‘ボス’ の記事一覧

2022年07月22日 ---- ボス

さようなら、ありがとう。

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加山雄三さんのラストコンサートが9月9日、国際フォーラムで開催される。85歳の加山さんはこのコンサートを最後に引退される。「是非、観たいものだ」とチケット購入を申し込んだが予想通り外れた。残念。◆昨夜、テレビで「LOVE LOVE あいしてる」の最終回の放送があった。吉田拓郎さんは私の一番好きなフォーク歌手。辛いとき、寂しい時、悲しいとき、私はいつも拓郎さんの歌を口ずさんでいた。そして楽しい真夏には「むーぎわーら帽子は もう消ーえ-たー たんぼの蛙はー もう消ーえーたー それーでもー 待あーってるー なつやーすーみー」と歌っていた。75歳になった拓郎さんも昨夜の放送を最後に全ての音楽活動から引退するという。寂しい。私は、昨夜の「LOVE LOVE あいしてる」放送開始から涙、そして放送終了間際にまた涙。拓郎さんに「ありがとうございました」と言いながらまた涙であった。◆今年はもう一人、小椋佳さんもラストコンサートを行っている。小椋佳さんは78歳での引退。彼もまた多くの感動を与えてくれた。「さらば青春」「帰っちゃおうかな」「白い一日」「少しは私に愛をください」などは私の青春真っ盛りの頃のほろ苦い思い出と結びつく。そしてこの時期、私が必ず歌うのが「盆がえり」。コロナで盆帰りができないことが辛い。◆加山雄三(85歳)、吉田拓郎(75歳)、小椋佳(78歳)。みなまだ余力を残しながらも惜しまれつつ、それでも爽やかに舞台から去っていく。かっこいい。感謝感謝の私のレジェンドたちである。◆そういえば私は先週、伊豆大島へ行った。これから時々、大島へ行くことになりそうだ。大島へ向かう高速艇の中ではもちろん「光進丸」を口ずさんでいよう。

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2022年07月22日 ---- ボス

記念日

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久しぶりに今年はこの記念日に関して書いてみようと思っていたのだが、その日は沖縄でゴルフをしていて書けなかった。そしてその翌日には安倍元総理が凶弾に倒れたとのニュースで気が動転、記念日のことをすっかり忘れてしまっていた。◆昨夜、親しい方たちとキノコ鍋を食べていて話題が俳句や短歌のことになり思い出した。そう7月6日は「サラダ記念日」だった。《「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日》俵万智さんのこのなんとも軽やかな現代的な短歌が世に出たのは私が30歳のときのことだった。65歳になった今でも夏になるとこの歌をつい口ずさむ。若いころは記念日が多かった。

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2022年07月21日 ---- ボス

マスクの注意

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銀座のブティックで何度か注意された。店員がそっと近づいてきて笑顔で「お客様、マスクは鼻まで覆ってください」と。その都度、私は「ああ、失礼しました」と笑顔で詫びてマスクを上方にずらして鼻を隠した。鼻を隠すと不快さがぐんと増す。私はすぐに店を出る。◆マスクで鼻を覆っていないとすぐに注意されるが、マスクをして大きな声でぺちゃくちゃ話している若いニーさんネーさんは注意されない。◆マスクから鼻は出ているが一人で黙っているオジサンの方が、ぺちゃくちゃニーさんネーさんよりも百倍安全だと思うのだが店のマニュアルでは「マスクで鼻を覆っていない人は注意」なのだろう。◆マスコミも店員も「正しいマスクのつけ方」ばかりを言いすぎる。

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2022年07月19日 ---- ボス

情けない政見放送ばかり

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「今の日本は大変です。これからもっと苦しくなるでしょう。でもそれに備えるためにみんなで耐えましょう。申し訳ないのですが、増税するしかないのです。消費税を20%にしましょう。優遇税制も廃止です。相続税は75%です。・・・」こういう誠実な、真面目なことを訴える政党があるのなら私は私の清き一票を投じる。◆政見放送を聴いているとどの党も耳に聞こえの良いことばかり言っている。「消費税を下げる」「教育無償化」「NHKは無料」「最低賃金を時給1500円に引き上げ」とできもしないことばかり言う。「財源は?」と聞かれたら「国債でまかなう」とか「現状の無駄をなくす」などとこれまたバカなことばかり◆大会社の社長を選挙で選ぶようになると「社員の給与を50%アップします。大丈夫です、払うだけの剰余金は当社にありますから」などと公約を示すバカが立候補してくるだろう。社員もバカだったら彼が新社長に当選する。社員の給与は50%アップするかもしれないが、2年も持たずに会社は倒産するだろう。◆国民がバカだったら日本国株式会社も倒産してしまう。◆今回もまた情けない政見放送ばかりだった。

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2022年07月13日 ---- ボス

「あまりにほろ苦い」って?

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本日の報知新聞に、米国から帰国したプロ野球の秋山選手が昨夜の試合で4三振したことに関して次の記事があった。転載する。「・・・第4打席は、今度は田中健の外角直球に手が出ずに見逃し三振に倒れ、あまりにほろ苦い本拠地デビューとなった。・・・」私はそれを読み「プロの記者がこんな文を書くのか?」と情けなくなった◆「ほろ苦い」とは「少し苦い」「なんとなく苦い」といった意味。「あまりに」は「非常に」とか「とんでもなく」「甚だしく」との意味。つまり「あまりにほろ苦く」となると「非常に少し苦い」ということになる。「激しい小雨」「かすかなごう音」「強い微妙な感覚」みたいな意味不明な言葉、「あまりにほろ苦い」◆報知新聞の記者はこのようにレベルが低いのか。先輩や上司はチェックしないのか?◆選挙があると各候補者は口々に「教育が大切」と訴えるがそれならば、まず新聞記者やテレビの司会者にまともな日本語を使うように指導するべきだ。

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2022年07月05日 ---- ボス

サイバーセキュリティー国内No2 がKDDIとは

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10年以上「NTTドコモ」を利用していたが昨年、社内で機種を統一しようということになりAUに変更することとなった。◆先週、金沢に出張していた。土曜日の帰りの新幹線の中でスマホが全く繋がらない。私は回線の故障とは思わずに「北陸新幹線ってトンネルばかりでスマホが使えないんだな。JRは改善するべきだ。ダメだな」などと思っていた。違った。KDDIの回線トラブルによるものだった。JRさん、ごめんなさい◆昨日まだ一部に障害が残っているとのニュースが流れていた。「こんな状態では我が国がサイバー攻撃にあったらひとたまりもないかもしれないな。」そんなことを考えながらパソコンで「サイバーセキュリティー」を検索した。驚いた。◆「サイバーセキュリティー業界 売上高ランキング(企業一覧)」というサイト。なんと「KDDI」が第2位、そして第3位は今回やはりトラブった「セコム」だった。◆「今回のはサイバー攻撃じゃない!」と言い訳するのだろうか?私はこんなトラブルを起こす会社にカネを払ってサイバーセキュリティーをお願いする気にはならない。

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2022年07月05日 ---- ボス

国会議員のお仕事

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国会議員が一番熱心に取り組む仕事はなにか知っていますか?◆私は仕事柄?随分多くの国会議員と親しく話をする機会があった。大抵のお願いは聞いてもらえなかった。彼らは我々のお願いを「はいそうですか。確認してみますね」とか「分かりました。そのように努力しますね」でおしまい。ま、そんなことを国会議員に頼むこちらも間違い。実は端から期待もしていなかったのだが・・。◆さて、多くの国会議員が、選挙に勝って議員バッジを着けて最初に考えるのが「次回の選挙」のこと。彼らの多くは国民のために働くのではなく、自分が次回も当選するために働いているようだった。国会議員の一番の仕事は、次回選挙で再度当選するための準備なのであった◆私は若いころまだ酒が強く六本木や新宿を4.5軒ハシゴすることがよくあった。友人のチカちゃん(チカシくん)と店に入りビールを頼むとすぐに「次はどこへ行こうか」などと話していた。選挙が近づき、国会議員の仕事ぶりを思うといつもあの若いころの六本木のハシゴ酒を思い出す。◆「次はどこいこう?」「次も当選しないとね」・・・全く意味のない無責任な人が多い。

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2022年07月04日 ---- ボス

今年の暑い夏。なにか足りない。何が足りないの?

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先週は月曜日に富山に一泊、金曜日には金沢に一泊という私にとっての北陸週間であった。東京も暑い日が続いていたが富山も金沢も暑かった。六月なのに真夏の暑さ。◆金沢の兼六園を歩きながら「なにか落ち着かないな。しっくりこないな。足りないな。足りないものは何なんだろう?」と感じていた。真っ青な空、灼熱の太陽、豊かな緑、大きな松の木が浮かんでいるように見える池、どれを見ても、いつもの、いや例年以上に美しい兼六園であるのだが、なにか足りない◆兼六園の中の「芭蕉の句碑」の前に来て気が付いた。いや直接、芭蕉の句とは関係ないのだが・・。句碑には「あかあかと日はつれなくも秋の風」と書いてある。陽光は真夏と変わらずに真っ赤に照らし続けているが吹き抜ける風には秋の気配を感じるなあ、といったことをうたったものだろうか◆この句とは直接関係ないのだが、この句を読んで気が付いた。「そうだっ!足りないのはセミの声なんだ!」真夏の暑さ、真夏の景色、真夏の風なのだが蝉の声が聞こえない!梅雨明けが早かったから、今年は真夏になっても蝉がまだ地上に出てきていないのだ。考えてみればまだ6月だった。◆芭蕉の句碑の前でなぜそのことに気づいたのか。きっと「「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句が浮かんできたのだろう。

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2022年06月30日 ---- ボス

同窓会

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大分県立佐伯鶴城(さいきかくじょう)高校の関東同窓会の副会長を仰せつかっている。これまでは2年に一度、卒業生全員が対象の「総会」を開いていた。それがコロナ禍で一回飛ばしてしまった。来年の5月、4年ぶりの総会を開こうと準備が始まった。◆皆さんご存じだろうか?ほとんどの高校の「関東同窓会の総会」では出席者の9割が60歳以上なのだ。若い人が参加しても「自分の同級生はほとんどいない」とか「知らない爺さんたちの挨拶が長い」との理由で次回の参加はなくなっている。いきおい「関東同窓会の総会」というものは「爺さん婆さんの会」のような状況だ◆ある者は「それでもいいじゃないの。いや、一層そうしましょうよ。参加資格は60歳以上でいいじゃない」などとの意見である。往復はがきをいくら送っても若者の参加はない。それならば最初から若者には送らなくてもいいんじゃない?手間もカネも浮くわ、というも考えだ◆ま、わが佐伯鶴城同窓会はそんなことはない。なんとか若手も参加してもらおう、と準備を始めたところだ。さて、どうやって若者の参加を増やすかだが、まずは爺さんたちの長い挨拶は辞めてもらおう。

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2022年06月28日 ---- ボス

嘘くさい特任教授(2)

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「土木の専門家」と言えるほどは詳しくないが、嘘くさい特任教授よりはまだ私の方がまし。誠意がある。と言うことで先日の続き。◆①舗装している道路は雨水が地山に浸透しにくい。②舗装された坂道は、雨水が溜まることなく坂下へ流れるため地山に雨水は浸透しにくい。③関東ローム層は粘性の強い土であり地山のままであれば雨水も浸透しにくい。(ただし一度粘土状を壊し盛土に使用したら空隙率が高くなり崩壊しやすくはなる)④民家と舗装道路ばかりで(地山が露出していなければ)雨水は地山に浸透しにくい。   ・・・ということである。◆敢えて「都心で、大雨で地崩れの心配がある場所は?」ともし私が訊ねられたら「急こう配で、地山が露出している割合が多い、愛宕山近辺」と答える。◆少なくとも昨年の熱海の土砂崩れを例に出して「都会でも心配だ!」などと言ってはいけない。そんなこという人をテレビで採用してはならない。素人学者が知ったかぶりで解説しているのをなぜまともな土木の先生方は怒らないのかが不思議。

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2022年06月27日 ---- ボス

嘘くさい大学特任教授

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立命館大学特任教授という肩書で、テレビで防災や地震に関して解説している人がいた。T先生という。T先生が土砂崩れに関しての解説をしているのだが、私は「えっ、この先生は素人じゃないの?」と感じた。◆T先生は、昨年の熱海での土砂崩れを例に出し「東京でも麻布など坂道のある所は大雨で土砂崩れになりやすい」などと言っている。司会者が「この辺は舗装されているので比較的心配ない方なのかと思っていました」と、もっともらしいことを言うと「舗装と言うのは土の上に5㎝程度のアスファルトを撒いて固めているだけです。強度はほとんどありません。雨が地面にしみこんで山が動き出すと舗装なんてひとたまりもありません」などとT先生が語っている。さらに「関東ローム層という地質は火山灰の堆積でできた層で水を含むと簡単に崩壊する土なのです」などとデタラメを言っている。◆私が解説しよう。「舗装をしていると降った雨は表面を流れるので地面にしみこむ量が極めて小さくなる」「舗装はアスファルトだけで普通は15㎝はある。確かに地山が動き出せば舗装の強度なんてひとたまりもないが、舗装をしていれば地山へ水は供給されにくい」さらに「関東ローム層は火山から噴出された非常に小さい粒子の堆積で粘土層。水を吸収しにくいし、崩壊しにくい地層である」◆「このT特任教授は土木の先生じゃないのかな?」私は疑問に思った。普通テレビで土砂崩れや地震を語るのは土木の権威である。「立命館大学 T特任教授」と検索した。なんと文学部の教授だった。テレビ朝日はなぜこんな土木の専門家でもない人に土砂崩れや地震を解説させるのだろうか?住民の不安をあおって楽しいのか?◆熱海の土砂崩れは許可基準を大きく上回る掘削残土を積み上げ、そこに大雨が堆積したため。専門家が見れば「起こるべきして起こった事故」。業者と役所は責められてしかるべし。◆「麻布の坂は関東ロームだから崩壊しやすい。舗装は意味がない」などと言っているこんな教授の言葉を信じてはいけない。

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2022年06月22日 ---- ボス

パン詰め放題販売、私は嫌い

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千葉県のショッピングセンターで「パン詰め放題セール」が大盛況、とのニュース映像がテレビで流れていた。客はレジ袋を渡され、その中に入れられるだけパンを詰め込む。袋の中に入ってなくても袋の上に乗っていればOKだという。袋に満杯にパンを詰めその上にさらに10個もパンを乗せあふれるパンをあごで押さえてレジに向かう主婦の映像が流れていた。事前に袋を引っ張って伸ばし容量を大きくしておくのがコツなのだ、とか自慢げに話す客もいる。それらの様子は、番組では好意的に報道されていた。◆さもしい。日本人はいつからこんな情けなくなったのか。真面目に袋に詰めているのならまだ許せるがあふれ出してもOKなんて・・・。いい加減なルールでは正直者がバカをみる。◆「武士は食わねど高楊枝」とは我が国に伝わる美学を教えることわざ。気位を高く持って欲しいものだ。「貧乏は恥ずかしいことではないが『貧乏くさい』のはとても恥ずかしいこと」と私は教えられて育った。その通りだと思う。◆「貧しいんだから貧乏くさくてもしょうがないじゃないか」との開き直りのような声が聞こえてきそうだ。さもしい。

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2022年06月22日 ---- ボス

衆愚政治

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党首討論を聞いていて野党の無責任な発言に怖さを覚えた。私には「国債をバンバン発行してカネを作りばら撒け」と言っているように聞こえた。◆野党各党が一致しているのが「消費税の減税」あるいは「消費税の撤廃」。「アホかっ!無責任にも程がある!」私はテレビに向かって声をあげた。なんでこの国の政治家はこんなにも知恵がないのだ?◆「消費税を下げろ!」と言うのは「弱者の味方」的で聞こえはいい。彼らは「弱者の味方」を演じるだけでなく「消費税を下げたら景気が良くなる」などととんでもないウソをつく。学者や政治家は適当なことを言う。命をかけず、目先の票が欲しいだけで適当なことを言う。外れてしまっても誰も責任をとらないくせに。◆私は、命がけで「経営」を30年間続けてきた者として自信を持って発言する。「消費税を下げても売り上げは伸びません」と。例えば明日から三越・高島屋・伊勢丹・松屋がすべての賞品を2%値引きします、と言ったら売り上げが伸びるのか?一時的には伸びるかもしれないが、すぐにもとに戻る。売り上げは2%下がるだけ。◆「バーゲン」というのは期間があるから売り上げが伸びる。あるいは販売個数が限られているから売り上げが伸びる。「これから先ずっとバーゲンです」では売り上げは上がらない。◆消費税を下げてみて「あっ、失敗でしたね。確かにキノシタさんが言うように一時的なものでしたね。ごめんなさい」では済まされない。税を一度下げてしまったら、上げること、元に戻すことは100倍ものコストを要する。絶対に消費税を下げてはだめだ◆野党の党首たちも「絶対に消費税は下がらない。下げられない」ということは分かっていて、目先の票欲しさ、人気欲しさのために、「消費税を下げたら売り上げが伸び景気が良くなる」などとデタラメを言っているのだろう。私は衆愚政治を恐れる。◆会社経営において「次期社長は、社員の投票で選びましょう」となったら「社員の給与を倍にします。その方が社員のやる気が出てきっと会社の売り上げも伸びるのです」などと言って立候補する者が出てくる。状況によっては彼が当選する。実際に2年間は給与が倍になる。3年目には倒産する。明らかだ。◆日本国はそのような衆愚政治だけは許してはならない。

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2022年06月21日 ---- ボス

「ドア、閉めさせていただきます」

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平成元年、私は下石神井(しもしゃくじい)に住んでいた。最寄りの駅は西武新宿線の井荻駅。毎朝、満員電車で出勤していた。ある日からホームでのアナウンスが変わった。それまでは「ドアが閉まりまーす」と鼻にかかった駅員独特の声で案内されていたのが「ドア、閉めさせていただきまーす」に変わったのだ。私はうんざりした。最初はどこか一つの駅だけだったのがすぐに西武新宿線のすべての駅で「ドア、閉めさせていただきまーす」などと気持ち悪い日本語になったのだった。◆その後、私はクルマでの通勤になり、さらにその後すぐに転居したので西武新宿線に乗ることはなくなった。今はなんと案内しているのか知らない。いまだに西武新宿線では「ドア、閉めさせていただきまーす」なのだろうか?まさか、そんなことはないと思うが・・・◆あのとき私は想像した。きっと、賢くないけどゴマすり上手な幹部が「お客様に対しては丁寧な言葉使いにしましょう。『ドアが閉まります』じゃなくて『ドア、閉めさせていただきます』と言うことにしましょう」などと言い出したのだろう。それに対し、やはり賢くない部下たちは陰では「変なの」とか「馬鹿じゃないの?」などと言いながらも上司に言われるままに「ドア、閉めさせていただきまーす」と言っていたのだろう。私はそんなアホな上司とアホな部下の関係を想像しながら「この電車はオレの乗る電車じゃないな」と思ってクルマ通勤に替えたのだった。◆「お客様に対しては・・・」とか「経費節減のために・・」とか「環境のために・・・」などと言われるとなかなか反対しにくい。正論には必ず隠れた反対意見があると思う。反対意見の方が長期的には正しいことも多いようだ。

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2022年06月21日 ---- ボス

「若いですね」

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年齢の話になるとよく「若いですねー」って言われる。「年齢よりも若く見えますね」の意味だろう、と受け取って気分よくなっている。10年前は「若いですねー」と言われることは少なかった。20年前は「若いですねー」と言われることはなかった。◆冷静に考えてみると「若いですねー」って言われるのはオジーさんになったから。若い人には「若いですねー」とは言わないな。若い人に言うときの「若いですねー」は「まだそんな歳なんだ。若くて羨ましいな」の意味。私が言われる「若いですねー」とは意味が違う◆そう気づいたが、それでもまだまだ「若いですねー」と言われるように健康に留意して頑張ろう。

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2022年06月20日 ---- ボス

そろそろ統一したネーミングが必要では?「空飛ぶクルマ」

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昨年『空飛ぶクルマとVポート』という本を出した。「業界内ではとても評判が良いですよ」との報告を受けてはいるが本当かどうかは分からない。◆私の本の評判はともかく『空飛ぶクルマ』の呼び方はそろそろ一本化しなくちゃマズイんじゃないの?誰もそれを言い出さない。「空飛ぶクルマ」「ソラクル」「VTOL(ブイトール)」「e-VTOL(イーブイトール)」「エアモビリティ」などいろいろな呼ばれ方をしている。経済産業省は「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」なんていう長ーい呼び名をつけている。◆要するにドローンが大きくなって人が乗っかれるもののことだ。いつまでも「空飛ぶクルマ」なんて言っていたんじゃ一般人には定着しないですよねえ。

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2022年06月17日 ---- ボス

さすが伊集院静さん

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今週の週刊文春の「伊集院静の『悩むが花』」という人生相談コーナー。そのまま書き写す。◆ Q:「今春、学生時代から憧れていた会社に入社することができました。とても嬉しかったのですが、直属の上司に不満があります。上司に指示を出された時に、私が『こうした方が効率がよくないですか』と言ったら『新人のうちはまず言われたことをしっかりやるもんだ』と叱られました。また『余計な口を利く前にやるべきことがある』『新人のうちは頭で考えるな、身体で覚えろ』とも言われました。こんな上司の下でどう働けばいいのでしょうか。(22歳・男・会社員)◆ A:「私は君の直属の上司の考えに賛成しているよ。そうだろう?言われたことをしっかりやるのは社員のツトメだろう。行動を起こしたら余計な口をきいてる時間はないだろう?『頭で考えるな、身体で覚えろ』  まったく上司の言うとおりだ。理屈ばかり言ってちゃ、実践能力が身に付かんでしょう。納得は仕事ができてからするものだ。納得してからやる仕事はすべて二流ですから。◆伊集院さんに当社の顧問になっていただきたい。

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2022年06月17日 ---- ボス

おかしくないか?

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16日夕方に配信された「テレ朝news」。おかしい。これ読んだら「おかしい」と思いませんか? コピペしますね。◆「都の基準による重症者は15日の1人から1減り、0人になりました。重症者用の病床使用率は2.1%で、全体の病床使用率は11.4%です。また、90代の女性3人の死亡が確認されました。」◆(おかしい・その1)重症者は0人になったのだから「重症者の病床使用率」も0%になるんじゃないの? (おかしい・その2)重症者は一人減っただけなのに死亡者は3人? 死んだ3人は重症ではなくて突然亡くなったの?◆報道する側も算数を確認して伝えて欲しい。算数でおかしいところは何故そのような数字なのかを説明して欲しい。◆読む人も「おかしいな?」と疑問に思って欲しいな。

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2022年06月17日 ---- ボス

「考え」は変わるけど・・・

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若いころ、本屋に平積みにされたビジネス書や経済本をよく読んでいた。今でこそ大嫌いになった長谷川慶太郎さんの本も当時は多く読み、いちいち頷いていた。バブルがはじけた後、「騙された!」と思った。だいたい経済評論家なるインチキ商売をする人を信じたこちらが悪かった。経済評論家の経済予想なんて競馬の予想と同レベルなのだった。◆当時、最も多く読み、信奉していたのが大前研一さん。マッキンゼーの日本代表の頃だったろう。彼は「食料自給率アップのために国内で米を作る必要はない」ということを主張していた。なぜなら米の自給率がアップしても石油が無ければ米を炊けない。一旦、戦争が始まれば米があっても日本人の多くは(米を炊くことができずに)餓死するのだ、というようなことを言っていた。米も石油もカネで買え。我が国は、外国から十分な米や石油を買えるだけのカネを稼ぐことに専念すべき、というのが大前さんの当時の言い分だった。私は「なるほど、そうだな」と簡単に納得していた。「大前さんって本当に賢い人だな」と思っていた◆30年経った。我が国政府があのとき大前さんの言うことを聞いていなくて良かったな、と思っている。やはり食料の自給率を十分に確保しておく必要があるな、と今頃気づいた。

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2022年06月16日 ---- ボス

トイレ どの部屋を使うか

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我が社のトイレの配置。以下の記述で理解できるかなあ?◆上から見るとトイレ全体はほぼ真四角。入り口は南東の隅。東側に手洗い場が等間隔で3か所。北側に小用の便器が3つ並ぶ。小用便器の反対側、南側に大用の個室が3部屋。◆個室の利用率は圧倒的に一番奥つまり西側の個室が使われる。入り口から遠い個室だ。そのNo1個室が使用中のときには真ん中を空けて東側(入り口側No3)の個室が埋まる。東西の個室が埋まっているときにセンター(No2)個室が利用される。センター個室の利用が極端に少ない。◆一方、小用の便器。これは各人の好みによって分かれる。私は以前は西側(一番奥、No1)を利用していたが最近は真ん中(No2)の便器を利用することが多い。いつ頃変わったかは覚えていないが、最近はセンターに立つことが多くなっている◆おしっこをしながら、ふと気づいたことを書いてみた。

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2022年06月14日 ---- ボス

オススメ映画

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先週の月曜に少人数での飲み会があった。翌日、参加者の一人が発熱、夕方にはコロナであることが判明した。私は濃厚接触者ということで火曜日から自宅の自室で過ごすこととなった◆通勤もせず、雑用もなく、ハンコも押さず、部下の相談に乗ることもなければ、社長なんてヒマなものだ。まして夜の会食はすべてキャンセルなのだから夕方から時間を持て余すことになった。幸い、私は熱発もなく元気だった◆持て余した時間をAmazon prime video で映画を観て過ごした。たまたま先月、娘にお願いして私の部屋のテレビでAmazon prime videoを観ることができるようにしてもらっていた。ラッキーだった◆1950年代の白黒映画から最近のアカデミー賞までいろいろと観た。一日2本のペースで映画を観た。その中で皆さんにオススメしたい映画が2本あった。『アパートの鍵貸します』(1960年)と『きっと、うまくいく』(2009年)。映画好きの友人数人にlineで勧めたのだが、彼らは皆『アパートの鍵貸します』は観ていた。中には「私の一番好きな映画。これまで何度観たことか。何度観ても面白い」などと評価が帰ってきた。一方『きっと、うまくいく』を観ていたのは一人だけだった。皆に「なるべく早く観て、あなたの評価を教えて」とお願いした。◆たまに自室でじっとしているのも悪くない。もちろん体調が悪くないことが前提だ。

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2022年06月14日 ---- ボス

馬券を購入すると確信度が上がる。

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「この馬が来るだろう」と予測をして競馬を眺めるのは楽しい。馬券を購入する場合、彼の信じる度合いは買う前に比べ、馬券購入後に一段と高まるという。「うん、必ずこの馬が来る」と購入前よりも強く確信するようになるということだ。馬券を購入してから結果が出るまでのしばしの間、彼はとても幸福だ。◆ゴルフ仲間と何度か一緒にラウンドした成田にある名門コース。「いいコースだな」とは思っていた。ひょんな縁からそのコースの会員権を購入することになった。先日、入会の面接があった。私は品行方正であるので落とされる心配はない(と思う)。◆これまでに何度かラウンドし、そのたびに「いいコースだな」と思っていたが、久しぶりにラウンドして「本当にいいコースだな!」と感動した。購入を検討しているときと、実際に購入を決定してからでは「いいコースだな!」と思う度合いに変化があるのだ。馬券購入と一緒だな。

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2022年06月09日 ---- ボス

どっちが幸せなんだろう?

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「10求めて8かなった人生」と「6求めて7かなった人生」どちらが幸せなんだろう?◆「6求めて4しかかなわなかった人生」よりも「10求めて8かなった人生」の方が幸せとは思うのだが「10求めて8かなった人生」と「6求めて7かなった人生」の比較は難しい。「6求めて7かなった人生」は自分の目標をすべて達成しているのだから。◆人生の最終章が近づき「さて、これからどんな目標を設定しようか」と思って考えてみた。難しい。

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2022年06月06日 ---- ボス

ヘラヘラ笑うな!

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BS日テレで「ゴルフサバイバル」という番組を観るのが楽しみ。若手の女子プロゴルファーやプロを目指しているトップアマチュア10人が1番ホールから一斉にスタートする。各ホールで一人脱落する。最終9番ホールはここまで勝ち残った二人が決着をつけるホールとなる。◆毎ホール一人ずつが脱落するのであるが「〇〇さん、脱落です」と告げられた時に、負けを告げられたほとんどの選手がニヤニヤと笑っている。照れ隠し、怒り隠しなのだろうが「プロを目指すものが、負けてヘラヘラと笑うな!」と私は

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2022年06月03日 ---- ボス

意外と孤独な65歳

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60歳定年制でも多くの方は65歳まで再雇用という名目で働き続けている。私もその65歳に近づいてきた。来週末、65歳になる。幸か不幸か私は65歳になっても引退することはない。もうしばらくは社長業を続けるしかないだろう。◆私はもうしばらく現職を続けるが、同級生たちは退職し始めている。「もう十分働きました。来月からは年金生活です」なんてlineが届く。「そうか、もうキミも引退か」っていう感じ。◆同級生に比べると私は未だ忙しい毎日を送っている。ありがたいことだ。だが、昨日、自分が意外と孤独であることに気づいた。◆ほぼ毎日、アフターファイブは会食の予定が入っているが、昨日はその予定がなかった。夕方、5時過ぎ「さあ、どうしよう」となった。最近は部下にも気を遣う。「一杯、飲みに行こうよ」と誘うのに気が引けるのだ。社長に誘われて「すみません、今日は帰りたいです」と答えるのは辛いだろう。そんなこと私が若いころは言えなかった。上司、先輩から誘われれば余程のことが無い限り「はい、よろこんで」と答えていた。帰りたくても「帰りたい」と言えなかった。あの辛い思いを部下にさせたくはない。◆つい数年前までは、こんなときに「ねえ、オレ急にヒマになったんだけど、六本木で一杯どう?」と誘える友人が複数いた。部下に声をかけにくい時は飲み仲間の友人たちと楽しい時間を過ごすことができた。気付くとそんな友人がいなくなってた。◆体調を崩し酒を飲めなくなった者。コロナが怖くて外で食事をしなくなった者。そして定年退職してほとんど小遣いが無くなった者など。小遣いが無くなった友人には私がごちそうしてもいいのだが、おそらくそれは彼のプライドが許さない。◆気が付くと「ねえ、オレ急にヒマになったんだけど、今夜、六本木で一杯どう?」と誘える友人が一人もいなくなっていた。意外と孤独な65歳です。

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2022年06月02日 ---- ボス

イーロン・マスクさんより早い決断

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テスラの創業者で世界最高の資産家でもあるイーロン・マスク氏がテスラ社の社員に向けて「リモート勤務は今後容認しない」と伝えたそうだ。「オフィスが主たる働き場所であるべき」と主張しているという。◆マスクさん、やっと今頃ですか?うちの会社は「緊急事態宣言」が明けたら同時に「基本的にリモート勤務禁止」にしましたよ。リモート勤務には確かにメリットもあるのでしょうがデメリットの方が多いと私は判断したのですよ。◆電車の中で若い人たちが「明日はリモート勤務だ!ラッキー」とか「ちぇっ、リモートは今日まで、明日は出社しなけりゃならないな」などと話しているのを聞いて不愉快になっていた。リモート勤務は病気まん延予防のために「やむなく」する措置であり、決して社員の『権利』にしてはならない。少なくとも、(十分なデータもそろっていない)今の時点では「権利」にしてはならない、と私は思っている。



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2022年06月01日 ---- ボス

相撲に勝って勝負に負ける

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「『相撲に勝って勝負に負ける』って言葉があるがこれじゃあ『設計に勝って勝負に負ける』ことになるぞ!」昨日、久しぶりに大喝一声した。◆その設計には深い意図がある。何度も説明したじゃないか!あなたは「よく理解しました」と言ったじゃないか!◆設計者の意図を発注者や審査員に分かりやすくかみ砕いて伝えるのがあなたの仕事だろう!情熱がないのなら辞めてしまえ!私たちははあなたと心中したくない。あなたみたいな無能なヤツとは二度と一緒に仕事をしない。◆久しぶりに頭にきた。情熱の無い責任者に腹が立った。

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2022年05月31日 ---- ボス

なりたかった職業

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作家になりたいな、と思っていたことがあった。三島由紀夫を読んで諦めた。こんな文章、僕には書けない。まったくかなわない。◆作曲家になりたいな、と思ったこともあった。「青春の光と影」(ジュディ・コリンズ)を初めて聴いたとき諦めた。こんな旋律は絶対僕には思い浮かばない。◆プロ野球選手になりたいなどと思ったことは一度もない。長嶋茂雄は僕が子供のころからスターだった。ヒーローだった。あんなプレーが僕にできるわけがない◆画家やデザイナーに憧れたこともあった。大学生時代、パウル・クレエと出逢って諦めた。僕にはこんな独創的な発想はない。こんなバランス感覚は持ってない。◆それ以前に、プロレスラーになたら結構強いかな、と思っていたころもあった。中学で同級生の岡部勝博クンと出逢って諦めた。この人にはかなわない。◆結局、流されるままに生きてきた。それでも、悪くない人生だった。

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2022年05月28日 ---- ボス

飛行船

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誰もいない土曜日、一人出社して雑作業をしていた。一息ついて窓から東京タワーを眺めると飛行船が飛んでいた。東京上空に浮かぶ飛行船を見るのは久しぶり。◆高所恐怖症の私だが飛行船には一度乗ってみたい気もする。怖いかな。同じ高さを飛ぶのなら移動速度が速いほうが怖くない。飛行機よりヘリの方が怖い。へりがゆっくりと飛ぶと怖い。空中停止(ホバリング)などされると私はおしっこをもらしそうになる。とにかく怖い。飛行船もゆっくりと移動するから怖そうだ。それでもあの優雅な船には乗ってみたいな。◆森ビルの森稔前社長はお孫さんなどとよく飛行船に乗っていた。稔社長は東京上空をヘリや飛行船で移動する時代が来ることを確信し、それを少しでも早く実現しようと努力されていた。当時の石原東京都知事も同じ志を持ち熱心に東京の空の開放に向けて尽力くださった。今の東京は、森稔さんと石原慎太郎さんを失い元気がなくなった。◆10年以上前、六本木ヒルズの屋上で当時の森稔社長が私に聞いてきた。「このビルの屋上に飛行船を停めることはできないのか?」私が「無理ですね」と答えたら森社長はむっとした顔をして「なぜできないんだ?柱を一本建てて、それに繋げばいいじゃないか」と言い出した。私は技術的な問題ではなく法律の問題なのだと説明をしたが森稔社長は最後まで納得してくれなかった。私はそんな熱い思いを持った森稔社長を尊敬していた。◆石原都知事と森稔社長。お付きの部下は大変だっただろうが、信念を持った強いリーダーと共に働けた時代は良かった。飛行船を見て二人を思い出した。

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2022年05月27日 ---- ボス

始めは「円」だった「栓抜きビル」

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「上海環球金融中心」というビルを知っているでしょう。「上海ワールド・フィナンシャル・センター」とも呼ばれ、オープン当初は「上海ヒルズ」とも呼ばれていた。完成時には世界一の高さのビルになる予定だったが、実は途中、工事が一時的に中断したために残念ながら世界一ののっぽビルになることはなかった。(それでも未だに世界5位くらいでしょう。)◆日本の景気がまだ良かったころ、森ビルが中心に開発を進めた。このビル、通称「栓抜きビル」とも呼ばれている。ビルの上部に大きな四角の空洞があるため、ビル全体が巨大な栓抜きに見えるからである。この「栓抜きビル」の四角の空洞は元々は四角ではなく円形での設計だった。◆15年くらい前だった。六本木の森ビル本社には「上海ヒルズ」の完成模型が展示してあった。その模型では空洞は円形だった。すごくかっこよかったのを覚えている。「すごいですね。日本はもう中国にかなわないですね」などと森ビルの担当者と話していた。◆それからしばらくして再度、森ビルを訪問した時に「円形の空洞」が「四角い空洞」に変わっていた。私は「えっ?なんで四角にしたの?丸い方がかっこよかったじゃない!」と質問した。すると担当者が「あまり大きな声では言えないのですが・・・。実は私は中国の公安に逮捕されました。一週間も拘留されました」と言う。なんでも「世界一ののっぽビルをこの上海に建てて、そのビルの最上部に『日帝』をイメージする日の丸の円を掲げるとはとんでもない!わが上海を日帝のマークが見下ろすのか!ふざけるな!」とののしられたそうである。かくして設計変更を余儀なくされ、あのビルは丸い空洞ではなく四角い空洞になり「栓抜きビル」と呼ばれるようになった。◆このことはなぜか広く知られることなく、いまだに多く語られることがない。中国に忖度しているようだ。

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2022年05月24日 ---- ボス

カラーコーディネート

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自宅に居るときはテレビドラマかYouTubeばかりを観ていた娘だが、気付くと最近彼女が勉強をしている姿を目にすることが多くなった。コロナ禍で自宅に居る時間が増えたせいなのかもしれない。「秘書検定」を受けたり「企業会計」の勉強をしていたりするのを目にするのは(経営者である私は)親として嬉しい。最近では「株式」の勉強もしているようだ。そんな娘が先日「カラーコーディネート」の勉強をしていた。かなり熱心に毎日、時間をかけ勉強している。邪魔をしてはいけないと思いつつもつい「カラーコーディネートってどんな勉強なの?」と聞いてみた◆「あのね、誰にでも似合う色と似合わない色があるの。その人がどんなに好きなキレイな色でも、その色の服を着たら肌がくすんで見えてしまうっていうことがあるのよ。逆にその人に合う色だったらきりっと引き締まって見えたり若く見えたりもするのよ」と言う。「なるほど!うん、確かにあるね。父さんは芥子(からし)色が好きだけど、芥子色のポロシャツを買って大失敗したことあるよ」と私が言うと「そうね、父さんは夏色系だね。ブルー系がしっくりくるでしょ」とか言う。◆確かに似合う色、似合わない色が人によって違う。カラーコーディネートなる資格もあるようだ。勉強する娘からまた新しいことを教えてもらった。

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2022年05月23日 ---- ボス

「お釣り」って何?

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最近、新聞で知った。「お釣り」の概念が理解できない子供が増えているらしい。どういうことかと言うと・・・。買い物の支払いをプリペイドカードやPayPayでしかやったことのない子供が増えている、つまり千円札や五百円硬貨を使ったことのない子供が増えているということのようだ。確かにお札や硬貨を使用しないと「お釣り」は要らない。「『お釣り』って何?」と質問する子供も増えてくる。なるほど。◆もう一つ、我々世代からすると「えっ?」という状況。最近の子供は「人は右、クルマは左」とは教えられていないそうだ。そう聞くと確かにそんな気がする。「人は右、クルマは左」は昭和時代の道路のマナーだったのか?

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2022年05月19日 ---- ボス

VAN

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新橋~有楽町の間の山手線の下、いわゆるガード下がとてもオシャレな街に生まれ変わった。新橋側は「ウラコリ」、有楽町側(日比谷側)は「オクロジ」という。その「オクロジ」に若者男性向けのカジュアルブランド「VAN」がある。◆{VAN」と言えば日本に初めてアメリカントラディショナルスタイルを紹介した店。我々年代の多くが若いころ憧れたブランド。私が高校生のころ大分県佐伯市にも「VAN」がオープンした◆今でこそ「人は外見も大切ですよ」「もっと身だしなみに注意して」などと部下に注意し、オシャレに気を遣う人には「オシャレ手当」を支給しているが、高校生の頃の私はオシャレとは縁遠いものであった。学生服以外で街をうろつくのはジーパンとティーシャツ、それに下駄を履いていることが多かった。着るものが無かった。◆そんな私を見かねてかある日、母が「あんた、なんか、もっとちゃんとした服ないの。好きなのを買ってきよ」といいながら小遣いをくれた。「服を買うための小遣いやからね。喫茶店行ったりラーメン食べたり映画行ったりに使ったらダメで」と念を押された◆嬉しかった。もらった小遣いをジーパンの尻のポッケに入れ私はまっすぐ「VAN」に向かった。田舎の佐伯市だが「VAN」にはハイカラな店員さんがいた。私は初めて入った「VAN」に興奮し、店内を眺めていた。床、棚、天井、マネキンなどを眺めているとそのハイカラな店員が近づいてきた。そして私に訪ねてきた。「今日はどんなものをお探しですか?」と。「ボタンダウンのシャツ」とか「白いポロシャツ」とかを答えるべき質問に対し、私は「えっ?」と一瞬とまどい、そして小さい声で「ふく」と答えていた。17歳、キノシタ少年の懐かしく恥ずかしい「VAN」デビューの一コマでした。

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2022年05月18日 ---- ボス

CDを売っている店がなくなった

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昭和57年、九州から上京してきた私は「書泉グランデ」「八重洲ブックセンター」など地階から地上8階まで全階が本売場のビルがあることに驚いた。◆本屋以外にも秋葉原には地階から地上4階までレコード売り場の店があった。そのレコード売り場はやがてCD売場へと変わる。銀座4丁目の山野楽器も地階から地上4階までがCD売場だった。私は40年間で数百枚のCDを山野楽器で購入した。ジャズのCDはいわゆる「ジャケ買い」したものも多い。不思議とジャケ買いでの失敗は少ない。◆15年くらい前からだったろうか、山野楽器ではほとんどのCDが試聴できるようになった。CDに付いているバーコードを赤いライトに当てるとヘッドホンから曲が流れてくる。山野楽器には試聴できるその機械が多くセットされていたので他の客が少ない時には私は30分間くらい試聴を楽しんでいた。◆昨日、久しぶりに山野楽器に行った。驚いた。かつて地階から4階までの5フロアあったCD売場が今は4階の1フロアの半分くらいになっていた。ジャズコーナーはかつての1/10もないだろう。悲しくなった。私は歌謡曲売場へ行って「西城秀樹」を探した。そこには3枚のCDがあった。その中の1枚「ゴールデンベスト・西城秀樹・シングルコレクション」という1枚を購入した◆本屋もCD屋も少なくなった。小さくなった。本屋やCD屋で過ごす、あの小さな高揚感を味わえなくなった。本屋とCD屋で時間をつぶすことができたあの頃は幸せだった。

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2022年05月17日 ---- ボス

飛び込み電話

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「あっ、キノシタ社長様ですか?突然のお電話で申し訳ありません。私、〇〇株式会社の△△と申します。当社は東証一部に上場している◇◇の会社でして、このたびキノシタ社長に是非ご紹介したいものがありまして・・・・」こちらが黙っているとずっとしゃべっている。だいたいがアタマの悪そうな若い声。◆私は、機嫌が良い時にそのような電話を受けると「そうですか。ごめんなさい、今はそういう興味はありませんから」と言って断る。機嫌がよくないときは「アナタはいったい何を言いたいのか分かりませんね」とか「どうやってウチの会社を見つけて私に電話してくるの?」などと意地悪く尋ねることがある。いずれにしても「飛び込み電話」にまともに対応する気にはならない。経営者仲間からも「飛び込み電話」がきっかけで良い関係ができた、などの話は一度も聞いたことがない◆スタッフに「飛び込みの電話」をかけさせている会社はろくな会社ではない、と私は決めつけている。「飛び込み電話」をかけてくるアタマの悪そうなお兄さんやお姉さんには「キミ、キミ、若いのだから、こんな失礼なことをやらせる会社ではなく、ほかのまともな会社に転職した方がいいと思うよ」とアドバイスしたくなる。

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2022年05月13日 ---- ボス

明るい10年、暗い10年

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私は昭和32年(1957年)生まれ。もうすぐ65歳になる。◆幼いころのニュース。「東京タワー完成(58年)」「長嶋茂雄、巨人に入団(58年)」「東海道新幹線開業(64年)」「東京オリンピック(64年)」「巨人V9スタート(65年)」「大鵬45連勝(69年)」「大阪万博(70年)」と明るい話題ばかり◆一方、最近のニュースは「東日本大震災(2011年)」「福島原発事故(11年)」「コロナパンデミック(20年)」「ウクライナ戦争(22年)」と暗いニュースばかりが目立つ。滝川クリステルさんが「オ・モ・テ・ナ・シ」と微笑み、オリンピック開催地が「トキョー」と決定した2013年の一瞬、明るくなったが結果的には残念ながら歴史に残る明るいイベントにはならなかった。唯一、大谷翔平選手の活躍だけがこの時期の明るい話題である。◆私は日本が元気元気で明るかった頃(私個人的には不遇な状況もあったが)幼少期を過ごし、全く元気がなくなったころリタイアする準備を始めている。◆せめて「コロナの収束が見え」「ウクライナが終戦」になると世の中は随分と希望も湧いてくるのだろうし早くそうなって欲しいと願う。このままじゃ、今の子供たちが可哀そう。

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2022年05月12日 ---- ボス

100万円しかもらっていない!

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細田参院議長が「議長になっても毎月100万円しかもらっていない」と発言した。このように国会議員は大した給料じゃないのだからもう少し人数を増やしてもいいじゃないか、と続くのだがこの後半の主張はダメ。議員定数を増やすことには私は反対だが「議長になっても毎月100万円しかもらっていない」との発言には同情を覚える。野党をはじめマスコミは大バッシングだが、我が国の参議院議長が月給100万円はあまりにも安すぎる。10倍出してもいい。国会議員の給与を10倍にして、その代わり、議員数を減らした方がよほど良い。そして各議員はきちんと政治活動と文書通信交通費の内訳を公表すべきだろう。◆「100万円しかもらっていない」という発言に対して「そんなにもらっているのか!」などとの馬鹿な反論をしている者たちはあまりにも幼稚だ。

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2022年05月11日 ---- ボス

よく頑張った。

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30年前の出来事である。当時私は練馬区の石神井に住んでいた。最寄りの駅は西武池袋線の井荻。井荻駅から徒歩12分のマンションだった。平野ノラさんがお笑いネタにするあの弁当箱のような携帯電話を持たされそれを肩に担いで通勤していた。その携帯電話に連絡してくるのはただ一人、私の上司、Sさんだけだった。◆長男が1歳になったばかりの頃だ。その日、私は久しぶりに早く帰宅できそうだった。早いと言っても自宅前に着いたのは午後8時半ころ。この時間ならまだ息子は起きているだろう、と楽しみに帰路を急いでいた。あと30mで自宅マンション、というところで弁当箱が鳴った。「キノシタさん、いま、どこですか?」とSさんの声。ここで「もう自宅前です」と正直に答えればいいものを、私は「今、高田馬場駅の近所です」と答えてしまった。Sさんは嬉しそうに「そうですか、じゃあ銀座に来て一緒に飲みましょうよ。『ヴィラ・バローネ』に先に入ってますね」と高級クラブに誘われた。◆私は自宅前で回れ右、井荻駅に向かって歩き出した。1時間後『ヴィラ・バローネ』に着いた。ホステスに囲まれたSさんは「遅かったですね、お疲れ様です」と笑顔で迎えてくれた。ホステスたちは「キノちゃん、遅ーい!駆けつけ3杯よ」などと言いながらウィスキーの水割りを作ってくれた。私は上手に、心から楽しんでいるフリをした。◆かわいい息子と遊ぶことができなかった。残念。「なんで『いま高田馬場です』なんて答えたのだろう?なんで『もう自宅です』と答えなかったのだろう?」私はホステスさんに囲まれて笑顔でお酒を飲みながらSさんと仕事の話をし、そして自分の言動を後悔していた。◆30年前の、あの失敗を今でも鮮明に覚えている。そして思う。あのとき、あのように振る舞うことができたから、今こうしてなんとか経営者として頑張っていられるのだろう、と。30年前の自分を誉めたい。「素晴らしい気配りでした、キノシタくん」と。

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2022年05月10日 ---- ボス

お疲れ様でした。田原総一郎様。

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「朝まで生テレビ!」を久しぶりに観た。35周年特別企画であった。私がサラリーマンを辞めたころ始まったこの番組は私の知的好奇心を激しくくすぐってくれた。それまでの建設会社への通勤時、朝は「サンケイスポーツ」帰りは「夕刊フジ」を読んでいた私は退職と同時にその2誌をやめ、「文芸春秋」「朝日ジャーナル」を読むようになっていた。さすがに「週刊プレイボーイ」「平凡パンチ」は買わなくなっていた。◆会社を辞めた。もうすぐ子供が産まれる。人生のターニングポイントを私は不安と楽観の入り混じる思いで過ごしていた。世の中がバブル景気で沸いていたころだったので少し楽観的でもいられたのだろう◆バブル崩壊のムードがただよい始めたころ私は二人目の子供(長男)を授かった。私の心からは楽観が減り不安が増えた。◆話が逸れてしまった。まあ私がそのような不安定な時代に毎回欠かさず観ていたのがこの「朝まで生テレビ」。若いころの舛添要一は賢くかっこよかった。進行役の田原総一朗は上手に場を盛り上げ、自分の考えを他人の口を借りて発言させようとしているように見えた。左寄りの知識人たちの薄っぺらい発言に辟易したことも多かった。すべて田原さんの掌の上で踊らされていたのかもしれない。面白かった◆10年経ち、15年経った。田原さんが偉そうに振る舞うようになった。「だからアナタはダメなんだ!」などと平気で出演している政治家をこき下ろすこともあった。まあそれも面白かった。◆私はこの「朝まで生テレビ」が無かったら我が国は未だに中選挙区制が続いていたのだろうと思っている。別の機会があれば書くが、私は我が国には小選挙区制よりも中選挙区制のほうが似合っていると思っている。もっと言うと選挙制度として「赤白どちらかをきっちり決める小選挙区制」よりも「結果的にピンク」になる中選挙区制の方が優れているとさえ思っている◆またまた話が逸れてしまった。先週観た「朝まで生テレビ」の35周年記念番組の中で、田原さんは日本外国特派員協会から『報道の自由・生涯功労賞』を受賞したことを報告した。実に嬉しそうだった。もうすぐ米寿(八十八歳)だという。それを見ながら私は皮肉を込めて「賞をもらえて良かったですね。もう思い残すことは無いでしょう。晩節を汚す前に引退された方がいいかもしれませんね」とテレビの田原さんに向かって話しかけた◆番組は、嬉しそうに受賞の報告をした後、再びウクライナの話になった。パネリストを指さし「誰が一番悪いんだ?」と問いかけ「バイデンがダメなんだ」と決めつけた。さらに、さらに「来週、僕は岸田に会うんだけれど、岸田に『バイデンにしっかりしろと伝えろ』って言ってやるよ」などと大声を出す。世界一の権力者バイデン米国大統領も我が国のリーダー岸田総理も、マスコミ界の重鎮となった田原さんにとっては尊敬すべき相手ではなくなったのだろう。「バイデン」「岸田」と呼び捨てだ。◆「30年前の田原さんはそんなんじゃなかったですよ。あなたは政治家でもジャーナリストでもなく、演出家なんじゃないですか?分相応のふるまいをしていたほうが魅力的でしたよ」と伝えたい。もちろん私の発言など歯牙にもかけてくれまいが。◆本日のYahooニュースが「『朝まで生テレビ!』打ち切りへ秒読み段階」と報じている。はいはい、それがいいですね。ご苦労様でした。面白かったですよ。ありがとうございました。

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2022年05月10日 ---- ボス

「優しさ」「無関心」が命取りに

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30名近い死者行方不明者を出すこととなった知床の観光船沈没事故は人災である。船長の罪も大きいがこの運航会社の社長の責任も大きいことは明らか。ネットでは「なぜ逮捕しないんだ?」などとの声も聞かれる◆船長と社長が悪いだけではない。近隣の同業者は「あの会社はダメだ」「安全管理ができていなくて危険だ」との意識を持っていた。「あの会社は危険だな」との意識を持っていた者が多くいたのになぜこの大事故を防げなかった?◆へんな「優しさ」なのか「無関心」なのか「想像力の欠如」なのか?これだけの大災害を引き起こしておきながらインタビューを受ける近隣同業者は「オレは注意したんだよ」などと言っている。当日船長に「今日は出ちゃダメだよ」と言った者もいた。◆みんな他人事。結果的に多くの観光客の命を奪うことになったのに。「オレがもっと強く注意していれば良かったなあ」とか「役所にチクるべきだった」などとの反省の言葉は近隣同業者から聞こえてこない。私はこの近隣同業者に対して「あなた方がもっと厳しくこの船長と社長に接していればこの悲惨な事故は起こらなかったんじゃないですか?」と聞きたい。彼らの妙な「優しさ」と「無関心」が船長と社長を許し、その結果多くの命が失われた。船長と社長を犯罪者にしてしまった。◆さらにその結果、このゴールデンウィークに遊覧船に乗る観光客は激減した。「あなたたちの無関心が、結局自分にもかえってきたのですね」と言いたい◆わがヘリコプター業界にも似たムードがある。明らかな違法運航や「白タク」まがいの運航がなされていてもそれを注意したり役所にチクったりする人はいない。役所も役所で、事故が起こるまではみずから動こうとはしない。◆「自分に厳しい」のは良いことだが「人様に厳しい」ことを善としないこの国の島国根性が遠因かもしれないが、お客様と観光事業の発展のためにも「人様にも厳しい」目を光らせ、そう接することが重要だと私はあちこちで叫んでいるが、残念ながらヘリコプター業界ではそんな私が変人にみられているようだ。

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2022年05月09日 ---- ボス

若いころの失敗

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「夜中に書いた手紙はすぐに投函しちゃダメ。翌朝まで待って一度読み返せ。そうすると恥ずかしいことをいろいろと書いていることに気づく。きっと『ああ、昨夜投函せずに良かった』と安堵することになる」と教えられていた。「その通り」と理解してもいた。◆ところが若いころの私はその忠告を敢えて聞かなかった。明日の朝、読み返したら恥ずかしくて投函できないだろう。それじゃオレの正直な思いは伝わらない。酔っぱらっている今のうちに投函すべきだ、などと思い、深夜、ポストまで歩いて投函したことが多い。翌朝は、投函したことは覚えているが何と書いたかは忘れている。◆随分と失敗した。Iさんに書いた手紙をNさんに送ってしまったこともあった。19歳の時にMさんに送った手紙は未だに後悔している。◆世の中から手紙がなくなりメールやlineに置き換わった。それらには「送信取消」というものがある。便利な世の中になったな、と思う。ただ「若気の至り」の失敗の少ない人生は面白くないかもしれないな。

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2022年05月07日 ---- ボス

テレビ中継はつらい

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漁港からの中継。ラッシャー板前がマスクを着けてしゃべっている。聞き取りにくい。「獲れたてのカツオです!いただきまーす」と言った。言った後、マスクを外してカツオを一切れ口に入れる。すぐにマスクをしてそれから「うーん、すごく美味いです!」と。こっちは「そんな漁港で回りに人もいないのに、マスクを着けたり外したりせんといかんの?」と突っ込みたくなる。◆地震速報もそうだ。青空の下、女性記者が白いヘルメットをかぶって「この辺ではコンビニの棚から商品の多くが落ちるなど・・」と説明している。その記者の向こうに見える住人は誰もヘルメットなど着用していないのに。◆コロナ対策のマスクにしろ地震被害に備えるヘルメットにしろ、あまりにも不自然な「予防行動での中継」が目立つ。きっと彼らは中継が終わった瞬間にマスクを外しヘルメットを取るのだろう。◆おそらくこんなバカげた中継をするのは日本だけだろう。日本には妙な「正義の人ぶる」クレーマーが多いからなのだろうか? それにしても情けない。中継記者はラッシャー板前が可哀そうに思える。いや、それとも彼らもまた「これは大丈夫でしょ」と言うだけの勇気がないのか?

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2022年04月28日 ---- ボス

ソ連

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その当時の指導者はアンドロポフかチェルネンコだったと記憶している。TBS テレビがスタジオに数十人のソ連人を集めてインタビュー番組を企画した。アナウンサーが意地悪い質問をする。「あなたの国では『アンドロポフのバカ』などと言えないのではないですか?」ソ連人が答える「アンドロポフは偉大な指導者です」TBSが聞く「あなたがアンドロポフをどのように思っているのかを訪ねているのではありません。もし、誰かが『アンドロポフはバカだ』と思っても、『アンドロポフはバカだ』とは言えないのではないですか?」ソ連人は怒ったように声を高める「アンドロポフをバカだと思う人などいないでしょう。思ってもいないことをなぜ言わなければならないのか!」TBSはさらに聞く「そうじゃないんです。もし『バカだ』と思った人がいたら『アンドロポフはバカだ』と言えるのですか、と聞いているのです。わが日本では「中曽根総理はバカだ!」と思っている人がそれを声に出して言うことができますよ」◆結局、TBSのアナウンサーはソ連人の口から「バカだと思ったらそういうことを口に出す人もいますよ」というような回答を得ることができなかった。「書記長はバカだ!」と「思っている人がいない」のか「思っていても誰も口にしない」のか「口にすると逮捕されるから言えない」のか「口にすると殺されてしまうのか」何も分からなかった◆あれから40年くらい経っただろう。ソ連は解体しロシアができた。今のロシアは40年前のソ連と同じ。「プーチンはバカだ」と思ってるのか思っていないのか、ロシア国内に残っている人は誰も口に出さない。相変わらずヘンな国だ。不幸な国民だ。

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2022年04月27日 ---- ボス

欲しいモノから逃げるのは?

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「デパートに行きたいな。私、デパート大好きなの。でもデパートに行くとまたいっぱい欲しいモノが見つかっちゃう。欲しいモノができても私はおカネがない。欲しいモノがあってもそれが手に入らないと辛くなるでしょ。悲しくなるでしょ。だからデパートに行かないの。我慢してるの」◆娘が社会人になったばかりのころ、そんなことを言っていたのを覚えている。「それなら一所懸命に働いてお給料が上がるように努力しないといけないね」などとは言えなかった。少々働いても、努力しても、大会社のOLの給与などは年間5%も上がることはない。彼女の努力だけでは無理だった。◆「なにが欲しいの?一緒にデパートに行こうか。父さんが買ってあげるよ」と言ったことが実は何度かある。「甘やかしてはいけない」と思いつつも娘の喜ぶ顔を見るのが私にとっても最高の喜びだったから。それでもやはり「甘やかしてはいけない」と私は思い、娘も「甘えてはいけない」と遠慮することが多かった◆娘のことから自分のことへと話は変わる。サラリーマンを辞めたころから「欲しいモノ」が増えた。「お金が欲しい」「安定が欲しい」「子供たちの健康が欲しい(子供たちが幼いころ大病した)」「仕事(受注)が欲しい」「家が欲しい」世の中には欲しいモノばかりだった。そしてそれら欲しいモノの多くは「一所懸命働いて努力すれば、やがて手に入るのではないか」と思っていた。そこが大企業OLの娘と、リスクを冒して起業した私の違うところ。◆私は一所懸命に働き、努力した。結果的にあのころ欲しかったモノの多くは手に入った。確かに一所懸命に働き努力もしたが、いま冷静に振り返ると「運」が良かった。部下に恵まれ、友人に恵まれ、家族に恵まれ、時代の流れに恵まれた。運が良かったから多くの「欲しいモノ」が手に入った。◆都会で暮らしていると、還暦を過ぎても新たに「欲しいモノ」が見つかってしまう。(恐らく田舎に暮らしていると新たに「欲しいモノ」は見つかりにくいのではないだろうか。私はそう思っている)還暦過ぎて見つかる「欲しいモノ」はまず手に入らない。諦めるしかない。それでも欲しい。「欲しいモノがあってもそれが手に入らないと辛いからデパートへ行かない」と言った娘の言葉を思い出す。◆娘は「デパートへ行かない」ことによって自分が辛くならないようにした。私はそろそろ「田舎へ引っ込む」ことによって「欲しいモノ」が見つからない生活にしようかなどと考え始めている。

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2022年04月26日 ---- ボス

ファジーの魅力

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「相手に不愉快だと感じさせずに、結果的に自分の主張を飲ませることができる人」が「コミュニケーション能力の高い人」なのだ、と部下たちに指導している。相手の考えが明らかに間違っていても「それは間違いですよ」とすぐに言うのではなく、「なるほど、そういう考え方もありますね」と一旦受け止めておいて「でも、こういう考え方もあるんじゃないですか?」と切り返す。そして「どうでしょう?」とあくまで謙虚に反論するのがコミュニケーションのコツ。◆理系の学校を出た人たちは拙速に白黒をつけたがる傾向が強いように感じる。「答えは、真理は、ひとつしかない」との意識が高いからなのだろう。社会人になれば「黒いウサギ」「青い血液」「進めの赤信号」「お金をもらえない仕事」「理不尽なことを要求する上司」など、決して答えが一つではないことが多い。いや、ビジネス上のほとんどのジャッジには「それが正解」というものは無いだろう。後から振り返って「あの時のジャッジは正解だったな」ということなのだろう。◆相手を尊重し、そして柔らかく、ファジーに落としどころを探るのが上級の大人なのだろう。私も理系卒の経営者として反省することも多い。

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2022年04月25日 ---- ボス

『救助』じゃないだろう!

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Yahooニュースの見出しに『新たに子供一人を救助』と出ている。◆知床沖の観光船転覆事故現場からの報告。『救助』ってのは「助けて救い出した」ことだろう。『救助』と言われると「えっ!?良かった!!! 助かった!!」と安堵する。一旦、安堵させておいて「心肺停止状態です」「その後、死亡が確認されました」は無いだろう。◆『救助』を使わずに『発見』でいいのではないだろうか?「生存の確認は取れていません」と付け加えた方が誤解が少なくなると私は思うのだが、どうだろう?

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2022年04月19日 ---- ボス

道徳観の低い、民度の低い国、ロシア。

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興味ある記事を昨日Yahooニュースで読んだ。それは日本にいる海外の外交官のクルマの駐車違反に関すること。なんと昨年の我が国で起こった外交官のクルマによる駐車違反の40%がロシア大使館のクルマだと言う。私は思った。「そもそもロシアとは民度の低い国だったのだ。道徳観の低い国なのだ」と。エリートである外交官が他の国で平気でルール違反をする、そんな国がロシアだったのだ。◆先日、駐日ロシア大使がテレビに出てウクライナ戦争を語っていた。「あれは全部ウクライナの造ったフェイクニュースだ。ロシアは民間人を殺したりはしていない」と言っていた。本当にそう思っているのなら彼のアタマはおかしい。あのふざけた駐日大使に聞いてみたい。我が国で駐車違反をしている外交特権車の40%がロシアなのですよ。違反金も払っていません。これを大使はどう思うのですか?これも日本の警察が作ったフェイクニュースなのでしょうか>

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2022年04月19日 ---- ボス

「名曲ラジオ 三浦絋朗です」が終わっちゃった!残念!

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「名曲ラジオ 三浦絋朗です」と言う素敵なラジオ番組があった。電リク(電話によるリクエスト)の流れを組む、なんとも穏やかな気分にさせてくれる良い番組だった。ラジオ関西から送られてくる放送を私は毎週欠かさずradikoで聴いていた。パーソナリティの三浦絋朗さんは多分、今年で八十歳くらいだと思う。三浦さんの、年齢を感じさせない若々しいパッションと音楽全般にわたる深い知識とに私は毎回楽しい感動を覚えていた。若々しさと並行して、長いキャリアからくる穏やかな語り口や正義感の強さなど、私は毎回「そうですね」と首を縦に振りながら聴いていた。数年前からリクエストしたい曲はあったが「多くのリクエストがあるだろうし、オレのリクエストが採用されることはないだろうな」などと悲観的推測で結局一度もリクエストをしたことはなかった。その「名曲ラジオ 三浦絋朗です」がこの三月で終了した。もう三浦さんのあの穏やかな、そして穏やかな中にもヤンチャさや情熱を感じられる声が聴けなくなった。寂しい。残念。◆悲観的に思わずに、「かからなくてもいいよ」と思って、リクエストすれば良かったなあ、失敗したなあ、などと今更、反省してももう遅い。◆幸い三浦さんはお元気な様子。他の番組へ時々出演(?)してくれることだろう。三浦絋朗さんの語り口は私を心から癒やしてくれたのだった。◆・・・で、私が三浦さんにリクエストしたかった曲は・・・ナナ・ムスクーリの歌う「オーバー・アンド・オーバー」であった。この曲を知っている人に出会ったことがない。

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2022年04月18日 ---- ボス

街路樹

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若いころに比べ樹々の緑や可憐に咲く花々に目を取られることが多くなった。ゴルフ場でもラウンド中に自分のボールの行方よりも美しく咲く花に目が行ってしまう。キャディさんに呆れられる始末。◆きれいに整備された新虎通り(新橋~虎ノ門のメイン通り)の街路樹も美しい、今は「コブシ」が盛りを過ぎ、替わって「ハナミズキ」が咲き誇っている。東京の街は美しい。(テレビでウクライナ戦争を観ると本当に可哀そうになる。彼らは春の花を楽しむゆとりなど全くないだろう、早く戦争が終わることを願っている)◆さて私の自宅の広尾も負けていない。広尾坂下ではツツジや和田シャクナゲがきれいに、そしてつつましく咲き乱れている。「つつましく咲き乱れる」・・うーん、悪くない表現。

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2022年04月18日 ---- ボス

遊び心

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「社長!社長が大切にされてる六つのワードありましたよね?なんでしたっけ?」と総務部会の中でIクンが聞いてきた。◆そう、私には自分の生き方や会社の経営方針を決めるに当たって大切にしてきた六つの単語があった。Iクンに質問されて嬉しくなった。「まずは『道徳』と『義理』だよね」と始めた。私は常に「義理と道徳」を意識するようにしている。ここまでは良かった。「それから『美』『粋』『道草精神』・・・」と答えて詰まってしまった。あと一つ重要ワードが出てこない。数秒かかった。「それから『遊び心』だよ。『義理』『道徳』『美』『粋』『道草精神』『遊び心』の6つですね」私は自分に言い聞かせるように確認した。◆自分の生き方の中心に据えていた六つの単語。その中の一つがすぐに出てこなかった。歳のせいなのかな?いや、いろいろと事件や問題があり最近は「遊び心」を無くしていたかもしれないな。◆『遊ぶ』と『遊び心を持つ』とは意味合いが全く違う。私は最近「遊ぶ」ことはしていたが「遊び心」を忘れていたのかもしれない。◆言葉遊びの余談になるが「『貧乏であること』は全く恥じることではないが『貧乏くさい』のは恥じるべきこと」ということも思い出した。◆『遊び心』のない大人、『貧乏くさい』大人、どちらとも私は大嫌い。

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2022年04月13日 ---- ボス

経営者のタイプと年齢

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30歳前にしてサラリーマンを辞めた。以来35年間、ずっと経営に関わってきた。そのため若いころから多くの経営者に接してきた。「大企業の、創業家出身の経営者」「大企業の、社員から上り詰めた経営者」「中小企業の創業経営者」「中小企業の、創業家出身の二世三世の経営者」「中小企業の、社員から上り詰めた経営者」など。つまり「大企業or中小企業」か、「創業者or創業家承継者or雇われ社長」で分類でき、それぞれタイプが違う◆私が最も付き合いやすく、人間的な魅力もあり、かつ道徳的な考え方も近いのは「大企業の、社員から上り詰めた社長さん」。彼らは一様に頭がよく道徳的でもある。多くの職員の中から上り詰めるため苦労も努力も人一倍経験している。大企業は株主を含めた多くの目でチェックされるので「変な人」はトップになれないし「変になった」ら即交代となる。一方、中小企業は一度トップに立つと自ら「下りる」と言わない限りいつまでも社長であり続けることができる。中小企業に「変な経営者」が多いのはそのヘンに理由があるのだろう◆私が若いころから多くの「中小企業経営者」と接してきて感じていたのは「中小企業の社長って63歳くらいが限界みたいだな。その辺で、ジャッジする能力が衰えてくるのかな?」ということ。そして私はすでにその63歳を越え、もうすぐ(6月には)65歳になる。そろそろ、しりぞくことを真剣に考えなければならない年齢になった。

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2022年04月12日 ---- ボス

食料不足 ⇒ 原発再稼働を真剣に考えるとき

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このままプーチンが失脚しなければどうなるのか。ウクライナ戦争がどういう形で停戦を迎えようがプーチンがロシアの権力者で居座り続ける間は、西側諸国はロシアへ厳しい経済制裁を続けなければならない。ロシアは中国に助けを求めるだろうし、停戦になれば中国もロシアを助けることは間違いない。世界は「中国・ロシア」対「その他の国々」に分かれる。そうなるとどうなるか。ロシアはこれまで以上に貧しい国になることも間違いないだろう。新しいクルマが街を走らなくなるしコカ・コーラは飲めなくなるし、iPhoneやゲームソフトは手に入らなくなるだろう。ただロシアは燃料(エネルギー)と食物(小麦を中心とした炭水化物や海産物、楽農産物)は豊富だ。どんなに貧しい国になっても飢え死にすることはない。◆一方、我が国はどうだ。中国・ロシアと経済的な距離を置くと途端に小麦が不足する。パンが無くても米を食えばいい、と言っても米を炊く電機が不足してくる。中国とロシアが手を組めば世界中を兵糧攻めできるのだ。◆我が国は周りを海に囲まれていて海産物は豊富だから魚を食ってしのごうと思っても石油が無ければ漁船は動かない。エネルギーと食料の重要性が今頃分かってきた。◆もちろん「だからロシアへの制裁は緩やかにしよう」などと言いたいわけじゃない。「電気も食料も無駄を減らし、食料自給率をあげるようにこころがけるしかありませんね」と言いたいし、暫定的に「原発再稼働」を急ぐ必要があると思う。「原発反対」を言い続けていると我が国内で内戦が起きかねない、と心配している。

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2022年04月11日 ---- ボス

今年の本屋大賞

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毎年、四月の「本屋大賞」の発表前に、どの本が今年の本屋大賞に選出されるかを予想していた。発表の日が楽しみだった。私が予想が当たったことは一度もない。私が推す本は2位になることが多かった。ところが今年は盛り上がらなかった。◆ウクライナ戦争で毎晩2時間テレビの報道番組を観ており読書する時間が減ったこともあるが、それ以上に「私の興味を引く小説」が減ったことが原因だろう。毎年、「本屋大賞」発表前にノミネート作品10作のうち最低でも6冊は読んでいたが今年は3作品を購入して読んだのは2冊のみ。どちらもそこそこ面白かったが「大賞」に選出されることはないだろう、と思った。今年の大賞受賞作『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)は気になっていたがウクライナ戦争の間に読んでも面白くないだろうと思っていた。◆私の読書熱が下がっているだけならばまだいいが、どうも日本の小説の面白さが無くなっているような感じがして、はっきり言うと日本の作家の能力が地盤沈下しているような感じがしている。「読んでみたい!」「面白かった! 感動した!」と言える現代小説に出会わなくなった。◆ここまで書いて、この一年間で最も面白かった本は『ミス・サンシャイン』(吉田修一)だったことを思い出した。なぜか『ミス・サンシャイン』は本屋大賞にノミネートすらされていない。

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2022年04月01日 ---- ボス

春の枝に花あり


今日から4月。世界中では戦争や病気や貧困で何億人もが苦しんでいる中、平和にのんびりと新事業年度を迎えられることにまずは感謝したい。◆季節の変化が見える時、私はいつも「春の枝に花あり。夏の枝に葉あり。秋の枝に果あり。冬の枝に慰あり」の詩をくちずさむ。桜やコブシが満開のこのころ、広尾の坂下の「和田しゃくなげ」もきれいに静かに咲き誇っている。キレイな花の割に自己主張が小さく感じる。キレイに咲いているのにそこを通る人は立ち止まって眺めようとしない。ま、そこに「健気(けなげ)」さを感じて私は一層この花がかわいく思う。◆もう一月も経てば欅並木が若草色に燃え始める。やっと本格的な春がやってきた感じ。それだけで嬉しくなる。当社のウォームビズも昨日まで。今日は久しぶりにネクタイを締めての出勤となった。また少し老けてしまった感じがする。

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2022年03月30日 ---- ボス

抜けない方言

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24歳まで九州で生活していた。大分弁、博多弁などが染みついている。東京に来て、若いころはなるべく方言を出さないように注意していた。「九州の中では、大分が最も東京のイントネーションに近い」ということは確かなようだ。学術論文で読んだこともある。それでも明らかに東京と異なるイントネーションの言葉は多い。「世界史」「左」「二千三百円」「分母と分子」など注意していないとすぐに(田舎者だと)バレる。◆つい先日、早朝5時過ぎのTBSの情報番組でこんなことがあった。天気予報のコーナーで「また寒波がやってきますよ。まだ、冬物はしまわないでくださいね」と予報士が告げた。そして続けて「えっ?もうしまいましたか?」と司会進行役の江藤愛アナウンサーに聞いた。江藤愛さんは今やTBSの女子アナのホープ。その江藤アナは「もうしまいましたか?」との突然の質問に思わず「なおそうかと・・」と言いかけて慌てて「しまおうかと思っていたところです」と言い直した。「なおそうかと・・」と言いかけたことに誰も突っ込みを入れなかった。◆彼女から飛び出した九州の方言「なおす」を聞いて私は嬉しくなった。「ああ、大分県の生んだ現代のヒロイン、江藤愛さんが『なおそうかと・・』と言い間違えた。これも庶民派のアナウンサーとして好感度アップである◆九州では「しまう」ことを「なおす」という。私は以前、建設関係の資格試験を受けていた時、机の上にハンカチを出していた。試験官が回って来て「これ、なおしなさい」と私に行った。私はすぐにハンカチをしまいながら「あんた、九州の出身やねえ?」と声に出さずに彼に聞いた。◆60歳を過ぎると、ビジネスシーンでも緊張感がなくなったのか、リラックスすることが多くなったのか、私も最近、九州弁が多く出るようになってきた。

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2022年03月29日 ---- ボス

偏差値とデシベル

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くだらない話が続いたので今日は少しマジメな学術的な話。「偏差値」と「デシベル」に関して。恐らく多くの人が「偏差値の最高値は100」「デシベルの最低値はゼロ」と思っているのではないだろうか。そうじゃない、っていう話。◆「偏差値」とは全体のばらつきの中でどのポジションにいるのかを表すもの。一人だけ飛びぬけて入れば偏差値が100を超えることもある。50人のクラスで試験をして一人だけ100点、残りの49人が0点ならば100点を取った者の偏差値は優に100を超える。◆音の大きさを示す「デシベル」も「0デシベル」以下がある。「0デシベル」は人が感じられる最小音を示す。実際には(人が感じ取れないような)もっと音の無い世界がある。アメリカには「マイナス20デシベル」の部屋があるそうだ。

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2022年03月28日 ---- ボス

どうでもいい話(4)=(最終回)

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もう15年ほど前の話になる。六本木のその名門タイ料理店で私はよくランチを食べていた。50席を超える大きな店だ。私は店主や女将(タイ人)と仲良くなっていた。ある日、女将と雑談していたら「キノシタさん、藤原紀香さん好きですか?」と聞いてきた。「好きも嫌いもないでしょ!日本一の美女ですよ!大好きも大好きですよ」と答えると女将が「紀香さんはひと月に一度くらい、ここに来ますよ」と言う。そして「今度、紀香さんが来るとき教えてあげますね。みんなに内緒で来てください」と言う。「ええ、是非お願いします」と私は答えた◆「キノシタさーん、今夜、紀香さん来ますよ」と最初に連絡があった時、私は出張で九州にいた。残念! 一か月後、2回目のお誘い電話をいただいた時も出張中だった。残念!  そして3回目のお誘い電話があった。「キノシタさん、今夜、紀香さんが来ますよ」。その日は私は東京に居た。東京にいるのだが予定が埋まっていた。お客様を我が社に招き、社内でパーティーを開くことになっていたのだ。だが3回連続でお誘いを断るのも失礼だ。なんとかなるだろう。「今夜伺います。何時に行けばいいでしょう?」私は女将に尋ねた◆指定された時間に行けなかった。女将から連絡が来る。「キノシタさん、早く来ないと紀香さん帰ってしまいますよ」と。私は社内パーティーを抜け出した。「悪い、30分ほど抜ける。急用ができた」と嘘をついた。◆その広い店は貸し切り状態。紀香さんはお友達女性5人組でカーテンで仕切られた半個室で楽しそうに語らっていた。他に客はいない。私は女将の好意で、紀香さんの席が見えやすい席に着いた。私の向かいにカモフラージュで女将が座ってくれた。女将と話ながらビールを飲んだ。紀香さんはカーテンの向こうだが声は聞こえる。店員が料理や飲み物を運ぶときにカーテンが開く。その向こうに黒っぽいシャツを着た紀香さんが座っている。驚くほどキレイ。あれがオーラというものか。◆半個室からトイレに行くために女性が出てくる。ドキッとする。紀香さんではなかった。残念。そうしているとまた一人女性が出てくる。残念、これも紀香さんではなかった。私は、立って歩く紀香さんのスタイル全身を見たかった。残念ながら紀香さんはトイレに行かない。◆紀香グループはデザートを何にしようかと話している。女将が私に「もうすぐ終わりますね。終わったらキノシタさんに紀香さんを紹介してあげますね」と言う。「えっ!ホントに?照れちゃうなあ」などと言いながらドキドキし始めた。そこに携帯電話(当時はまだスマホではなかった)が鳴り始めた。「キノシタさん(注:古い社員は私のことを「キノシタさん」と呼ぶ)何しているんですか?大丈夫ですか?どこにいるのですか? 〇〇さん(客)が『キノシタさんはどこへ行ったんだ?』って言ってますよ。こちらはそろそろ終わりますよ、シメに戻ってきてください」と言う。私は慌てた。女将に「戻らなくちゃならなくなった。残念!」と告げた。女将は「あと20分で終わりますよ。もうちょっとです。紀香さんを紹介しますよ」と言ってくれたが私は紀香よりも会社の客を取った(?)。◆あの時の判断は間違ってはいなかったと思う。多分、その後も紀香さんはあの店を訪問したことだろうが、あれ以来女将からお誘い電話は来ない。いくらも経たないうちに我が社は移転した。あのタイ料理屋に行くこともなくなった。1年後くらいに店を訪問した時には女将はいなかった。スタッフの多くも替わっていて私のことを知っている人はいなくなった。

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2022年03月25日 ---- ボス

どうでもいい話(3)

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その店の名物料理は最高に美味い。店に迷惑をかけると悪いので詳しくは書けない。私は月に一度くらいの割合でその店を訪問する。オーナーと私はゴルフ仲間でもある。店はカウンター8席のほかテーブル席がいくつかある。今日の話は私の体験談ではなく、その店のオーナーから聞いた話。今から3~4年前のこと。まだコロナ騒動の前の話である。◆その日、店の最初の客が三浦春馬クンと佐藤健クンだった。この二人は仲良しだ。二人はカウンター席の右端(店の一番奥)に着いた。三浦春馬と佐藤健が飲み始めたころ次の客が二人入ってきた。それが手越祐也クンとそのお友達(男)だった。手越クンは先客に三浦春馬と佐藤健がいることに少し驚いたようだったが二人に挨拶をした後カウンターの左端(店の入り口側)に着いた。オーナー曰く「キノシタさん、佐藤クンも三浦クンも手越クンも、みんなとても感じの良い好青年ですよ」◆その店の8席のカウンター席は、右側(奥)から順に「佐藤健」「三浦春馬」「空席」「空席」「空席」「空席」「手越祐也」「手越祐也の友人」となっていた。そこにごく普通の仲良さそうなカップルが入ってきた。オーナーは4つの空席の中の真ん中の二席を彼らに勧めた。「佐藤健」「三浦春馬」「空席」「カップル(女)」「カップル(男)」「空席」「手越祐也」「手越祐也の友人」となった。カップルは生ビールを注文してメニューを見始めた。だが女性の方はメニューを見ずにキョロキョロしている。◆オーナー曰く「キノシタさん、長いこと店やっていますが、私はあんな可哀そうな男の子を見たことがありません。運が悪いとしか言いようがありません。」カップルできた女性は手越に、三浦春馬に、佐藤健にキョロキョロしてしまう。落ち着かない。彼らと、自分の隣に座る男をつい見比べてしまう。うん、ホントにこのカップルの男の方、可哀そう。あのカップル、いったいそのあとどうなったのだろうか?◆それから1年経ったころだったか、三浦春馬さんは永遠の旅に出た。私は三浦春馬クンのファンだった。

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2022年03月24日 ---- ボス

どうでもいい話(2)

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暗い日が続くので今日も「どうでもいい話」を書く。◆その日、私は六本木のなじみの洋風居酒屋で友人の「まっちゃん」と待ち合わせをしていた。まっちゃんとの待ち合わせ時刻よりも15分早く着いた。店にはまだ客は誰もいない。私一人。私はその店の名物の「豆腐ステーキ」をオーダーして、一人でビールを飲み始めた。そこにキレイな女性が一人で入ってきた。なんと橋本マナミさんだ!マナミさんも誰かと待ち合わせみたい。その時点では店内の客は私と橋本マナミさんだけ。マナミさんは私の左前方の席に着いた。私はチラチラとマナミさんを見ながらビールを飲み豆腐ステーキを食べていた。◆そこに「まっちゃん」が登場。「キノシタさん、早いねえ。えっ、もう飲んでんの?」などと言いながら私の向かいの席に着き「オレもビールちょうだい!」と店のおねーさんに注文する。まっちゃんは橋本マナミに気づいていない。私は「まっちゃん、振り返っちゃダメだよ。あなたの後ろに座っているのはハシモトマナミだよ」と小さい声で告げた。◆その時点では客は橋本マナミ、まっちゃん、私の3人だけ。なぜか私には妙な緊張感があった。向かいに座ってビールを飲んでいるのはまっちゃんなのに、なにか気取っている自分に気づいていた。私は居酒屋でも基本、紳士で通している。◆そうしているとなんと橋本マナミがトイレに立った。(昨日書いた)綾瀬はるかさんと遭遇した店と同じくこの六本木の居酒屋もトイレは男女兼用の一つだけ。私は綾瀬はるかさんの時を思い出していた。あの時は息子の目を意識して我慢したのだったなあ。それでなにか後悔していたなあ、と思い出していた。うん、そういえば今ちょっとオシッコしたくなってきたな、などと思っていた◆そんなことを思っているところで橋本マナミがトイレから出てきた。すると、あろうことか、まっちゃんが「キノシタさん、わりい、ちょっとオシッコ」と言って、マナミさんと入れ違いでトイレに入ったのだった。私はなぜか悔しくなった。

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2022年03月23日 ---- ボス

どうでもいい話(1)

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ウクライナ戦争・コロナ禍・東北大地震と暗いニュースばかり。桜が咲いても花見もできない。マンボウが解けてもなかなか飲み会を開けるムードでもない。おまけに昨日は大寒波の影響で電力需給ひっ迫警報が発令された。◆明るい話はなにかないかと探したが残念ながら見つからない。そこで、どうでもいい、くだらない話を今日と明日はしよう。私の体験談。◆今から4~5年前の話。その日、私は息子と二人で自宅近所の居酒屋で飲んでいた。カウンターで串焼きをつまみながら焼酎を飲んでいた。そこに女性客が二人入ってきた。「キレイな人だな」と思ったらなんとその一人は綾瀬はるかさんだった。彼女は上下グレーのジャージ姿。とても感じがいい。私の後方の席に座ったようだ。私はさすがに振り返るわけにはいかない。背中に気配を感じていた。◆綾瀬さんはおでんを注文して、楽しそうにおしゃべりしている。話の内容はさすがに聞こえない。ときどき笑い声が聞こえてくる程度。◆小一時間も経ったころだろうか、私は尿意を覚えトイレに行こうかと思っていた。私の隣では息子がなにかしゃべっていた。(多分、仕事の相談だったと思うが、その時点では私の関心は息子の仕事よりも綾瀬さんの動向であり、この事態をどうやって次の日曜日にゴルフ仲間に自慢しようかということだった。) 息子との会話が一区切りついたらトイレへ行こうと思っていたら、なんと綾瀬はるかさんが先にトイレに入った。この店のトイレは一つ。男女兼用である◆綾瀬さんがトイレから出てきたとき、息子の話は終わっていた。本当なら私は綾瀬さんと入れ替わりでトイレに入って用を足すところなのだが、なんだか恥ずかしい。いや、正直に言うと恥ずかしいというよりも疚しい(やましい)と言った方が近いかも。隣に息子が居なければ私はすぐにトイレに行って用を足していたところだが、息子がヘンに思わないかと気になったのだ。「父さんは、綾瀬はるかがトイレから出てきたらすぐにそのトイレに入ったよ」と誰かに告げ口されそうな感じ。◆私はトイレに行きたいのを我慢した。そして女将に「お勘定、お願いします」と告げた。お勘定をする間、綾瀬さんをちらちらと見た。本当にきれい。感じがいい。ケラケラと笑うがそれがまた上品。本当ならもっと一緒に同じ空間にいたかった。だが私は紳士を気取っている。デレデレするわけにはいかない。息子にヘンに思われるわけにもいかない。そして尿意は増してきた◆お勘定を済ませて、店を出ると、近所の公園のトイレに駆け込んだ。入って私は用を足しながらなぜだか「惜しいことをした」と思っていた。楽しく、平和な、くだらない思い出。

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2022年08月09日 ボスの
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  • 午前本社で会議
  • 午後人形町の倉庫テック
  • 夕方銀座「スウィング」でウェイウェイ・ウーさんのライブ
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