱を差し出した。箱の上にボタンがついている。「そのボタンを押してみてよ」とマスターが言うので押した。自動ドアのようにギーっと音を立て、その箱が開いた。中には透明な瓶に入った琥珀色の液体が・・。「すごい」私は唖然とした。「ありがとうございます」と言って箱をマスターへ返した。◆そのタイミングでちょうどIさんが入って来た。Iさんはマスターと同い歳。私とも親しい。マスターはIさんに「Iさん、珍しいウィスキーが手に入りました。いかがですか?」と笑顔で聞いた。「見せて」とIさん。自動扉の箱を楽しんだIさんは「1週間売れなかったらオレが買うよ」と言う。マスターは笑顔で「ありがとうございます。でも1週間以内には多分売れてるよ思います」と◆その1週間後、私はまた一人でそのバーを訪れた。カウンターで「ベン・ネヴィスのソーダ割り」を飲みながらマスターに訊ねた。「あの220万円のバランタインどうなりました?Iさんが買ったのですか?」と。マスターがニコニコしながら答える。「あの日、キノシタさんがお帰りになったあと、まだIさんが一人で飲んでたのですが、別のお客様が買ってくれました」と。◆銀座のバーには我々の知らない大金持ちの酒好きが集まっている。そして彼らは皆、紳士である。酒の飲み方もキレイ。下品な高級クラブでセクハラもどきを楽しむような客はこの店には来ない。
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◎2023年11月10日 ---- ボス ◎
◎2023年11月09日 ---- ボス ◎
- 「筆者は・・・」っておかしいよ。
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賢い中学生が書くレポート文や、あまり賢くない研究員が書く報告書などで、ときどき自分のことを「筆者」と表現しているものを見かける。かっこ悪い。◆「私は〇〇だと思うのですが・・・」と書けばいいところを「筆者は〇〇だと考えるのである」などと書く。本人は気取っているつもりなのかもしれないが、自分の能力を「より賢く」みせたいための小技のように感じる。◆書評などで「この作者は・・」の意図で使用される「この筆者は・・」は問題ない。いや、それは極めてまともな使い方。ダメなのは一人称で「私は・・」と書くところを「筆者は・・」と書く人。大体の場合「この人はあまり賢くないな」ということがここでバレてしまう。◆「それは偏見だよ。アナタが間違えていますよ。」と言われるかもしれないが、私にはそのように思えてしまう。「筆者にはそのように思えてしまう」とは私は書かない。
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◎2023年11月08日 ---- ボス ◎
- ゴルフコンペ
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年間に10回程度、ゴルフコンペに参加する。多くは業界や銀行とのお付き合い。知らない人と回ることも多い。◆私は競技ゴルフもやるのでルールには厳しい。「自分を律する」ことがゴルフのだいご味でもあると考えている。ところがゴルフコンペに参加する方々はルールお構いなし。それぞれがmyルールを持っている。「6インチ動かしますね」などと言われると「ダメですよ」とは言いにくい。池ポチャやカート道にボールが止まったときの措置など、ほとんどの人が正式ルールに関係なく自分のやりやすいようにやっている。「今のボールは池を越えませんでしたから、こちらから第3打目ですよ」などと言いにくい。言わない◆正直、自分だけがきちんと正式ルールでやっているようでアホらしくなる。だが、もしそんなことを言ったら「そんなら、あんたもボール動かしたらいいやん」などと言われそう。◆グリーン上で短いパットを外すと勝手に拾いあげる奴が多い。(最後まで入れろ!)1メートル近いパットにでも簡単に「ok」を出す。次のホールで自分が1メートルについたら「これ、okいただけますか?」と聞く。「ダメでしょ」とは誰も言わない。もちろん私も言わない。◆そんなことでゴルフコンペのあとはいつも少し面白くない。コンペであっても自分に厳しく、正式なルール通りのゴルフを楽しみたいものだ。
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◎2023年11月06日 ---- ボス ◎
- マナーは大切 マナーは気配り
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猪瀬直樹元東京都知事のマナーが悪いということがネットで話題になっている。新国立劇場での観劇態度が酷かったようだ。この人は国会でも審議中にガムを噛んでいて注意された。人間として「できそこない」な人のようだ。◆私の友人には役人が多いが誰一人彼のことを「いい人だよ」と言わない。彼の主張はともかく、態度や人をバカにしたような話し方を皆が貶す。◆国会議員の中には猪瀬さんみたいに、周りのみんなから嫌われているのに気づかない人が多い。「自分の回りにの方々に嫌われている奴らには、まともな仕事はできない」と私は信じている。もちろん「人が良い」ばかりだけでもダメなのだが。
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◎2023年11月01日 ---- ボス ◎
- サンスポ
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昨日のこの欄で電車や飛行機の中で偉そうに「日経新聞」を読んでいる奴らを貶した。「じゃあ、オマエは何を読んでいるんだ?」と聞かれそうだ。実は文庫本を読んでいることが多い。スマホを眺めることも或いは「数独」に没頭することもある。◆30歳まで私は建設会社に勤務していた。現場(作業所)へ向かう早朝の電車は空いていた。当時、私は必ず早朝のキオスクで「サンスポ」(サンケイスポーツ)を買っていた。昨日のプロ野球の結果を確認し、競馬の予想記事を読み、エロい記事を楽しんだ。当時はスポーツ新聞も自宅や現場に配達をしてくれていたが、配達されるサンスポには「エロい記事」が載ってなかった。「サンスポは駅売りに限る」が現場の職員の共通した認識だった。◆帰りの電車では「オレンジ色のニクイやつ」のCMでおなじみの「夕刊フジ」を読んでいた。もちろん政治や経済面から読むのだが最後はエロいページをじっくりと味わっていた。情報収集も怠らなかった◆30歳を過ぎたころから状況が変わった。建設会社を辞め、現場に通うことが無くなったからかもしれない。学生の頃のように「朝日ジャーナル」「週刊読売」「週刊文春」を読むことが多くなり(さすがに「週刊プレイボーイ」は買いにくくなっていた)、産経新聞を読むことが多くなった◆この歳(66歳)になってつくづく感じる。「彼の人生において、彼がこれまで何を読んできたのかということが、彼の人生を大きく変えることになる」。どうでしょう?
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◎2023年10月31日 ---- ボス ◎
- 偉そうな振る舞い
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出張で飛行機に乗るときはプレミアムシート(ビジネスクラス)を、新幹線の場合はグリーン車を利用する。飛行機も新幹線も通路側の席を選ぶことが多い。◆私が乗るときは既に窓側に誰かが座っている。私はその隣席の紳士に「失礼します」と声をかけるが大体が無視される。逆に、私が先に着席していても「失礼します」も言わずに棚に荷物を置き、奥の窓側座席に私の前を通って着席する奴らが多い。「Excuse me」を言えない奴らが多い。◆飛行機では最近は紙媒体の雑誌や新聞のサービスが無くなったが以前は「ご希望の新聞等がありましたらお持ちします」とCAさんが笑顔で客に訊ねていた。私の隣に座っている横柄な男たちはなぜか「日経」と答える者が多かった。◆紙の新聞を読む者は確かに減ったが、たまに通勤電車の中で「日経新聞」を読んでいる奴らを見かける。若いエリート風のサラリーマンから中堅サラリーマンまで、電車の中でも新幹線でも飛行機でも、日経新聞を人前で読んでいる奴らはなぜか傍若無人な奴らが多いように感じる。不思議だ。◆今朝も込み合う電車の中で偉そうに日経を広げて読んでいる若いサラリーマンを見かけた。
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◎2023年10月27日 ---- ボス ◎
- ジェットタオル復活はいいけれど・・・?
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ホテルやショッピングタウンなどのトイレでよく見かけるジェットタオル。コロナ禍で使用不可となったものが多かったが最近はあちこちで見かけるようになった。ジェットタオルを好む私にとっては歓迎する状況ではある。◆分からないのは「なぜコロナ禍で使用不可になったのか」ということと「いま復活しているのはその問題がどのように解決されたからなのか」ということ。◆「コロナだから撤去したんだな」「コロナが落ち着いたから復活したんだな」とだけ理解している「モノを考えない人」が多すぎる。科学的に「なぜ使用不可にしたのか」「なぜ今、復活しても問題なくなったのか」の説明はどこにも見当たらない。誰か分かりやすく説明してください。
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◎2023年10月24日 ---- ボス ◎
- カッコ悪! 恥ずかしい!
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昨日、この欄で日本将棋連盟が出題する詰将棋の出題ミスを指摘した。3手詰めの問題、私はいくら考えても「詰まない」と思った。「ミスだ! 初心者のオレが将棋連盟のミスを見つけたぞ!」とばかりに大はしゃぎした。◆友人の高橋クンからLINEが届いた。「あの問題はミスではないと思いますよ」というものだった。「えっ?」と思った。私は「ホント、あれは出題ミスですね」というLINEを期待していたから「えっ! ええっ?」と思った◆冷静に問題を眺めてみた。「そうだ! 『同金には2二玉で逃げられる』と思っていたけど『2二』は桂馬が効いていた。情けない。恥ずかしい◆まあ、私の棋力はその程度のものでした。
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◎2023年10月23日 ---- ボス ◎
- 大発見? 日本将棋連盟のミス出題?
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藤井聡太八冠の活躍に刺激され、私もときどき将棋を楽しんでいる。とはいえ「超」がつくほどのヘボ将棋、人様と指すことはない。もっぱら「詰将棋」を楽しむ程度。それも3手詰めか5手詰めまで。◆日本将棋連盟が「詰将棋・次の一手」と題して毎日一問、出題してくれるサイトがある。それを楽しみに解いている。3手詰めは大体解ける。5手詰めになると半分くらい。◆今日の問題は3手詰めだった。だが、解けない。「これ、問題が間違っているんじゃね?」と思った。「いや、日本将棋連盟の公式サイトだ。間違っている分けないな」とまたまた考える。どうしても解けない。解答を見る。◆私にはやはり出題ミスとしか思えない。◆解答を見て「いやいや、そうじゃないでしょ?」「2手目を『1二同香』ではなくて『1二同金』なら詰まないでしょ?」と思うのだが?・・・将棋に興味ある方見てみてください。「まいにち詰将棋」と検索して、今日(10月23日)の問題を解いてみてください。◆きっと私が正しいのでは?
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◎2023年10月23日 ---- ボス ◎
- 「美しさが欠けている」
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私はプロ野球ではロッテのファンである。ロッテの次に応援するのは出身地である九州唯一の球団ソフトバンクホークスである。そのソフトバンクの指揮を来年から取ることになった小久保監督が就任会見で述べた言葉がいい。◆「『強い、勝つ』のは大切ですが、(今のプロ野球界には)美しさ、美意識が欠けているのではないかなと思います。いかに美しくあるかというのをお互いの共通認識として持っていきたい」と言った。プロ野球の監督が就任式で「美しさ」に関して語ったことなどこれまで無いだろう。◆「美しさが安全に繋がる」と信じて私は国内に「より美しい」ヘリポートを作ってきた。当社が作った200余りのヘリポートで事故は一つも起こっていない。◆「美しさが強さに繋がる」「美しさが勝利に繋がる」のも真実であろう。きっと小久保監督が来年、そのことを証明してくれることだろう。◆来年のロッテの敵はオリックスではなくソフトバンクになるだろう。
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◎2023年10月18日 ---- ボス ◎
- さようなら 谷村新司さん
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谷村新司さんが亡くなった。まだ74歳だった◆私が高校生の頃だから今から50年も前のことになる。顔も見たことなかったが毎週、谷村さんの「語り」を楽しみにしていた。夜遅くのラジオ番組「セイヤング」で毎週バカ話を聞かせてくれた。クラスで数人しかいない「セイヤング」のファンは谷村さんの放送の翌日は必ず、昨夜のバカ話のおさらいをしながら大笑いしたものだった。◆バカ話の「極致」は「天才秀才馬鹿シリーズ」と題されたコーナーであった。チンペイさん(谷村)とバンバンが送られてきた葉書を読み大笑いをする。聞いているこちらも釣られて大笑い。バンバンとは後に『いちご白書をもう一度』を出すばんばひろふみである。セイヤング時代はアリスもバンバンもまだ無名であった。少なくとも九州では無名であった。◆「天才秀才馬鹿シリーズ」で大笑いしたフレーズの幾つかはいまだに覚えているが下品過ぎてここに記せないのが残念。◆私が大学生になった頃、谷村新司率いる「アリス」がメジャーになる。数々の名曲を残したが私が好きな谷村の曲は『終止符』『22歳』『遠くで汽笛を聞きながら』◆谷村新司さん、ありがとうございました。
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◎2023年10月12日 ---- ボス ◎
◎2023年10月10日 ---- ボス ◎
- 通知表と日記
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大分県佐伯市の実家は母が亡くなった後、7年以上誰も住んでいない。住んでいなくても維持費はかかる。近所に迷惑をかけないように庭木の手入れや雑草駆除だけでも大変だ。住んでいなくても家屋は傷む。雨漏りや漏水などの修理代もバカにならない。毎年、固定資産税も徴収される。私の思い出のためだけに維持することは佐伯市のためにもならないだろう。そこで思い切って実家を処分することにした。◆処分すると言ってもいきなり解体するわけにもいかない。打ち合わせのために帰省してきた。既に実家には貴重品は残していないつもりであったが一つ心残りは私の小中高校時代の通知表が見つからないことだった。通知表を求めて実家の書棚や押しれの中などを探したが見つからない。通知表は見つからなかったが母の日記が出てきた。◆晩年、母は認知症に苦しめられていたが、いくらか具合が良い時には日記を付けていた。自分の認知症を自覚しながらもそれを認めたくない母の葛藤がそこに記されていた。◆認知症になった母は人柄も変わったようだった。「あの優しかった母はどこへ行ったのだろう?あのきれい好きだった母はどうしたのだろう?今の母は別人のようだ」・・当時私はそんなことを思っていた◆日記の中の母は、私や姉に注意されたことを反省していた。優しい母がそこに居た。辛くなった。ポタポタと涙が落ちた。だが人に読まれることを前提とぜずに書かれた日記をこれ以上読んではいけないと思った。母のその日記も処分した。◆通知表は出てこなかったが八年前晩年の母が書いた日記と遭遇した。価値ある帰省だった。
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◎2023年10月02日 ---- ボス ◎
◎2023年09月29日 ---- ボス ◎
- 自由に生きる
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大橋巨泉、タモリ、所ジョージ。羨ましい生き方を貫いている人。渡辺貞夫や矢沢永吉、吉田拓郎も同じく羨ましい。私に近いところでは「数独」のニコリの社長だった鍛冶真紀さん。◆彼らには遠く及ばないが私もその方向を目指して生きて来た。楽しく、いろんなことに興味を持ち、誰に媚びることなく自分の生き方を通す。そして誰からも嫌われないのが理想。◆66歳になり私は「フーテンの寅さん」の生き方を目指している。そろそろ本格的に実行に移してもいいんじゃないか。とにかく人様に迷惑をかけたくない。人様に後ろ指を指される生き方はしたくない。◆「あの人楽しそうだな」「あの人、気楽でいいなあ」そのように人様に行ってもらえるような人生をこれから目指していこうと思っている。
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◎2023年09月26日 ---- ボス ◎
- Yahoo!「みだし」くらいはきちんとしろ!
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ポータルサイトをYahoo!にしている。多くの記事の「見出し(みだし)」が並んでいる。気になる見出しがあるとクリックしてその記事を読む。これらの記事には多くの誤字や脱字がある。不愉快になる。書いた本人でも、その記事の掲載を決めたYahooでも、なぜ校正しないのか?少なくても数千人が読むであろうその記事に誤字や脱字があることがしょっちゅう。記者の能力不足もあるがYahooの管理不足も大きいのではないだろうか?◆先日はこんな「見出し」があった。「エンゼルス監督 大谷は『元気』」。おかしいだろう!おそらくエンゼルスの監督が大谷選手の近況に関して質問され「元気にしているよ」と答えたとの記事だろうとは想像がついた。それなら「エンゼルス監督 『大谷は元気』」と書くべきだろう。◆「エンゼルス監督 大谷は『元気』」と「エンゼルス監督 『大谷は元気』」。この違いに気づかない「どうでもいい、知力の低い日本人」が増えているのだろう。
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◎2023年09月19日 ---- ボス ◎
- 「させていただきます」はおかしい。
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ロックバンドB’zの公演後、ステージセット解体中に事故が起きて複数の作業員が負傷した。B’zの所属事務所は事故内容を報告し、ファンへ心配をかけてしまったことを謝罪した。「ファンの皆様、関係者の皆様にはとても心苦しい思いをさせてしまいますことを、メンバー・スタッフ一同、重ねてお詫び申し上げます」との謝罪文にはこちらが同情してしまう。誠意が伝わってくる。◆ただ、その前の「負傷したツアースタッフ・アルバイトスタッフが一日でも早く回復されることを、メンバー・スタッフ一同、心より願い、お祈りさせていただきます」との文はおかしい。「お祈りいたします」と書くべきだろう。誰に対して「お祈りさせていただきます」なのか?「『させていただく』は丁寧なようで、実はみっともない表現だ」と常々思っているが「お祈り」まで「させていただく」ようでは「日本語の乱れ」であると指摘させていただきます。(笑:皮肉ですよ)
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◎2023年09月18日 ---- ボス ◎
- 「二つの違い」
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「週刊新潮」の中にとても面白い文章があった。コピペする。◆「A」は自分自身の具体的目標がなく、相手の夢を阻止するのが生き甲斐。「B」には大きな夢・志・野望があり、目標達成のため研究を怠らない。「A」は何かトラブルが起こってからはじめて行動するのだが、「B」は先手先手で仕掛け、日々努力を重ねる。「A」は1回負けただけで落ち込むが、「B」は失敗を怖がらず、へこたれない。「A」は単独行動で素性を隠し、人がついてこないが、「B」は隠し事なく支え合い、組織で行動するし、指揮系統がはっきりしていて仲間割れしない。「A」は常に怒ってばかりいて、怒りを武器にするが、「B」はいつも大笑いしている。(以上コピペ)◆「A」は「正義の味方」(例:仮面ライダー)、「B」は「悪の組織」(例:ショッカー)だという。なるほど!確か!・・・・この分析、面白くないですか?
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◎2023年09月15日 ---- ボス ◎
- 賢い内閣は?
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昨日の朝刊に「第2次岸田再改造内閣」と題して新閣僚名簿が載っていた。私が高校生のころは(というよりも「数年前までは」の方が適切な表現かもしれないが)この名簿には必ず各人の最終学歴が記されていた。私が高校生の頃は、その圧倒的多数が「東大」であった。日本は東大を出た優秀な人たちが導いてくれているのだ、と子供心にも思っていた。「僕も東大を目指そう」と思った。◆事実、高校2年生の最初の頃までは「東大を目指します」と担任に言い、担任も「頑張れよ、このままの成績を維持できれば大丈夫」なんて言ってくれていた。ところが、いろいろと事情もあってその願いは叶わなかった。◆いや、私の願いはどうでもいい。政治家から「東大卒」が減ったのは問題だ。頭が良くなくても情熱があればこの国の舵を切れる、というのは間違っていると私は思う。◆国の先導は、やはりそれなりの優秀なオツムを、持っていて欲しい。明らかに、この私よりも「この人は算数ができないな」と思われる政治家が増えた。政治家にしても経営者にしても算数のセンスが無ければ多くの者を先導するだけの力は無いと私は思っている。
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◎2023年09月14日 ---- ボス ◎
- そこまで追求しなくても・・・
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阿波踊りのプレミアム桟敷席が「階段の幅」と「蹴上の高さ」が建築基準法に合致していなかったということで元市議会議員が「実行委員会」などを刑事告発した。建築基準法では階段幅は90㎝以上だが実際には80㎝で作られていたことが問題だという。◆マスコミが取り上げ「実行委員会」は反省しているように見えた。例によって「事故が起こらなかったからいいってことじゃなく、もし事故が起こっていたら誰が責任を取ったんだ?!」と正当な理由をつけて元市議は怒る。◆「そこまで怒らないと気が済まないの?」と私は思う。この程度の違法建築はあちこちにある。消防法違反の建物もものすごく多い。それらに向っては何も言わないのに高々祭りの期間の数日の仮設の建物の階段幅が10㎝狭いだけでなぜこんなに大騒ぎをするのか私には理解できない。私も建築に係わる仕事をしている。社員達には当然のこととして建築基準法に従うことを求めている。◆その私だって今回の「実行委員会」には同情する。もちろん落ち度はある。反省もしなければならない。だが刑事告訴をするほどのことでもないように思うのだが、私が甘すぎるのだろうか?◆「そこまでしなくて許してやれよ」の言葉が誰からかでないものかと期待している。
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◎2023年09月13日 ---- ボス ◎
- あかあかと日はつれなくも秋の風
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朝の出勤時、電車を「虎ノ門ヒルズ」駅で降りて、そこからは新虎通り(別称マッカーサー通り)を新橋方向へと歩く。この通りは街路樹が美しい。今は百日紅が鮮やかな深紅の花を咲かせている。◆今朝の新虎通りは雲一つない深い青色の空、そこに相変わらずギラギラとオレンジ色の太陽が輝いている。だが、そよと吹く風はもう真夏のそれとは違う。まだまだ暑いが確実に暑さのピークは越えた。「暑いの大好き」な私にとっては夏の終りの寂しさを感じるこの頃だ。ふと松尾芭蕉の句を口ずさんだ。「あかあかと日はつれなくも秋の風」・・私の大好きな金沢の兼六園で詠んだものだとか。
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◎2023年09月08日 ---- ボス ◎
- 風の盆
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ある大企業の会長と私、二人で沖縄に向かっていた。ANAのプレミアムシートのモニターでは「日本の祭り」と題して各地の祭りが紹介されていた。そういえばその会長は祭り好きで有名。夏が来ると毎年「キノシタさん、〇〇祭りに行きませんか?」と誘われていたがこれまでご一緒したことはなかった。◆「会長は日本中の祭りを観てこられたでしょうが、どの祭りが良かったですか?」と訊ねてみた。「そうやねえ、みんないろいろと特徴あるからねえ。自分も参加するんやったら青森の「ねぶた」やねえ。跳ねるの、楽しいよ」と懐かしそうに言った後「でもね、観るんだったら八尾の『風の盆』が断トツやねえ」と続けた。「あんな静かな、あんな心に沁みる祭りは他にないねえ」と言う◆「会長、私もこれまで観た祭りでは『風の盆』が断トツ最高なんです」と私は答え意気投合した。そして私は「今年こそ、また八尾(やつお)へ行ってあの『風の盆』を楽しもう」と決めたのだった。◆どうせ八尾まで行き『風の盆』を楽しむのだったら祭りの翌日、9月4日の早朝の列車に乗って「お見送り」されたいと思った。八尾の街に泊まって9月4日の朝にJR越中八尾駅から電車で帰る観光客を祭りの衣装のままでホームで踊りながら見送ってくれるのだ。「お見送り電車」に乗って見送られるには八尾の街に泊まるしかない。ところがすでに八尾の宿は昨年から予約されていっぱいだ。いや八尾どころか富山市の宿も全部満室だ◆それでも今年こそ『風の盆』をまたナマで観たい。お見送りもされたい。悩んだ末、私は大胆な手を打って今年の『風の盆』を楽しんできた。それはそれは素晴らしいものであった。「やっぱり祭りではこの『風の盆』が断トツ最高だな」と確信したのであった。
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◎2023年09月06日 ---- ボス ◎
- 容疑者の前科は報道しろ
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京アニ放火殺人事件の青葉容疑者は前科があった。茨城県でコンビニ強盗をはたらき、懲役3年6月の実刑判決を受け服役していた。◆昔(恐らく40年くらい前まで)はテレビや新聞で容疑者を報じるときには名前と顔写真と「前科」を必ず伝えていた。前科者は名前のあとに(前科〇犯)と付いていた。それがいつのころからか「服役を終えたらキレイな身になる」との考えからなのか(前科〇犯)を伝えなくなった◆「服役を終えたらキレイな身になる」との考えは「犯罪者の更生」に繋がることだろうから否定はしない。だが前科者が再度容疑者になったときには彼の前科をすぐに報じて欲しいものだ。その程度の知る権利は我々も持っていると思うのだが、何に斟酌しているのか多くのマスコミは前科をすぐには報道しない。◆知らんでいいことを重大ニュースのように報じ、知りたいことをほとんど伝えようとしないマスコミが多すぎる。
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◎2023年09月05日 ---- ボス ◎
- どうってことないじゃないか!
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首相補佐官を務める森まさこ参議院議員が、今年8月末に司法修習生の長女とその友人一行を首相官邸に招待し、“見学ツアー”をしていたことが週刊文春の報道で分かった。「首相補佐官の立場を使った私的利用ではないか」との指摘が浮上している。(yahoo ニュース)◆見学ツアーくらい別にいいじゃないか!目くじら立てて怒ることでもなかろう。「週刊文春」はなんでもかんでも、公的な人間の些細な欠陥や配慮に欠けた行動を抉り出し、大げさに報道する。政治家だろうが大学教授だろうが芸能人だろうがスポーツ選手だろうが「聖人君子」はいない。文春の記者自身も「聖人君子」でないくせに公的な立場の人間にはそれを求める。そして彼らが「ごめんなさい」と言わない限りどこまでも追及する。◆「こんな政治家に私たちの税金は使いたくない」と言えばバカな有権者が「そうだ、そうだ」と乗っかる。人に聖人君子を求めるなら「隗より始めよ」である。少なくとも首相補佐官が自分の娘やその友達に自分の仕事場を見せる程度のことは大騒ぎすることでもない。
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◎2023年08月04日 ---- ボス ◎
- 分母を示せ! 不思議に思え!
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テレ朝の、朝の報道番組で「昨日は全国の223地点で猛暑日を記録しました」と言っていた。私はこの報道姿勢にウンザリする。テレ朝は「223もの多くの地点で」と言いたいのだろう。賢くない視聴者もテレビ画面を観ながら「223もの多くの地点で」と理解してしまうのだろう。◆100万の中の223なのか、300のうちの223なのか「分母」が示されなければ多いのか少ないのかわからないだろうに。そこを不思議に思わない人ばかりであることが私には不思議だ。「おかしい」ことを「おかしい」と思わない人が多い。◆調べてみた。(テレ朝以外の局で、ちゃんと言っているところがあった)「全国の観測地点921のうち223もの地点で猛暑日を・・・」 報道機関ならちゃんと、このように伝えるべきだろう。
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◎2023年07月28日 ---- ボス ◎
- きちんと国名を表記しろ!
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テレビで「世界水泳福岡」を見ている。我が母校(佐伯鶴城高校)の後輩、渡辺一平君は今夜が200m平泳ぎの決勝だ。なんとかメダルを取ってもらいたい。◆この「世界水泳福岡」はテレ朝の独占中継のようだが、見ていて不愉快になることがある。競泳の予選、8レーンまでの選手を紹介する枠には国旗と名前しか出ないのだ。そりゃアメリカ、イギリス、オーストラリアくらいは誰でも分かるだろう。だが知らない国旗も多い。昨夜の女子100m平泳ぎでは見知らぬ国旗の選手がトップを泳いでいる。どこの国だろう?国旗の横に(LTU)とあるだけ。テレ朝は配慮が足らない。◆調べてみた。LTUはリトアニアだった。(国旗+LTU)と出すよりも(リトアニア)と書く方がよっぽど親切だろう。少なくともわざわざ調べる手間は省ける。
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