‘ブログ’ の記事一覧
◎2023年07月28日 ---- ボス ◎
- 企業経営で最も大切なのは「道徳観」
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ニュースで連日報道されている「ビッグモーター」の卑劣なやり口に強い怒りを感じている。中でも街路樹を枯らせることを平気で、会社として組織的にやっているようで、これには本当に驚いた。「街路樹があっては店の看板が見えにくい」というのが樹木を枯らせた目的なのだろう。だがさすがにそうは言えず「雑草を生えないようにしようと思って除草剤を蒔いた。結果的に樹木が枯れた」と言い逃れをするのだろう。トップから現場まで腐りきった会社だ。◆損保ジャパンもおかしい。損保会社は保険対象のデータの蓄積から統計的に分析をするのが仕事。クルマ1台当たりの保険金請求額は、他の自動車修理工場より「ビッグモーター」からの方が間違いなく高くなっていたであろう。損保会社として気付かぬはずがない。気付かぬとすれば損保ジャパンも信用できないおかしな会社になる。もし「クルマ1台当たりの修理費用はビッグモーターも他の自動車修理工場もほとんど一緒でした」というのであれば、それは他の自動車修理工場もビッグモーターと似たような、キズを酷くしてから修理することをやっていたということになる。◆私は企業経営において最も重要なことが「道徳観」だと思っている。人様から後ろ指をさされるようなことをしてカネを儲けてもきっといずれは破綻する。「天網恢恢疎にして漏らさず」昔の人は良い言葉を残している。
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◎2023年07月27日 ---- ボス ◎
- 旨い赤ワイン
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ワインの味など分からない。分からないのだけど分かっている風を装ってしまう。本当は「好き・嫌い」くらいしか分からない。その「好き・嫌い」も日によって変わる。前回「おいしい」と思ったものが今回は「旨くない」になったりする。そんな味音痴なくせに私が購入するワインは年齢とともに徐々に高額になってきた。最近はコストコで1本5千円程度のものが主流。時には1万円を超えるものを買ってしまうこともある。またプレゼントでいただくワインはそのほとんどがいわゆる高級ワインである。レストランでは1本2万円を超えるワインをオーダーすることも年に数回はある◆かっこつけの味音痴の私だがワインが好きなことは事実である。残念ながらアルコールに強くない体質であるためせいぜいボトルの1/3も飲めば酔ってしまう。◆先日、君津のゴルフ場のロッジに泊まった。ゴルフ仲間と久留里の街へ夕食に繰り出すのだがその日は私が運転係。美味しいタイ料理の店、久留里駅前の「たいこくどう」へ行った。皆はビールを美味しそうに飲むが私は運転係だからノンアルコールビールで我慢。1時間半ほどタイ料理を楽しんでロッジに戻ることになった。ロッジで飲み直し。やっと私も「飲み会」の方にも参加できる◆無性に赤ワインが飲みたくなった。「たいこくどう」の近所のセブンイレブンに寄って缶ビールと赤ワインを買おうとした。ところが赤ワインが少ない。そして異常に安い。フルボトルで600円程度。「こんなの飲めるかなあ」と偉そうに言ってしまった。「まあ期待せずに買ってみましょうよ。私おごりますから」と後輩のKさんが言ってくれた。◆ロッジに戻って私も加わって再度酒盛りが始まった。まずはビール。すぐに空いていよいよワイン。「どうだかなあ?」などと言いながら口に含んだ。「旨い!」が私の最初の言葉。「えっ?600円でこんな美味しいワインが飲めるの?」ビックリした。◆GACKTやYOSHIKIなら「こんなワイン、まずくて飲めませんよ」と言うのかもしれないが味音痴の私にはとても美味しく感じられた。◆昨夜、広尾のセブンイレブンに入った。「あのワインないかな?」と探してたらあった。「あっ、きっとこれだった。チリのピノ・ノアール」自宅に帰ってすぐに飲んでみた。美味しい。◆我が家のリビングのワインセラーには1本数万円のワインが10本以上入っているが、それらを飲む機会はなかなかやって来そうにない。
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◎2023年07月27日 ---- ボス ◎
- 一緒に飯を食えば7割は分かる
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週に2回~3回は会食の予定が入っている。居酒屋ではなく高級割烹だったりフレンチやイタリアン、中華のことも多い。大抵の場合、事前にコース料理を予約している。会食の相手は仕事の客先や大学の先生のこともあれば協力会社の連中や或いは部下たちと食事を楽しむこともある。◆会席料理やフレンチや中華のコース料理では、一品一品丁寧にサービスマンが説明してくれる。素材とその料理方法、そして食べ方などもさらっと15秒ほどで説明してくれる。この説明に耳を傾けるのが客としてのマナー。さらには簡単な質問でもしてみれば場が盛り上がる。「立派な牡蠣ですね。どこ産ですか?」と聞けば「三重県の答志島産です。ミルキーでとても美味しいですよ」などと会話もはずむ。場が和やかになる◆料理の説明をしている女性に「オネーサン、何歳?キレイですね」なんて話しかけるのは論外だが、説明を聞こうとしない奴が多いことに私は腹が立つ◆むこうだってタイミングを測っている。客同士の会話が止まったスキに説明を始める。「こちらのお皿は手前の『アスパラのお浸し』から時計回りに『ボタン海老の・・』・・」などと説明が続く。その説明を聞かずに客同士で話を続ける無神経な奴が多い◆「ちょっと説明を聴きましょうか」と言って注意することもある。私が注意すると静かになってサービスマンも説明がしやすくなる。だが、相手によっては私は何も言わずに私だけが説明を聞いている。説明を聞いているが同時にそのマナーをわきまえない客に腹を立てている◆「こいつとは、もう居酒屋以外へは誘わない」「気配りのできない奴だ。仕事もできないだろうな」「『育ち』が悪いことはしょうがないが社会人になったからには気配りで『育ちの悪さは埋められるはずだ』」そんなことを思っている◆このような気配りできないダメな奴らの多くが私にだけは気を使ってくれる。「オレに気を使うことができるんだったら、もっと周りに気を使え!」と怒りたくなる。
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◎2023年07月25日 ---- ボス ◎
- 「実装」って?
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66年間生きてきた。平均的な66歳よりは多く本を読んできた。英語は苦手だが漢字や諺に関しては平均点以上は取れる自信がある。◆少なくとも5年前までは聞いたことがなかった「実装」という言葉を最近よく耳にするようになった。役所の高級官僚が「私はエリートなんですよ」って言いたそうにこの『実装』という言葉を使うようになった。負けずに民間のベンチャーあたりの小生意気な連中もこの『実装』という言葉を使うようになった。66歳のオヤジは意地でも使わない◆調べてみた。もともとはIT業界で使われ出した言葉のようだ。私と関係ないIT業界で使われているのなら文句は言わない。頼むから私の前では「実装」なんて言わないで欲しい。「実現」でも「実行」でもいいじゃないか?◆とうとう電車の中の吊り広告にも『実装』って言葉が登場した。訳わかんない。
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◎2023年07月24日 ---- ボス ◎
- マナーが悪い = 民度が低い
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酷暑の中、私は元気だ。そりゃあ若い頃のようなキレはないが同年代の方々と比べると恐らくかなり元気な部類に入るだろう。土曜・日曜と酷暑の中ゴルフを楽しんだ。接待ゴルフではなくスポーツゴルフ。土曜日は成田の「PGM総成」をブラックティー(フルバック)から。日曜日は君津の「ロイヤルスター」をブルーティーから1.5ラウンド。このくそ暑い中、1.5ラウンドもするのは我々だけだった。熱中症にならぬよう水分を取りながら氷嚢で首筋を冷やしながらのラウンドは楽しかった。「オレは本当に夏が好きだなあ」などと独り言を言いながらの楽しいラウンドだった。スコアも満足できるものだった◆満足できないことが一つ。千葉県内での連戦だったので土曜はラウンド後、ゴルフ場のロッジに泊まった。ロッジの部屋は個室なのだが部屋にはトイレがない。トイレは共用だ。まあ、しようがない。このトイレを利用するのはロッジに宿泊している男10人だ。トイレに入るときはトイレの入り口でスリッパを履き替える。トイレのスリッパは3人分(3足)ある。◆このスリッパがいつ行ってもこっち向きに脱ぎ散らかされている。私は乱雑なのは嫌いなので3足をきちんと、次の方が履きやすいようにキレイにあちら向きに揃える。しばらくしてまたトイレに行くとまた3足ともこちら向きに脱ぎ散らかされている。トイレから出る時にちょっと後ろ向きになってスリッパをあちら向きにして出ればいいものを、それを誰もしない。恐らく私以外の9人は全員がスリッパをこちら向きに脱ぎ散らかしている。私は自分のスリッパだけでなく3足を丁寧に向こう向きに揃える。その繰り返し。◆小学生でもできそうなことを、ゴルフをする大の大人がしない。そういえばこのゴルフ場では駐車場のクルマも管理されない。一応、クルマを停める場所には白線が引いてあるが白線があろうがなかろうがどこにでも車を停める。従業員は見て見ぬふり。時にはクラブハウスの玄関の真正面に平気で停めるヤツもいる。◆トイレと駐車場を見れば、そのゴルフ場を利用する方々の民度が分かる。
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◎2023年07月20日 ---- ボス ◎
- 元気!
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6月4日に米国ヒューストンへ向けて出発し、あちらに7泊。帰国後、沖縄(2泊)福岡(1泊)北海道(3泊)と出張スケジュールをこなした。さらにその間に私はゴルフを9ラウンドも回っている。◆5月中旬にこのハードスケジュールに気づいた。「こんなハードスケジュールをこなすことができるのだろうか?」心配だった。怖かったのが米国出発間際にコロナに罹ることだったが幸い元気で出発できた。そして帰国後、コロナに罹患したが軽症だった。沖縄出張までには元気になった。コロナ罹患のため河口湖でのゴルフと銀座の寿司屋でのお客様との会食をキャンセルしたがそれ以外の予定はすべてこなすことができた。そして昨日忙しいピークを越えた。ほっとしている。◆この45日間で体重が2㎏増え、血圧が15上がり、腰痛が出てきた。出張とゴルフばかりでは体調管理ができない。少しスケジュールを抑えめにして体調管理に努めよう。
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◎2023年07月18日 ---- ボス ◎
- 懐メロ
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高校生の頃、母がテレビで懐メロ番組を楽しんでいた。20年くらい前に流行った曲だった。つまり私が産まれる5年くらい前の曲。東海林太郎、三橋美智也、春日八郎などが歌うのを母は嬉しそうに懐かしんでいた。当然、それらの曲が流行ったころはまだテレビなどない。母はラジオでそれらの流行歌を聞いていたのだろう。当時の私にとって20年前は大昔と同じ、白黒の世界。モノクロームであった。色を付けて欲しかった。◆66歳になった私はいま、40年前、50年前の懐メロを楽しく聴いている。昨日もテレ東でやっていた。◆不思議なのは高校生の私にとって20年前は「モノクロ世界の大昔」の感覚であったのに対し、最近の若者にとっては40年前の曲、例えばサザンの「勝手にシンドバッド」やピンクレディの「UFO」あるいは沢田研二の「TOKIO」などは決してモノクロではないようなのだ。◆流行った時期よりも曲調やアレンジ、或いは振り付けなどの方が懐メロに与える影響が大きいようだ。
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◎2023年07月18日 ---- ボス ◎
- 京大社会
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日比谷通りの交差点。ワンボックスカーが信号待ちをしている。側面に文字が書かれている。最初に見えたのが「京大」という文字。私は「九大」卒だからというわけでもないが京大という文字には反応してしまう。手前に停まっていたクルマが動いた。ワンボックスカーの文字が「京大社会」と読めた。「京大社会」とは思い切ったアピールだな、と思った。また手前のクルマが少し前進した。「京大社会式」と書いてある。京大の社会式って何なんだ?私はまだ気づかない。全部が見えた。「京大社会式株」と書いてある。ここでやっと気付く。ワンボックスカーの運転席側から読むのだ。「株式会社大京」というものであった。情けない。◆ふと、もう30年か40年前のことを思い出した。ある会社のネーミングに驚いたのだった。その会社の名前は「有限会社無限」というもの。創業者のセンスが好き。
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◎2023年07月13日 ---- ボス ◎
- 美顔器購入
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米国でクルマを運転するために先月初めに鮫洲の免許センターで国際免許を発行してもらった。免許証に貼るための証明写真を見て愕然とした。爺さんだ!◆毎朝、髭剃り時に鏡で自分の顔をみているが気付かなかった。年寄りの象徴である「ほうれい線」が深く下方へ伸びている。「これじゃいかん」「どうしよう?」私はずっと気になっていた◆銀座のバーでその話をしたらマスターから「最近の美顔器は結構効果あるってききますよ」との情報。翌日、ネットで「美顔器」を検索。わが社の女性スタッフにも協力してもらって「これが良さそうですよ」というのを探してもらった◆なんと6万円以上。「ええい!若さを保つためだ!思い切ろう!」。一昨日が届いた。使用説明書に従って使ってみた。「えっ?こんなんで本当にリフトアップ効果があるんだろうか?」半信半疑ではあるがここまできたら試し続けるしかない。◆数か月後にでも「ほうれい線が消えました」と皆様に報告したいものです。
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◎2023年07月12日 ---- ボス ◎
- 新橋は本当に暑いぞ!
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昼どきの新橋が日本で一番暑い街だと私は確信している。◆新橋エリアの海側には汐留の超高層ビル群が並び海からの風邪を遮断している。小さな飲食店が並びフル稼働でそれを冷やすエアコンの室外機が1階か2階で熱した空気を吐き出している。狭い道が迷路のように入り組んでおり風が吹かない。道路はことごとく昔ながらの真っ黒いアスファルト。◆これほど暑さに対する悪条件が揃っている場所を私は他に知らない。
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◎2023年07月12日 ---- ボス ◎
- 地方のジャズ喫茶
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出張で国内外のいろいろな場所へ行く。出張先で自由時間が取れそうなときは必ずジャズ喫茶に行く。岩手県一関市の「ベイシー」、熊本県八代市の「FIRST」、大阪市東心斎橋の「Bar Jazz」、そして福岡市渡辺通の「JAB」は私の大のお気に入り。一昨日も「JAB」で一人で飲んでいた。◆日本ではジャズを演奏する人が減った。ジャズボーカルはもっと少ない。東京で生演奏を聴く機会も多いがなかなか満足する演奏に出会うことは少ない。そして生演奏のJAZバーは「ミュージックチャージ」がかかるためにとても高額になってしまう。◆「下手な生演奏よりは、高音質のステレオで50年代60年代のレコードを聴いてる方がずっと楽しいね」と「JAB」のマスターとそんな話をしていた。
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◎2023年07月11日 ---- ボス ◎
- 袴田事件
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袴田事件。検察が再審公判で有罪を立証する方針を示したところすぐに弁護団が会見を開き「警察を守るためか、あるいはメンツのためか・・人の人生をいったい何て思っているのか本当に腹立たしい」などと憤りを露わにした。◆これを報じるテレビのニュース番組で司会者がこんなことを言っていた。「年齢を考えても早く再審無罪を決定して欲しいものです」「検察のメンツのためだけにここまでやるのでしょうか」と、弁護団と同じ主張◆私も個人的には、これまでの報道から「冤罪なのだろうな」とは感じている。だが真実は分からない。真実が分からないから裁判だ◆「推定無罪」という言葉は知っている。検察が明らかに有罪であることを証明できなければ無罪になる。だからと言って検察と弁護団との闘いをマスコミが「検察のメンツのため」と決めつける報道をしていいのだろうか? 「弁護団はこう言っています」との報道にとどめるべきではないだろうか?◆検察は検察で「明らかにクロだ」との確信があるのであろう。マスコミ報道は常に中立であるべきだと私は思うのだが、「弱い者の味方」をするときのマスコミはいつも「自分が正しい」と声高に叫ぶ。なんかおかしい。◆「おかしい」というと私が叱られる。おかしい。
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◎2023年07月07日 ---- ボス ◎
- 7月6日は「サラダ記念日」だった。
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「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」と俵万智さんが歌集「サラダ記念日」を出して36年経った。全く色あせない。◆30歳の私は66歳になったが、この歌を思い出しては若かったころを懐かしむ。昨年結婚した娘も、今こんな気分であってくれたらいいな、と思う。
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◎2023年07月06日 ---- ボス ◎
- 「情熱」よりも「データ分析する『脳みそ』」が大切
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①「私は酒が好きです。酒に関する知識は誰にも負けません。だから私はバーを経営したいと思うのです。開業資金を貸してください。私は学生時代にスコッチウィスキーを求めてスコットランドを一人旅したこともあります。日本の酒蔵も尋ねましたしアメリカのナパバレーのワイナリーも行ってきました。お酒に関する情熱は誰にもまけません」と言う男性 ◆②「中央区のこのエリアにはサラリーマンが多いのに半径200mにはお酒が飲める店は居酒屋すらありません。だから私はここでバーを経営しようと思っています。開業資金を貸してください。ここでバーを開業すればウィークデーは30人が入ります。客単価は8000円を想定しています。当座はアルバイトを二人程度で回せると思います。私は酒が飲めませんが今後ソムリエ試験の勉強は頑張ります」と言う女性 ◆ ①の情熱だけの男。まず彼は失敗するであろう。②の酒は苦手だけどデータ重視で店を経営したいという女性。こういうタイプの人が成功するのだが、いくら教えても「情熱優先」「データは分からない」人ばかりが目立つ。◆ 情けない世の中。ひょっとすると「パワハラ」を規制しすぎて上司が指導を怠り、結果「仕事の本質」が分かっていない奴が増えてしまったのかとも考えてしまう。◆野球もラグビーも会社経営も、もちろん「情熱」は大切だが「情熱」以上に「データ分析」の「脳みそ」が必要なのだがその「脳みそ」優先と気付かないヤツばかりが表を歩いている。
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◎2023年07月06日 ---- ボス ◎
- ダルビッシュ有の身長は?
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出張にかこつけてアナハイムのエンゼルスタジアムで大谷君の試合を2試合観戦してきた。2試合とも大谷君はホームランをかっ飛ばしてくれた。その光景を、私の66歳の誕生日プレゼントと思って受け取った。◆エンゼルスの練習風景から見ていたが大谷君はデカいアメリカ人大リーガーに負けることなく立派な体格をしている。バランスがいい。スタイルがいい。調べてみたらなんと身長は193cmだって。すごい!今年はホームラン王になって欲しい。そして来年はサイヤング賞を取りに行こう。大谷君ならそれもできそうだ。◆さて、つい先日のエンゼルスVSパドレス戦の前にが嫌で大谷君とダルビッシュ選手が親しく会話しているところがテレビで放映されていた。私は「えっ?」と思った。ダルビッシュ選手が大谷選手よりさらに背が高いように見えたからだ。調べてみた。◆なんとダルビッシュ選手は196cmもあるそうだ。大谷選手よりさらに3㎝も背が高いのであった。
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◎2023年06月29日 ---- ボス ◎
- ルート66にはトンネルがない。
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今から20年ほど前に米国のルート66を車で完走したことがあった。走り終わって日本に戻り、しばらくたって「あの長いルート66でトンネル内を走った記憶が無いな」と思った。私の記憶が無いだけなのか、本当にトンネルがないのか確認したかった。◆3700㎞くらいか。稚内から鹿児島まで高速道路を走るよりももっと長い距離。稚内から鹿児島までを高速道路で走ればどれだけトンネルがあるだろう。本当にルート66にはトンネルは無かったのか?◆確認するチャンスが訪れた。私の66歳の誕生日をルート66上で迎えようという企画。息子と二人でルート66を走った。「トンネルはないか」を確認する旅でもあった。◆無かった!ルート66では全くトンネルは無かった。私が「確認できたよ。ルート66にはトンネルは一つもないよ」と息子に言うと彼は冷静にこう答えた。「当たり前のことじゃない?だってルート66って西部開拓のためにできた道でしょ?元々は幌馬車が走ってたんでしょ?まだトンネル掘る技術なんてなかったんじゃないの?」◆確かにそうだ。だが、技術が無かった以前に「必要が無かった」のかも知れない。今回は「セドナ」「グランドキャニオン」「ホワイトサンズ」「化石の森」「アンテロープ」などの観光地を回ったがそのどこにもトンネルがなかった。アメリカ人は我々日本人のようにせっかちではなく、少々回り道でも景色を楽しみながらのんびりと走りましょうといった感じなのかもしれない。
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◎2023年06月28日 ---- ボス ◎
- 「判断しないことが一番悪い」
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テレビ東京の番組「モーニングサテライト」の中で元ソニー社長の平井さんが経営者としての心構えなどを自分の経験をもとに語っていた。「モーサテ平井塾」というコーナー。さすがに天下のソニーのトップを長らく務めて来られた方だけあって話題は尽きないし経営者としての理念も明確。私にもよい勉強になった。中でも強く印象に残る平井さんの教えは「経営者として『判断しないこと』が一番悪い」ということ。◆平井さんは言う。「正しい判断が一番いい」「間違った判断が二番目」「判断しないことが一番悪い」と。◆判断しないことには良かったのか悪かったのか分からない。判断しないうちに他社に持っていかれることもある。早く「間違っていた」と気付くことも大切。◆私のようなダメ社長は「この案件はペンディング」などと言って判断を先送りすることがしばしばある。それじゃダメなことを再認識させられた。
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◎2023年06月26日 ---- ボス ◎
- みっともない。ロシアには美学がないのか。
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この歳になっても死ぬのは恐ろしい。死にたくない。「余命〇〇ヶ月です」なんて医者に言われたくない。怖い。◆「ワグネル」創設者のプリゴジン氏は、武装蜂起を呼び掛けモスクワに向かうと宣言し移動を始めた。ところが、みっともないことに、途中で止めて逃げた。隣国のベラルーシの大統領に説得されたというが本当だろうか?◆いずれにしても、みっともない。「弱虫プリコジン」と言われるのも当然だ。誰でも死ぬのは恐ろしいことは分かる。だが、ここまでやるなら当然「死」を覚悟してのことだろう。「武装蜂起失敗」=「死」であろう。日本人の指導者なら必ず「死」を選ぶ。「死」の方が「みっともない臆病者」と言われるよりもはるかにいい。◆ロシアには「弱い者いじめ」の風潮はあるが「男の美学」が無いようだ。みっともない。
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◎2023年06月24日 ---- ボス ◎
- 知らないくせに知ったフリするな!
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「海洋問題研究家」と名乗る大学の先生がタイタンの事故の解説をしていた。そこへ「爆縮」とのニュースが飛び込んできた。「タイタンの破片が見つかった」と言うことだった。◆司会者がその先生に「爆縮」に関することを訊ねた。先生は高校生みたいな説明をしていた。参考の映像として空気圧で缶が潰れるものが流された。先生は引き続き高校生みたいな解説をしている。司会者がさらに問うた。「爆縮によって、破片が飛び散るのですか?」と。すると大学教授はなんと「爆縮で機体に穴が空くとそこから一気に水が入ってきます。今度は内から外へと力が働くのです」などと言っている。高校生どころか中学生以下だ。ナンセンス◆「この教授は理系ではないな?これで理系だったらとんでもないアホ。大学はどこだ?」私は彼の経歴を調べた。やはり、経済学部の出身だった。◆「私は『海洋問題』の法律や経済性などには詳しいが、残念ながら理系ではないので『爆縮』などは知りません。そんな言葉は今回初めて聞きました」となぜ、正直に言えない?◆昨年の6月にこの欄で『嘘くさい大学特任教授』と題して、明らかに土木の知識のない教授が偉そうにテレビでデタラメな「地盤の解説」をしていたことを批判した。テレビに出る学者ってなぜそんなになんでも知っている風をしたいのだろうか?
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◎2023年06月24日 ---- ボス ◎
- タイタン「爆縮」と聞いて「良かった」と思う。
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潜水艇タイタンが行方不明になった事故。まもなく予備の酸素も切れるという頃に捜索に当たっていた無人潜水艇がタイタンの破片を見つけた。タイタンは水圧によって爆縮し圧壊したことが分かった。乗員5名は死亡したこととなった。このニュースを聞いて、正直言って「良かったな」と思ったのは私だけではないだろう。◆どう楽観的に考えても、海底に沈んでいるタイタンを見つけたとしても救出することは無理だった。もし電気系統の故障で深海に沈んだままだったとしたら彼らは真っ暗な深海で、極度に狭い船内に数日間閉じ込められ、その後徐々に酸素が亡くなって苦しんで死んでいくことになる。◆どの時点で発狂するのか?どれほど苦しむのか?想像するだけで恐ろしい。そうなる前に首でも切って死んだ方がマシだが私にはそんな勇気もない。◆数日間苦しみ続け徐々に死ぬよりも爆縮によって一瞬で死ねるならそちらのほうがはるかに幸せな死であろう。◆人の死が確定して「良かった」というのも失礼な、不謹慎な話だが、でも本当に「良かった」と心から思う。
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◎2023年06月20日 ---- ボス ◎
- 米中会談を見て思うこと
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昨日、中国の習近平国家主席と米国ブリンケン国務長官の会談が北京で開かれ、その様子がテレビでも報じられた。◆会談の内容はともかく、あの部屋とテーブルと席はあれでいいのだろうか?仮にも世界一の大国アメリカのナンバー2を迎えるのに、習主席はお誕生日席に着きブリンケン国務長官はその斜め前。世界の二大大国のトップ同士の会談との重みは感じられなかった。「中国の方がアメリカより上だぞ」と言いたい様子の座席配置に感じられたのは私だけだろうか?
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◎2023年06月16日 ---- ボス ◎
- 少ない人材
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問題:「A地点からB地点へ移動します。行きは時速40㎞で走りました。帰りは時速60㎞で走りました。往復の平均時速はいくらですか?」◆多くの人は算数が得意でない。得意でない人はこの問題に「分からない」と答える。ほんのちょっとできる人は「時速50㎞ですか?」と答える。かなり算数が得意で自信がある人は「時速48㎞ですよね?」と答える。◆もちろん「分からない」人よりは「時速48㎞ですよね?」と正解を答えられる人の方が、会社にとっては(特に『技術』を扱う会社にとっては)ありがたい人材ではある。◆だが、私が求める人材は「問い」に対して正確な答えを出す能力を持った人ではなく、「A地点からB地点へ移動します。行きは時速40㎞で走りました。帰りは時速60㎞で走りました。往復の平均時速はいくらですか?」という設問を提示できる能力を持った人だ。「人が疑問に思わないことを、自分は疑問に思って、さらにそれを人に問うことができる人」そんな人がなかなか見当たらない。
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◎2023年06月14日 ---- ボス ◎
- おなら
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今回の米国ルート66の旅は、行きは「羽田→ヒューストン→アルバカーキ」、帰りは「ロス→羽田」であった(アルバカーキ~ロスの間はクルマで移動)。「羽田→ヒューストン」も「ロス→羽田」も12時間近いロングフライトだった。◆以前より不思議だったのだが3時間を超える国際線に乗ると、なぜかガスが溜まる。おならをしたくなるのだ。私だけなのだろうか?いや、きっと皆さん同じじゃないでしょうか?◆ビジネスクラスで座席をフルフラットに近く倒して映画「007 No Time To Die」を観ながらどれだけおならをしたことだろう。「ブー」っと音がしたら恥ずかしいのでチェックはしていた。ヘッドホンをずらしておならをして、「音がでなくて良かった」と思いまたヘッドホンを着ける。これを何度繰り返したか。喚起が行き届いているからか「匂い」は全く心配ないようだ。それでもすぐにまたおならをしたくなる。「なぜこんなに出しても出しても、またガスが溜まってくるのだろう?」◆久しぶりの長時間フライトで私は、以前より不思議に思っていた「長時間フライトと『おなら』の関係」を改めて不思議に思った。スチュワーデス(今はCAと呼ぶ)のオネーサンたちもみんなこっそりとおならをしているのだろうか?いや、彼女たちは甲斐甲斐しく働いているのでガスが溜まったりしないのだろうか?こんな不埒なことばかり考えながら日本に帰ってきた。
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◎2023年06月13日 ---- ボス ◎
- ルート66の旅
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40歳代の後半に2回に分けて、米国のルート66をクルマで完走した。第1回目はサンタモニカからアルバカーキまで。そして2回目がシカゴからアルバカーキまで。(ちなみにルート66は始点がシカゴ、終点がサンタモニカである。シカゴのスタート地点は「begin」、サンタモニカのゴール地点には「end」のサインがある。「start~goal」ではなく「begin~end」というところがオシャレである)◆当時はカーナビもスマホもなく助手席に乗る友人が地図を見ながらナビゲーターをしてくれた。私の「ルート66完走」自慢を聞いていた息子が「オレも大学の卒業旅行でルート66を走ってみたいなあ」と言い出したので応援した。嬉しかった。私の完走からちょうど10年後のことだった。◆それからさらに7年が経った。「66歳の誕生日を再びのルート66上で迎えるってオシャレじゃない?」私が言い出したか息子が言い出したのかは覚えていない。◆6月11日、私は66歳になった。「end of the Trail」のサインの下で写真を撮った。66歳の初期高齢者には運転は難しくなっていた。多くを息子が運転してくれた。
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◎2023年06月02日 ---- ボス ◎
- 不幸癖
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♬「わーたしは不幸グセ 取れなーい女と この胸に か細い手を添えて ああ泣きじゃくる人・・・」五木ひろしさんが歌う名曲「おまえとふたり」の冒頭の歌詞。作詞はたかたかしさん。◆45歳くらいまでだったろうか、私はしょっちゅうこの歌を口ずさんでいた。「オレは不幸癖が取れない男なのかなあ?」と思っていた。「なんでオレほど賢い男が、こんなに一所懸命に勉強して、自分の時間も捨てて仕事に打ち込んでいいるのに、結果に繋がらないんだ?」そんなことを毎日考えていた。「不幸癖が取れないオトコ」なのかなあ?との不安はあったがまだ絶望してはいなかった。「もう少し頑張ればなんとかなるだろう」そう考え続けて必死に頑張った。◆少しずつ道が開けてきた。65歳も終わりを迎えつつある。「不幸癖」なんて世の中にあっていいはずはない。気付くと私も「決して不幸ではない」と自信を持って言えるようになっていた。◆6月11日、私は66歳の誕生日を米国のルート66をドライブしながら迎える予定。人一倍苦労も努力もしたが総じて悪くない65年だった。
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◎2023年06月01日 ---- ボス ◎
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当社のホームページには「お問い合わせ」欄というのがありそこへは様々な問い合わせが入る。ビジネスにならないような質問でも、相手先が明確であれば、極力真摯に回答するように担当者には指導している。◆先日「貴社のホームページの動画を拝見させていただき・・・差し支えなければ、30分~1時間程度お時間いただき、情報交換の機会をいただけますでしょうか?」との依頼が来た。相手は立派な企業のようである。当社の担当者と先方とで日程調整が始まった。私は、当社の担当者に「その会議、オレも興味あるから、オレの日程の空いているところで組んでくれ」とお願いしていた。「6月1日(金・本日)の午前11時半から」ということになった。私はスケジュール表に書き込んだ。◆ところが本日の朝、当社担当者が「今日の会議は先方が来られるのかと思っていたら『ウェブ会議でお願いします』とのことなんです」だと言う。私は立腹。◆会議でも挨拶でも準備がいる。心構えもいる。会ってみたいと興味もある。たとえば当社の事業案内でも現在取り組んでいるAとBとCがあれば、それぞれの資料もあるし担当者も社内にいる。状況に応じて資料を取り出したり担当者を呼んできたりと対応できる。ウェブ会議ではなにもできない。◆「失礼な会社だね。オレはその会議には出ないよ。キミらでやっておいて。」と当社担当者に告げた。
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◎2023年05月30日 ---- ボス ◎
- もてはやされ過ぎでは? 紫陽花
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「紫陽花」と書いてアジサイ。梅雨が近づいてくると各地から紫陽花の話題が聞こえてくる。「紫陽花、大好き」というオジサン・オバサンが紫陽花鑑賞ツアーを行う◆「花がキレイ」と感じる清らかな心の持ち主たちに対して文句があるはずもない。文句はないが私は「それほどキレイなもの?少しもてはやされ過ぎていませんか?」と思ってします。街にはキレイな花がいくらでもあるのに、なんで紫陽花なのと思ってしまう。紫陽花はどちらかというと「あざやか」というよりも「しっとり」と言った感じ。意地悪く言うと陰気臭い。◆個人が好きで鑑賞する分には素直に「キレイですね」と同意できるのだが、天邪鬼な私はテレビで紫陽花鑑賞ツアーのような話題があるとつい「紫陽花ってわざわざ足を運んで観に行くほどの花かい?ちょっと、もてはやされ過ぎじゃないの?」と必ず嫌味を言っている。
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◎2023年05月29日 ---- ボス ◎
- 料理の出る順番
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ゴルフ仲間と久しぶりに恵比寿の「一風堂」へ行った。いつものとおり満員だったが、待たずに店に入ることができた。前回はなかったタブレットが各テーブルに置いてある。客はそのタブレットを使って注文するシステムに変わっていた。◆隣のテーブルの親子連れ4人組は「注文したけどなかなか出てこないなあ」って感じだ。「こりゃ、オーダーしても時間がかかるな」と思った。私たちは「生ビール」と「餃子」と「ラーメン」と「ごはん」を注文した。案の定、なかなか出てこない。待つこと7分くらい。やっとビールが来た。ビールを飲み始めると2分後、「餃子」でも「ラーメン」でもなく「白ごはん」をお兄さんが「お待たせしましたぁ」と言いながら持ってきた。「えっ?ビールの次が白ごはん?」思わず聞いた。「はーい、うちのごはんはなかなか美味しいんですよ」と笑顔のお兄さん。◆タブレットでの注文ではこのような「客の気持ちなんか分かりません」対応が出てくる。「白ごはん」には手を付けずビールを飲み終えた頃に餃子が出てきた。この餃子がとても美味い。それだけに順番をわきまえないタブレット注文が残念だ。
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◎2023年05月24日 ---- ボス ◎
- 「木綿のハンカチーフ」と「卒業写真」
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「今頃になって、やっと気付いたの?」って笑われそう。共に1975年に発表され50年近く経った今も歌い継がれる昭和の名曲「木綿のハンカチーフ」(作詞:松本隆)と「卒業写真」(作詞:荒井由実)の共通性と対称性に先日気付いた。◆「恋人よ君を忘れて 変わってく 僕を許して」と男が変わっていく「木綿・・」に対して「人込みに流されて 変わってゆく私を あなたはときどき 遠くでしかって」と「卒業写真」では女性が変わっていく。◆「許して」「しかって」とあるように「変わっていく」ことは善ではなかった。恐らく今の若い純朴なカップルもどちらか一方が変わっていき他方が変わらない時には変わっていく方が悪になるのだろう。◆「木綿・・」はよくあるストーリーだが50年前に「女性が変わっていく」ことを歌ったユーミンはやっぱり強い女性であり天才だな、と改めて思う。
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◎2023年05月23日 ---- ボス ◎
- 本屋大賞「汝、星のごとく」
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近所の「TSUTAYA書店」が閉店したから書店で本を眺めることが減ってしまった。そのためか今年の本屋大賞の予想すらしなかった。忘れていた。発表当日も知らなかった。結果的にベスト10のうち3冊は読んでいたが対象を受賞した『汝、星のごとく』は未読であった。◆有楽町の三省堂書店に平積みされていたが、どうも題名「汝、星のごとく」が私にはピンとこなかった。「読んでみよう」と思う題ではなかった。◆その「汝、星のごとく」が大賞を取った。最近、帯に「本屋大賞!40万冊突破!」などと書かれている。遅ればせながら買って、読んだ。◆最高!素晴らしい!ここ数年の本屋大賞の中でも私の一番の推し作品。「あーあ、事前に読んでいたら今年こそ本屋大賞予想が当たったのになあ」と思う。私は毎年、本屋大賞発表前に「今年の大賞」を予想するのだが、これまで当たったことがない。「あーあ、事前に読んでいたら今年こそ予想が当たったのになあ」◆小説だから「好き・嫌い」はあるだろうが私は大好き。多くの人に読んでもらいたい。読んだ人に「どうだった?」と聞きたい一冊。オススメ。
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◎2023年05月22日 ---- ボス ◎
◎2023年05月18日 ---- ボス ◎
- かわいそうな男
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プライバシーに関することだからあまり詳しくは書けない。随分と時間が経ったから、もう話してもいいだろう。◆自宅近所に美味しいお店がある。(どんな料理を出すのかは控える)。入り口から奥の方へ向かう8席のカウンターのほか、テーブル席が3つ。私はそこのオーナーシェフと親しい。◆コロナ禍になる少し前の夕方、私は一人でカウンター席に着いていた。料理を注文し、ビールを飲んでいるとオーナーが話し出した。「キノシタさん、昨日はすごかったんですよ。開店と同時に三浦春馬クンと佐藤健クンが入って来たんですよ。で、三浦クンをいまキノシタさんが座っている一番奥の席に、佐藤クンをその隣に座ってもらったの」「へえー、あの三浦春馬と佐藤健? どっちともカッコいいやろ?」と私。「むちゃくちゃカッコいいですよ。で、感じもいいの」「へええー」「で、ですね、その次に入って来たのがなんと手越クンなの。手越祐也クンがお友達かマネジャーかと入って来たの。二人で」「そりゃ、すごいね」「手越クンたちは一番手前のカウンター席に通したのよ。席に着くとき、手越クンは軽い感じで佐藤クンと三浦クンに挨拶はしましたよ。でも会話はありませんでした。」「ふーん」「キノシタさん、奥から三浦春馬、佐藤健と座って、中4つ席を開けてこっちに手越クンですよ。」「うん、すごい光景ですね。昨日、来ればよかったなあ」「違うんですよ」「えっ?なにが違うの」「全然、良くないんですよ」「どういうこと?」◆オーナー(マスター)が嬉しそうに続ける。「中4席あいているでしょ?ちょうど、そこにごく普通のカップルが入ってきたの。私はどちらからも一席を空けて、真ん中に通しましたよ。つまり店の奥から『三浦春馬・佐藤健・空席・普通のカップル・空席・手越祐也・手越の友人』って並んだわけ。かわいそうなのは、その普通の男。」マスターは笑い出しそうな、悲しそうな顔をして続けた。「随分と長いことこの店やっているけど、僕はあんな惨めな、あんな可哀そうな客をみたのは初めてですよ。女性はキョロキョロして全然落ち着かない。私は普通に『なんにしましょうか?』くらいしか言えないわけなんですよ」◆「そりゃ心の中では『店に入ってきたらイケメン俳優がいっぱいで驚いたでしょ?』とか声をかけたいけど、そんなことを言うと手越クン、三浦クン、佐藤クンに失礼でしょ。彼らはプライベートな時間ですからね」◆そのカップルはどうなったのだろう?その店に行くと必ず思い出すエピソード。もちろん実話。
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◎2023年05月10日 ---- ボス ◎
◎2023年05月09日 ---- ボス ◎
- ごめんなさい
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大変、反省している。ごめんなさい。◆新橋駅の山手線ホーム、私は田町へ行く用事があり電車を待っていた。私の隣に立っていた男性に向かって、品の良いご婦人が尋ねた。「四ツ谷へ行くのはこの電車に乗っていいのですか?」と、訊ねられた男性は、路線に詳しくないようで返答に窮していた。その婦人は私の方を見た。◆そのホームには山手線と京浜東北線が着く。京浜東北線に乗ったら横浜へ行ってしまう。山手線に乗るしかない。私は「これに乗ればいいですよ」とだけ答えた。「京浜東北線じゃなくて山手線に乗るべきだ。新宿方向へ乗るのだからこれでいい。オレが四ツ谷へ向かうならそうする。」私はそんなことを一瞬で考えていた。◆私はその婦人とは別の車両に乗った。その時にふと思った。「いや、本当なら山手線には乗らないな。地下鉄銀座線に乗って赤坂見附で乗り換えるよな」と。「この山手線なら新宿で乗り換えだ。新宿の乗り換えは難しいな。あの女性、迷わなければいいな。『こんな遠回りを教えやがって!』と怒らなければいいな」と。私は女性が乗った車両まで行って「新宿で降りて乗り換えですよ。新宿駅で誰かに聞いてくださいね」と伝えようとしたが既に電車は田町に着いた。「ま、いいか」と思い田町で降りたが、どうもあの婦人が気になってしようがない。私よりも幾つか年長に見えた。老人と言うには早すぎるが、若くはない。◆もう少し慎重に話を聞いてあげて「一旦、JRを出て銀座線に乗るのが早いですよ」となぜ伝えられなかったのだろう。軽率に優しそうなフリして答えてしまってあの女性に不快な思いをさせてしまったかもしれない。ずっと後悔している。ごめんなさい。無事に四ツ谷に着けましたか?ごめんなさい。
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◎2023年05月08日 ---- ボス ◎
- 「かわいそう」ということ
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ゴールデンウィーク中、家人と娘と3人で食事をすることが数回あった。いずれも美味い料理と楽しい会話を楽しんだ。◆チャイニーズレストラン(そこは「中華料理店」というよりは「チャイニーズレストラン」という感じの店だった)である料理にパクチーが乗っていた。私と娘はパクチーが好きだが家人はパクチーを全く受け付けない。「こんな美味しいものが食べられないなんてかわいそうだな」軽はずみな私の言葉にすぐに家人が反応した。「いいえ、私は全く『かわいそう』なんかじゃありませんよ」家人は少し不愉快そうな顔をしていた。娘が助け舟を出してくれた。「そうね、私はニンジンが嫌いだけど『ニンジン食べられないなんてかわいそう』って言われても『全然、かわいそうじゃありませんから』って答えるよね」◆確かに、そうだな。私は納得した。自分が幸せだからと言って、自分と違う人を「かわいそう」だと決めつけるのは傲慢なことだと反省した。◆日本人は「自由を知らない、北朝鮮に生まれ育った人はかわいそうだ」などと口にするが案外彼らは「いいえ、私たちはかわいそうではありません」と心から思っているのかもしれない。◆「かわいそう」という言葉は優しい言葉のようであるが、その反面自分の方が優位な立場でいることを相手に伝える言葉にもなる。使い方には気を付けよう。
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◎2023年04月27日 ---- ボス ◎
- 「幸せ」は追い求めるものじゃなくて
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映画をよく観る。月に2~3本、劇場へ足を運んで観る。ネットフリックスやアマゾンプライムで、テレビ画面で昔の映画を楽しむことはできるがやはり劇場で観る方が100倍くらい面白い。今年になって観た映画で一番のお薦めは「RRR」だ。3時間もあるインド映画だが、飽きずに楽しんだ◆映画と同じくらい「サウナ」「銭湯」「温泉」が好き。こちらも良く行く。「秘湯」を訪ねる旅にも年に10回くらいは行く。◆「銭湯」を舞台とする映画「湯道(ゆどう)」もなかなか面白かった。この「湯道」の中でこんな言葉が出てきた。「『幸せ』っていうものは追い求めるものじゃないんだ。気付くものなんだ」◆「確かに!」私は思った。「うん、確かに今、オレは十分幸せだ」と気付いた。
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◎2023年04月27日 ---- ボス ◎
- 傘に名前・・嫌だな。
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白い紙にシャチハタで自分の印を押す。押印部を2センチ角に切る。その2センチ角の紙をセロハンテープでビニール傘の取っ手に張り付ける。◆ビニール傘はどれも似ているので、どれが自分の傘なのか分からなくなることが多い。だからこうやって自分の傘の取っ手に自分の名前を張り付けている人がいる。かっこ悪い◆私は彼からなんの迷惑をかけられたわけでもないから彼を非難するつもりはない。傘にシャチハタで名前を付けている人は決まってマジメそうで貧相でうだつが上がらなそうな人。◆どれが自分の傘なのか見分けたいのなら何か目印となるものを張り付けるだけで良い。自分の名前を書く意味は何なのだろう?私はこういう人の「せこさ」が嫌。ケチな男は大成しない。
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◎2023年04月24日 ---- ボス ◎
- Walkman
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新幹線か飛行機に2時間以上乗るときは「ウォークマン」で音楽を聴いていることが多い。◆先日、一泊で大阪まで出張した。東京駅を出るとすぐにイヤホンを着けウォークマンでメロウな楽曲を聴きながらうとうとしていた。新大阪駅には仕事先の関係者がわざわざお迎えに来てくれていた。高級車(ベントレー)に乗って会食の鉄板焼き屋へ。美味しい料理をご馳走になり、少し飲み過ぎたかなと思いつつホテルにチェックイン。その後、また一人で心斎橋のシャレたジャズバーへ向かった。楽しい夜だった◆翌日、帰りの新幹線に乗り込みウォークマンを聴こうとしたが見つからない。カバンの中にもポケットの中にも見つからない。大変だ!私のウォークマンには私のお気に入りの曲が数千曲も収まっている。数千曲だ!ウォークマン本体ではない。中に入っている私のお気に入りの数千曲がどこかへ行ってしまった!◆東京駅に着くとすぐにまず、昨日のお迎えのベントレーに電話した。ベントレーの中にもお土産袋の中にも鉄板焼き屋にもウォークマンはないという。次にホテルへ電話した。「昨夜、2129号室に宿泊していたキノシタといいますが・・・」。15分後、ホテルから折り返しの電話。「キノシタ様、申し訳ないのですが残念ながらウォークマンは見当たりませんでした。その変わり、と言っては失礼ですがスマホの充電器がソケットにささったままでした。着払いでお送りしましょうか?」との情けない話。「ええ、すみませんが、着払いで送ってください」と告げた◆東京駅でJR東海の「遺失物相談所」に行き「昨日ののぞみ45号、10号車2-Dに乗っていた。落としたのは黒いウォークマン」などと必要事項を記入し探してもらったが「そういう落し物は届いていません」とのこと。諦めかけていたところに窓口のその女性が優しく教えてくれた。「のぞみ45号は博多まで行きます。JR西日本にも問い合わせてみた方がいいですよ」と言うのだ。◆私はJR西日本に電話を入れた。電話はなかなか通じない。電話を諦めてチャットで尋ねようと思った。30分近くトライしてスマホのチャットが繋がった。さらに1時間後、見つかった!こちらもまた着払いで自宅に送ってもらうことになった。◆いまどきブルーツースも使わず有線のイヤホンでウォークマンを聴く人も少ないだろう。紫色のイヤホンコードを巻いたウォークマンが昨日やっと私の元に帰ってきた。新大阪で降りずに一人で博多まで行ってしまった。さすが「Walk Man」だ。よく帰って来てくれた。嬉しい。
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◎2023年04月21日 ---- ボス ◎
- コロナ禍下での生活
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コロナも下火になりマスクをしない人も徐々に増えてきている。私もマスク着用をやめて一か月が経った。厳しかったコロナ禍下の生活を振り返ることも多くなり、あらためて気付いたことがある◆「コロナ禍下であなたはどのような生活をしていましたか?」と聞くと大きく3つのタイプに分かれる。「①コロナに負けて大人しくしていた人」と「②転んでもタダでは起きない。コロナ禍で何かを得ようと試みた人」と「③少々のリスクを冒しても『楽しみ』を追及していた人」◆①は「じっとしていた人」「毎日、会社から直帰。極力、外出を控え自宅でテレビを観るかスマホをいじる生活を送った人」。②は「料理を徹底的に勉強しよう」とか「自転車に乗ることを始めてみよう」とか「司馬遼太郎全集を読んでみよう」などと普段では思いつかないことにチャレンジした人。③は「緊急事態宣言下でも隠れて営業している飲み屋を探し出して飲みに行った人」や「毎週、ゴルフをしていた人」とか「コロナ以前と生活を変えなかった人」など◆このように書くと「私は②だな」とか「③です」と答える人が意外と多いのだが、私の眼には「あなたの生活は①ですよ」という人が圧倒的に多いように見える。◆リスクから極力逃げることは賢明ではあるが面白くない。その人はその間成長しないように私には見える。
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◎2023年04月20日 ---- ボス ◎
◎2023年04月19日 ---- ボス ◎
- また一人亡くなった
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65歳にもなると親戚・友人の多くが病人になる。毎年、親しい友人が天国へ旅立つ。送り出すのも辛い◆昨日、私が弟のように可愛がり、向こうも兄のように慕ってくれていた吉田毅クンが亡くなった。彼は佐伯鶴城高校の3級下の後輩。彼の兄と私は同級生。40歳代は兄と六本木で毎晩のように飲み歩いていた。55歳を越えた頃からは兄よりも弟と飲むことが増えてきた◆酒が強く、バレーボールとラグビーで鍛えた体は頑健だった。体力には自信があった。それゆえか病院嫌いで検査嫌い。◆1か月前、彼と夕食を一緒にしたが具合が悪そうだった。「病院行って検査しろ!」と注意したら「今朝も病院に行って検査しました。明日も検査です。検査結果は来週になります」とのことだった。私は「毅がやっと病院に行った」と少し安心した◆数日後、彼から届いたLINEには「癌でした。胃癌のステージ4でした。転移もしています。悔しいです。でも明るく頑張ります」と書かれていた。入院中に届くLINEも後輩のことを心配することばかりだった◆そんな優しい、後輩思いの、頼りになる男、吉田毅クンがあっけなく逝ってしまった。◆悲しい。物凄く悲しい。
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◎2023年04月18日 ---- ボス ◎
- いいかげんな学者ばかり
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ロシアがウクライナに攻め込んだばかりの頃、多くの軍事評論家は「ウクライナ軍の抵抗は長く持たない」と言っていた。彼らの予想に反してウクライナ軍はロシア軍のキーウ侵攻を食い止め反撃に出た。◆ウクライナが反撃に出ると経済学者は「西側の経済制裁が効果を表すのは秋以降だ。年を越すころにはロシア経済が崩壊する」と言っていた。ところが今、戦場はともかく都会でのロシア人の生活は少々物価は上がったようだが戦争前と大して変わっていない◆「プーチンは末期の癌。こちらも長く持たない」と言う学者も大勢いた。だがテレビで観る限りプーチンは至って元気そう。◆学者がダメなのか、あるいはそのような学者の説のみ取り上げるマスコミがダメなのか。まあ、どちらもダメなのだろう。私は以前から言っている。「経済学者なんて競馬の予想屋と大して変わらない。予想の根拠は語ることができる。それ以上に、予想が外れた時の原因の説明が上手」◆今年の初め、「西側が供与した戦車をはじめ大量の武器弾薬が届くのが春。それからはウクライナの反撃が始まる。ロシア軍は敗走することになるだろう」と予測した学者も多い。さてそのようなことになるのだろうか?◆「たまには学者の予想通りになってくれ!」と思っているのは私だけではないだろう。
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◎2023年04月07日 ---- ボス ◎
- 500円 → 10万円
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学生時代、バイト代が入るまで「あと5日」、手元の現金「500円」ということが何度もあった。「5日間を500円で暮らす」ことは平気だった。家賃と光熱費さえ払い終わっていれば大丈夫。米はある。レトルトのカレーや親子丼は十分に買いだめしていた。酒もサントリーの角瓶があった。5日間くらいは風呂に入らなくてもなんとかなる。◆結局、500円はすべてタバコ代になった。辛かったのはコーヒーが飲めなかったことくらい。学生とは気楽なものだ◆50年近く経った。財布の中にカードが数枚入っているが、それとは別に現金10万円程度入っていないと不安を感じる。随分と贅沢になったものだ。
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◎2023年04月06日 ---- ボス ◎
- 負けず嫌い
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「えっ?オレ、そんな負けず嫌いじゃありませんよ」と答えたら川嶋信義さん(私の大恩人。元前田建設工業副社長、故人)は「ばーか、オマエほど負けず嫌いはめったにいないよ」と笑って答えた。続けて「なぜ、こんなに負けても平気なヤツばかりになったんだろうな?」と私に聞いてきた。◆まるで「オレもオマエも負けず嫌い。負けず嫌いじゃないと仕事も人生も面白くないよな」と言っているようだった。◆私は自分で、自分のことを「負けず嫌い」であるとの認識はもおちろんあった。認識あるだけに、人には悟られたくなかった。勝負に負けても、極力悔しい顔をしないように努めていたつもりだった。誰も「キノシタは負けず嫌いだ」などと思っていない、と思っていた。◆川嶋さんは、端から私の演技を見破っていた。そして「人間、負けず嫌いじゃないと面白くないよな。楽しくないよな」と励ましてくれた。
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◎2023年03月31日 ---- ボス ◎
- こんなのあり?
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子供たちにどう教育するのか?「こんなのあり?」と複雑な思いの人が多いだろう。関西電力が中心になって行っていた電力4社のカルテルの「罰」に関してである◆4社カルテルを主導したのは、関西電力の前社長だった。 関西電力は中国電力・中部電力・九州電力に働きかけ、お互いの地盤エリアで営業活動をしないようにするなどカルテルを結んだ。◆「悪」を仕掛けたのは関西電力だという。ところが「公正取引委員会が動き出しそうだ」との情報をキャッチしたのか、関西電力はこのカルテルのことを自己申告した。チクったのだ。「最初に自己申告した会社は罰を受けない。だからチクれ。自分だけは助けてやるからほかの奴らをチクれ」という規定がある。いやらしい。◆結果、公取は関西電力以外の3社に総額1000億円あまりの課徴金の納付を命じることになり、チクった関西電力は処分なし。◆こんなのありなの?子供たちにどう説明するの?
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◎2023年03月31日 ---- ボス ◎
◎2023年03月24日 ---- ボス ◎
◎2023年03月22日 ---- ボス ◎
- 3ボール・2ストライク
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WBC が予想以上に盛り上がっている。大谷選手やダルビッシュ選手を招聘できたことが、この盛り上がりの大きな要因だろう。それらを含めて、栗山監督の手腕や人間性には感心する。◆私が大学生の頃は、ほぼ毎日、テレビで巨人戦を観ていた。友人たちが私の部屋に来て酒を飲みながら巨人を応援していた。福岡なのに西鉄よりも巨人を応援していた。野球が楽しかった。◆このWBCで久しぶりに野球をテレビ観戦している。どうしても慣れないのがアナウンサーの「スリーストライク・ツーボールのフルカウント・・」。私が学生の頃は「ツーストライク・スリーボールのフルカウント・・」だった。ストライクとボールの順番が逆になって恐らく10年は経っただろう。まだ馴染めない。「ツーストライク・スリーボール」のことを「ツー・スリー」と略していた頃が懐かしい。
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◎2023年03月15日 ---- ボス ◎
◎2023年03月14日 ---- ボス ◎
- マスク
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コロナ禍においてマスクは防御手段としての意味はほとんどなく、人に移さないためのエチケットなのだと医者に聞いた。説得力のある話であり、以前から私が思っていたとおりのことだった。それ以来、私は電車の中ではエチケットとしてマスクをするが外を歩くときはマスクをしないことにしていた。◆昨日13日から「マスクの着用は個人判断」となった。12日まではマスクをしていた真面目な方たちが13日になると一斉にマスクを外すものだと予想していた。私の予想は見事に外れた。◆朝、出勤時、広尾の坂を歩いて下りながら大勢の方とすれ違う。私は数え始めた。「一人、二人、三人、四人、五人、六人・・・・」みんなマスクを着けている。三十になっても五十になってもすれ違う人たちは皆マスクを着けていた。75人が終わって、76人目が初めて無マスクの方だった。広尾駅周辺での無マスク率は約1%といったところだった。電車の中では皆マスクをしている。◆虎ノ門周辺では無マスクが少し増えた。それでも2~3%が無マスク。さて、これからは徐々に無マスク率が増えるのだろうか?そう思っていたら、今日は昨日より無マスクの方が2倍に増えた感じだ。徐々に無マスクが増えてくるのだろう。◆私は大勢の方の「反応の鈍さ」(失礼!)に少し驚いた。
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◎2023年03月09日 ---- ボス ◎
- リスクを取らないと幸せは訪れない
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リスクを取らない生活は面白くない。◆借金は絶対にしない、というヤツがいた。彼の理想は妻と娘二人の家族4人で一軒家に住むことだった。でもカネがない。銀行に相談すれば貸してもらえるのだが、彼は借金はしたくない。家族4人で一軒家に住むために、倹約しなるべく多くの貯金をするようにした。一家四人で小さなアパートに住んだ。銀行預金では金利はつかないが土地価格と建築費は徐々に上昇した。当初の計画より2年遅く、20年経って、理想の一軒家を建てるだけのカネがやっと溜まった。彼は設計師と相談を始めた。さらに1年後、理想の家が建った・・・つもりだった。だが、娘二人は成人し、その家に住むことはなかった。
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◎2023年03月06日 ---- ボス ◎
- 採点ミス
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富山大学は去年2月に行った入学試験で採点ミスがあり、その結果、本来合格とすべき5人を不合格にしていたなどと発表しました。(日テレNEWS)◆実は私も採点ミスで危うく留年するところだった。当時の九州大学は2年生の前期までが教養学科中心で六本松キャンパス、2年後期から専門学科の箱崎キャンパスへと移ることになっていた。学生は2年生の前期までに一定の単位を取得できなければ留年することになる◆私は「物理」の試験に落ち再試験に挑んだ。これが落ちれば留年、これが通れば進学決定の試験。真面目に勉強して再試に臨んだがとても難しい問題だった。数日後、物理の教官室で答案用紙を教官から直接もらうことになる。その日、教官室の前には数人が待っていた。一人ずつ呼ばれて教官室に入り、5分後に出てくる。笑顔の者もいれば落ち込んでいる者もいた。私の番になった。机を挟んで教官(教授)と向き合う。私の目の前で〇✕を付けていく。一問ずつ「10点」「10点」「15点」「15点」「15点」「15点」「20点」の7問。100点満点で60点以下は不合格。◆教官がブツブツ言いながら私の目の前で採点する。そして「55点。不合格です。キミが橋を設計するとその橋は落ちてしまうかもしれない。そういう方は合格させることができませんね」などと嫌味を言われた◆「落第だ!留年だ!おふくろになんて報告しようか?」うなだれて教官室を出た。少し冷静になって採点された用紙を見てみた。何かが引っ掛かっていた。答案用紙を見て、各点数を足してみた。55点ではなく65点だ!先生の間違いだ!◆私は教官室に戻った。次の学生に対応していた教官は「なんだね、キミは!」と私を睨んだ。「いえ、採点間違いなのです」と私は言って次の学生の横で点数確認を行った。教官は照れたような顔と声で「おお、これは悪かったな。私の足し算の間違いだね。良かったね。キミは合格ですよ」と言った。本来なら怒るべきところだが私は嬉しかったので笑顔で教官室を出た。◆あの日、すぐに教官室に戻ったから私は救われた。気付かなければ六本松キャンパスで教養学科をもう一年学ぶところだった。たった一学科「物理」のために。思い出してもぞっとする。でも私は「運が良かった」と思うことにしている。
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◎2023年03月02日 ---- ボス ◎
- 「エホバの証人」と「輸血」の問題
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キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」では大怪我にあっても輸血することは禁じられている。輸血しさえすれば助かった子供の命を、親が子供への輸血を拒んだために、その子は亡くなってしまった事例もある。このことが今またマスコミを賑わせている◆輸血拒否によって助かる命を救えない、なんてことはあってはならない、とんでもない話だ、と思う。多くの人もそう思っているだろう。「エホバの証人」は私が学生の頃も私のアパートに勧誘のための冊子を配りに来ていた。ヒマな学生だった私は、なんでそんな馬鹿なことをこの宗教団体は重要視するのだろう、と思って彼らに聞いてみた◆「キノシタさんも、ヒンドゥー教徒は牛を食べないことを知っていますよね?もし彼らの子供が飢え死にしそうなところに牛が歩いてきたら彼らは牛を殺して自分の子に牛の肉を与えると思いますか?」と聞かれた。「なるほどな。難しい問題だな」とその時私は思った。
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◎2023年02月28日 ---- ボス ◎
◎2023年02月24日 ---- ボス ◎
- 自分の顔じゃない!
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テープレコーダーで初めて自分の声を聞いた時のことを覚えている。「違う、オレこんな声じゃない!」と思った。自分の声はもっと美声だ、と思っていた。現実は、テープレコーダーの声がみんなが認める私の声だった。おそらく皆さんも同じような経験あるでしょ?◆昨年12月に娘が結婚式を挙げた。その時の様子を収めたDVDができたので一緒に見よう、と言う。正直、あんまり見たくない。こっちは参加しているのだからどんな結婚式だったか分かっている。だが「観ましょうよ」という家人と娘の説得に負けて20分程度のDVD鑑賞に付き合った◆結婚式の様子なんてみな知っているのでさほど興味はない。ぼーっと観ていた。驚いたのは自分が登場した時。バージンロードを娘と腕を組んで歩く父親の顔がアップになる。「違う、これはオレじゃない」と言いたくなった。毎日、洗面台や風呂場の鏡で自分の顔を見る。ハンサムとは言えない。ごつい、少し悪そうな大きな顔は男らしい顔と言えなくもない。美男ではないが「自分の顔が嫌い」というほどでもない。なかった。◆DVDに映った自分の顔は、毎日鏡で見る自分の顔とは違うものだった。くたびれた年老いたプロレスラーみたいな顔だった。「これがあなたよ」と言われれば確かに私だ。がっかりした。◆初めて自分の声をテープレコーダーで聴いたときよりもはるかに大きなショックが、娘の結婚式のDVDからもたらされた。「歳は取りたくないなあ」が、その映像を見て私が発した言葉だった。
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◎2023年02月22日 ---- ボス ◎
- スピード感覚
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農産物だけでなく企業が開発する事業にも「旬」がある。「旬」を逃せば売れなくなる。三菱重工グループが1兆円を投じて開発を試みた国産ジェット機「スペースジェット」はなかなか型式証明が取れず、結局「旬」を逃してしまった。今さら型式証明が出たところでもう誰も買ってくれないだろう、との判断で開発を断念した。私の友人のKさんはもう6年も前から「あの機体は飛ぶことはないでしょう」と言っていた。開発スピードが遅すぎた。あそこでやめておけば5000億円の損失ですんだところがずるずると行ってしまい結局1兆円を超える損をだした。◆トヨタの水素エンジン、JRのリニアモーターカー、国が進めるマイナンバーカード。これらも似たような、「旬」に関するリスクを伴っている。開発や普及が、ずるずると遅れていくようであれば「旬」をのがし、多額の負債のみが残ってします。国がすること、大企業がやること、どうもスピードに関する管理が甘いように感じる。
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◎2023年02月20日 ---- ボス ◎
- 収入と生活
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小遣いが月に3万円のサラリーマン。彼の年収が手取り500万円だとする。彼は毎月5万円を貯蓄に回し、月に一度家族で外食し、年に1回一泊の家族旅行をしているとしよう。その彼の年収の手取りが、今の倍の1000万円になったら彼の生活はどのように変わるのか、を想像してみて欲しい。◆手取りが倍になるのだから、毎月の貯蓄は倍の10万円になり、小遣いが6万円になり、外食の回数が月に2度になり、家族旅行が年に2回になると思う方が多い。収入が2倍になるから生活も2倍のゆとり、と考える。◆「実はそんなことありませんよ。手取りが2倍になると生活のゆとりも2倍ということではありませんよ」と私が言うと、あなたは「そうか、手取りが2倍になってもゆとりは2倍にならないのか? じゃあ、どのくらいなんだろう? 1.5倍くらいかな?」と考えることでしょう◆違います。手取りが2倍になると、生活のゆとりは3倍になります。3万円だった小遣いは倍の6万円ではなく10万円になるでしょう。これらは算数の問題でもあります。どうして2倍ではなくそれ以上になるのか、「本当かな?」 考えてみましょう。
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◎2023年02月17日 ---- ボス ◎
- 死に方
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4年前の今頃、寒い日だった。私は君津でゴルフをしていた。スタートしてまもなく、4番ホールで閊(つか)えた。前の組が進まない。しばらく待ってもプレーできない。キャディが言った。「前を回っているお客様が倒れたようです」◆通常より20分程度遅くハーフ(9ホール)を終了した。「ご夫婦で回られていたのですが7番ホールでご主人が倒れ救急車で運ばれました。心臓発作のようです」とゴルフ場から説明された。商売がら私は「なぜドクターヘリではなく救急車だったのかな?」などと考えていた。◆後半のハーフを終えてクラブハウスに戻ってくると「先ほど救急車で運ばれたお客様は亡くなりました」と伝えられた。私より10歳ほど年長の方だった。◆不謹慎な言い方になるが私の本音が「理想的な死に方だな」だった。カミさんと二人で、大好きなゴルフをしていて、突然倒れて、数時間後に亡くなる。できれば私もこんな死に方をしたいと思った。◆ちなみに私のカミさんはゴルフをしない。
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◎2023年02月16日 ---- ボス ◎
- あらためて気づく天才 荒井由実
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「『いちご白書』をもう一度」というフォークの名曲がある。荒井由実(現 松任谷由実)が作詞作曲を手掛け、バンバンが歌って1975年にヒットした。それ以来、多くの歌手がカバーしてきている。◆映画「いちご白書」はアメリカの大学の学園紛争をテーマにしていた。我が国では1970年に上映されている。◆学生時代に授業を抜け出して二人で映画「いちご白書」を観に行ったことを懐かしく歌うのが名曲「『いちご白書』をもう一度」である。◆荒井由実は1954年生まれ。この曲を作詞作曲した頃は21歳なのだ。実際に荒井由実が映画「いちご白書」を観に行ったのかどうかは知らないが観に行ったとしたら16歳の頃のことになる。◆21歳の頃の私は、パチンコと麻雀とオネーサンとお酒とジャズにうつつを抜かしていた。私だけじゃない。ほとんどすべての日本人学生は、自堕落な生活をおくる私と大差なかっただろう。いまだって21歳はまだ子供のようなものだ。◆21歳で荒井由実は「『いちご白書』をもう一度」を作詞した。あらためて天才だと認識した。
◆・・・(文中で「オネーサン」にもうつつを抜かしていたと書いていますが、この時期、私はすでに家人と付き合い始めています。家人を知っている人にお願いです。家人には内緒でお願いします)... 続きを読む
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◎2023年02月15日 ---- ボス ◎
- 寺社との相性
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私の人生は「苦しいとき」が多かったので「神頼み」ばかりしてきた。毎年(今年で18年連続)伊勢神宮に参るし、正月には(今年で25年連続)成田山新勝寺に参る。通勤の途中やヒマな土日には散歩がてら愛宕神社の「出世の石段」を上ってお参りする。◆神社やお寺さんにも私との相性が合う合わないがあるようだ。伊勢神宮も成田山新勝寺も愛宕神社も私との相性がいい。大抵のお願い事を聞いてくれる。逆に、どこの神社かは言えないが私がなにをお願いしても聞いてくれないところもあった。◆私は理系の人間であり「神」の存在を信じるものでもないのだが、それでもこの世では、何か理論だけではない不思議な力が働くように思えてならない。だから神頼みを続けてきた。これからも続ける◆伊勢神宮、成田山新勝寺、愛宕神社のほかにもう一つ、私と相性抜群の神社がある。それは福岡市の筥崎宮。九州大学近所のこの筥崎宮は何でも私のお願いを叶えてくれた。「再留年が決定的」と思われた5年目の冬、私を救い出してくれた。卒業させてくれた。感謝に耐えない。◆ここで皆様に、神社へお参りしてお願い事を叶えてもらえるコツをお教えします。それは「これは無理かな?」と思うことはお願いしないことです。神様が応援してくれなくても多分、オレの力だけでなんとかなるかな、と思うときだけ、安全のために神様にお願いするのです。私の経験からすると「7割方大丈夫だな」と思える時に神様にお願いするのです。自分と相性の良い神様仏様は必ず応援してくれますよ。五分五分のものを神様の応援頂こうなんて甘すぎますよ。◆私は膨大な数、神様にお願いしてきましたが、無茶なお願いは筥崎宮への「再留年しませんように」のたった1回のみである。
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