‘ブログ’ の記事一覧

2023年02月07日 ---- ボス

宮本輝「よき時を思う」

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宮本輝の作品が好きだった。「青が散る」「錦繍」「優駿」「春の夢」そして「流転の海」。私の学生時代から社会人の初めの頃まで、宮本輝作品はどれも面白かった。◆私が中年と呼ばれる年齢になったころから、だんだん面白くなくなってきた。こちらが変わったのか、宮本さんの作風が変わったのかは分からない。分からないが、私には面白くなくなっていた。残念◆それでも宮本輝の新作が書店に並ぶとつい買ってしまう。先日は「よき時を思う」の初版を買った。読み始めたが面白くない。150ページにいくまでに5日間もかかった。恐らく読了せずに止めることになるだろう。◆すでにストーリーテラーとしての宮本輝はとっくにピークを越えている、と私は思っている。彼が悪いわけじゃない。時代なのか、年齢なのか・・・。ただ、その『よき時を思う』の中に「これいいな」と感じる文を見つけた。嬉しかった。◆「見ていると幸福な気持ちになるものがある。それはやがて『もの』ではなく幸福そのものになる。わたしはそういうものを探して集めてきた。・・・・探せばみつかる。探さない人には見つからない。」◆納得。「オレは随分と探してきたぞ。いっぱい見つけたぞ。」と思った。

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2023年02月01日 ---- ボス

なんでも噛みつく野党

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岸田総理の「育休中にリスキリングを」との発言が大炎上している。「育児中など様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししてまいります」という総理の発言、私は「ありがたいな。いいことだな」と感じる。ところが この答弁に、野党から批判が相次いだ。 批判の中の最も大きな声が 「子どもの育児で格闘しているときに(お勉強など)できるわけない。総理、あなたは子育ての大変さを理解していないんじゃないの?」というものだ。◆「野党ってのは、こんなことにまで噛みつくのか?」と私は思った。私も子育てのほとんどを家人に任せていたので、子育てがどれほど大変なのかを実は知らない。知らなくても言いたい◆私が産まれたころ、昭和30年代も当然子育てはあった。当時は母親が子育て担当だった。洗濯機も冷蔵庫もアイロンもエアコンも掃除機も電気炊飯器も電子レンジも都市ガスもなかった。紙おむつもなかった。コンビニもなかった。amazonもパソコンもスマホもなかった◆洗濯機ができ、冷蔵庫ができ、アイロン、エアコン、掃除機、電気炊飯器、電子レンジ、都市ガス、紙おむつ、コンビニ、Amazon、パソコン、スマホが普及した今、昭和30年代の母親と比べれば一日に数時間の余裕が生まれたはずだと私は思っている。昔は風呂を沸かすのに20分間程度は焚き口についなければならなかったのだ。◆「知ってんのか?子育ては大変なんだぞ!」と言うといかにも弱者の側に立った優しい発言に聞こえるが、私は「時間を有効利用できる時代なのだから、有効に使ってお勉強もしませんか?」との考えに大賛成。◆自宅で大概のことを勉強することができる時代になったのだ。「甘えてないで、頑張りましょうよ」と言いたいが「あんたは実際に自分で子育てしていないから、そんなこと言えるのよ」とヒステリックなおばさんから反撃を受けそうで少し怖い。

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2023年01月31日 ---- ボス

正確なジャッジ

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30歳で大企業を辞めた。それからは年俸制になったのでボーナスをもらったこともない。◆若い頃から多くの経営者と接する機会があった。先輩経営者から教えてもらうことも多かったが、逆にそれらの先輩経営者の能力を測っていることもあった。「この人は偉そうなことを言うけど大した経営者じゃないな」「この人は控えめだけど、きっとこの会社は成長するだろうな」などと、偉そうに査定していた。失礼な話である。だが私の見極めは大方当たっていた。◆経営者個人の能力によるところが大きいのだが、当時私が気が付いたのは「爺さんになったら経営は難しいのだろうな」ということ。理解力、判断力が年齢とともに落ちてくる。爺さんになると正確なジャッジができなくなる。その当時私が思っていたのは「経営者は63歳程度が限界かな?惰性で、もっと長くはできるけどピークはすでに越えてるな」ということ。もちろん個人差はある。◆その63歳を私はすでに超えた。今年の6月には66歳になる。果たしていま、経営において正確なジャッジができているのだろうか?少し不安である。気力・体力がともに衰えていることには気づいている。少し焦り始めている。

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2023年01月30日 ---- ボス

「フロー」と「ストック」

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誰でも産まれた時点では資産ゼロだ。大学を卒業するころには、奨学金を借りたことで資産がマイナスになる人も多い。社会人になり少しずつ給与(フロー)が増え貯蓄(ストック)も増えてくる。日本人の平均では「フロー」のピークは60歳少し手前、「ストック」のピークは65歳ころだろう。◆「ストック」がない老人は年金という「フロー」のみで生活することになる。これはしようがない。◆問題は「ストック」があるにもかかわらず年金という「フロー」のみで生活する人が多いということ。資産ゼロで産まれてきたのだから死ぬときに資産ゼロになるように生活すればいいものを、なぜか老人は「ストック」が減じることを拒む。恐れる。◆これでは老人の生活は侘しいものになり経済も潤わない◆「おじいちゃんが溜めたおカネでしょ。おじいちゃんとおばあちゃんが楽しむために全部使ってってよ。僕らに残さなくてもいいよ」というムードを作るべきだろう。◆7年前に84歳で亡くなった私の母は実に質素な暮らしぶりだった。収入は年金だけなのに、それでも預金残高が増えていた。私と姉が相続税を払うほどの遺産を残してくれた。(ある程度の遺産がなければ相続税は発生しない)◆母の生前、私は母に「オレにカネを残すより、自分で使ってくださいよ」と言っていた。年老いた母はカネの使い方を知らなかった。「カネを使わなくても幸せだったのだ」と信じたいが、果たしてそうだろうか?申し訳ない。◆私は、遺産(ストック)はせめてピーク時の半分以下にまでになるように使ってしまいたいと思っている。子供や孫に、必要以上の資産を残しても良いことばかりではない。

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2023年01月24日 ---- ボス

Have a good day!

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我が家は7階建てマンションの5階。今朝、家を出たらエレベーターが7階から下りてきた。中にはときどきお会いする私と同年齢くらいの紳士が乗っていた。「おはようございます」と挨拶しながら乗り込んだ。「寒いですねえ」とその紳士。「10年に一度の寒波らしいですね」などと私が言っているうちに1階に着いた。彼が先にエレベーターから降りた。そこで右と左に別れるのだが、彼が「良い一日を!」と言った。私は予期せぬ言葉に対し返事ができず、ニコッと会釈しただけだった。彼は、海外生活が長かったのだろうか?◆米国出張時はよく「Have a good day!」と声を掛けられる。その時は「You too」と返すのが一般的。だが日本語で「よい一日を!」などと言われて「あなたもね」と返すべきなのか分からない。

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2023年01月20日 ---- ボス

友池君ちでいただいた初めてのマックの話

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45年くらい前の学生時代の話。五月のゴールデンウィークだった。大学の近くに下宿住まいをしていた私と友人の後藤功君と二人で、福岡の高級住宅街から通っている友池哲雄君の実家に遊びに行った。友池くんちは豪邸であった。何をして遊んだのか覚えていない。もう一人、誰かを誘って麻雀でもしていたのかもしれない◆遅くなり、友池君が「泊って行ったら?」と優しい言葉をかけてくれた。私と後藤君は「ありがとう。そうします」と即返答。友池家の二階、彼の部屋に布団が3組敷かれた。酒を飲み疲れ、電気を消す段になって友池君が言う。「オレ、明日、朝倉のじいちゃんの家の田植えを手伝いに行かんといけんのよ。朝、早く出るけん、あんたちはゆっくりしてっていいけん。オフクロには言うとるけん」確かにそういうことを言った。灯りを消して寝た◆翌朝、目覚めると友池君がいない。客人である私と後藤君はどうしていいのか戸惑っている。「そういえば、田植えに行くって言いよったよね、昨夜」と後藤君。◆しばらくすると友池君のお母さんが覗きにきた。「あら、起きられましたか? 下に簡単な朝食を用意していますよ」と声をかけてくれた。友池君のお母さんは女優さんのようにキレイだった。そして優しかった◆私と後藤君は身支度を整え階下のキッチンへ下りて行った。お母さんが用意してくれていたのが簡単なサラダと牛乳と「マクドナルドのハンバーガー」だった。名前は知っていたが私も後藤君もそれまで「マクドナルドのハンバーガー」を食べたことがなかった。友池くんちで食べたこの「マクドナルドのハンバーガー」はビックリするほど美味かった。感動した。◆あれから45年が経った。今、過去の日記を整理している。一昨年から後藤君は大病で伏せているがたまにメールで近況を知らせてくれる。陽気な彼のことだ、まだまだ病気に負けずにきっと克服するのだろうと思う。◆昨日、後藤君に「友池んちでご馳走になったマクドナルドのハンバーガー、覚えとる?」と聞いてみた。「泊ったことは覚えとるけど、ハンバーガーのことは覚えとらんなあ」との返信があった。そして「今週末は寒そうだけど、もうすぐ梅も咲きますよ」と書いてあった。

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2023年01月16日 ---- ボス

中国 コロナ死者 1か月で6万人!

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中国ではこのひと月でコロナの死者が六万人にも達した、と日本の新聞が嬉しそうに書いている。「やっぱりゼロコロナ政策は失敗だった」と言いたいようだ。◆そうだろうか?我が国でも最近、毎日500人近くがコロナで死んでいる。1日に500人ということは1か月では1万5000人ということだ。「中国はゼロコロナ政策を辞め爆発的にコロナが広がり1か月で6万人が死んだ。」「我が国では、ウィズコロナ政策を取り続け、何度もワクチンを打って、それでも今なお1か月で1万5000人が死んでいる」◆冷静に数字を比べてみるべきだろう。「中国」「1か月」「6万人死亡」≒「ゼロコロナ政策失敗」と言いたいのは一部のマスコミだ。あるいは一部の(いや、実は大半の)中国嫌いの人たちだ。中国には日本の10倍の国民が居る。日本で1万5000人が死んだのなら中国では15万人が死んでやっと現在の日本と同じペース。◆「ゼロコロナ政策失敗」と数字で言うとしたら「中国で1か月に50万人が死んだ」くらいの数字がでたときだろう。1か月で6万人の死亡で済んでいるのなら「ゼロコロナ政策は大成功」と言うべき数字である。なぜ、マスコミはそう言わないのかが不思議だ。

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2023年01月12日 ---- ボス

安楽死法を急ぎたい

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知人の、高齢の両親が病気で苦しんでいる。両親ともに90歳を越える。父親は7年前から意識がなく病院のベッドで眠り続けているという。母親は認知症が進み施設と病院の往復が続く。「オヤジは眠り続けているだけなのでときどき病院に様子を見にいくだけでいい。オフクロの世話の方がよほど大変だ」と彼は言う。「死を待つだけのオヤジですが・・・」と彼が言いにくそう。「やはり自分の親。意識がなくても生きてくれているだけでいい。少しでも長生きして欲しいものですか?」と私が尋ねると彼はやんわり否定した。「長生きして欲しい、っていうのはあります。でもそれは親だからということではなく、父が死ぬと年金がもらえなくなるからです」と言う。◆眠ったままの父親は手がかからない。病院の費用よりは年金の方がはるかに多い。浮いた年金で母親の施設費用や介護費用を賄っているという。「年金を受け取るために父に長生きしてほしい」と思うのは仕方がない。それが現実。◆彼の辛さ、彼の苦労は理解できる。だが、釈然としない。国を挙げて「生かす」ためだけに莫大な費用と疲労と苦労が使われている。安楽死法を急ぐべきだと私は思う。

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2023年01月11日 ---- ボス

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「サウンド オブ ミュージック」「ローマの休日」「ライフ イズ ビューティフル」「ニュー シネマ パラダイス」「ショーシャンクの空に」「大脱走」「ET」「スターウォーズ」「ダイハード」「愛と青春の旅立ち」「アバター」「フィールド オブ ドリームス」「トップガン」「燃えよドラゴン」「ポセイドン アドベンチャー」「ホテル ムンバイ」「雨に唄えば」「ロッキー」・・・私が大好きな、感動した映画の数々◆だが「一番好きな映画を1本あげて」といわれたら私は迷わず「シェルブールの雨傘」を選ぶ。ミッシェルルグラン作曲の美しく甘く切ないメロディーの乗せて、美しく切なく悲しいストーリーを、美しく可憐な若きカトリーヌ・ドヌーヴが見事に舞う。◆初めて観たのは小学生のころだったろう。早熟な私はテレビの「ロードショー」でこの映画を観て、カトリーヌ・ドヌーヴに魅了された。テレビで放映されるたびに観た。家庭用ビデオ(VHS)で観た。DVDでも観た。ブルーレイでも観た。10年くらい前だったろうか渋谷の映画館で上映された。そのとき初めて劇場で観た。涙が出た◆2018年の7月、ミッシュエル・ルグランが青山の「ブルーノート東京」に出演した。85歳のルグランのピアノは柔らかく美しかった。幸運にも私はルグランと握手することができた。とても柔らかな掌だった。その一年後、彼は永眠された。◆先日、WOWOWで「シェルブールの雨傘」が放映された。久しぶりに観た。何度観ても感動する。切なさが心地よい。観終わったのは夜中の二時を回っていた。そして私は久しぶりにぐっすり眠った。

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2023年01月10日 ---- ボス

カレンダー、ゴミ化改善

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昨年の12月20日、この欄で「矛盾」と題して、カレンダーを配る悪習を非難した。その翌日だった。M銀行の支店長が年末の挨拶にやはり1枚の大判カレンダーを持ってやってきた。年末にいただくカレンダーに辟易としている私は条件反射のように「失礼な言い方になって申し訳ないけど、M銀行さんが配るカレンダーのうちどれだけが実際に使用されるのでしょうね」と切り出した。◆支店長がニコニコしながら答える。「実は昨年末、私がカレンダーを持って来ましたらキノシタ社長からそのことを注意されました。私は恥ずかしかった。そして悔しかったのです。社長のおっしゃることはもっともです。私は支店に戻って、社長からのご指摘をそのまま本社に訴えました」と言う。支店長はニコニコしている。カレンダーを広げながら「でも、このカレンダーのファンがいることも事実です。待ってくれている方もいます」と立ち上がった。◆「社長から指摘され、私が訴えたからそうなったのかは分かりませんが、我が行が配るこのカレンダーは昨年の30%になりました。70%をカットしたのです。ご指摘ありがとうございました」と言い頭を下げられた。私も嬉しかった。

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2023年01月10日 ---- ボス

紅白歌合戦

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昨年末の紅白歌合戦のことを書くのを忘れていた。◆年末、テレビでは格闘技をやっていなかったので数年ぶりに「紅白歌合戦」を観た。いや、午後10時近くまではテレビ東京の、徳光さんが司会をする歌番組を観ていた。10時ころチャンネルをNHKに変えた◆紅白もなかなか楽しい。特に良かったのが玉置浩二(安全地帯)と桑田佳祐とその同級生(時代遅れのRock ‘n’ Roll Band)の2組。いずれも私と同世代。◆まあ、すごい。みんな魅力的。◆自分のことを「枯れ始めた。加速度を持って枯れて行っている」と思っていた私は昨年末、彼らから「まだまだ老け込むには早いぞ!一緒に頑張ろうぜ!」って励まされた気分になった。嬉しかった。ありがとう。◆まだまだ頑張る。

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2023年01月10日 ---- ボス

王将戦、当事者はマスク不要では?

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将棋の王将戦は新旧の天才の対決となり、普段将棋に感心のない主婦層や学生までが注目している。藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖=に羽生善治九段(52)が挑む。かつて天才の名を欲しいままにし当時のタイトル7冠全制覇を成し遂げた羽生九段には、この王将戦はタイトル100期の偉業もかかっている。全国が注目するその王将戦第1局は若き天才・藤井王将の勝ちとなった。◆熱戦の模様をニュースで見ていて思った。「せめて対局者二人だけでもマスクを外すことはできなかったのか?」と。できぬわけは無かろう。もちろん記録員など同室に入るものは全員マスク着用義務は当然だ。だが部屋の真ん中に座る主役二人にマスクを義務付ける意味があるのか?二人には事前のPCR検査でもしてもらえばそれでいいではないか。◆対局中、棋士の脳はフル回転を続ける。十分な酸素が必要だ。彼ら二人がマスクをすることによって、どのようなリスクを回避できるというのか?彼ら二人がマスクをしないとどんなリスクがあるのだ?◆「なぜマスクをしなくていいのか?」というバッシングが来ないように主役二人にもマスクをお願いしているのだろう。馬鹿みたい。◆主役二人の最高のパフォーマンスよりも、一部のヒステリックなクレーマー対応を優先したみたいで何とも感じ悪い。第二戦では、マスクなしでの最高の勝負を見せてもらいたいものだ。

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2023年01月04日 ---- ボス

「私が誉めてやらんとなあ」

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大分市立金池小学校に入学し、2年生の2学期までを過ごした。担任は若くキレイな今井茂子先生。◆2年生の正月3日、一家四人で乗っていたタクシーが事故を起こし父親が即死、母も大怪我を負った。私と姉は祖父母の住む佐伯市の小学校へと転校することになった。そんな状況の中、転校後も今井先生は私のことを心配し続けてくれた。「どうしてますか?頑張っていますか?」と手紙をくれ、ときには「元気で頑張っちょる?」と佐伯市まで訪ねてきてくれることもあった。母も、私の進路のことなどを今井先生に電話で相談することもあったようだ◆あの事故から丸57年が経った。昨日、今井先生から電話があった。先生はいまだに私のことを当時と同じく「モトミちゃん」と呼んでくれる。「モトミちゃん、元気にしてるん?」から始まり「よく頑張ったなあ。あなたの頑張りは私はよく知っちょるけんね。あのとき・・・・」と先生は幼いころの私を思い出してくれながら誉めてくれる。「よく頑張ったなあ。もうお母さんがおらんくなったから、あなたの苦労と頑張りを知っちょる人もいないやろ。だから、あなたの苦労と頑張りをよく知ってる私が誉めてあげるね。そう思って電話したんよ」先生の言葉は女神さまの言葉のようだった。電話のこちらで私はボロボロと涙を流した◆思い出話のあとに聞いた。「先生、おいくつになられましたか?」「私はな、もう95歳なんよ。もう背中も丸まって小さくなったし、記憶力も弱くなった。それでもまだなんとか歩くことはできるんよ」◆いつまでもいつまでも元気でいて欲しい。私を見守り続けて欲しい。

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2022年12月29日 ---- ボス

今年最後

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昨日(28日)が我が社は仕事納め。お昼から納会となった。コロナ禍にもかかわらず盛大な、ほぼ全社員参加の楽しい会となった。◆今日(29日)は一人で、誰もいないオフィスで過ごしている。わが社の社長室は一人でも落ち着く。窓から見える東京タワーが美しい。◆午後2時ころ散歩したくなった。平河町にある、私が「東京で一番美味しいコーヒー」と思う喫茶店『可否道』まで歩いて行ってみようと思った。グーグルで見ると高々2.2kmしかない。人気の少ない東京の街を新橋から平河町へと向かった。途中、国会議事堂の前を通る。普段から人通りは少ないが、年末の今日は警備のためのお巡りさん以外ほとんど歩いている人はいない。年末の晴れた空、国会議事堂前の閑散とした大通りを一人歩きながら、「随分来たな」「よく頑張ったな」「東京、きれいだな」などと感傷に浸っていた。◆うかつだった。喫茶『可否道』は今日から年末休みになっていた。赤坂まで歩き銀座線で会社に戻った。東京タワーが相変わらず美しく、夕焼けの手前にそびえている。◆来年もいい年になりますように。「老けこむのは早いですよ!」と声をかけてくださいね。

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2022年12月29日 ---- ボス

年末に思ったこと

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吉田拓郎のラストアルバムは「Ah-面白かった」。小椋佳のラストアルバムは「もういいかい」。私が大好きだった二人のシンガーソングライターが素敵なタイトルのアルバムを最後に活動を狭めている。寂しいが見事な生きざま。私も男として彼らのようにかっこよく老いていきたい。

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2022年12月28日 ---- ボス

私の個人的な「今年の漢字」

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数日前、この欄で私の個人的な今年の漢字として『満』を選んだとお話しした。確かに充実した一年だった。◆経営者としてはこれまで25年間アクセル全開で飛ばしてきたが今年は正月にギアをニュートラルにし惰性で走ってみよう、と決めた。いつまでも私がアクセル全開では部下たちが可哀そうだ。こちらはもう「引退」のタイミングを測っているのだから。私の会社は着々と強くなっている。少し安心。私は自信を持って今年の漢字を『満』にした。◆『満つれば欠く』のが自然の流れ。私は今年の充実を「満喫」する暇もなく「欠ける」ことの不安に対する準備を始めている。「心配性」「根暗(ネクラ)」「貧乏性」「悲観的」・・・残念ながらこれらの性格は経営者には付きもの。気長に付き合って行こう。来年の漢字も再び『満』が選ばれるといいな。

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2022年12月27日 ---- ボス

ピーク

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どの方向から眺めてももはや人生のピークを越えた。◆「出会い」があり「別れ」があるのが人生。これからは「出会い」に喜ぶことよりも「別れ」に悲しむことの方が増えてくる。「知る」ことがあり「忘れる」ことがある。私の脳みその中のメモリーは少しずつではあるが確実に容量が減ってきている。「入ってくるカネ」があり「出ていくカネ」がある。収支バランスは確実にマイナス。少ないストックを少しずつ食いつぶしていくことになる。今以上に健康になることはない。少しずつ、でも確実に身体は老いる。老いの速度を遅くする努力はしても、だれでも「3年前よりも元気」なんてことはない。◆「夢」がないことが一番つらい。「夢」を持てなくなった自分が寂しい。といって「絶望」しかない、というわけでもないのだが・・・。

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2022年12月26日 ---- ボス

友がみな偉く見えたころ

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一浪一留してやっと大学を卒業し、東京の建設会社に勤務した。40年以上前のこと。今のブラック企業なんてものじゃない。とんでもない労働環境だった。苦しかった。◆公務員になった同級生やスーパーゼネコンへ就職した連中の話を聞くと羨ましかった。「大学時代もっとまじめに勉強して公務員を目指すべきだった」と反省したが、後戻りできるわけもない◆就職2年目に結婚した。東京で結婚したのに自宅に帰ることができるのは週に1日か2日。帰っても疲労でぐったり。新婚時代の楽しい思い出などほとんどない。「友がみな 我より偉く見ゆる日よ 花を買いきて 妻と親しむ」毎日、毎日、この啄木の歌を口ずさんでいた。「働けど 働けどなお 我が暮らし 楽にならざり じっと手を見る」とペアだった。この二つの啄木の歌をどれだけ口にしたことだろう◆40年が経った。老人になった。コロナ禍への対応も厳しさが弱まってきた。同窓会が増えてきた。同窓会に行っても「友がみな 我より偉く」見えることはなくなった。健康であれば、若い頃は、遮二無二働いたほうがいいのではないかと思う。

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2022年12月20日 ---- ボス

矛盾

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胸に17色のSDGsバッジを着けた銀行マンが来年のカレンダーを持って年末の挨拶にやってくる。私はつい、言わなくてもいい嫌味を彼に言ってしまう。「この大きなカレンダー、1万枚配ったとして何枚が壁に貼られるのでしょうね?」「大分の田舎の一軒家に住んでいた私のオフクロなら『ありがとうね。キレイだね』と言って台所の壁に貼ったことでしょう。だけど東京のマンションの壁にこのカレンダーを貼る人はわずかでしょうね」◆いただいたカレンダーは大きな箱に入れ「自由にお持ち帰りください」と書いて社員に持って帰ってもらおうとするがほとんどが売れ残る。私の予想では、銀行が配る大型の1枚カレンダーは90%以上が貼られることなくゴミとなる。◆「欲しい」と申し込んだ人にだけ配ればいいものを・・・。SDGsのバッジを着けて大きなムダを配る人たちが多い年末。難関大学を卒業したエリートと呼ばれるあなたたちが、なぜこんなことを「おかしい」「やめましょう」と言えないのかが不思議。思考停止症候群がこの国には蔓延しているようだ。

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2022年12月20日 ---- ボス

今年の漢字

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今年の漢字に「戦」が選ばれたそうだ。私は「断」を予想していたが今年もまた私の予想は外れた。まあ確かに今年は「戦」かもしれませんね。◆さて私の個人的な「今年の漢字」は何だろう。「齢」「衰」「忙」「寂」「禍」「防」「遊」など候補があるが・・・。年齢からくる体力気力の衰えは如何ともしがたく、それでいて仕事はなお忙しく、友人や先輩が亡くなり寂しいことも少なくなかった。コロナ禍は以前治まらず、マスクで防御した。仕事も攻めることよりも大きなミスを防ぐことに傾注した。それでも「心の洗濯」とか「これまでの苦労に対するご褒美」などと言いながらわずかな時間でも「遊ぶ」ことを心掛けた。温泉もゴルフもあちこちへ出かけた。◆そして私が選んだ今年の漢字は「満」。悲観的なことを探せばいくらでもあるが、それ以上に充実した満足のいく一年だった。なんと言っても最愛の娘が優しくて芯のある素敵な伴侶を見つけてくれた。それを彼らの仲間たちと心から祝福してあげることができた。満たされた一年になった。

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2022年12月13日 ---- ボス

「初恋」

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私はコンピュータ音痴でパソコンの接続など全くできない。◆自宅の私の部屋の大きなテレビでもNetflixが観られるようにと娘が接続してくれた。最初に見たのが『全裸監督』。面白かったが第3話あたりでやめた。飽きた。次に観たのが『孤独のグルメ』これもすぐにやめた。続いて友人に勧められて今話題になっているという『金魚妻』。うん、これはなかなか面白かった。数日かけて最後まで観た。そのあとに別の人に勧められたのが『殺人を無罪にする方法』というアメリカのドラマ。第一話を観て寝た。面白そう。毎晩、一話ずつ観れば1週間楽しめる、と思っていた◆ところが、偶然にも複数の友人や知人から「キノシタさん、Netflixに入っているなら『初恋』がお勧めです。きっとキノシタさん好きでしょう」と連絡があった。『殺人を無罪にする方法』を一旦やめて『初恋』を観ることにした。◆結果は・・・・ドはまり。昨夜は午後9時から1時半まで観てしまった。あとは最終章を残すだけ。◆今夜は涙をふくタオルを用意して、深夜。一人で楽しもうと思っている。新しい楽しみが増えた。ありがたい。

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2022年12月01日 ---- ボス

老いと病院

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毎年この時期、人間ドックに入る。ドックでは胃カメラ検査もPET検査も脳ドックもみんなやる。さらに3年に一度は大腸検査。幸いこれまでに大きな異常は見つかっていない。人間ドックのほかにも毎月1回、内科で血圧チェックを受け3か月に一度は血液検査。さらに3か月に一度、自律神経の検査を受けているし、歯医者も3か月に一度検査をしてクリーニングをする。このほか今年は帯状疱疹ワクチン接種、コロナワクチン接種2回、インフルエンザワクチン接種と合計20回以上も病院へ行った。どこも悪くないのに20回も病院に行ったのだ。いくら予防のため、早期発見のためといっても少し多すぎるかな。◆と、そんなことを思っていたら先週は自律神経の検査予定をすっかり忘れてしまっていた。そして本日は夕方4時予約の歯医者を忘れていた。どちらともスケジュール表にはきちんと書いているのに・・。スマホが鳴って「〇〇医院ですけど・・」と聞いて「あっ!!!」と思い「ごめんなさい!!!」と詫びる。2週続けてうっかりミス。◆私の場合はカラダよりも脳のほうが先に衰えているようだ。人様にご迷惑をお掛けすることだけは避けたいといつも思っているが脳の衰えは人様に迷惑をかけてしまう。申し訳ない。ごめんなさい。なにか対処法を講じなくては・・・。

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2022年11月25日 ---- ボス

走行距離課税

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自動車の「走行距離課税」が国会でも話題になっている。私は導入賛成だ。◆増税はだれでも嫌がる。議員も、増税の必要性を訴えると選挙で票が減るため、それが正論でも声高に訴えにくい。逆に減税は票になるので無責任な奴らは皆減税を求める。馬鹿みたい◆我が国ではガソリン1リットルあたり約55円も税金がかかっている。元々は道路特定財源との位置づけで、そのガソリン税で多くの高速道路が作られてきた。◆若者の人口が減りクルマ離れが始まった。一方、自動車の燃費が良くなりさらに電気自動車が普及してきた。当然、ガソリンの売り上げは減る。多くのガソリンスタンドが廃業した。するとさらに電気自動車が売れる。完全にガソリン販売は悪循環に陥っている。ますますガソリン税収は減っていく◆それでも道路は維持しなければならないし、新たな道路を作る必要もある。道路を作り維持するための財源は、道路を利用する人が負担すべきだと私は考える。多く利用する人が多く負担する。それが最も合理的。◆増税を喜ぶ者はいない。だが必要なものは徴収しなければならない。最も不公平感がなく、理論的、合理的なのが「走行距離課税」だと思うのだが私の回りの、クルマを所有している人たちは皆反対している。◆国会議員も大変だな。

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2022年11月25日 ---- ボス

情熱と好奇心

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一度追いかけ始めた仕事は何としても成功したい。仕事の「成功したい」は「開発したいい」であったり「受注したい」であったり「特許を取得したい」であったり様々だ。経営者としては「売上増」や「利益増」などがある。◆淡々と、上司に言われたことをやっていたのでは大きな「成功」はやってこない。「どうやったら成功するだろうか」と悩み研究しなければならない。それには『好奇心』と『情熱』が必要だ。◆だが残念ながら「好奇心を持て」「情熱を持て」と指導しても、彼らがそれを持つことはない。無理な注文だ。「好奇心」や「情熱」っていうものは「持て!」と言われて持てるものではないようだ。◆賢くないヤツに「賢くなれ!」と言っても賢くならないのと一緒。好奇心や情熱は「持て!」と指導されるものではなく、どうも天性のもののようだと最近諦めかけている。「好奇心を持て」「情熱を持て」とはもう言わない。誰が好奇心をもっているのか、情熱を持っているのかを探すことにした。

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2022年11月24日 ---- ボス

「最も強い言葉」って何?

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ここ一、二年で使われ出したようだ。少なくとも私が意識したのは一年前くらいだ。「最も強い言葉で避難する」っていう言い方。◆「ウクライナの民間病院までミサイル攻撃するロシアの非人道的な行動を我々は最も強い言葉で非難する」というような使われ方をしている。「最も強い言葉で非難する」は岸田総理も気に入ったみたいで北朝鮮に対しても使っている。◆言いたいことは分かる。ニュアンスは分かるけど、でも、なんかヘン。「私はお前を最も強い言葉で非難するぞ」っておかしいでしょ?最近のブームなのかなあ?◆こんな言葉の使い方、私は嫌いだ。最も強い言葉で注意したい。

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2022年11月21日 ---- ボス

サンキューハザード

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高速道路の合流地点などで譲ってあげると譲られた車はハザードランプを2,3回点滅させ「ありがとう」の意思表示をすることが一般的になっている。ハザードランプは「ありがとう」や「ごめんなさい」の意で使用されることが多い。だが、これは適切な使用方法ではない。恐らく運転免許の試験では「譲ってくれたのでハザードランプを点滅させて感謝の意を伝えた」というのに「〇」を付けたら間違いであろう◆先日、六本木の交差点付近で私は右車線を走っていた。左車線前方をパトカーが走っている。渋滞でお互いノロノロ運転だ。パトカーが右車線に移動したがってウインカーを出した。私は速度を落としパトカーに譲った。さてパトカーは・・・。◆なんとパトカーがハザードを点滅させて「ありがとう」を示してくれた。私は苦笑い。おそらく運転指導では「ハザードランプを『ありがとう』として使ういわゆる『サンキューハザード』は間違った使い方ですよ」などと言っているおまわりさんが私にサンキュハザードを出してくれた。

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2022年11月18日 ---- ボス

今年のミステリー大賞は『リバー』で決まり!

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昨年の1月に「今年のミステリー大賞はこれで決まり。『野良犬の値段』が実に面白い」と書いた。私の予想はかすりもしなかった。私に言わせれば、なぜか駄作ばかりが上位に来ていた感じ。読者の、或いは選者の感覚が理解できない。◆どこが面白いのか私にはさっぱり理解できない『元彼の遺言状』(新川帆立)などが大賞を受賞し綾瀬はるかさん主演でテレビドラマ化された。こんなんじゃ日本のミステリはどんどん落ちていくな、と心配していた。◆そこに現れたのが日本のミステリの救世主、奥田英朗さん。新作『リバー』は最高に面白い。ことしの9月30日が第一刷であるからタイミングも悪くない。きっと年末の「ミステリ大賞」は『リバー』が独占。来年には映画化されるだろう。◆と、私は激押しなのだが、なぜか私が推す作品はこれまでトップになれなかった。今年はどうだろう?

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2022年11月17日 ---- ボス

TSUTAYA

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会社を設立した当初「ヘリポート業界の『TSUTAYA』を目指そう」と部下たちと話していた。かつてはどの駅前にも小さな「レンタルビデオ屋」があった。徐々に淘汰され『TSUTAYA』だけが残っていた。結果的に顧客や安くて質の良いビデオやDVDを借りられるようになった。我々が「ヘリポート業界のTSUTAYA」になることが結果的に日本中の建設会社や設計会社や病院のためになることだと信じていた。◆ところが最近、あちこちのTSUTAYAが店を閉めている。ネットフリックスやアマゾンプライムのおかげで「レンタルDVD」が不要となってきた。急激に時代は変化する。◆TSUTAYAさんから学ぶことは多い。

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2022年11月16日 ---- ボス

リモートワークは眠たくなる

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リモートワーク三日目。面白くない。同じことをするのでもスーツに着替えてオフィスに行き社長室のデスクに向かって仕事するほうがはるかに効率がよい。自宅では資料が少ないし「ちょっと教えて」と部下に電話もしづらい。もっと悪いのは非常に眠たくなること。私は普段から不眠症に悩み逆に昼間はいつも眠たい。それでも出社していたりゴルフしていれば現実の「しなければいけないこと」が睡魔に勝つ。ところがリモートワークでは「しなければいけないこと」」よりも睡魔のほうが強い。誰にも監視されていないので自分に甘い私は負ける。◆リモートワークの短所はいろいろと見つかった。もちろん長所もあることは知っている。◆明日から出社予定。

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2022年11月15日 ---- ボス

リモートワーク

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インドネシアのバリ島で昨日からG20(金融・世界経済に関する主要国会議)が始まった。冒頭で米国バイデン大統領と中国の習近平国家主席が笑顔で握手した。多くの問題を抱える両国だがやはり首脳同士が直接に会って話し合うことは大きい。世界中が安心した。◆私はリモートワークが好きではない。それを言うと総務からは「社長、そんなこと言わないでくださいよ。今どきリモートワークを否定すると優秀な方が当社へ入ってくれなくなりますから」と注意される。そうらしい。リモートワークのない会社はどうも評判良くないらしい。◆訳あって昨日から私もリモートワークすることになった。昨日・今日・明日の三日間の予定。昨日は私の人生初めてのリモートワークの日。どうってことない。回りに人の目がないとどうしてもだらけてしまうことは予想通りだった。そして今日はだらしない格好で仕事をしていた。普段なら毎朝浴びるシャワーも今朝は浴びなかった。すると昨日よりもさらにだらけてしまっていた。「これじゃいかん」反省し昼休みにシャワーを浴び服を着替えた。少しシャキッとした。◆それでもやはり緊張感がない。「やっぱりリモートワークは基本的にはダメだな」と言うのが今のところの私の感覚。◆さて、どうなんだろう。

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2022年11月14日 ---- ボス

早朝の東京

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訳あって早朝5時に会社へ来た。まだ暗い都心を、愛車を自分で運転して出社。冬の月曜、早朝5時の東京は夏場よりもはるかにクルマが少ない感じ。クルマを運転するのが楽しい。◆オフィスの自室で日の出を見るのはいつ以来だろうか。

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2022年11月14日 ---- ボス

笑点

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10月20日のこの欄に「笑点」と題して昔、大分空港からの飛行機で当時の笑点メンバー全員と一緒になったことを書いた。◆昨日、ゴルフから帰って「笑点」を観ていたらなんと大分での収録であった。山田君が言った。「22年ぶりに大分へやって来ました」と。◆そうか、あれは22年前のことだったのか。あの時のメンバーから、こん平・歌丸・円楽・楽太郎(六代目円楽)がいなくなった。

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2022年11月10日 ---- ボス

鍛冶真起(通称マッキー)という超魅力的な男

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鍛冶真起さんとは行きつけの銀座のバーでちょくちょくお会いした。そのうち親しくなった。彼は僕のことを「ヘリちゃん」と呼んでいた。ヘリコプターのヘリちゃんだ。◆とにかくお友達の多い方だった。誰とでもすぐにお友達になる。誰からも好かれる。野心やいやらしさが全くない。「フーテンの寅さん」を地でいくような生き方をしていた。私とバーで飲んでいて「今日はさ、西軽井沢の駅前にクルマ置いてきたよ」などと言う。「どういうこと?」と聞くと「昨日から軽井沢に言ってたんだけどな、西軽井沢に美味そうな店を見つけて入ってみたのよ。と、地ビール飲みたくなって飲んじゃった。運転できないじゃん」などと言っている。で「問題ないよ。明日、朝、取りに行けばいいから。近いよ、軽井沢」などと続ける。そんなことがしょっちゅうだった。◆そのマッキーを胆管癌が襲った。本人には悲壮感が全くない。平気な顔して酒を飲みタバコを吸う。回りも気にしない。「マッキーのことだ、癌なんて、きっとやっつけるんだろうな」っていう感じ。不思議だ。◆マッキーは大分県が大好きだった。佐伯市の私の実家が現在空き家であることを伝えると「オレ、泊まりに行ってもいい?」と聞いてくる。「ええ、もちろんです」と言って実家のキーを渡した。マッキーさんが大分への旅行を計画中に癌が酷くなった。私の実家の鍵を開けることなくマッキーはあの世へと旅出った。◆マッキーが手掛けた本は数十冊片付けていたがマッキーの著書を読んだのはマッキーが亡くなってから。その著書の題名はいかにもマッキーらしい『本屋さんに行くと言ってウルグアイの競馬場に行った』。これが実話である。マッキーが45歳のとき実際にやったことを詳しく楽しく書いている◆「オレもマッキーさんのように生きたい。マッキーさんのようになりたい」とは思うものの65歳になってもまだなかなかできるものではない。鍛冶真起さんが亡くなって1年以上になる。私はしょっちゅうマッキーを思い出している。「もう少し親しくさせていただけばよかったな」「せめて佐伯の実家に泊まってくれていたら嬉しかったのになあ」「これからでも遅くない。オレもマッキーさんのように生きてみよう」などいろいろなことを思っている。「オレはこんなにしょっちゅうマッキーさんのことを思い出しているけど、天国のマッキーさんは友達が多すぎてオレのことを思い出してくれることなどないのだろうな」◆鍛冶真起、通称マッキー。私の大好きな数字パズル『数独』の生みの親。「Godfather of Sudoku」の死は世界中のニュースで流れた。◆昨夜、1年ぶりに数独(上級編)に挑んでみた。1時間以上かかって解いた。マッキーの笑顔を思い出した。

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2022年11月09日 ---- ボス

ガソリンスタンド急減

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大きくニュースになることはないようだがここ30年間で我が国のガソリンスタンドの数は半分近くまで減っている。恐らく「自動車の燃費が良くなったこと」「若者の自動車離れ」「団塊の世代の免許返納」などがその要因なのだろう。さらにここにきてウクライナ戦争と円安でガソリン価格の高騰が続くためガソリンスタンドの経営は苦しくなるのだろう◆一方、地方都市ではクルマは生活必需品。地方の大型病院や大型スーパーは黄色ナンバーの小型車がいっぱい。彼らは毎日、生活のためにクルマを使う。ガソリンスタンドが無くなったら大変。そこで彼らはEV(=電気自動車)を買うようになった。毎日、自宅の駐車場でフル充電できる。電気自動車は私の予想以上に普及率を上げている。そうなるとさらにガソリンは売れない。ガソリンスタンドは負のスパイラルに落ち込もうとしている◆昨日、ラジオで面白い説を聞いた。「ガソリンが売れないと道路が作れない」というのだ。そもそもガソリン税は『道路特定財源』として徴収しはじめたそうだ。自動車を走らせるための道路なのだから自動車を走らせる人に負担してもらおう、という考えだ。納得。◆ガソリンが売れなくなると道路の整備ができなくなる。そうなるとますます自動車離れが起きる。ガソリンスタンドの負のスパイラルはまだまだ続きそうだ◆「空飛ぶクルマ」の時代になれば道路整備費は要らなくなりますよ、とラジオは言っていた。うーん、なるほど、そうかもしれない。だがその時代がすぐに来るとは思えない。「空飛ぶクルマの普及スピード」・・これに関しては私の悲観的な予想が外れて欲しい。

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2022年10月31日 ---- ボス

「4勝2敗」と「4勝3敗」の確率

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今年のプロ野球日本シリーズはオリックスの4勝2敗1分けで決着が着いた。日本シリーズは「先に4勝した方が勝ち」というルール。勝敗予想をするとき「4勝2敗」を予想する人よりも「4勝3敗」と予想する人の方が多いように感じる。両者の力が拮抗するのであれば「4勝2敗」よりも「4勝3敗」となり易いと感じるからなのだろうか。◆数学的には両者の力が同じ場合は「4勝2敗」も「4勝3敗」も同じ確率である。コインの表と裏でどちらかが先に4回先に出た方が勝ちという場合などは同じ確率になる。◆「4勝2敗」も「4勝3敗も」必ずどちらかの「3勝2敗」を通過する。オリックスの「3勝2敗」で昨夜のゲームを迎えた。昨夜のゲームでオリックスが勝てば「4勝2敗」で決定、オリックスが負ければ「3勝3敗」となるので最終的にはどちらかのチームが「4勝3敗」となるのである。◆先ほど各確率を計算してみた。多分、間違っていないだろう。ゲームが「4勝0敗」で決まる確率は1/8。「4勝1敗」は1/4。「4勝2敗」は5/16。「4勝3敗」も5/16である。(引き分けは考えていない)◆確率に興味がない者、確率論が苦手な人は経営者にはならない方が良い。

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2022年10月27日 ---- ボス

落語

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仲のいい落語通の弁護士に「なにかお勧めの新作落語はありませんか?」と訊ねた。彼は嬉しそうに「キノシタさん、まさにキノシタさんにお勧めしたいと思っていたのが二話ありますよ。立川志の輔の『みどりの窓口』と立川志の春の『白い薔薇』、どちらもきっとキノシタさんお好きだと思いますよ」とのこと。早速、YouTubeで聴いてみた。はい、たしかに面白かった。最高でした。◆立川志の輔の『みどりの窓口』と立川志の春の『白い薔薇』、お勧めです。あっ、女性には『白い薔薇』はオススメしません。

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2022年10月26日 ---- ボス

会社に欲しい人材

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開発部の上司から「宇宙では重力がないのでボールペンが使えない。宇宙でも使えるようなボールペンを開発してくれ」と言われ、黙々と、或いは嬉々として開発研究をする者は多い。その開発にどれくらいの費用と年月がかかるのかを計算する者も多い。ところが上司に向かって「なんでボールペンなんですか?鉛筆でいいじゃないですか」と質問する者はほとんどいない。誰かが「鉛筆でいいじゃないですか」と言ったら「そうだよね。オレもそう思ってたんだけど・・」と言うヤツばかり。◆少なくともリーダーを目指す者は「なんで鉛筆ではダメなんですか?」と言える人でなければならない。

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2022年10月24日 ---- ボス

見栄をはるな!

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剣道5段の達人は、高校生が素振りをしているのを見ただけで「2段だろう」「3級くらいかな」などとだいたい当てられる。逆に剣道初心者は3級の選手も初段の選手も5段の達人も素振りを見ただけでは分からない。◆50万円のスーツを着ている人は他人が着ているスーツを見て「30万円くらいだな」「5万円くらいかな」などと見極める。違いが分かる。逆に3万円のスーツを着ている人は他人が5万円のスーツを着ているのか30万円を着ているのか違いが分からない。◆仕事も一緒。仕事ができる人は、少し話してみたら相手がどの程度の仕事ができるのかが分かる。逆に仕事ができない人は相手がどの程度の上級者なのかが分からない。分からないから自分を大きく見せようとする人が多い◆3万円のスーツを着ている人が50万円のスーツを着ている人に向かって「このスーツは10万円したよ」と言っても「うそつけ!」と言われる。剣道3級の者が5段の達人に向かって「私は高校生の時に初段でした。最近は身体がなまってしまって・・」などと言っても「うそつけ!」と言われる。仕事も同じ。知識や能力がない者が背伸びをして「できるフリ」しても上級者にはすぐにバレる。◆成長しようと努力することは必要だが、自分を実力以上に賢くみせようなどと見栄をはることはない。それよりも、自分の実力を正直に相手に伝え、相手から協力してもらいながら成長することの方がプラスになる。自分の弱さを認め、さらけ出し、克服しようと努力することが成長への近道だ。◆賢く見せようと見栄をはることはない。

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2022年10月21日 ---- ボス

新橋のメシ屋

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昼休みに新橋駅付近を歩くとあちらこちらに行列を見かける。どこも美味そうな昼食を提供している。博多ラーメン、鶏のから揚げ、オムライス、タイ料理、カレーなど。入ってみたいな、と思うもののなかなか昼休みに行列に並んでまで入る気はしない。行列に並んでいるところを部下に見つかったら恥ずかしい。そこで「今度、土曜か日曜に来てみよう」と思う◆経営者の性なのか、私は休日、特に用がなければ出勤する。ゴルフがあっても帰りに会社に立ち寄ってみる。そしてふらりと新橋駅周辺を散歩する。「休日、行列がない日に入ってみよう」と思っていた店の前を通る。だが、なぜだろう?それらの店は行列が無ければ、私を「入ってみたいな」という気にさせないのだ。◆人が欲しがるモノはオレも欲しい。人が欲しがらなければオレも欲しくない。典型的な「つまらないヤツ」の発想だ。情けない。

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2022年10月20日 ---- ボス

笑点

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「笑点」のメンバーと同じ飛行機に乗り合わせたことがある。◆今から20年くらい前だった。大分空港から羽田へ向かう飛行機に乗った。私は左窓側の席に座りシートベルトをしていた。そこへ見知った顔がぞろぞろと現れた。◆当時司会をやっていた(五代目)円楽のほか、木久蔵・こん平・歌丸・楽太郎・好楽・小遊三それに座布団運びの山田クン。私の第一印象は「貧相なオヤジの集団だなあ」だった。特にこん平と歌丸はひどかった。山田クンよりさらに貧相であった。その中で二人だけバリッとしていた。オーラを放つ二人がいた。円楽と楽太郎。よれよれのセーターを着たジジイ集団の中、円楽と楽太郎は黒いスーツをビシッと着こなし背筋も伸びていた。◆貧相だが人の好さそうなジジイたちがヘラヘラニヤニヤ笑っているが円楽と楽太郎はヘラヘラしていない。それでも二人とも実に穏やかな優しそうな眼をしていた。私は円楽と楽太郎のファンになり、その後楽太郎は円楽になった◆円楽さんも楽太郎さんも亡くなった。その前に歌丸さんも逝かれた。今の笑点メンバーはどんな移動をしているのかな?

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2022年10月18日 ---- ボス

タバコをやめろ!

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60歳代も後半になると周りに病人が増えてくる。「昨年、胃癌の手術をしたけど転移していたようで今度は肝臓に見つかりました」とか「血液の癌に侵されて入院しています」とか「腸の調子が悪くて精密検査をしたら指定難病でした。入院です」などとlineやメールが届く。突然、訃報が舞い込むこともある。「えっ!なんで?」と驚きそして腹が立つ。こんな思いはもう嫌だ◆60歳を過ぎて重症で入院するヤツ、死んでしまったヤツ、決まって彼らはタバコを吸っていた。「タバコはやめろ!」とlineで伝えると「60歳で止めたよ」などと返信がある。「止めるのが遅すぎるわ」などと返す。九州弁で「タバコさえ吸っとらんかったらそんな病気にはならんかったやろう」と続けようかとも思ったが可哀そうだからやめた。◆病気になるヤツ、先に死んでしまうヤツ。「オマエらは自業自得かもしれんけど、残された家族や友人の立場になって考えたことあるの?」と聞きたい。「オマエがタバコ吸って死んでしまって、そりゃオマエの自分勝手。人として立派に死にたいのなら懸命に生きろ!タバコなんて30年前にやめろ!◆彼らは馬鹿だから、人に迷惑をかける結果になったことに何も思わないようだ。◆「もう少し気配りができていたら君ももう少し長生きできたのにね」って言いたい。そんな友人がたくさんいいる。友人の病気は辛い。また一人、私の周りの「タバコ吸い」があちらに行ってしまった。馬鹿だ。悲しい。

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2022年10月17日 ---- ボス

『平凡パンチ』と『朝日ジャーナル』

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私より5.6年先輩の方々の学生時代、イケてる男子学生は『平凡パンチ』と『朝日ジャーナル』を持ち歩いていた。私が大学に入ったころは『平凡パンチ』はその座を『週刊プレイボーイ』に奪われ、学生運動は終わり、ノンポリ学生が多くなったからか『朝日ジャーナル』を読む学生は非常に少なかった。◆私はイケてる学生ではなかったが先輩のかっこよさを追って『平凡パンチ』と『朝日ジャーナル』を購読していた。◆その10年後、土木技術者として建設現場に通う私の愛読紙は『サンケイスポーツ』と『週刊読売』に変わり、さらにその10年後経営者となった私の愛読紙は『週刊文春』と『週刊新潮』に変わっていた。そして65歳の今、経営者リタイアを考える私は『Newsweek』と『週刊新潮』を愛読している。◆愛読紙(誌)を思い出すとその頃の生活が懐かしく思い出される。辛かったことの思い出は徐々に薄くなるようだ。楽しかったことの思い出が濃くなるのかといえばそうでもないが。

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2022年10月12日 ---- ボス

気楽な独身生活

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家人が用事があって九州へ帰省した。福岡、長崎、五島に計五泊。その間、私は広尾の自宅で久しぶりに独身生活の気楽さと適度な不自由さを楽しんだ。一人夕食、チンして食べた「サトウのごはん」は意外と、とても美味しかった。洗濯もそれほど難しくはなかった。◆大きな収穫はネットフリックス。それまでに友人や部下から「面白いよ」「きっと社長は好きだと思いますよ」「激しすぎないエロです。多分、経営学の勉強にもなると思いますよ」などと言われていた作品、『全裸監督』を一人で誰に気兼ねすることなく観ることができた。作品は、実はそれほど面白いとは感じなかった。経営学の勉強には全くならなかった。◆それでも「楽しかった学生時代の独身生活」を懐かしく思い出したことは大きかった。

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2022年10月11日 ---- ボス

夢がなくなる

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それまでも少しずつ衰えを感じていたが、還暦を過ぎた頃から如実に加速度的に体力が落ちてきている。なんとか現状維持しようといろいろと頑張っているがその頑張りにも限界がある。◆お世辞だろうが、年齢を伝えた時に「お若いですね」と言われることは多い。頑張っているから年齢よりは少し若く見られることが多くなった。それでも確実に衰えている。去年までできたことができなくなる。寂しい。体力が衰えると気力も萎えてくる。記憶力も衰える。注意力も衰える。悲しい。◆周りに病人が増えてきた。LINEやメールで複数の入院中の友人を励ましている。いつ自分が励まされる方に回るのか、そう長い先のことでもないだろう。◆片付けないといけないことがたくさん残っている。残念だが、夢をあきらめ欲を捨てて、少しずつ身の回りの整理を始めなければならないようだ。「自分は恵まれている。幸せなほうだ」とは思っているが、それでも確実に老いている。夢が随分となくなった。

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2022年10月06日 ---- ボス

そんなに美味いか?

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あくまでも私個人の感覚であり、皆さんに同意を求めるものではないのだが、ひょっとしたらこれを読んでくださる方の中に私と同じ感覚の人がいるかもしれないと思って書いている。◆それほど美味くないよね、「生パスタ」「牛カツ」「羽根つき餃子」「シャインマスカット」◆「生パスタ」よりも乾麺をアルデンテに茹でた方がはるかに美味しい。「牛カツ」よりも豚カツでしょう。「牛カツサンド」よりも豚カツサンドのほうがはるかに美味しい。「羽根つき餃子」の羽根などいらん。羽根のない餃子のほうがはるかに美味しい。皮まで食べるシャインマスカットよりは巨峰やピオーネのほうがはるかに美味しい。◆新橋や銀座には「牛カツ」を売りにしている店が多い。何件か試してみた。いつも同じ感想を持つ「やっぱり牛カツよりも豚カツの方が美味いな」

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2022年10月05日 ---- ボス

歩きスマホを禁止すべき


小学校2年生の5月頃だった。私は大分市の金池小学校へ通っていた。その日は教師が生徒の自宅を訪問する「家庭訪問」の時期で午前中で授業は終わった。◆当時はクルマの往来も少なく、私は読書しながら歩いて帰っていた。突然、女性の大きな声。「モトミちゃん!ダメですよ!歩きながら本読んじゃ。危ないよ」・・声の方を見るとスバル360を運転する私の担任の今井茂子先生だった。今から60年近く昔のことだが、優等生だった私が初めて叱られたこととしてよく覚えている。後に今井先生は「モトミちゃん、あれは叱ったのではなく注意しただけだよ」と慰めてくれた◆そんな私の小学2年生のエピソードを披露しながらも、今言いたいのは「歩きスマホを禁止しろ」ということ。誰も厳しく注意し合わないのだったら条例でも法律でもいい「禁止」ということにするべきだろう。「歩きスマホ」は人に迷惑をかけるだけでなく思わぬ事故につながる危険行為である、と認知させなければならないだろう。

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2022年10月03日 ---- ボス

映画「トップガン」を映画館で観ないなんて

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毎週、月曜日の朝、各部門の責任者を集めて「幹部会」を開いている。今朝もあった。幹部会の後、雑談が始まった。ふと私が映画「トップガン」の話題を振った。私は勝手に「当社の幹部は全員、当然『トップガン』をすでに観たはず」と思い込んでいた。違った。◆取締役の3人が「トップガン」を観ているだけで、それ以外の幹部は誰一人観ていなかった。私は驚いた。そして少し憂鬱になった。◆我が社は飛行機やヘリコプターを扱う会社。自衛隊へ装備品を供給する会社。そしてキレイな日比谷の映画館街へは徒歩でも15分で行ける。仕事は毎日夕方4時半までだ。環境は整っている。観に行かない理由が私には分からない。早く観にいかないと終わってしまうよ。◆世間では「追いトップガン」という言葉ができるほどブームになっている。わが社の取締役の一人は、全社員へメールで熱く「トップガン」の面白さを伝えている。社員の一人も社内報で「トップガン」に触れた。◆これだけの環境にあってもなお観に行かない幹部にはそれなりの考えがあるのかと思って訪ねたが、ただ「それほど興味がないから」というだけ。◆「情熱」や「嗜好」や「やる気」や「好奇心」なんて、いくらこちらが煽ってもなかなか身につくもんじゃないのだな、とあらためて認識した。◆「映画も観ない」「読書もしない」「ゴルフもしない」「麻雀は知らない」「野球も見ない」「美術館にも行かない」「出張先でもコンビニ弁当」「恋もしない」「競馬もしない」「おしゃれもしない」「落語も聞かない」「コンサートにも行かない」・・・。だけど「テレビは観る」「YouTubeも観る」「家族と時間を過ごす」そして「仕事はする」というのは多い。◆「仕事はする」と言っても情熱や好奇心のない者はなかなか大きくならない。こじんまりとまとまった「良い人」ばかりが増えていることを,私は非常に寂しく感じている。

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2022年09月28日 ---- ボス

今年の漢字

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毎年、年末に「今年の漢字」と題してその年の世相を反映した一文字が選ばれる。これまでの「今年の漢字」は「震」「食」「倒」「毒」「未」「金」「戦」「帰」「寅」「災」「愛」「命」「偽」「変」「新」「署」「絆」「金」「輪」「税」「安」「金」「北」「災」「令」「蜜」「金」と続いている。◆随分と早いが、ふと、今年の一文字が思い浮かんだ。これまでに一度も選ばれていない文字。「断」◆各国で極右・極左への志向が強まり分断化の波が起こりつつある。我が国でも昨日の安倍元総理の国葬の是非で国民感情は分断された。◆ロシアはウクライナを責め、ヨーロッパへのエネルギー供給を断つことを戦略として利用し始めた。この戦争はプーチンの独断で始められた。◆2年間以上続くコロナ禍では感染経路を断つことが求められたがなかなかうまく行かず、結果的には若者たちから出会いの場を断つことになった◆人よりも先に予想したかったので9月中に私の予想をお伝えした。さあ、どうだろう。12月の発表が楽しみだ。

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2022年09月26日 ---- ボス

あまりにも失礼

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私事になるが先週末(23日・金曜)、我が最愛の娘が入籍した。父親としては少し寂しくもあるが、優しく誠実な伴侶を選んでくれたことに安どしている。幸せになって欲しい。挙式と披露宴は12月に行うということだ◆娘の結婚式のことと安倍元総理の国葬に関して、思ったことがある。もし娘が披露宴への招待状を出し、その招待状が届いた相手がYouTubeなどで「招待状が届きました。でも私は出席しませんよ」などと言いながら「欠席」に丸をする姿を広くばら撒かれたらどんな気持ちだろうか?親として、私なら絶対に許せない◆安倍元総理の国葬への「招待状」が届いたことをYouTubeにアップし、さらに「欠席」に丸をして、それをアピールするバカで下品な国会議員がいる。出席しないのは本人の勝手だが・・。それでも「〇〇の事情により参加がかないません」の一言くらいを添えるべきだろう。◆考え方が違おうが、いくつかの疑義があろうが、この日本国の総理大臣を長きにわたって勤め上げ、選挙応援中に凶弾に倒れるという悲壮な死を遂げた元総理の葬儀を「自分のアピール」の場に使うさもしい国会議員たちに政治を任せている現状が情けない。私は怒っている。◆せめて明日の国葬が荘厳に、粛々と営まれることを切に願っている。

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2022年09月21日 ---- ボス

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山際経済再生担当大臣は、2016年にネパールで開かれた統一教会のイベントに出席していたことを指摘されると「(自分の記憶はないが)報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」などと他人事のように答えた。◆さらに昨日、2018年に開かれた統一教会イベントにも出席していたことが指摘された。このイベントには韓鶴子総裁も出席しており、韓総裁と山際大臣が一緒に映っている写真まで出てきた。これに対して山際氏は「外部から指摘があり、私も確認した。」などとふざけた答弁。あくまで「記憶にはない」風を装う。◆ネパールまで行っての異様なイベント参加。韓鶴子総裁までが出席したたった4年前のイベントに「参加したことを覚えていない」ような記憶力の乏しい人間を大臣にしていていいのか?国会議員にしていていいのか?◆私は国会議員が善意で(つまり統一教会がそんなに悪い団体だとの認識がなく)統一教会のイベントに参加したことや選挙の応援を頼んだことは全く悪いこととは思っていない。だが山際氏のように極端に記憶力のないお方は国会議員になるべきではないだろう。あるいは山際氏は「統一教会はとんでもなく悪い団体だ」との認識があったのだろうか?だからイベントに参加したことを隠そうとしたのだろうか?いずれにしても早く辞めたほうがいい。

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2022年09月20日 ---- ボス

老い

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会議中だが我慢できなくなって速足でトイレに向かった。3つ並んだ小用の便器、右側の便器に向かって40歳過ぎの男が放尿している。私は真ん中の便器を空けて、左側の便器に向かう。「漏れそうだ。我慢の限界だ」と急いでチャックを下した。「間に合った。良かった」と思いながらリラックス。終了してチャックを上げて、手を洗う。ふと気付くと右の便器に向かっている40男は未だ放尿が続いている。「オレも若い頃はいっぱい出たのになあ」と寂しくなった。

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2022年09月15日 ---- ボス

静かに安倍元総理の国葬を迎えましょう

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どう考えたって、今は静かに安倍元総理の国葬を迎えるべく準備する時期だと思う。そりゃ、いろいろ言いたい人も多くいることは知っている。だが「今は静かにしておいて」とお願いしたい。黙って、海外から来られる要人らと共に、21世紀の我が国を代表する政治家の突然の死を悼もうではないか。◆今は、多くの外国の要人に日本の礼節をアピールすべき時でもある。国葬で我が国が一つにまとまるべきときに、バカなマスコミに先導された思慮に欠けるヒステリックな国民が声高に「国葬反対」と叫び続けている。みっともない。◆総理大臣としてどんな良いことをしても、いくつか小さな失敗をすると人間失格のような烙印を押そうとする。例えばいまだに「アベノマスク」の話題が大きく取り上げられたりする。バカなマスコミと思慮不足な小さな正義人のおかげで我が国は世界に向けて「恥ずかしい国」に成り下がろうとしているようだ。◆冷静に考えて、今この時期に「『国葬反対』という考えの方が半数を超えています」との報道がテレビで流れることが恥ずかしい。なにかおかしい。

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2022年09月13日 ---- ボス

ワクチン3回接種が条件?

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これまで海外出張者が帰国時には「コロナの陰性証明」が必要だった。それを緩和し「3回のワクチン接種が完了していることを条件」に陰性証明の提示が不要となるようだ。◆おかしいと思いませんか?私は今年(2022年)の2月に3回目のワクチンを打った。半年以上前のこと。私は7月に4回目を打っているが、これを打っていなくても陰性証明なしで帰国できる。◆一方、最初はワクチンに抵抗を覚え打たなかったが、最近になって「打とう」と心変わりした人がいる。第1回目を1月に、2回目を8月に打ったとしよう。この人はワクチンを2回しか打っていないので陰性証明が必要なのだという。おかしいでしょ?◆2月に3回目を打った人は10月になっても「どうぞ」と通され、8月に2回目を打った人は「あなたは2回しか打っていませんね。陰性証明がないと通せません」というのである。◆「打った回数」よりも「最後に打ったワクチンの時期」の方がよほど大切だと思うのだが、なぜ誰も声を上げないのだろうか?

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2022年09月09日 ---- ボス

マスコミの報道姿勢が国力を毀損する

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①国葬反対、国葬の法的根拠は? ②国葬にかかる費用は? ③統一教会と自民党政治家のかかわり ④国葬と「桜を観る会い」と「モリカケ問題」の繋がり・・・最近のマスコミが主として報じている内容を揚げた。◆マスコミ人の多くは、若く無知な頃に「政権批判をすることがマスコミの最大の使命であり、それができることが民主主義の最大の魅力」と教えられる。それで重箱の隅をつつくような、政府のどうでもいい小さな悪を見つけだしては大騒ぎする。それが良いことだと思っているようだ。情けない◆本来、いまマスコミが報じるべきことは①国葬への参列者の詳細 ②国葬をやることの意義とメリット ③10年間統一教会問題をマスコミが報じなかった経緯の説明 ④マスコミ業界と統一教会の関係 であるべきだろう。自分のことは棚に上げて政府ばかりを攻撃する。「オレのことを叩けないだろう」と教師を挑発する悪ガキ中学生と似ている。◆やることが決まっている国葬をいつまでも「やるべきでない」と報じ、それが国民の総意であるような報道は慎むべきだろう。「国葬反対」へとマスコミが先導し、煽り、洗脳しているように見える。これでは国論が二分するだけで、日本国にとってはなんのプラスにもならない。国力を毀損しているだけだと思う。

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2022年09月09日 ---- ボス

百日紅

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百日紅と書いてサルスベリと読む。幼いころは「百日紅の花は白」と思い込んでいた。大人になってピンクや赤い花の百日紅があることを知った。徐々に赤い百日紅が増えてきたように感じている。◆私のオフィスは新虎通り(旧俗名は「マッカーサー通り」)に面している。この道の街路樹に百日紅が多く、街に花の少ない真夏にも、この百日紅のおかげで新虎通りには華(花)がある。とても美しい◆さてその新虎通りの百日紅、九月に入って散り始めた。寂しい。桜吹雪という言葉はあるが百日紅吹雪は聞いたことがない。ま、確かに「吹雪」と言えるほど舞うわけではないが舗道に落ちた百日紅の花びらの集団もなかなか美しい。

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2022年09月06日 ---- ボス

ドクターイエロー

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昨日、初めてドクターイエローを見た。新橋駅から浜松町方面へ走っていた。恐らく新大阪までノンストップで走るのだろう。◆実はドクターイエローは2両編成だと思っていた。違った。長かった。10両くらいはあった。ドクターイエローを見るとラッキーなことが起こると聞いたことがあったが、昨日は特に素敵なことがあったわけではなかった。

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2022年09月05日 ---- ボス

偏差値100以上?

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村上(ヤクルト)51,岡本(巨人)25,丸(巨人)24,牧(DeNA)23,大山(阪神)23,・・・昨日までのセ・リーグの本塁打数である。村上選手が突出しているのが分かる。セ・リーグの支配下選手は800人強。多くの選手は本塁打数ゼロである。◆本塁打数を偏差値で表すと村上選手の偏差値は100を超えているのではないだろうか?「偏差値100越え」なんてあるはずない、と思っている人が多いでしょうが算数的には十分にあり得ることである。誰か数学に詳しい人、計算して村上選手の偏差値を教えてください。

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2022年09月05日 ---- ボス

えーと

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通常の会話は普通に話せるのだが会議の場での発言では緊張のためか「えーと」を連発する人がいる。「えーと、大島出張のの件ですが、えっと、伊豆大島は奄美大島と違って、えーと、観光業が充実していないというか、えっと、まだまだ開発の余地があるというか、えーと、そういう状況でして・・・」という調子である。この「えーと」「えっと」を繋ぎ言葉にしている人は多い。みっともない。いい大人が自分のみっともなさに気づいていないことがみっともない。

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2022年09月01日 ---- ボス

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以下、毎日新聞の記事を転載する。

和歌山県は1日、県警の取り調べ時に「殺すぞ」などと暴言をはかれ精神的苦痛を受けたとする男性が、和歌山地裁に起こしていた損害賠償請求訴訟について、和解する方針を明らかにした。県が慰謝料30万円を支払い、県警は違法な取り調べを認め男性に謝罪する内容。県は関連議案を8日開会の9月県議会に提出する。県警などによると、訴訟の原告は和歌山市の40代男性。訴状などによると、男性は2020年7月、和歌山北署に暴力行為処罰法違反容疑で現行犯逮捕された。署の30代の男性巡査部長は取り調べ時に「泣かすぞこら」「切れさすんかほんま。暴れるぞ」「どつき殺すぞ」などと繰り返し、男性は執行猶予付きの有罪判決を受けた後、入院を余儀なくされたという。取り調べは録音・録画されており、男性は21年6月、176万円の損害賠償を求めて提訴していた。県警によると、巡査部長は「ふてくされているように見えた態度に腹が立った」と事実関係を認め、男性に文書で謝罪した。県警監察課は「厳正に対応する」としている。・・・(以上)

私には理解できない。暴力行為処罰法違反で現行犯逮捕された男だ。警察の巡査部長が大声を出したところでひるむとも思えない。実際は屁とも思っていないのではないか。それどころか「しめしめ」と思っていたのかもしれない。「もっと言え」と心では思っていたのではないか。真偽は分からないが警察官のやる気をそぐような判決はあってはならない。こんな輩を増長させるようなことがあってはならない。

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2022年09月01日 ---- ボス

映画館の席

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最近の映画は事前予約が必要で、予約時に自分の座席も決める。若いころは中央部の席を選んでいたが最近は「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」との心配から通路側を選ぶようになった。情けない。◆ところが最近の映画館は映像も音響もそして椅子の座り心地も大変良いので通路側の席でも中央部と比べそれほど遜色ない。快適に楽しめる。私はすでに「追いトップガン」も済ませた。(「追いトップガン」の意味を知らない方は調べてみてください)◆問題は映画の最後。エンドロールが流れ大音響で音楽が流れる。私はじっくりと音楽を楽しみ、エンドロールが終わり、会場に灯りが点いてから席を立ちたい。だが最近のエンドロールはやたらと長い。5分以上あるものもある。私はいい。目をつぶって、先ほどまでの映像を思い出しながら音楽を楽しむ余裕がある。さらに付け加えれば、現在の映画館の音響はその辺のコンサート会場よりもはるかにいい。実に気持ちのいい音楽が流れている◆で、問題というのは私の「気配り」と「自分の欲」の葛藤。「自分の欲」というのは「このまま、灯りが点くまで、じっくりと音楽を楽しみたい」ということ。そして「気配り」というのは「私が席を立たないとこの列に座っている人たちも席を立てないよな。トイレを我慢している人がいるかもしれないな。」などと考えてしまうこと。◆結論は出ていない。日によっては気配り優先で席を離れ、日によっては欲が勝つ。ちなみに「トップガン」は「追いトップガン」も含めてエンドロールが終わるまで端の席でじっとしていた。

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2024年12月20日 ボスの
スケジュール
  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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