‘ブログ’ の記事一覧

2023年06月13日 ---- ボス

ルート66の旅

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40歳代の後半に2回に分けて、米国のルート66をクルマで完走した。第1回目はサンタモニカからアルバカーキまで。そして2回目がシカゴからアルバカーキまで。(ちなみにルート66は始点がシカゴ、終点がサンタモニカである。シカゴのスタート地点は「begin」、サンタモニカのゴール地点には「end」のサインがある。「start~goal」ではなく「begin~end」というところがオシャレである)◆当時はカーナビもスマホもなく助手席に乗る友人が地図を見ながらナビゲーターをしてくれた。私の「ルート66完走」自慢を聞いていた息子が「オレも大学の卒業旅行でルート66を走ってみたいなあ」と言い出したので応援した。嬉しかった。私の完走からちょうど10年後のことだった。◆それからさらに7年が経った。「66歳の誕生日を再びのルート66上で迎えるってオシャレじゃない?」私が言い出したか息子が言い出したのかは覚えていない。◆6月11日、私は66歳になった。「end of the Trail」のサインの下で写真を撮った。66歳の初期高齢者には運転は難しくなっていた。多くを息子が運転してくれた。

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2023年06月02日 ---- ボス

不幸癖

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♬「わーたしは不幸グセ 取れなーい女と この胸に か細い手を添えて ああ泣きじゃくる人・・・」五木ひろしさんが歌う名曲「おまえとふたり」の冒頭の歌詞。作詞はたかたかしさん。◆45歳くらいまでだったろうか、私はしょっちゅうこの歌を口ずさんでいた。「オレは不幸癖が取れない男なのかなあ?」と思っていた。「なんでオレほど賢い男が、こんなに一所懸命に勉強して、自分の時間も捨てて仕事に打ち込んでいいるのに、結果に繋がらないんだ?」そんなことを毎日考えていた。「不幸癖が取れないオトコ」なのかなあ?との不安はあったがまだ絶望してはいなかった。「もう少し頑張ればなんとかなるだろう」そう考え続けて必死に頑張った。◆少しずつ道が開けてきた。65歳も終わりを迎えつつある。「不幸癖」なんて世の中にあっていいはずはない。気付くと私も「決して不幸ではない」と自信を持って言えるようになっていた。◆6月11日、私は66歳の誕生日を米国のルート66をドライブしながら迎える予定。人一倍苦労も努力もしたが総じて悪くない65年だった。

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2023年06月01日 ---- ボス

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当社のホームページには「お問い合わせ」欄というのがありそこへは様々な問い合わせが入る。ビジネスにならないような質問でも、相手先が明確であれば、極力真摯に回答するように担当者には指導している。◆先日「貴社のホームページの動画を拝見させていただき・・・差し支えなければ、30分~1時間程度お時間いただき、情報交換の機会をいただけますでしょうか?」との依頼が来た。相手は立派な企業のようである。当社の担当者と先方とで日程調整が始まった。私は、当社の担当者に「その会議、オレも興味あるから、オレの日程の空いているところで組んでくれ」とお願いしていた。「6月1日(金・本日)の午前11時半から」ということになった。私はスケジュール表に書き込んだ。◆ところが本日の朝、当社担当者が「今日の会議は先方が来られるのかと思っていたら『ウェブ会議でお願いします』とのことなんです」だと言う。私は立腹。◆会議でも挨拶でも準備がいる。心構えもいる。会ってみたいと興味もある。たとえば当社の事業案内でも現在取り組んでいるAとBとCがあれば、それぞれの資料もあるし担当者も社内にいる。状況に応じて資料を取り出したり担当者を呼んできたりと対応できる。ウェブ会議ではなにもできない。◆「失礼な会社だね。オレはその会議には出ないよ。キミらでやっておいて。」と当社担当者に告げた。

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2023年05月30日 ---- ボス

もてはやされ過ぎでは? 紫陽花

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「紫陽花」と書いてアジサイ。梅雨が近づいてくると各地から紫陽花の話題が聞こえてくる。「紫陽花、大好き」というオジサン・オバサンが紫陽花鑑賞ツアーを行う◆「花がキレイ」と感じる清らかな心の持ち主たちに対して文句があるはずもない。文句はないが私は「それほどキレイなもの?少しもてはやされ過ぎていませんか?」と思ってします。街にはキレイな花がいくらでもあるのに、なんで紫陽花なのと思ってしまう。紫陽花はどちらかというと「あざやか」というよりも「しっとり」と言った感じ。意地悪く言うと陰気臭い。◆個人が好きで鑑賞する分には素直に「キレイですね」と同意できるのだが、天邪鬼な私はテレビで紫陽花鑑賞ツアーのような話題があるとつい「紫陽花ってわざわざ足を運んで観に行くほどの花かい?ちょっと、もてはやされ過ぎじゃないの?」と必ず嫌味を言っている。

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2023年05月29日 ---- ボス

料理の出る順番

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ゴルフ仲間と久しぶりに恵比寿の「一風堂」へ行った。いつものとおり満員だったが、待たずに店に入ることができた。前回はなかったタブレットが各テーブルに置いてある。客はそのタブレットを使って注文するシステムに変わっていた。◆隣のテーブルの親子連れ4人組は「注文したけどなかなか出てこないなあ」って感じだ。「こりゃ、オーダーしても時間がかかるな」と思った。私たちは「生ビール」と「餃子」と「ラーメン」と「ごはん」を注文した。案の定、なかなか出てこない。待つこと7分くらい。やっとビールが来た。ビールを飲み始めると2分後、「餃子」でも「ラーメン」でもなく「白ごはん」をお兄さんが「お待たせしましたぁ」と言いながら持ってきた。「えっ?ビールの次が白ごはん?」思わず聞いた。「はーい、うちのごはんはなかなか美味しいんですよ」と笑顔のお兄さん。◆タブレットでの注文ではこのような「客の気持ちなんか分かりません」対応が出てくる。「白ごはん」には手を付けずビールを飲み終えた頃に餃子が出てきた。この餃子がとても美味い。それだけに順番をわきまえないタブレット注文が残念だ。

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2023年05月24日 ---- ボス

「木綿のハンカチーフ」と「卒業写真」

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「今頃になって、やっと気付いたの?」って笑われそう。共に1975年に発表され50年近く経った今も歌い継がれる昭和の名曲「木綿のハンカチーフ」(作詞:松本隆)と「卒業写真」(作詞:荒井由実)の共通性と対称性に先日気付いた。◆「恋人よ君を忘れて 変わってく 僕を許して」と男が変わっていく「木綿・・」に対して「人込みに流されて 変わってゆく私を あなたはときどき 遠くでしかって」と「卒業写真」では女性が変わっていく。◆「許して」「しかって」とあるように「変わっていく」ことは善ではなかった。恐らく今の若い純朴なカップルもどちらか一方が変わっていき他方が変わらない時には変わっていく方が悪になるのだろう。◆「木綿・・」はよくあるストーリーだが50年前に「女性が変わっていく」ことを歌ったユーミンはやっぱり強い女性であり天才だな、と改めて思う。

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2023年05月23日 ---- ボス

本屋大賞「汝、星のごとく」

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近所の「TSUTAYA書店」が閉店したから書店で本を眺めることが減ってしまった。そのためか今年の本屋大賞の予想すらしなかった。忘れていた。発表当日も知らなかった。結果的にベスト10のうち3冊は読んでいたが対象を受賞した『汝、星のごとく』は未読であった。◆有楽町の三省堂書店に平積みされていたが、どうも題名「汝、星のごとく」が私にはピンとこなかった。「読んでみよう」と思う題ではなかった。◆その「汝、星のごとく」が大賞を取った。最近、帯に「本屋大賞!40万冊突破!」などと書かれている。遅ればせながら買って、読んだ。◆最高!素晴らしい!ここ数年の本屋大賞の中でも私の一番の推し作品。「あーあ、事前に読んでいたら今年こそ本屋大賞予想が当たったのになあ」と思う。私は毎年、本屋大賞発表前に「今年の大賞」を予想するのだが、これまで当たったことがない。「あーあ、事前に読んでいたら今年こそ予想が当たったのになあ」◆小説だから「好き・嫌い」はあるだろうが私は大好き。多くの人に読んでもらいたい。読んだ人に「どうだった?」と聞きたい一冊。オススメ。

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2023年05月22日 ---- ボス

故障中

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週末、久しぶりに新橋のサウナ「アスティル」へ行った。サウナブームのためか、ここはいつ行っても大勢の客が入っている。入浴前にトイレに入った。小便器の一つに張り紙が貼ってあり「故障中」と書いてある。私はこの「故障中」という表現が引っ掛かる。◆恐らく昭和の時代は「故障中」という言葉は使われていなかった。いつだったか「故障中」という張り紙を初めてみたとき「変なコトバ」と思ったことを覚えている。それからときどき「故障中」を見かけるようになった。恐らく平成生まれの方は「故障中」に違和感を覚えないのだろう。不思議なコトバだ。

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2023年05月18日 ---- ボス

かわいそうな男

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プライバシーに関することだからあまり詳しくは書けない。随分と時間が経ったから、もう話してもいいだろう。◆自宅近所に美味しいお店がある。(どんな料理を出すのかは控える)。入り口から奥の方へ向かう8席のカウンターのほか、テーブル席が3つ。私はそこのオーナーシェフと親しい。◆コロナ禍になる少し前の夕方、私は一人でカウンター席に着いていた。料理を注文し、ビールを飲んでいるとオーナーが話し出した。「キノシタさん、昨日はすごかったんですよ。開店と同時に三浦春馬クンと佐藤健クンが入って来たんですよ。で、三浦クンをいまキノシタさんが座っている一番奥の席に、佐藤クンをその隣に座ってもらったの」「へえー、あの三浦春馬と佐藤健? どっちともカッコいいやろ?」と私。「むちゃくちゃカッコいいですよ。で、感じもいいの」「へええー」「で、ですね、その次に入って来たのがなんと手越クンなの。手越祐也クンがお友達かマネジャーかと入って来たの。二人で」「そりゃ、すごいね」「手越クンたちは一番手前のカウンター席に通したのよ。席に着くとき、手越クンは軽い感じで佐藤クンと三浦クンに挨拶はしましたよ。でも会話はありませんでした。」「ふーん」「キノシタさん、奥から三浦春馬、佐藤健と座って、中4つ席を開けてこっちに手越クンですよ。」「うん、すごい光景ですね。昨日、来ればよかったなあ」「違うんですよ」「えっ?なにが違うの」「全然、良くないんですよ」「どういうこと?」◆オーナー(マスター)が嬉しそうに続ける。「中4席あいているでしょ?ちょうど、そこにごく普通のカップルが入ってきたの。私はどちらからも一席を空けて、真ん中に通しましたよ。つまり店の奥から『三浦春馬・佐藤健・空席・普通のカップル・空席・手越祐也・手越の友人』って並んだわけ。かわいそうなのは、その普通の男。」マスターは笑い出しそうな、悲しそうな顔をして続けた。「随分と長いことこの店やっているけど、僕はあんな惨めな、あんな可哀そうな客をみたのは初めてですよ。女性はキョロキョロして全然落ち着かない。私は普通に『なんにしましょうか?』くらいしか言えないわけなんですよ」◆「そりゃ心の中では『店に入ってきたらイケメン俳優がいっぱいで驚いたでしょ?』とか声をかけたいけど、そんなことを言うと手越クン、三浦クン、佐藤クンに失礼でしょ。彼らはプライベートな時間ですからね」◆そのカップルはどうなったのだろう?その店に行くと必ず思い出すエピソード。もちろん実話。

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2023年05月10日 ---- ボス

花は減ったが

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「春の枝に花あり。夏の枝に葉あり。飽きの枝に果あり。冬の枝に慰めあり。」という。◆我が社の前を走る新虎通り(旧称マッカーサー通り)の街路樹は見事だが、ついこの間まで可憐な花を咲かせていたコブシもハナミズキも今は濃い緑色の豊かな葉っぱばかりになった。花が無いのは寂しいが、この濃い緑色からは「強い生命力」を感じる。◆私の大好きな夏が近づいている。太陽からも街路樹の緑からも元気がもらえそうで嬉しい季節だ。バテているヒマはないぞ!

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2023年05月09日 ---- ボス

ごめんなさい

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大変、反省している。ごめんなさい。◆新橋駅の山手線ホーム、私は田町へ行く用事があり電車を待っていた。私の隣に立っていた男性に向かって、品の良いご婦人が尋ねた。「四ツ谷へ行くのはこの電車に乗っていいのですか?」と、訊ねられた男性は、路線に詳しくないようで返答に窮していた。その婦人は私の方を見た。◆そのホームには山手線と京浜東北線が着く。京浜東北線に乗ったら横浜へ行ってしまう。山手線に乗るしかない。私は「これに乗ればいいですよ」とだけ答えた。「京浜東北線じゃなくて山手線に乗るべきだ。新宿方向へ乗るのだからこれでいい。オレが四ツ谷へ向かうならそうする。」私はそんなことを一瞬で考えていた。◆私はその婦人とは別の車両に乗った。その時にふと思った。「いや、本当なら山手線には乗らないな。地下鉄銀座線に乗って赤坂見附で乗り換えるよな」と。「この山手線なら新宿で乗り換えだ。新宿の乗り換えは難しいな。あの女性、迷わなければいいな。『こんな遠回りを教えやがって!』と怒らなければいいな」と。私は女性が乗った車両まで行って「新宿で降りて乗り換えですよ。新宿駅で誰かに聞いてくださいね」と伝えようとしたが既に電車は田町に着いた。「ま、いいか」と思い田町で降りたが、どうもあの婦人が気になってしようがない。私よりも幾つか年長に見えた。老人と言うには早すぎるが、若くはない。◆もう少し慎重に話を聞いてあげて「一旦、JRを出て銀座線に乗るのが早いですよ」となぜ伝えられなかったのだろう。軽率に優しそうなフリして答えてしまってあの女性に不快な思いをさせてしまったかもしれない。ずっと後悔している。ごめんなさい。無事に四ツ谷に着けましたか?ごめんなさい。

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2023年05月08日 ---- ボス

「かわいそう」ということ

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ゴールデンウィーク中、家人と娘と3人で食事をすることが数回あった。いずれも美味い料理と楽しい会話を楽しんだ。◆チャイニーズレストラン(そこは「中華料理店」というよりは「チャイニーズレストラン」という感じの店だった)である料理にパクチーが乗っていた。私と娘はパクチーが好きだが家人はパクチーを全く受け付けない。「こんな美味しいものが食べられないなんてかわいそうだな」軽はずみな私の言葉にすぐに家人が反応した。「いいえ、私は全く『かわいそう』なんかじゃありませんよ」家人は少し不愉快そうな顔をしていた。娘が助け舟を出してくれた。「そうね、私はニンジンが嫌いだけど『ニンジン食べられないなんてかわいそう』って言われても『全然、かわいそうじゃありませんから』って答えるよね」◆確かに、そうだな。私は納得した。自分が幸せだからと言って、自分と違う人を「かわいそう」だと決めつけるのは傲慢なことだと反省した。◆日本人は「自由を知らない、北朝鮮に生まれ育った人はかわいそうだ」などと口にするが案外彼らは「いいえ、私たちはかわいそうではありません」と心から思っているのかもしれない。◆「かわいそう」という言葉は優しい言葉のようであるが、その反面自分の方が優位な立場でいることを相手に伝える言葉にもなる。使い方には気を付けよう。

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2023年04月27日 ---- ボス

「幸せ」は追い求めるものじゃなくて

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映画をよく観る。月に2~3本、劇場へ足を運んで観る。ネットフリックスやアマゾンプライムで、テレビ画面で昔の映画を楽しむことはできるがやはり劇場で観る方が100倍くらい面白い。今年になって観た映画で一番のお薦めは「RRR」だ。3時間もあるインド映画だが、飽きずに楽しんだ◆映画と同じくらい「サウナ」「銭湯」「温泉」が好き。こちらも良く行く。「秘湯」を訪ねる旅にも年に10回くらいは行く。◆「銭湯」を舞台とする映画「湯道(ゆどう)」もなかなか面白かった。この「湯道」の中でこんな言葉が出てきた。「『幸せ』っていうものは追い求めるものじゃないんだ。気付くものなんだ」◆「確かに!」私は思った。「うん、確かに今、オレは十分幸せだ」と気付いた。

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2023年04月27日 ---- ボス

傘に名前・・嫌だな。

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白い紙にシャチハタで自分の印を押す。押印部を2センチ角に切る。その2センチ角の紙をセロハンテープでビニール傘の取っ手に張り付ける。◆ビニール傘はどれも似ているので、どれが自分の傘なのか分からなくなることが多い。だからこうやって自分の傘の取っ手に自分の名前を張り付けている人がいる。かっこ悪い◆私は彼からなんの迷惑をかけられたわけでもないから彼を非難するつもりはない。傘にシャチハタで名前を付けている人は決まってマジメそうで貧相でうだつが上がらなそうな人。◆どれが自分の傘なのか見分けたいのなら何か目印となるものを張り付けるだけで良い。自分の名前を書く意味は何なのだろう?私はこういう人の「せこさ」が嫌。ケチな男は大成しない。

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2023年04月24日 ---- ボス

Walkman

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新幹線か飛行機に2時間以上乗るときは「ウォークマン」で音楽を聴いていることが多い。◆先日、一泊で大阪まで出張した。東京駅を出るとすぐにイヤホンを着けウォークマンでメロウな楽曲を聴きながらうとうとしていた。新大阪駅には仕事先の関係者がわざわざお迎えに来てくれていた。高級車(ベントレー)に乗って会食の鉄板焼き屋へ。美味しい料理をご馳走になり、少し飲み過ぎたかなと思いつつホテルにチェックイン。その後、また一人で心斎橋のシャレたジャズバーへ向かった。楽しい夜だった◆翌日、帰りの新幹線に乗り込みウォークマンを聴こうとしたが見つからない。カバンの中にもポケットの中にも見つからない。大変だ!私のウォークマンには私のお気に入りの曲が数千曲も収まっている。数千曲だ!ウォークマン本体ではない。中に入っている私のお気に入りの数千曲がどこかへ行ってしまった!◆東京駅に着くとすぐにまず、昨日のお迎えのベントレーに電話した。ベントレーの中にもお土産袋の中にも鉄板焼き屋にもウォークマンはないという。次にホテルへ電話した。「昨夜、2129号室に宿泊していたキノシタといいますが・・・」。15分後、ホテルから折り返しの電話。「キノシタ様、申し訳ないのですが残念ながらウォークマンは見当たりませんでした。その変わり、と言っては失礼ですがスマホの充電器がソケットにささったままでした。着払いでお送りしましょうか?」との情けない話。「ええ、すみませんが、着払いで送ってください」と告げた◆東京駅でJR東海の「遺失物相談所」に行き「昨日ののぞみ45号、10号車2-Dに乗っていた。落としたのは黒いウォークマン」などと必要事項を記入し探してもらったが「そういう落し物は届いていません」とのこと。諦めかけていたところに窓口のその女性が優しく教えてくれた。「のぞみ45号は博多まで行きます。JR西日本にも問い合わせてみた方がいいですよ」と言うのだ。◆私はJR西日本に電話を入れた。電話はなかなか通じない。電話を諦めてチャットで尋ねようと思った。30分近くトライしてスマホのチャットが繋がった。さらに1時間後、見つかった!こちらもまた着払いで自宅に送ってもらうことになった。◆いまどきブルーツースも使わず有線のイヤホンでウォークマンを聴く人も少ないだろう。紫色のイヤホンコードを巻いたウォークマンが昨日やっと私の元に帰ってきた。新大阪で降りずに一人で博多まで行ってしまった。さすが「Walk Man」だ。よく帰って来てくれた。嬉しい。

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2023年04月21日 ---- ボス

コロナ禍下での生活

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コロナも下火になりマスクをしない人も徐々に増えてきている。私もマスク着用をやめて一か月が経った。厳しかったコロナ禍下の生活を振り返ることも多くなり、あらためて気付いたことがある◆「コロナ禍下であなたはどのような生活をしていましたか?」と聞くと大きく3つのタイプに分かれる。「①コロナに負けて大人しくしていた人」と「②転んでもタダでは起きない。コロナ禍で何かを得ようと試みた人」と「③少々のリスクを冒しても『楽しみ』を追及していた人」◆①は「じっとしていた人」「毎日、会社から直帰。極力、外出を控え自宅でテレビを観るかスマホをいじる生活を送った人」。②は「料理を徹底的に勉強しよう」とか「自転車に乗ることを始めてみよう」とか「司馬遼太郎全集を読んでみよう」などと普段では思いつかないことにチャレンジした人。③は「緊急事態宣言下でも隠れて営業している飲み屋を探し出して飲みに行った人」や「毎週、ゴルフをしていた人」とか「コロナ以前と生活を変えなかった人」など◆このように書くと「私は②だな」とか「③です」と答える人が意外と多いのだが、私の眼には「あなたの生活は①ですよ」という人が圧倒的に多いように見える。◆リスクから極力逃げることは賢明ではあるが面白くない。その人はその間成長しないように私には見える。

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2023年04月20日 ---- ボス

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4月の終りから5月の始めが一番「緑」が美しい時期のように感じている。朝の出勤時、駅に向かって広尾の坂を下る。ケヤキ並木の「緑」は日に日に濃くなる。鮮やかになる。まるで欅のトンネルのようだ。◆私の回りでは、いろいろと悲しい知らせが届いてくる。夜に涙を流したが、朝はこの美しい街路樹に癒される。頑張っていこう、と思った。

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2023年04月19日 ---- ボス

また一人亡くなった

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65歳にもなると親戚・友人の多くが病人になる。毎年、親しい友人が天国へ旅立つ。送り出すのも辛い◆昨日、私が弟のように可愛がり、向こうも兄のように慕ってくれていた吉田毅クンが亡くなった。彼は佐伯鶴城高校の3級下の後輩。彼の兄と私は同級生。40歳代は兄と六本木で毎晩のように飲み歩いていた。55歳を越えた頃からは兄よりも弟と飲むことが増えてきた◆酒が強く、バレーボールとラグビーで鍛えた体は頑健だった。体力には自信があった。それゆえか病院嫌いで検査嫌い。◆1か月前、彼と夕食を一緒にしたが具合が悪そうだった。「病院行って検査しろ!」と注意したら「今朝も病院に行って検査しました。明日も検査です。検査結果は来週になります」とのことだった。私は「毅がやっと病院に行った」と少し安心した◆数日後、彼から届いたLINEには「癌でした。胃癌のステージ4でした。転移もしています。悔しいです。でも明るく頑張ります」と書かれていた。入院中に届くLINEも後輩のことを心配することばかりだった◆そんな優しい、後輩思いの、頼りになる男、吉田毅クンがあっけなく逝ってしまった。◆悲しい。物凄く悲しい。

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2023年04月18日 ---- ボス

いいかげんな学者ばかり

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ロシアがウクライナに攻め込んだばかりの頃、多くの軍事評論家は「ウクライナ軍の抵抗は長く持たない」と言っていた。彼らの予想に反してウクライナ軍はロシア軍のキーウ侵攻を食い止め反撃に出た。◆ウクライナが反撃に出ると経済学者は「西側の経済制裁が効果を表すのは秋以降だ。年を越すころにはロシア経済が崩壊する」と言っていた。ところが今、戦場はともかく都会でのロシア人の生活は少々物価は上がったようだが戦争前と大して変わっていない◆「プーチンは末期の癌。こちらも長く持たない」と言う学者も大勢いた。だがテレビで観る限りプーチンは至って元気そう。◆学者がダメなのか、あるいはそのような学者の説のみ取り上げるマスコミがダメなのか。まあ、どちらもダメなのだろう。私は以前から言っている。「経済学者なんて競馬の予想屋と大して変わらない。予想の根拠は語ることができる。それ以上に、予想が外れた時の原因の説明が上手」◆今年の初め、「西側が供与した戦車をはじめ大量の武器弾薬が届くのが春。それからはウクライナの反撃が始まる。ロシア軍は敗走することになるだろう」と予測した学者も多い。さてそのようなことになるのだろうか?◆「たまには学者の予想通りになってくれ!」と思っているのは私だけではないだろう。

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2023年04月07日 ---- ボス

500円 → 10万円

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学生時代、バイト代が入るまで「あと5日」、手元の現金「500円」ということが何度もあった。「5日間を500円で暮らす」ことは平気だった。家賃と光熱費さえ払い終わっていれば大丈夫。米はある。レトルトのカレーや親子丼は十分に買いだめしていた。酒もサントリーの角瓶があった。5日間くらいは風呂に入らなくてもなんとかなる。◆結局、500円はすべてタバコ代になった。辛かったのはコーヒーが飲めなかったことくらい。学生とは気楽なものだ◆50年近く経った。財布の中にカードが数枚入っているが、それとは別に現金10万円程度入っていないと不安を感じる。随分と贅沢になったものだ。

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2023年04月06日 ---- ボス

負けず嫌い

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「えっ?オレ、そんな負けず嫌いじゃありませんよ」と答えたら川嶋信義さん(私の大恩人。元前田建設工業副社長、故人)は「ばーか、オマエほど負けず嫌いはめったにいないよ」と笑って答えた。続けて「なぜ、こんなに負けても平気なヤツばかりになったんだろうな?」と私に聞いてきた。◆まるで「オレもオマエも負けず嫌い。負けず嫌いじゃないと仕事も人生も面白くないよな」と言っているようだった。◆私は自分で、自分のことを「負けず嫌い」であるとの認識はもおちろんあった。認識あるだけに、人には悟られたくなかった。勝負に負けても、極力悔しい顔をしないように努めていたつもりだった。誰も「キノシタは負けず嫌いだ」などと思っていない、と思っていた。◆川嶋さんは、端から私の演技を見破っていた。そして「人間、負けず嫌いじゃないと面白くないよな。楽しくないよな」と励ましてくれた。

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2023年03月31日 ---- ボス

こんなのあり?

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子供たちにどう教育するのか?「こんなのあり?」と複雑な思いの人が多いだろう。関西電力が中心になって行っていた電力4社のカルテルの「罰」に関してである◆4社カルテルを主導したのは、関西電力の前社長だった。 関西電力は中国電力・中部電力・九州電力に働きかけ、お互いの地盤エリアで営業活動をしないようにするなどカルテルを結んだ。◆「悪」を仕掛けたのは関西電力だという。ところが「公正取引委員会が動き出しそうだ」との情報をキャッチしたのか、関西電力はこのカルテルのことを自己申告した。チクったのだ。「最初に自己申告した会社は罰を受けない。だからチクれ。自分だけは助けてやるからほかの奴らをチクれ」という規定がある。いやらしい。◆結果、公取は関西電力以外の3社に総額1000億円あまりの課徴金の納付を命じることになり、チクった関西電力は処分なし。◆こんなのありなの?子供たちにどう説明するの?

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2023年03月31日 ---- ボス


若い頃はそれほど興味を持たなかった「桜」だが年齢を経るほどに興味が増してくる。今年は「千鳥ヶ淵」まで散歩し、新橋の「南桜公園」で花見(宴会)し、そして毎日愛宕の桜並木の桜のトンネルをくぐっている。仕事でもプライベートでも、いろいろと問題は多いが、健康に桜を愛でることができる幸せをありがたく思っている。◆今朝、ふと思った。桜って昔はもっと赤みが強かったんじゃないかな?最近の桜は私の記憶の中の桜より白っぽくなったな、と。どうなのだろう?最近の桜は白くなったと思いませんか?

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2023年03月24日 ---- ボス

福井の北陸?

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先週末、クルマを運転しながらラジオでニュースを聴いていた。アナウンサーが変なことを言った。「高知が福井の北陸を・・・」。「北陸の福井」なら分かる。「福井の北陸」ってなんだ?◆高校野球の試合の結果を報じていたのだった。正確には「高知県代表の高知高校が福井県代表の北陸高校を・・・」というべきところを短く表現したのだった。

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2023年03月22日 ---- ボス

3ボール・2ストライク

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WBC が予想以上に盛り上がっている。大谷選手やダルビッシュ選手を招聘できたことが、この盛り上がりの大きな要因だろう。それらを含めて、栗山監督の手腕や人間性には感心する。◆私が大学生の頃は、ほぼ毎日、テレビで巨人戦を観ていた。友人たちが私の部屋に来て酒を飲みながら巨人を応援していた。福岡なのに西鉄よりも巨人を応援していた。野球が楽しかった。◆このWBCで久しぶりに野球をテレビ観戦している。どうしても慣れないのがアナウンサーの「スリーストライク・ツーボールのフルカウント・・」。私が学生の頃は「ツーストライク・スリーボールのフルカウント・・」だった。ストライクとボールの順番が逆になって恐らく10年は経っただろう。まだ馴染めない。「ツーストライク・スリーボール」のことを「ツー・スリー」と略していた頃が懐かしい。

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2023年03月15日 ---- ボス

54文字

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以前、この欄で紹介したかもしれない。何度読み返しても感心するこの54文字の文。右から読むのと、左から読むので全く違う内容になる。面白い。



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2023年03月14日 ---- ボス

マスク

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コロナ禍においてマスクは防御手段としての意味はほとんどなく、人に移さないためのエチケットなのだと医者に聞いた。説得力のある話であり、以前から私が思っていたとおりのことだった。それ以来、私は電車の中ではエチケットとしてマスクをするが外を歩くときはマスクをしないことにしていた。◆昨日13日から「マスクの着用は個人判断」となった。12日まではマスクをしていた真面目な方たちが13日になると一斉にマスクを外すものだと予想していた。私の予想は見事に外れた。◆朝、出勤時、広尾の坂を歩いて下りながら大勢の方とすれ違う。私は数え始めた。「一人、二人、三人、四人、五人、六人・・・・」みんなマスクを着けている。三十になっても五十になってもすれ違う人たちは皆マスクを着けていた。75人が終わって、76人目が初めて無マスクの方だった。広尾駅周辺での無マスク率は約1%といったところだった。電車の中では皆マスクをしている。◆虎ノ門周辺では無マスクが少し増えた。それでも2~3%が無マスク。さて、これからは徐々に無マスク率が増えるのだろうか?そう思っていたら、今日は昨日より無マスクの方が2倍に増えた感じだ。徐々に無マスクが増えてくるのだろう。◆私は大勢の方の「反応の鈍さ」(失礼!)に少し驚いた。

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2023年03月09日 ---- ボス

リスクを取らないと幸せは訪れない

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リスクを取らない生活は面白くない。◆借金は絶対にしない、というヤツがいた。彼の理想は妻と娘二人の家族4人で一軒家に住むことだった。でもカネがない。銀行に相談すれば貸してもらえるのだが、彼は借金はしたくない。家族4人で一軒家に住むために、倹約しなるべく多くの貯金をするようにした。一家四人で小さなアパートに住んだ。銀行預金では金利はつかないが土地価格と建築費は徐々に上昇した。当初の計画より2年遅く、20年経って、理想の一軒家を建てるだけのカネがやっと溜まった。彼は設計師と相談を始めた。さらに1年後、理想の家が建った・・・つもりだった。だが、娘二人は成人し、その家に住むことはなかった。

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2023年03月06日 ---- ボス

採点ミス

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富山大学は去年2月に行った入学試験で採点ミスがあり、その結果、本来合格とすべき5人を不合格にしていたなどと発表しました。(日テレNEWS)◆実は私も採点ミスで危うく留年するところだった。当時の九州大学は2年生の前期までが教養学科中心で六本松キャンパス、2年後期から専門学科の箱崎キャンパスへと移ることになっていた。学生は2年生の前期までに一定の単位を取得できなければ留年することになる◆私は「物理」の試験に落ち再試験に挑んだ。これが落ちれば留年、これが通れば進学決定の試験。真面目に勉強して再試に臨んだがとても難しい問題だった。数日後、物理の教官室で答案用紙を教官から直接もらうことになる。その日、教官室の前には数人が待っていた。一人ずつ呼ばれて教官室に入り、5分後に出てくる。笑顔の者もいれば落ち込んでいる者もいた。私の番になった。机を挟んで教官(教授)と向き合う。私の目の前で〇✕を付けていく。一問ずつ「10点」「10点」「15点」「15点」「15点」「15点」「20点」の7問。100点満点で60点以下は不合格。◆教官がブツブツ言いながら私の目の前で採点する。そして「55点。不合格です。キミが橋を設計するとその橋は落ちてしまうかもしれない。そういう方は合格させることができませんね」などと嫌味を言われた◆「落第だ!留年だ!おふくろになんて報告しようか?」うなだれて教官室を出た。少し冷静になって採点された用紙を見てみた。何かが引っ掛かっていた。答案用紙を見て、各点数を足してみた。55点ではなく65点だ!先生の間違いだ!◆私は教官室に戻った。次の学生に対応していた教官は「なんだね、キミは!」と私を睨んだ。「いえ、採点間違いなのです」と私は言って次の学生の横で点数確認を行った。教官は照れたような顔と声で「おお、これは悪かったな。私の足し算の間違いだね。良かったね。キミは合格ですよ」と言った。本来なら怒るべきところだが私は嬉しかったので笑顔で教官室を出た。◆あの日、すぐに教官室に戻ったから私は救われた。気付かなければ六本松キャンパスで教養学科をもう一年学ぶところだった。たった一学科「物理」のために。思い出してもぞっとする。でも私は「運が良かった」と思うことにしている。

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2023年03月02日 ---- ボス

「エホバの証人」と「輸血」の問題

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キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」では大怪我にあっても輸血することは禁じられている。輸血しさえすれば助かった子供の命を、親が子供への輸血を拒んだために、その子は亡くなってしまった事例もある。このことが今またマスコミを賑わせている◆輸血拒否によって助かる命を救えない、なんてことはあってはならない、とんでもない話だ、と思う。多くの人もそう思っているだろう。「エホバの証人」は私が学生の頃も私のアパートに勧誘のための冊子を配りに来ていた。ヒマな学生だった私は、なんでそんな馬鹿なことをこの宗教団体は重要視するのだろう、と思って彼らに聞いてみた◆「キノシタさんも、ヒンドゥー教徒は牛を食べないことを知っていますよね?もし彼らの子供が飢え死にしそうなところに牛が歩いてきたら彼らは牛を殺して自分の子に牛の肉を与えると思いますか?」と聞かれた。「なるほどな。難しい問題だな」とその時私は思った。

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2023年02月28日 ---- ボス

一年で一番好きな日

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そんなことを訊かれることもないのだが「一年で一番好きな日は?」と訊ねられたら2月28日と答えることにしている。「なぜ?」。答えは「今日で冬が終わり、明日からは春の3月だから」◆明日から3月。やっと長い冬が終わってくれる。私は冬が大嫌い。冬も私から嫌われていることを知っているようで毎年イジワルをしかけてくる。今年の冬はそれほどでもなかったが・・。◆とにかく3月になると、それだけで気分がウキウキしてくる。

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2023年02月24日 ---- ボス

自分の顔じゃない!

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テープレコーダーで初めて自分の声を聞いた時のことを覚えている。「違う、オレこんな声じゃない!」と思った。自分の声はもっと美声だ、と思っていた。現実は、テープレコーダーの声がみんなが認める私の声だった。おそらく皆さんも同じような経験あるでしょ?◆昨年12月に娘が結婚式を挙げた。その時の様子を収めたDVDができたので一緒に見よう、と言う。正直、あんまり見たくない。こっちは参加しているのだからどんな結婚式だったか分かっている。だが「観ましょうよ」という家人と娘の説得に負けて20分程度のDVD鑑賞に付き合った◆結婚式の様子なんてみな知っているのでさほど興味はない。ぼーっと観ていた。驚いたのは自分が登場した時。バージンロードを娘と腕を組んで歩く父親の顔がアップになる。「違う、これはオレじゃない」と言いたくなった。毎日、洗面台や風呂場の鏡で自分の顔を見る。ハンサムとは言えない。ごつい、少し悪そうな大きな顔は男らしい顔と言えなくもない。美男ではないが「自分の顔が嫌い」というほどでもない。なかった。◆DVDに映った自分の顔は、毎日鏡で見る自分の顔とは違うものだった。くたびれた年老いたプロレスラーみたいな顔だった。「これがあなたよ」と言われれば確かに私だ。がっかりした。◆初めて自分の声をテープレコーダーで聴いたときよりもはるかに大きなショックが、娘の結婚式のDVDからもたらされた。「歳は取りたくないなあ」が、その映像を見て私が発した言葉だった。

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2023年02月22日 ---- ボス

スピード感覚

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農産物だけでなく企業が開発する事業にも「旬」がある。「旬」を逃せば売れなくなる。三菱重工グループが1兆円を投じて開発を試みた国産ジェット機「スペースジェット」はなかなか型式証明が取れず、結局「旬」を逃してしまった。今さら型式証明が出たところでもう誰も買ってくれないだろう、との判断で開発を断念した。私の友人のKさんはもう6年も前から「あの機体は飛ぶことはないでしょう」と言っていた。開発スピードが遅すぎた。あそこでやめておけば5000億円の損失ですんだところがずるずると行ってしまい結局1兆円を超える損をだした。◆トヨタの水素エンジン、JRのリニアモーターカー、国が進めるマイナンバーカード。これらも似たような、「旬」に関するリスクを伴っている。開発や普及が、ずるずると遅れていくようであれば「旬」をのがし、多額の負債のみが残ってします。国がすること、大企業がやること、どうもスピードに関する管理が甘いように感じる。

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2023年02月20日 ---- ボス

収入と生活

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小遣いが月に3万円のサラリーマン。彼の年収が手取り500万円だとする。彼は毎月5万円を貯蓄に回し、月に一度家族で外食し、年に1回一泊の家族旅行をしているとしよう。その彼の年収の手取りが、今の倍の1000万円になったら彼の生活はどのように変わるのか、を想像してみて欲しい。◆手取りが倍になるのだから、毎月の貯蓄は倍の10万円になり、小遣いが6万円になり、外食の回数が月に2度になり、家族旅行が年に2回になると思う方が多い。収入が2倍になるから生活も2倍のゆとり、と考える。◆「実はそんなことありませんよ。手取りが2倍になると生活のゆとりも2倍ということではありませんよ」と私が言うと、あなたは「そうか、手取りが2倍になってもゆとりは2倍にならないのか? じゃあ、どのくらいなんだろう? 1.5倍くらいかな?」と考えることでしょう◆違います。手取りが2倍になると、生活のゆとりは3倍になります。3万円だった小遣いは倍の6万円ではなく10万円になるでしょう。これらは算数の問題でもあります。どうして2倍ではなくそれ以上になるのか、「本当かな?」 考えてみましょう。

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2023年02月17日 ---- ボス

死に方

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4年前の今頃、寒い日だった。私は君津でゴルフをしていた。スタートしてまもなく、4番ホールで閊(つか)えた。前の組が進まない。しばらく待ってもプレーできない。キャディが言った。「前を回っているお客様が倒れたようです」◆通常より20分程度遅くハーフ(9ホール)を終了した。「ご夫婦で回られていたのですが7番ホールでご主人が倒れ救急車で運ばれました。心臓発作のようです」とゴルフ場から説明された。商売がら私は「なぜドクターヘリではなく救急車だったのかな?」などと考えていた。◆後半のハーフを終えてクラブハウスに戻ってくると「先ほど救急車で運ばれたお客様は亡くなりました」と伝えられた。私より10歳ほど年長の方だった。◆不謹慎な言い方になるが私の本音が「理想的な死に方だな」だった。カミさんと二人で、大好きなゴルフをしていて、突然倒れて、数時間後に亡くなる。できれば私もこんな死に方をしたいと思った。◆ちなみに私のカミさんはゴルフをしない。

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2023年02月16日 ---- ボス

あらためて気づく天才 荒井由実

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「『いちご白書』をもう一度」というフォークの名曲がある。荒井由実(現 松任谷由実)が作詞作曲を手掛け、バンバンが歌って1975年にヒットした。それ以来、多くの歌手がカバーしてきている。◆映画「いちご白書」はアメリカの大学の学園紛争をテーマにしていた。我が国では1970年に上映されている。◆学生時代に授業を抜け出して二人で映画「いちご白書」を観に行ったことを懐かしく歌うのが名曲「『いちご白書』をもう一度」である。◆荒井由実は1954年生まれ。この曲を作詞作曲した頃は21歳なのだ。実際に荒井由実が映画「いちご白書」を観に行ったのかどうかは知らないが観に行ったとしたら16歳の頃のことになる。◆21歳の頃の私は、パチンコと麻雀とオネーサンとお酒とジャズにうつつを抜かしていた。私だけじゃない。ほとんどすべての日本人学生は、自堕落な生活をおくる私と大差なかっただろう。いまだって21歳はまだ子供のようなものだ。◆21歳で荒井由実は「『いちご白書』をもう一度」を作詞した。あらためて天才だと認識した。

◆・・・(文中で「オネーサン」にもうつつを抜かしていたと書いていますが、この時期、私はすでに家人と付き合い始めています。家人を知っている人にお願いです。家人には内緒でお願いします)

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2023年02月15日 ---- ボス

寺社との相性

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私の人生は「苦しいとき」が多かったので「神頼み」ばかりしてきた。毎年(今年で18年連続)伊勢神宮に参るし、正月には(今年で25年連続)成田山新勝寺に参る。通勤の途中やヒマな土日には散歩がてら愛宕神社の「出世の石段」を上ってお参りする。◆神社やお寺さんにも私との相性が合う合わないがあるようだ。伊勢神宮も成田山新勝寺も愛宕神社も私との相性がいい。大抵のお願い事を聞いてくれる。逆に、どこの神社かは言えないが私がなにをお願いしても聞いてくれないところもあった。◆私は理系の人間であり「神」の存在を信じるものでもないのだが、それでもこの世では、何か理論だけではない不思議な力が働くように思えてならない。だから神頼みを続けてきた。これからも続ける◆伊勢神宮、成田山新勝寺、愛宕神社のほかにもう一つ、私と相性抜群の神社がある。それは福岡市の筥崎宮。九州大学近所のこの筥崎宮は何でも私のお願いを叶えてくれた。「再留年が決定的」と思われた5年目の冬、私を救い出してくれた。卒業させてくれた。感謝に耐えない。◆ここで皆様に、神社へお参りしてお願い事を叶えてもらえるコツをお教えします。それは「これは無理かな?」と思うことはお願いしないことです。神様が応援してくれなくても多分、オレの力だけでなんとかなるかな、と思うときだけ、安全のために神様にお願いするのです。私の経験からすると「7割方大丈夫だな」と思える時に神様にお願いするのです。自分と相性の良い神様仏様は必ず応援してくれますよ。五分五分のものを神様の応援頂こうなんて甘すぎますよ。◆私は膨大な数、神様にお願いしてきましたが、無茶なお願いは筥崎宮への「再留年しませんように」のたった1回のみである。

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2023年02月07日 ---- ボス

宮本輝「よき時を思う」

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宮本輝の作品が好きだった。「青が散る」「錦繍」「優駿」「春の夢」そして「流転の海」。私の学生時代から社会人の初めの頃まで、宮本輝作品はどれも面白かった。◆私が中年と呼ばれる年齢になったころから、だんだん面白くなくなってきた。こちらが変わったのか、宮本さんの作風が変わったのかは分からない。分からないが、私には面白くなくなっていた。残念◆それでも宮本輝の新作が書店に並ぶとつい買ってしまう。先日は「よき時を思う」の初版を買った。読み始めたが面白くない。150ページにいくまでに5日間もかかった。恐らく読了せずに止めることになるだろう。◆すでにストーリーテラーとしての宮本輝はとっくにピークを越えている、と私は思っている。彼が悪いわけじゃない。時代なのか、年齢なのか・・・。ただ、その『よき時を思う』の中に「これいいな」と感じる文を見つけた。嬉しかった。◆「見ていると幸福な気持ちになるものがある。それはやがて『もの』ではなく幸福そのものになる。わたしはそういうものを探して集めてきた。・・・・探せばみつかる。探さない人には見つからない。」◆納得。「オレは随分と探してきたぞ。いっぱい見つけたぞ。」と思った。

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2023年02月01日 ---- ボス

なんでも噛みつく野党

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岸田総理の「育休中にリスキリングを」との発言が大炎上している。「育児中など様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししてまいります」という総理の発言、私は「ありがたいな。いいことだな」と感じる。ところが この答弁に、野党から批判が相次いだ。 批判の中の最も大きな声が 「子どもの育児で格闘しているときに(お勉強など)できるわけない。総理、あなたは子育ての大変さを理解していないんじゃないの?」というものだ。◆「野党ってのは、こんなことにまで噛みつくのか?」と私は思った。私も子育てのほとんどを家人に任せていたので、子育てがどれほど大変なのかを実は知らない。知らなくても言いたい◆私が産まれたころ、昭和30年代も当然子育てはあった。当時は母親が子育て担当だった。洗濯機も冷蔵庫もアイロンもエアコンも掃除機も電気炊飯器も電子レンジも都市ガスもなかった。紙おむつもなかった。コンビニもなかった。amazonもパソコンもスマホもなかった◆洗濯機ができ、冷蔵庫ができ、アイロン、エアコン、掃除機、電気炊飯器、電子レンジ、都市ガス、紙おむつ、コンビニ、Amazon、パソコン、スマホが普及した今、昭和30年代の母親と比べれば一日に数時間の余裕が生まれたはずだと私は思っている。昔は風呂を沸かすのに20分間程度は焚き口についなければならなかったのだ。◆「知ってんのか?子育ては大変なんだぞ!」と言うといかにも弱者の側に立った優しい発言に聞こえるが、私は「時間を有効利用できる時代なのだから、有効に使ってお勉強もしませんか?」との考えに大賛成。◆自宅で大概のことを勉強することができる時代になったのだ。「甘えてないで、頑張りましょうよ」と言いたいが「あんたは実際に自分で子育てしていないから、そんなこと言えるのよ」とヒステリックなおばさんから反撃を受けそうで少し怖い。

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2023年01月31日 ---- ボス

正確なジャッジ

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30歳で大企業を辞めた。それからは年俸制になったのでボーナスをもらったこともない。◆若い頃から多くの経営者と接する機会があった。先輩経営者から教えてもらうことも多かったが、逆にそれらの先輩経営者の能力を測っていることもあった。「この人は偉そうなことを言うけど大した経営者じゃないな」「この人は控えめだけど、きっとこの会社は成長するだろうな」などと、偉そうに査定していた。失礼な話である。だが私の見極めは大方当たっていた。◆経営者個人の能力によるところが大きいのだが、当時私が気が付いたのは「爺さんになったら経営は難しいのだろうな」ということ。理解力、判断力が年齢とともに落ちてくる。爺さんになると正確なジャッジができなくなる。その当時私が思っていたのは「経営者は63歳程度が限界かな?惰性で、もっと長くはできるけどピークはすでに越えてるな」ということ。もちろん個人差はある。◆その63歳を私はすでに超えた。今年の6月には66歳になる。果たしていま、経営において正確なジャッジができているのだろうか?少し不安である。気力・体力がともに衰えていることには気づいている。少し焦り始めている。

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2023年01月30日 ---- ボス

「フロー」と「ストック」

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誰でも産まれた時点では資産ゼロだ。大学を卒業するころには、奨学金を借りたことで資産がマイナスになる人も多い。社会人になり少しずつ給与(フロー)が増え貯蓄(ストック)も増えてくる。日本人の平均では「フロー」のピークは60歳少し手前、「ストック」のピークは65歳ころだろう。◆「ストック」がない老人は年金という「フロー」のみで生活することになる。これはしようがない。◆問題は「ストック」があるにもかかわらず年金という「フロー」のみで生活する人が多いということ。資産ゼロで産まれてきたのだから死ぬときに資産ゼロになるように生活すればいいものを、なぜか老人は「ストック」が減じることを拒む。恐れる。◆これでは老人の生活は侘しいものになり経済も潤わない◆「おじいちゃんが溜めたおカネでしょ。おじいちゃんとおばあちゃんが楽しむために全部使ってってよ。僕らに残さなくてもいいよ」というムードを作るべきだろう。◆7年前に84歳で亡くなった私の母は実に質素な暮らしぶりだった。収入は年金だけなのに、それでも預金残高が増えていた。私と姉が相続税を払うほどの遺産を残してくれた。(ある程度の遺産がなければ相続税は発生しない)◆母の生前、私は母に「オレにカネを残すより、自分で使ってくださいよ」と言っていた。年老いた母はカネの使い方を知らなかった。「カネを使わなくても幸せだったのだ」と信じたいが、果たしてそうだろうか?申し訳ない。◆私は、遺産(ストック)はせめてピーク時の半分以下にまでになるように使ってしまいたいと思っている。子供や孫に、必要以上の資産を残しても良いことばかりではない。

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2023年01月24日 ---- ボス

Have a good day!

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我が家は7階建てマンションの5階。今朝、家を出たらエレベーターが7階から下りてきた。中にはときどきお会いする私と同年齢くらいの紳士が乗っていた。「おはようございます」と挨拶しながら乗り込んだ。「寒いですねえ」とその紳士。「10年に一度の寒波らしいですね」などと私が言っているうちに1階に着いた。彼が先にエレベーターから降りた。そこで右と左に別れるのだが、彼が「良い一日を!」と言った。私は予期せぬ言葉に対し返事ができず、ニコッと会釈しただけだった。彼は、海外生活が長かったのだろうか?◆米国出張時はよく「Have a good day!」と声を掛けられる。その時は「You too」と返すのが一般的。だが日本語で「よい一日を!」などと言われて「あなたもね」と返すべきなのか分からない。

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2023年01月20日 ---- ボス

友池君ちでいただいた初めてのマックの話

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45年くらい前の学生時代の話。五月のゴールデンウィークだった。大学の近くに下宿住まいをしていた私と友人の後藤功君と二人で、福岡の高級住宅街から通っている友池哲雄君の実家に遊びに行った。友池くんちは豪邸であった。何をして遊んだのか覚えていない。もう一人、誰かを誘って麻雀でもしていたのかもしれない◆遅くなり、友池君が「泊って行ったら?」と優しい言葉をかけてくれた。私と後藤君は「ありがとう。そうします」と即返答。友池家の二階、彼の部屋に布団が3組敷かれた。酒を飲み疲れ、電気を消す段になって友池君が言う。「オレ、明日、朝倉のじいちゃんの家の田植えを手伝いに行かんといけんのよ。朝、早く出るけん、あんたちはゆっくりしてっていいけん。オフクロには言うとるけん」確かにそういうことを言った。灯りを消して寝た◆翌朝、目覚めると友池君がいない。客人である私と後藤君はどうしていいのか戸惑っている。「そういえば、田植えに行くって言いよったよね、昨夜」と後藤君。◆しばらくすると友池君のお母さんが覗きにきた。「あら、起きられましたか? 下に簡単な朝食を用意していますよ」と声をかけてくれた。友池君のお母さんは女優さんのようにキレイだった。そして優しかった◆私と後藤君は身支度を整え階下のキッチンへ下りて行った。お母さんが用意してくれていたのが簡単なサラダと牛乳と「マクドナルドのハンバーガー」だった。名前は知っていたが私も後藤君もそれまで「マクドナルドのハンバーガー」を食べたことがなかった。友池くんちで食べたこの「マクドナルドのハンバーガー」はビックリするほど美味かった。感動した。◆あれから45年が経った。今、過去の日記を整理している。一昨年から後藤君は大病で伏せているがたまにメールで近況を知らせてくれる。陽気な彼のことだ、まだまだ病気に負けずにきっと克服するのだろうと思う。◆昨日、後藤君に「友池んちでご馳走になったマクドナルドのハンバーガー、覚えとる?」と聞いてみた。「泊ったことは覚えとるけど、ハンバーガーのことは覚えとらんなあ」との返信があった。そして「今週末は寒そうだけど、もうすぐ梅も咲きますよ」と書いてあった。

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2023年01月16日 ---- ボス

中国 コロナ死者 1か月で6万人!

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中国ではこのひと月でコロナの死者が六万人にも達した、と日本の新聞が嬉しそうに書いている。「やっぱりゼロコロナ政策は失敗だった」と言いたいようだ。◆そうだろうか?我が国でも最近、毎日500人近くがコロナで死んでいる。1日に500人ということは1か月では1万5000人ということだ。「中国はゼロコロナ政策を辞め爆発的にコロナが広がり1か月で6万人が死んだ。」「我が国では、ウィズコロナ政策を取り続け、何度もワクチンを打って、それでも今なお1か月で1万5000人が死んでいる」◆冷静に数字を比べてみるべきだろう。「中国」「1か月」「6万人死亡」≒「ゼロコロナ政策失敗」と言いたいのは一部のマスコミだ。あるいは一部の(いや、実は大半の)中国嫌いの人たちだ。中国には日本の10倍の国民が居る。日本で1万5000人が死んだのなら中国では15万人が死んでやっと現在の日本と同じペース。◆「ゼロコロナ政策失敗」と数字で言うとしたら「中国で1か月に50万人が死んだ」くらいの数字がでたときだろう。1か月で6万人の死亡で済んでいるのなら「ゼロコロナ政策は大成功」と言うべき数字である。なぜ、マスコミはそう言わないのかが不思議だ。

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2023年01月12日 ---- ボス

安楽死法を急ぎたい

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知人の、高齢の両親が病気で苦しんでいる。両親ともに90歳を越える。父親は7年前から意識がなく病院のベッドで眠り続けているという。母親は認知症が進み施設と病院の往復が続く。「オヤジは眠り続けているだけなのでときどき病院に様子を見にいくだけでいい。オフクロの世話の方がよほど大変だ」と彼は言う。「死を待つだけのオヤジですが・・・」と彼が言いにくそう。「やはり自分の親。意識がなくても生きてくれているだけでいい。少しでも長生きして欲しいものですか?」と私が尋ねると彼はやんわり否定した。「長生きして欲しい、っていうのはあります。でもそれは親だからということではなく、父が死ぬと年金がもらえなくなるからです」と言う。◆眠ったままの父親は手がかからない。病院の費用よりは年金の方がはるかに多い。浮いた年金で母親の施設費用や介護費用を賄っているという。「年金を受け取るために父に長生きしてほしい」と思うのは仕方がない。それが現実。◆彼の辛さ、彼の苦労は理解できる。だが、釈然としない。国を挙げて「生かす」ためだけに莫大な費用と疲労と苦労が使われている。安楽死法を急ぐべきだと私は思う。

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2023年01月11日 ---- ボス

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「サウンド オブ ミュージック」「ローマの休日」「ライフ イズ ビューティフル」「ニュー シネマ パラダイス」「ショーシャンクの空に」「大脱走」「ET」「スターウォーズ」「ダイハード」「愛と青春の旅立ち」「アバター」「フィールド オブ ドリームス」「トップガン」「燃えよドラゴン」「ポセイドン アドベンチャー」「ホテル ムンバイ」「雨に唄えば」「ロッキー」・・・私が大好きな、感動した映画の数々◆だが「一番好きな映画を1本あげて」といわれたら私は迷わず「シェルブールの雨傘」を選ぶ。ミッシェルルグラン作曲の美しく甘く切ないメロディーの乗せて、美しく切なく悲しいストーリーを、美しく可憐な若きカトリーヌ・ドヌーヴが見事に舞う。◆初めて観たのは小学生のころだったろう。早熟な私はテレビの「ロードショー」でこの映画を観て、カトリーヌ・ドヌーヴに魅了された。テレビで放映されるたびに観た。家庭用ビデオ(VHS)で観た。DVDでも観た。ブルーレイでも観た。10年くらい前だったろうか渋谷の映画館で上映された。そのとき初めて劇場で観た。涙が出た◆2018年の7月、ミッシュエル・ルグランが青山の「ブルーノート東京」に出演した。85歳のルグランのピアノは柔らかく美しかった。幸運にも私はルグランと握手することができた。とても柔らかな掌だった。その一年後、彼は永眠された。◆先日、WOWOWで「シェルブールの雨傘」が放映された。久しぶりに観た。何度観ても感動する。切なさが心地よい。観終わったのは夜中の二時を回っていた。そして私は久しぶりにぐっすり眠った。

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2023年01月10日 ---- ボス

カレンダー、ゴミ化改善

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昨年の12月20日、この欄で「矛盾」と題して、カレンダーを配る悪習を非難した。その翌日だった。M銀行の支店長が年末の挨拶にやはり1枚の大判カレンダーを持ってやってきた。年末にいただくカレンダーに辟易としている私は条件反射のように「失礼な言い方になって申し訳ないけど、M銀行さんが配るカレンダーのうちどれだけが実際に使用されるのでしょうね」と切り出した。◆支店長がニコニコしながら答える。「実は昨年末、私がカレンダーを持って来ましたらキノシタ社長からそのことを注意されました。私は恥ずかしかった。そして悔しかったのです。社長のおっしゃることはもっともです。私は支店に戻って、社長からのご指摘をそのまま本社に訴えました」と言う。支店長はニコニコしている。カレンダーを広げながら「でも、このカレンダーのファンがいることも事実です。待ってくれている方もいます」と立ち上がった。◆「社長から指摘され、私が訴えたからそうなったのかは分かりませんが、我が行が配るこのカレンダーは昨年の30%になりました。70%をカットしたのです。ご指摘ありがとうございました」と言い頭を下げられた。私も嬉しかった。

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2023年01月10日 ---- ボス

紅白歌合戦

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昨年末の紅白歌合戦のことを書くのを忘れていた。◆年末、テレビでは格闘技をやっていなかったので数年ぶりに「紅白歌合戦」を観た。いや、午後10時近くまではテレビ東京の、徳光さんが司会をする歌番組を観ていた。10時ころチャンネルをNHKに変えた◆紅白もなかなか楽しい。特に良かったのが玉置浩二(安全地帯)と桑田佳祐とその同級生(時代遅れのRock ‘n’ Roll Band)の2組。いずれも私と同世代。◆まあ、すごい。みんな魅力的。◆自分のことを「枯れ始めた。加速度を持って枯れて行っている」と思っていた私は昨年末、彼らから「まだまだ老け込むには早いぞ!一緒に頑張ろうぜ!」って励まされた気分になった。嬉しかった。ありがとう。◆まだまだ頑張る。

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2023年01月10日 ---- ボス

王将戦、当事者はマスク不要では?

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将棋の王将戦は新旧の天才の対決となり、普段将棋に感心のない主婦層や学生までが注目している。藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖=に羽生善治九段(52)が挑む。かつて天才の名を欲しいままにし当時のタイトル7冠全制覇を成し遂げた羽生九段には、この王将戦はタイトル100期の偉業もかかっている。全国が注目するその王将戦第1局は若き天才・藤井王将の勝ちとなった。◆熱戦の模様をニュースで見ていて思った。「せめて対局者二人だけでもマスクを外すことはできなかったのか?」と。できぬわけは無かろう。もちろん記録員など同室に入るものは全員マスク着用義務は当然だ。だが部屋の真ん中に座る主役二人にマスクを義務付ける意味があるのか?二人には事前のPCR検査でもしてもらえばそれでいいではないか。◆対局中、棋士の脳はフル回転を続ける。十分な酸素が必要だ。彼ら二人がマスクをすることによって、どのようなリスクを回避できるというのか?彼ら二人がマスクをしないとどんなリスクがあるのだ?◆「なぜマスクをしなくていいのか?」というバッシングが来ないように主役二人にもマスクをお願いしているのだろう。馬鹿みたい。◆主役二人の最高のパフォーマンスよりも、一部のヒステリックなクレーマー対応を優先したみたいで何とも感じ悪い。第二戦では、マスクなしでの最高の勝負を見せてもらいたいものだ。

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2023年01月04日 ---- ボス

「私が誉めてやらんとなあ」

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大分市立金池小学校に入学し、2年生の2学期までを過ごした。担任は若くキレイな今井茂子先生。◆2年生の正月3日、一家四人で乗っていたタクシーが事故を起こし父親が即死、母も大怪我を負った。私と姉は祖父母の住む佐伯市の小学校へと転校することになった。そんな状況の中、転校後も今井先生は私のことを心配し続けてくれた。「どうしてますか?頑張っていますか?」と手紙をくれ、ときには「元気で頑張っちょる?」と佐伯市まで訪ねてきてくれることもあった。母も、私の進路のことなどを今井先生に電話で相談することもあったようだ◆あの事故から丸57年が経った。昨日、今井先生から電話があった。先生はいまだに私のことを当時と同じく「モトミちゃん」と呼んでくれる。「モトミちゃん、元気にしてるん?」から始まり「よく頑張ったなあ。あなたの頑張りは私はよく知っちょるけんね。あのとき・・・・」と先生は幼いころの私を思い出してくれながら誉めてくれる。「よく頑張ったなあ。もうお母さんがおらんくなったから、あなたの苦労と頑張りを知っちょる人もいないやろ。だから、あなたの苦労と頑張りをよく知ってる私が誉めてあげるね。そう思って電話したんよ」先生の言葉は女神さまの言葉のようだった。電話のこちらで私はボロボロと涙を流した◆思い出話のあとに聞いた。「先生、おいくつになられましたか?」「私はな、もう95歳なんよ。もう背中も丸まって小さくなったし、記憶力も弱くなった。それでもまだなんとか歩くことはできるんよ」◆いつまでもいつまでも元気でいて欲しい。私を見守り続けて欲しい。

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2022年12月29日 ---- ボス

今年最後

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昨日(28日)が我が社は仕事納め。お昼から納会となった。コロナ禍にもかかわらず盛大な、ほぼ全社員参加の楽しい会となった。◆今日(29日)は一人で、誰もいないオフィスで過ごしている。わが社の社長室は一人でも落ち着く。窓から見える東京タワーが美しい。◆午後2時ころ散歩したくなった。平河町にある、私が「東京で一番美味しいコーヒー」と思う喫茶店『可否道』まで歩いて行ってみようと思った。グーグルで見ると高々2.2kmしかない。人気の少ない東京の街を新橋から平河町へと向かった。途中、国会議事堂の前を通る。普段から人通りは少ないが、年末の今日は警備のためのお巡りさん以外ほとんど歩いている人はいない。年末の晴れた空、国会議事堂前の閑散とした大通りを一人歩きながら、「随分来たな」「よく頑張ったな」「東京、きれいだな」などと感傷に浸っていた。◆うかつだった。喫茶『可否道』は今日から年末休みになっていた。赤坂まで歩き銀座線で会社に戻った。東京タワーが相変わらず美しく、夕焼けの手前にそびえている。◆来年もいい年になりますように。「老けこむのは早いですよ!」と声をかけてくださいね。

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2022年12月29日 ---- ボス

年末に思ったこと

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吉田拓郎のラストアルバムは「Ah-面白かった」。小椋佳のラストアルバムは「もういいかい」。私が大好きだった二人のシンガーソングライターが素敵なタイトルのアルバムを最後に活動を狭めている。寂しいが見事な生きざま。私も男として彼らのようにかっこよく老いていきたい。

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2022年12月28日 ---- ボス

私の個人的な「今年の漢字」

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数日前、この欄で私の個人的な今年の漢字として『満』を選んだとお話しした。確かに充実した一年だった。◆経営者としてはこれまで25年間アクセル全開で飛ばしてきたが今年は正月にギアをニュートラルにし惰性で走ってみよう、と決めた。いつまでも私がアクセル全開では部下たちが可哀そうだ。こちらはもう「引退」のタイミングを測っているのだから。私の会社は着々と強くなっている。少し安心。私は自信を持って今年の漢字を『満』にした。◆『満つれば欠く』のが自然の流れ。私は今年の充実を「満喫」する暇もなく「欠ける」ことの不安に対する準備を始めている。「心配性」「根暗(ネクラ)」「貧乏性」「悲観的」・・・残念ながらこれらの性格は経営者には付きもの。気長に付き合って行こう。来年の漢字も再び『満』が選ばれるといいな。

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2022年12月27日 ---- ボス

ピーク

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どの方向から眺めてももはや人生のピークを越えた。◆「出会い」があり「別れ」があるのが人生。これからは「出会い」に喜ぶことよりも「別れ」に悲しむことの方が増えてくる。「知る」ことがあり「忘れる」ことがある。私の脳みその中のメモリーは少しずつではあるが確実に容量が減ってきている。「入ってくるカネ」があり「出ていくカネ」がある。収支バランスは確実にマイナス。少ないストックを少しずつ食いつぶしていくことになる。今以上に健康になることはない。少しずつ、でも確実に身体は老いる。老いの速度を遅くする努力はしても、だれでも「3年前よりも元気」なんてことはない。◆「夢」がないことが一番つらい。「夢」を持てなくなった自分が寂しい。といって「絶望」しかない、というわけでもないのだが・・・。

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2022年12月26日 ---- ボス

友がみな偉く見えたころ

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一浪一留してやっと大学を卒業し、東京の建設会社に勤務した。40年以上前のこと。今のブラック企業なんてものじゃない。とんでもない労働環境だった。苦しかった。◆公務員になった同級生やスーパーゼネコンへ就職した連中の話を聞くと羨ましかった。「大学時代もっとまじめに勉強して公務員を目指すべきだった」と反省したが、後戻りできるわけもない◆就職2年目に結婚した。東京で結婚したのに自宅に帰ることができるのは週に1日か2日。帰っても疲労でぐったり。新婚時代の楽しい思い出などほとんどない。「友がみな 我より偉く見ゆる日よ 花を買いきて 妻と親しむ」毎日、毎日、この啄木の歌を口ずさんでいた。「働けど 働けどなお 我が暮らし 楽にならざり じっと手を見る」とペアだった。この二つの啄木の歌をどれだけ口にしたことだろう◆40年が経った。老人になった。コロナ禍への対応も厳しさが弱まってきた。同窓会が増えてきた。同窓会に行っても「友がみな 我より偉く」見えることはなくなった。健康であれば、若い頃は、遮二無二働いたほうがいいのではないかと思う。

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2022年12月20日 ---- ボス

矛盾

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胸に17色のSDGsバッジを着けた銀行マンが来年のカレンダーを持って年末の挨拶にやってくる。私はつい、言わなくてもいい嫌味を彼に言ってしまう。「この大きなカレンダー、1万枚配ったとして何枚が壁に貼られるのでしょうね?」「大分の田舎の一軒家に住んでいた私のオフクロなら『ありがとうね。キレイだね』と言って台所の壁に貼ったことでしょう。だけど東京のマンションの壁にこのカレンダーを貼る人はわずかでしょうね」◆いただいたカレンダーは大きな箱に入れ「自由にお持ち帰りください」と書いて社員に持って帰ってもらおうとするがほとんどが売れ残る。私の予想では、銀行が配る大型の1枚カレンダーは90%以上が貼られることなくゴミとなる。◆「欲しい」と申し込んだ人にだけ配ればいいものを・・・。SDGsのバッジを着けて大きなムダを配る人たちが多い年末。難関大学を卒業したエリートと呼ばれるあなたたちが、なぜこんなことを「おかしい」「やめましょう」と言えないのかが不思議。思考停止症候群がこの国には蔓延しているようだ。

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2022年12月20日 ---- ボス

今年の漢字

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今年の漢字に「戦」が選ばれたそうだ。私は「断」を予想していたが今年もまた私の予想は外れた。まあ確かに今年は「戦」かもしれませんね。◆さて私の個人的な「今年の漢字」は何だろう。「齢」「衰」「忙」「寂」「禍」「防」「遊」など候補があるが・・・。年齢からくる体力気力の衰えは如何ともしがたく、それでいて仕事はなお忙しく、友人や先輩が亡くなり寂しいことも少なくなかった。コロナ禍は以前治まらず、マスクで防御した。仕事も攻めることよりも大きなミスを防ぐことに傾注した。それでも「心の洗濯」とか「これまでの苦労に対するご褒美」などと言いながらわずかな時間でも「遊ぶ」ことを心掛けた。温泉もゴルフもあちこちへ出かけた。◆そして私が選んだ今年の漢字は「満」。悲観的なことを探せばいくらでもあるが、それ以上に充実した満足のいく一年だった。なんと言っても最愛の娘が優しくて芯のある素敵な伴侶を見つけてくれた。それを彼らの仲間たちと心から祝福してあげることができた。満たされた一年になった。

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2022年12月13日 ---- ボス

「初恋」

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私はコンピュータ音痴でパソコンの接続など全くできない。◆自宅の私の部屋の大きなテレビでもNetflixが観られるようにと娘が接続してくれた。最初に見たのが『全裸監督』。面白かったが第3話あたりでやめた。飽きた。次に観たのが『孤独のグルメ』これもすぐにやめた。続いて友人に勧められて今話題になっているという『金魚妻』。うん、これはなかなか面白かった。数日かけて最後まで観た。そのあとに別の人に勧められたのが『殺人を無罪にする方法』というアメリカのドラマ。第一話を観て寝た。面白そう。毎晩、一話ずつ観れば1週間楽しめる、と思っていた◆ところが、偶然にも複数の友人や知人から「キノシタさん、Netflixに入っているなら『初恋』がお勧めです。きっとキノシタさん好きでしょう」と連絡があった。『殺人を無罪にする方法』を一旦やめて『初恋』を観ることにした。◆結果は・・・・ドはまり。昨夜は午後9時から1時半まで観てしまった。あとは最終章を残すだけ。◆今夜は涙をふくタオルを用意して、深夜。一人で楽しもうと思っている。新しい楽しみが増えた。ありがたい。

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2022年12月01日 ---- ボス

老いと病院

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毎年この時期、人間ドックに入る。ドックでは胃カメラ検査もPET検査も脳ドックもみんなやる。さらに3年に一度は大腸検査。幸いこれまでに大きな異常は見つかっていない。人間ドックのほかにも毎月1回、内科で血圧チェックを受け3か月に一度は血液検査。さらに3か月に一度、自律神経の検査を受けているし、歯医者も3か月に一度検査をしてクリーニングをする。このほか今年は帯状疱疹ワクチン接種、コロナワクチン接種2回、インフルエンザワクチン接種と合計20回以上も病院へ行った。どこも悪くないのに20回も病院に行ったのだ。いくら予防のため、早期発見のためといっても少し多すぎるかな。◆と、そんなことを思っていたら先週は自律神経の検査予定をすっかり忘れてしまっていた。そして本日は夕方4時予約の歯医者を忘れていた。どちらともスケジュール表にはきちんと書いているのに・・。スマホが鳴って「〇〇医院ですけど・・」と聞いて「あっ!!!」と思い「ごめんなさい!!!」と詫びる。2週続けてうっかりミス。◆私の場合はカラダよりも脳のほうが先に衰えているようだ。人様にご迷惑をお掛けすることだけは避けたいといつも思っているが脳の衰えは人様に迷惑をかけてしまう。申し訳ない。ごめんなさい。なにか対処法を講じなくては・・・。

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2022年11月25日 ---- ボス

走行距離課税

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自動車の「走行距離課税」が国会でも話題になっている。私は導入賛成だ。◆増税はだれでも嫌がる。議員も、増税の必要性を訴えると選挙で票が減るため、それが正論でも声高に訴えにくい。逆に減税は票になるので無責任な奴らは皆減税を求める。馬鹿みたい◆我が国ではガソリン1リットルあたり約55円も税金がかかっている。元々は道路特定財源との位置づけで、そのガソリン税で多くの高速道路が作られてきた。◆若者の人口が減りクルマ離れが始まった。一方、自動車の燃費が良くなりさらに電気自動車が普及してきた。当然、ガソリンの売り上げは減る。多くのガソリンスタンドが廃業した。するとさらに電気自動車が売れる。完全にガソリン販売は悪循環に陥っている。ますますガソリン税収は減っていく◆それでも道路は維持しなければならないし、新たな道路を作る必要もある。道路を作り維持するための財源は、道路を利用する人が負担すべきだと私は考える。多く利用する人が多く負担する。それが最も合理的。◆増税を喜ぶ者はいない。だが必要なものは徴収しなければならない。最も不公平感がなく、理論的、合理的なのが「走行距離課税」だと思うのだが私の回りの、クルマを所有している人たちは皆反対している。◆国会議員も大変だな。

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2024年10月23日 ボスの
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  • 午前新オフィス デザインチェック
  • 午後防衛白書 チェック
  • 夕方浅草ビューホテルにて会食
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