‘ブログ’ の記事一覧
◎2022年03月24日 ---- ボス ◎
- どうでもいい話(2)
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暗い日が続くので今日も「どうでもいい話」を書く。◆その日、私は六本木のなじみの洋風居酒屋で友人の「まっちゃん」と待ち合わせをしていた。まっちゃんとの待ち合わせ時刻よりも15分早く着いた。店にはまだ客は誰もいない。私一人。私はその店の名物の「豆腐ステーキ」をオーダーして、一人でビールを飲み始めた。そこにキレイな女性が一人で入ってきた。なんと橋本マナミさんだ!マナミさんも誰かと待ち合わせみたい。その時点では店内の客は私と橋本マナミさんだけ。マナミさんは私の左前方の席に着いた。私はチラチラとマナミさんを見ながらビールを飲み豆腐ステーキを食べていた。◆そこに「まっちゃん」が登場。「キノシタさん、早いねえ。えっ、もう飲んでんの?」などと言いながら私の向かいの席に着き「オレもビールちょうだい!」と店のおねーさんに注文する。まっちゃんは橋本マナミに気づいていない。私は「まっちゃん、振り返っちゃダメだよ。あなたの後ろに座っているのはハシモトマナミだよ」と小さい声で告げた。◆その時点では客は橋本マナミ、まっちゃん、私の3人だけ。なぜか私には妙な緊張感があった。向かいに座ってビールを飲んでいるのはまっちゃんなのに、なにか気取っている自分に気づいていた。私は居酒屋でも基本、紳士で通している。◆そうしているとなんと橋本マナミがトイレに立った。(昨日書いた)綾瀬はるかさんと遭遇した店と同じくこの六本木の居酒屋もトイレは男女兼用の一つだけ。私は綾瀬はるかさんの時を思い出していた。あの時は息子の目を意識して我慢したのだったなあ。それでなにか後悔していたなあ、と思い出していた。うん、そういえば今ちょっとオシッコしたくなってきたな、などと思っていた◆そんなことを思っているところで橋本マナミがトイレから出てきた。すると、あろうことか、まっちゃんが「キノシタさん、わりい、ちょっとオシッコ」と言って、マナミさんと入れ違いでトイレに入ったのだった。私はなぜか悔しくなった。
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◎2022年03月23日 ---- ボス ◎
- どうでもいい話(1)
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ウクライナ戦争・コロナ禍・東北大地震と暗いニュースばかり。桜が咲いても花見もできない。マンボウが解けてもなかなか飲み会を開けるムードでもない。おまけに昨日は大寒波の影響で電力需給ひっ迫警報が発令された。◆明るい話はなにかないかと探したが残念ながら見つからない。そこで、どうでもいい、くだらない話を今日と明日はしよう。私の体験談。◆今から4~5年前の話。その日、私は息子と二人で自宅近所の居酒屋で飲んでいた。カウンターで串焼きをつまみながら焼酎を飲んでいた。そこに女性客が二人入ってきた。「キレイな人だな」と思ったらなんとその一人は綾瀬はるかさんだった。彼女は上下グレーのジャージ姿。とても感じがいい。私の後方の席に座ったようだ。私はさすがに振り返るわけにはいかない。背中に気配を感じていた。◆綾瀬さんはおでんを注文して、楽しそうにおしゃべりしている。話の内容はさすがに聞こえない。ときどき笑い声が聞こえてくる程度。◆小一時間も経ったころだろうか、私は尿意を覚えトイレに行こうかと思っていた。私の隣では息子がなにかしゃべっていた。(多分、仕事の相談だったと思うが、その時点では私の関心は息子の仕事よりも綾瀬さんの動向であり、この事態をどうやって次の日曜日にゴルフ仲間に自慢しようかということだった。) 息子との会話が一区切りついたらトイレへ行こうと思っていたら、なんと綾瀬はるかさんが先にトイレに入った。この店のトイレは一つ。男女兼用である◆綾瀬さんがトイレから出てきたとき、息子の話は終わっていた。本当なら私は綾瀬さんと入れ替わりでトイレに入って用を足すところなのだが、なんだか恥ずかしい。いや、正直に言うと恥ずかしいというよりも疚しい(やましい)と言った方が近いかも。隣に息子が居なければ私はすぐにトイレに行って用を足していたところだが、息子がヘンに思わないかと気になったのだ。「父さんは、綾瀬はるかがトイレから出てきたらすぐにそのトイレに入ったよ」と誰かに告げ口されそうな感じ。◆私はトイレに行きたいのを我慢した。そして女将に「お勘定、お願いします」と告げた。お勘定をする間、綾瀬さんをちらちらと見た。本当にきれい。感じがいい。ケラケラと笑うがそれがまた上品。本当ならもっと一緒に同じ空間にいたかった。だが私は紳士を気取っている。デレデレするわけにはいかない。息子にヘンに思われるわけにもいかない。そして尿意は増してきた◆お勘定を済ませて、店を出ると、近所の公園のトイレに駆け込んだ。入って私は用を足しながらなぜだか「惜しいことをした」と思っていた。楽しく、平和な、くだらない思い出。
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◎2022年03月17日 ---- ボス ◎
- 昨夜の地震と今日の朝刊
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昨夜11時36分、東北地方で大きな地震があった。宮城県と福島県では震度6強を観測した。東京でも随分と揺れた。関東で200万軒を超える建物が停電となった。◆その地震情報が今朝の朝刊の一面トップに載っていたことに驚いた。深夜0時前の地震。各地から情報を取り、被災写真を選び、文を書き、印刷に回す。どれだけ大変な仕事だろう。◆例えば選挙速報などは事前に覚悟ができている。何時までにどこで取材してどんな記事を書こう、と決まっている。突然来る大地震にはそんな対応はできない◆今朝の新聞を見て、新聞記者の皆様へ敬意を払おうと思った。偉いっ!◆蛇足になるが私は「予知夢」と題してつい先日(14日)「地震が来る夢を見た」と書いていた。
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◎2022年03月17日 ---- ボス ◎
◎2022年03月16日 ---- ボス ◎
◎2022年03月15日 ---- ボス ◎
- 移動すると幸せになる
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昨年末の「朝日新聞グローブ」に面白い記事を見つけた。米マイアミ大准教授のアーロン・ヘラー先生の研究発表。それは「人は移動すると幸せになる」というもの。先生曰く「人は行ったことがない場所に行くなど探索の度合いが高い日にはより幸せを感じる」「人間には環境を探求する欲求がある」「筋肉が鍛えれば大きくなるように、新しい場所に行くと脳が鍛えられ、ストレスへの耐性が高まり、健康が改善される。」「どれだけ遠くへ、ではなく、どれだけ多様な新しい場所に行くかが重要だ」◆納得!・・・そうだ、一か所でじっとしていちゃ幸せになれないかもしれない。少なくとも「多様な新しい場所に行った」経験者はそのことを「幸せ」だと思っている。
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◎2022年03月14日 ---- ボス ◎
- 予知夢
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1月の終りころだったろうか、西郷輝彦さんが亡くなる夢を見た。2月19日の土曜日、私は友人たちとマージャンをしていて、ふとそのことを思い出した。「オレ、西郷輝彦が死んだ夢を見たんだけど、彼、まだ元気だよね?」そんなことを話そうかと思ったがなんだか不謹慎なことに思えて話題にしなかった。その翌日、2月20日に西郷輝彦さんは亡くなった◆なぜだか分からないが「もしあのとき僕が話していれば西郷さんは亡くならなかったのでは・・?」という思いが浮かんだ。いや、逆にもし話していれば「木下クンすごい!予知夢を見たんだ!」と言われたのかもしれない。分からない。分からないが、生前大ファンだったわけでもないが、西郷さんが大好きになった◆昨夜、ゴルフから帰り、夕食にビールを飲んだら眠たくなった。テレビのニュースを見ながらうとうとしていた。その時に大地震に見舞われる夢を見た。嫌な夢だった。私が思ったのは「誰かに話さないと本当に地震が来るかもしれない」ということ。すぐに娘の部屋に行って「父さん、東京に大地震がくる夢を見た」と告げた。◆悪い夢は口に出せば本当には起こらない、という思い込みが私にできた。怖い予知夢が当たって自慢するよりは、予知夢など当たらないほうがずっと良いに決まっている。
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◎2022年03月11日 ---- ボス ◎
- ロシア軍のヘリ、撃墜された映像
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テレビやYouTubeで観た方も多いと思う。ウクライナ軍がロシアのヘリを撃墜したシーン。◆低空で飛ぶロシアのヘリコプターを携帯式防空ミサイル「スティンガー」で撃ち落としたものだろう。ヘリは墜落炎上した。あの映像を見て「なんでロシアのヘリはあんなに低く飛んでたの?」と疑問を持った方も多いのではないだろうか?実は私もその一人。「もっと高く飛んでればミサイルは当たらなかったかもしれないのに」などと思った。どうもそうではないらしい。上空を飛ぶとスティンガーの餌食になりやすいそうだ。◆スティンガーは携帯式ミサイルと言っても人が一人で抱えるには十分に重たい。空飛ぶものに照準を合わせるのは簡単ではない。照準はぴったり合わせなくても狙った方面に飛んでいるの飛行機が一機だけなら追尾し撃墜する。上空を飛ぶと照準を合わせやすいのだ。低空で飛ぶとスティンガーの照準を合わせにくい。◆なるほど、そういうことか。スティンガーを警戒してロシア軍のヘリは超低空を飛び移動するそうだ。
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◎2022年03月10日 ---- ボス ◎
- 株式相場 乱高下
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経営者として少しは株式の売買に興味はあるがあくまで「興味がある」程度。全くの素人。それでも毎朝テレビ東京の「モーニングサテライト」は観ている。株式相場の動きはチェックしている。◆そもそも私は経済評論家の言葉を信じない。せいぜい「競馬の予想屋」と同程度にしか聞いていない。彼らは勝手に予想して、予想が外れたところでなにも責任を取らない。予想が当たると「ほら、私が言った通りでしょ」と偉そう。◆こんな時期に不謹慎を承知で「株の予想屋」をやってみる。私の見立ては以下のとおり。「もし『プーチン失脚』とか『プーチン暗殺さる』とのニュースがあれば日経平均株価は24時間で2000円上がる」。逆に「もし『ロシア軍が原爆投下』とのニュースが流れれば日経平均株価は24時間で2000円下がる」◆競馬の予想屋や経済評論家と同じで、私はこの予想が外れたところで全く責任を取るつもりはない。当たった時(原爆投下だけは想像もしたくないが)は「ほらね、僕の言った通りでしょ」と言うかもしれない。
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◎2022年03月09日 ---- ボス ◎
- 戦時下のテレビ番組は?
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毎日、BSの報道番組でウクライナの戦況を確認している。プーチンは本当に酷い。腹が立つ。ウクライナの方々が可哀そうで心が痛む。平和な日本のテレビ番組はロシアの侵攻後もほとんど変化がない。お笑い番組、クイズ番組、旅番組、ドラマなど。◆ふと思った。ウクライナのテレビ番組はどうなっているのだろう? 子供向けの番組は流れているのだろうか?そうであってくれればいい◆ウクライナからは既に200万人以上が国外へ避難した。元の人口は4130万人だから、まだ3900万人はウクライナに残っている。就学前の子供だけでも数百万人。彼らは毎日、どんな生活をしているのだろう?ロシア軍におびえシェルターの中でじっとしている子供も多いだろう。可哀そう。そんな子供たちが、ほんの少しでもリラックスでき笑顔が出るのであれば、テレビで子供向け番組は続いていて欲しい、と願う。◆恐怖の継続は、子供達にはむご過ぎる。
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◎2022年03月02日 ---- ボス ◎
- 映画の観方
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「さすが、スピルバーグ!」って感じだ。日比谷ミッドタウンでリメイク版『ウエストサイド物語』を観た。美しい、楽しい、そして哀しい。映画の魅力が凝縮されている。オススメです。◆プレミアムシートで鑑賞しながら、ふと子供の頃の映画館を思い出した。佐伯市の映画館はまさに映画『ニュー・シネマパラダイス』に登場する映画館みたいだった。立ち見あり、座席でタバコ吸うのもOKだった。今のように座席指定ではなかったし、入れ替え制でもなかった。当時は上映途中から入ってくる客も多かった。途中から観始めて終りまで観て、また最初から観る。自分が観始めたところまで来たら帰るという客が多かった◆私も『若大将シリーズ』だとか『ガメラ』など、そんな観方をしていた。映画を途中から観るなんて今では考えられない。貧しい地方都市の成熟していない映画の楽しみ方だったのだろうか。それとも発展途上の、元気ある時代の上手な時間の使い方だったのだろうか?思い出して不思議に感じた。
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◎2022年03月01日 ---- ボス ◎
- タクシー
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昨夜、銀座からタクシーで帰宅した。「広尾までお願いします」と言いながら乗り込んだ。「六本木通りをお願いします」と運転手さんに伝えて私はスマホで複数のメールへの返信を始めた。ふと気付くと西麻布の交差点を越えていた。◆「次を左ですよね?」と運転手が優しい声で聞いてきた・「は、はい・・・」と戸惑う私。すると運転手が「お客さん、以前も一度お乗せしています。私はよく覚えていましたよ。乗り込んでこられたときに『あっ、あのお客様だ』ってすぐに分かりました」と言う。「そうですか。そのとき私がなにか失礼な態度だったとかじゃないですよね?」と訊ねると「とんでもないです。・・・」運転手さんが話を続けようとしたところで自宅前に着いた。◆広い東京でこんなこともあるものだ。面白い縁。普段からいろいろと気配りが大切だと再認識したウクライナ戦争で暗く憂鬱であるが、ほんの一瞬、楽しい夜になった。
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◎2022年02月28日 ---- ボス ◎
- 一番好きな日 2月末日 なのだが・・・
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「一年の中で好きな日を一つ上げよ」と言われたら私は「二月末日」と答える。なぜか?それは「明日から三月だから。嫌いな二月とやっと別れられるから」とのんびりした話をしたいところでもあるが残念ながらそうはいかない。プーチンがあまりにもひどいことをやっているから◆とうとう昨夜には「核の使用」までちらつかせ始めた。まさに狂人。21世紀のヒトラーだ。国の権力を一人の人間がすべて掌握してしまうと、そしてその期間が長いと、こういう恐ろしい状況が生じてしまう。誰もプーチンやヒトラーに「それは間違っていると思います」とは言えなくなってしまう。◆週末、今回のウクライナ戦争に関する情報番組をずっと見ていた。その中で最も私の興味を引いたのがロシア情勢に詳しい筑波大学・中村逸郎先生の話。中村先生は「プーチンは数年前からパーキンソン病に犯されておりそれが明らかに進行している」と指摘。その病がプーチンを焦らすのかあるいは性格が変わるのか・・ということを説明していた。◆パーキンソン病のことは詳しく知らないが病や老いがその人の性格を変えることはよくある。私の母は晩年軽い認知症に罹ったが私は母の記憶障害よりも性格の変化に戸惑った。私が知っている母ではなくなったことが悲しかった。◆中村先生は「恐らく何かの病気がプーチンの性格を変えてしまったのだろう」と話していた。有能なリーダーが病気で狂人になる。自由主義世界なら当然リーダー失格となるのだが、専制国家では「狂ったリーダー」が誕生する。プーチンは明らかに狂ったリーダー、21世紀のヒットラーだ。◆世界にはまだ複数の次世代のヒトラー候補者がいる。恐ろしい。
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◎2022年02月25日 ---- ボス ◎
- 世界は今後100年は持たないだろう
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恐らくみんな感じてはいるのだろう。口に出すのが怖いだけだろう。私も怖い。だが敢えて言う。「世界はあと100年は持たないだろう」と。◆温暖化現象とコロナ禍だけでアップアップしているところへロシアのウクライナ進行。この蛮行に対し、ロシア国民は万歳を叫び、中国政府も「ロシアの事情も分かる」といったコメントを出している。恐ろしい。◆香港を完ぺきに自国の統治下においた中国は、遠くないうちに台湾と尖閣諸島を取りに来る。そのあとは沖縄だ。恐らくアメリカをも巻き込んだ大戦争が始まる。今後10年で始まらなくても必ずいつか始まる。できることなら、そうなる前にあの世に行きたい。戦争で死ぬのは嫌だ。◆自分は先に死ぬことができても、今の若い人たちが可哀そう。なにもできない自分がはがゆい。
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◎2022年02月22日 ---- ボス ◎
- 『国宝』ロス
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もう当分の間、読書はいいか。そんな気分である。そんな気分にされてしまうほど素晴らしい本であった。これほど読書を楽しませてくれる本には滅多に出会うことがない。◆「豊饒の海」三島由紀夫、「青が散る」宮本輝、「優駿」宮本輝、「青春の門(筑豊編)」五木寛之、「ノルウェーの森」村上春樹、「69」村上龍、「翼はいつまでも」川上健一。これら私の人生を確実に大きく変化させた歴代の名著に並ぶ素晴らしい本に60歳を越えて出会えたことを大変うれしく思っている。◆その本は『国宝』(吉田修二)。私と近い感性をお持ちの方なら恐らく皆、私と同様に震えながら感動し、読み進めることだろう。◆吉田修二の本では『横道世之介』が大好きだった。2010年の本屋大賞では私は「まちがいなく『横道世之介』」と予想した。ところが大賞は『天地明察』(沖方丁)、2位『神様のカルテ』(夏川草介)だった。『横道』は3位だった。このころから私は「本屋大賞」を信用しなくなった。◆さらに『国宝』。この『国宝』は2019年本屋大賞にノミネートすらされていない。(全国の書店員さん!もっとしっかりしなくちゃね!)◆私はこの『国宝』の魅力を上手にお伝え出来ないが、興味ある方は是非「国宝 吉田修一」と検索して読んだ方の感想を確認してみてください。超オススメの本です。私はしばらく「『国宝』ロス」で読書をする気になりそうにありません。
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◎2022年02月15日 ---- ボス ◎
- お礼と感想 = 事後報告の大切さ
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役所に勤めている友人A君と飲みながら仕事の話をしていた。「キノシタくん、それだったら僕がBさんを紹介しますよ。Bさんならきっとキノシタくんに良いアドバイスをしてくれるでしょ」ということになった。後日、私は電話でアポを取りBさんの会社を訪問した。仕事には繋がらなかったがBさんは親身に私の話を聞いてくれた。Bさんと別れたあとすぐ私はA君に電話した。「Bさんのところ行ってきたよ。うん、すごいいい人だった。残念ながら仕事には繋がりそうにないけど、とても勇気をもらったよ。素敵な人を紹介してくれてありがとう」と◆この事後報告ができない人が多い。うまくいったかどうか、は問題ではない。紹介してくれたことに対する感謝を伝えなければならない◆コロナ禍ではあるが会食の機会は多い。私は会食後にお土産を渡すことが多い。もらうことも多い。いただいたものはまずは自分で食べる。自分で食べなければ感想を伝えられない。心のこもったものをいただいた時には必ず感想を伝える。「僕には少し甘すぎたけど、娘は『これ超おいしい!』って大喜びだったよ」などと伝える。◆昨日はバレンタインデー。多くの男性はいくつかプレゼントをもらったことだろう。ホワイトデーでのお返しが目当てのいやらしいプレゼントは無視してもかまわないが、彼女が一所懸命に選んでくれたものには必ずお礼の言葉と感想を伝えなければならない。感想を伝えるのが礼儀◆プレゼントをもらったその場では「ありがとう」を言える。プレゼントを贈った方としてはその場での「ありがとう」よりも数日後「あれ、すごい美味しかった」の言葉の方が嬉しいのだが多くの人はそれを知らない。それができる人とできない人、5年で大きな差がついた。◆先日、お土産を渡した客から、翌日、以下のような素敵な感想をメールでいただいた。・・・「(前略)・・お土産までいただき大変恐縮です。お土産については、今朝食べるのを楽しみにしていたのですが、私が起床した時点で既に娘に完食されていました。少し悔しかったので、どのようなものだったのか説明しろと詰め寄ったところ、見た目、素材、味、食感、それぞれの分量を細かく流暢に述べ始め、父や母にも残しておこうと思って食べ始めたけれどあまりに美味しくて止まらなくなったという情状酌量を求める締め言葉に、なんだか自分でも食べた気分になった不思議な朝でした。」◆満点! こういう上手にお礼を伝えることのできる人は必ず大きくなる。
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◎2022年02月15日 ---- ボス ◎
- 中国リスク
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先週の「Newsweek」誌で国際政治学者イアン・ブレマーが「2022年最大の世界的リスク」として「中国ゼロコロナ政策」を挙げていた。私なりの解釈は以下の通り◆世界のほとんどの国ではこの2年間コロナの猛威にさらされ耐えてきた。「withコロナ」政策の元、多くの感染者を出し、国民の8割程度がワクチンを2回以上接種した。発症していない感染者も相当数いるだろう。つまりは十分にコロナに汚されてしまい、今やっとそこから立ち直れる光が見えてきたところである。一方、かの中国はどうか。「zeroコロナ」政策で人権無視の強烈なロックダウンによりこれまでほとんど感染者がいない。14億の民が全く汚れていないのだ。そして中国製ワクチンはほとんど効果がないという。◆地球上で中国14億人だけが全く汚れてなく、その他の60億人は汚れてしまった。一瞬、汚れていない中国の勝ちに見えるが実はそうではないというのだ。コロナウィルスは決してなくならない。汚れない中国はこれからもずっと汚れないように頑張り続けなければならない。あの人権無視のロックダウンにいつまでも耐え続けなければならない。そんなことができるだろうか。そんなことはいつまでも続けられない。そこに大きな中国のリスクがある。◆イアン・ブレマー氏の鋭い「読み」に感心した。
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◎2022年02月14日 ---- ボス ◎
- ブラとパンツ
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学生の頃、悪い先輩から「キノシタ、女の人の半分以上は風呂に入るときブラより先にパンツを脱ぐんやて」との話を聞いて異常に興奮したことを覚えている。「そんなヤツおらんやろ。ブラが先やろ」と反論したがその先輩は「銭湯をやっている友人から聞いた話やから間違いなか」と言う◆それ以降、女子の友人と話をするとき「こん人はブラが先やろうか、やっぱりパンツが先やろうな」などと想像していた。私も若かった。私も可愛かった。◆それから何年か経ったころ、気付くと私もシャツよりも先にパンツを脱ぐことがあた。脱ぐ順序、着る順序はいつのまにか変わっていくもののようだ◆先週末、サウナに行った。コロナの蔓延防止措置のせいか客は少なかった。サウナで十分に整ったあとマッサージを受け充実した時間を過ごした後、更衣室に戻りガウンを脱ぎ帰り支度を始めた。その途中、ふと横にある大きな鏡をみた。そこには黒い靴下を履き、半そでの白いシャツを着て、大きな白いマスクをしているオジサン(私)が映っていた。そのオジサンは手にパンツを持っていた。自分のぶざまな格好に吹き出してしまった。
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◎2022年02月10日 ---- ボス ◎
- ワクチンの効果
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これまでコロナのワクチンを2回以上接種した人は国民の80%。一度も接種していない人の4倍いるということ。一方、これまでにオミクロン株に感染した人の中で、ワクチンを打っていた人は打っていない人の1.4倍と発表された。◆ワクチンを(打った人):(打ってない人)=4:1。(打った人で感染した人):(打たずに感染した人)=1.4:1。◆この数字をどう読むか。「40人が感染するところが、ワクチンを打っていたため14人の感染で済んだ。ワクチンの効果は大きい」と言える。また「国民の80%がワクチン打っているのに感染者の58%はそのワクチン接種者だ。効果は小さい」とも言えるのかもしれない。算数は難しい◆私個人的には「ワクチン効果は非常に大きい」と思っている。3回目のワクチンを早く打ちたい。
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◎2022年02月09日 ---- ボス ◎
- あっぱれ! 羽生結弦くん
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北京オリンピックフィギュアスケートのショートプログラム。優勝候補の羽生結弦選手は運悪く、他の選手が氷表面に傷つけた「窪み」にシューズのエッジが引っかかってしまいジャンプできなかった。◆並の選手であればその運の悪さを嘆き、悔やむところだが羽生選手は笑顔だった。「こんなこともありますね。フリーでは最高のパフォーマンスをお見せしたいです」と松岡修造さんに話していた。「悔しいです」「残念です」「運が悪かったです」なんて表情は全く見せない、前向きで気持ちのいいインタビューだった◆あっぱれ! 羽生結弦くん。メダルはどうでもいいからフリーでは最高の演技を見せて欲しい。
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◎2022年02月08日 ---- ボス ◎
- 恐るべき中国の工学技術
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人権問題などでやや盛り上がりに欠ける北京冬季オリンピックだが、その開会式のセレモニーには恐らく世界中の人々が圧倒されたであろう。プロジェクションマッピングの技術、ドローン制御技術、さらにはそれらを融合させたデザインの美しさ、どれをとっても恐らく群を抜いての世界一のものばかり。◆意地悪い言い方になってしまうが、私はこの北京オリンピックが東京オリンピックの前でなくて良かったなあ、と思ってしまった。この北京の開会式を観た世界中の人々がその数か月後に東京オリンピック開会式を観たとしたら・・・「なんてショボい開会式なの! 北京の方が全然エキサイトしたよ」なんて言われていたであろう◆日本のモノづくり技術や独創性を追求する心意気のようなものがどんどん衰退していっていることを強く感じさせられた北京オリンピック開会式だった。残念。
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◎2022年02月07日 ---- ボス ◎
- フィールドオブドリーム
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中学生の時に野球をやっていた。背番号は「10」。エース投手の故障もあって半分以上の試合で先発した。コントロールの悪い投手だった。11奪三振、6四死球なんて試合もあった。勝った試合よりも負けた試合の方が記憶に残っている。たった2年半であったが辛く厳しい練習に耐え、世の中の構造の多くは「理不尽である」ことを知り、そしてかけがえのない友を得た。◆野球をやめて50年になるが今でも野球をやりたい。思うように体が動かずに悔しいだろうが、それでもほんの少し「勝負」にこだわる試合をしてみたい、などと思っている。◆昨夜ビデオで『フィールド・オブ・ドリームス』を観た。これまで何度も途中までは観たことがあったが「オレは幽霊やゾンビなどが出てくる小説や映画は興味ないよ」と言いながら途中で切っていた。昨夜は最後まで観た。素晴らしい映画。思わず涙がポロポロと流れた。野球を愛する人なら絶対に一度は観るべき映画です。オススメです。
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◎2022年02月04日 ---- ボス ◎
- 優等生の不幸
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開高健の言葉に「知る悲しみ」というのがある。「知らない方が穏やかだった」「知ってしまったら、それが無いことが不幸になってしまう」・・・そういうことは確かに人生には多い。「快楽」のほとんどは知らない方が楽かもしれない。それでも、悲しいことになるかもしれないが、やはり「知る」ことが大切で「知る」ことによりその人の人生は豊かにそして高級なものになるという。本当にそう思う。◆さて昨日読んでいた吉田修一の本の中に「優等生の不幸」という言葉がでてきた。「なんでこんなこともできねえんだ」と誰を観てもイライラすることだ。はい、この言葉の意味、よく分かります。「よく分かります」までは書けるけど、それ以上は書けません。
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◎2022年02月02日 ---- ボス ◎
- 自律神経失調症
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5年ほど前から「自律神経失調症」のためクリニックに通っている。通っていると言っても3か月に一度程度のペース。注射するわけでも薬を処方されるわけでもない。ドクターと話して、血圧やら体重を測り、特殊な機械で「交感神経」と「副交感神経」のバランスをチェックする。私は全く副交感神経が働かないようだ。常に交感神経が勝っている。極端にバランスが崩れている◆戦うときには交感神経が働き、リラックスするとき働くのが副交感神経なのだが、私はこの副交感神経が出てこない。眠っているときでも交感神経が優位。つまり眠っているときも戦っている状態らしい。眠っていても休んでいないということだ◆医師からは「一日最低30分間、ぼーっとしてください」と言われている。ぼーっとすればいいのだから楽な宿題のようだが、これがなかなかできない。つい経営のことを考える。不安なことが浮かんでくる。で、すぐに動き出す。なかなかぼーっとできない性分なのだ◆私の病気を説明をすると悪い大人は「キノシタさんは、常に戦闘態勢に入っているわけですね? 女性に対してもいつでも準備できていそうですね」などと下品な冗談を言う◆いえいえ、違うんですよ。勃起を司るのは副交感神経なのですよ。交感神経優位ではそっちの元気は出ないんですよ。リラックスできないと元気にならないのです。緊張していてはダメなのです。わかるでしょ?◆まあそれ以前に、私の場合、年齢的にすでに限界かと・・・。
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◎2022年02月01日 ---- ボス ◎
- TSUTAYA 新橋店 閉店
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昨日「TSUTAYA新橋店」が閉店した。寂しい。◆毎日のようにTSUTAYAに行っていた。本を眺めているだけで楽しい。次はこの本を読んでみたいな、と思うと我慢できずについ購入してしまう。ローソンのセルフレジは利用できないがTSUTAYAのセルフレジはお得意だった。多くの本をこのTSUTAYAで購入した。おそらくその3割はほとんど読まずに「積読(ツンドク」に回ってしまっている。◆amazonがあるので欲しい本はすぐに手に入れることができる。だがamazonでは平積みされた本を眺めることもできないし手に取ってみることもできない。その本と自分の相性のようなものがamazonでは測れない◆街からどんどんと本屋がなくなっていく。良くないことだ、と分かっていてもどうにもならない。
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◎2022年01月31日 ---- ボス ◎
- 気配り
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「『気配りのキノシタ』と呼ばれて40年」などと冗談を言う。確かにその言葉は冗談ではあるが、実際、私はかなり「気配り」を意識している方であると思っている◆この週末、私にとって恒例の行事となっている新年の「お伊勢参り」をしてきた。オミクロン株が増えている中、気になったが銀座のデパートよりは安全だろう、と行ってきた。同行者が一人いた。古い友人。「僕も連れて行ってよ」ということで一緒に行くことになった。旅は一人より二人の方が楽しい◆ところがこの同行者Mクンが行きの新幹線の中でゴホゴホと咳をする。私の隣の席だ。「自由席」だし周りはガラガラだから離れて座ってくれればいいのだが私の隣がいいらしい。「咳してるんだから向こうに行け」とも言いにくく黙っていた。伊勢神宮の「外宮」を参り続いて「内宮」を参り、「おかげ横丁」を散策する。その間もMクンの咳が続く。「万一、コロナだったら大変だから少し離れてくれないか。それからしゃべるときは小さな声にしてくれ、十分聞こえるから」とお願いした。するとMクンに「大丈夫ですよ。コロナじゃありませんよ。キノシタさん結構、気が小さいんですね」と言われた。◆食事の時も話しかけてくる。バスで移動の時にはマスクから鼻が出ている。おまけに鼻水まで見える。その状態で話しかけてくるものだから、私は再度注意した。「もしコロナだったら大変だから、少し注意してくれないか」と。そうするとMクン、「キノシタさん、俺がもしキノシタさんの立場だったらそんな冷たいこと言わないよ。『コロナじゃないよ。大丈夫だよ』って優しくするよ」と思わぬ反論。このMクンの説にはビックリした。Mクンにとっては私が「気配りが足りない男」になっているようだ。「逆だろうが!オマエの気配りが足りねえんだよ!」と言い返そうと思ったが、ぐっと我慢した◆Mクンがコロナでなければいい。オレに移っていなければいいな、と願っていた◆昨夜、伊勢神宮から帰宅。土産話を聞きたがる家人や娘にも「万一があるから、父さんは自分の部屋で過ごすね」と距離を置いた◆気配りには正しい気配りと間違った気配りがあるようだ。
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◎2022年01月28日 ---- ボス ◎
◎2022年01月27日 ---- ボス ◎
- 言われて嬉しい言葉
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「キノシタさんって『とってもいい人』だから・・・」とよく言われる。自分でも自分は『とってもいい人』だと思っている。だが実は『とってもいい人』って男にとっては(少なくとも私にとっては)嬉しい言葉ではない。もちろん『とってもいい人』と言われて不愉快になるほどではないが◆若いころは「オレにとっては『いい人』ってのは貶し言葉だ」などと粋がっていた。女性から「いい人」と言われるようでは魅力ある男ではない、などと言っていた。恥ずかしい◆では男にとって(少なくとも私にとって)最高の誉め言葉はなんでしょうか? それは「D・・・・」あるいは「S・・・・」 私は今でも時々言われる。とても嬉しくなる。「オレってまだまだ大丈夫だ」などと思ってしまう。◆先ほども散髪してくれてるおねーさんに言われた。(社長だと、なんだか不愉快そうな顔をして会社を出て、そっと近所の散髪屋に行っても誰からも叱られない。悪くない)◆「D・・・・」「S・・・・」実は私は結構言われることが多いように感じる。恥ずかしいので答えは言わない。
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◎2022年01月25日 ---- ボス ◎
- オミクロン株への対応
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感染力が強いが重症化率は低く「潜伏期が短い」オミクロン株に対するには「長期で緩い蔓延防止策」ではなく「短期で厳しいロックダウン」の方が100倍効果がある。週末を利用して「土曜、日曜、月曜の3日間ロックダウン」を一回するだけで感染者は半減するだろう。その後、またじわじわと増えてくる。◆例えば東京都で感染者が「1万人を超えたら週末3日間は厳しいロックダウン」と決めたらいい。週明けは5千人を切ることは間違いない。なぜ、これを提案せず、のんびり蔓延防止をやっているのだろう?確率論から考えると絶対に「3日間のロックダウン」の方がはるかに有効だ。◆えらい先生がそのうちに指摘するのかなあ?
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◎2022年01月24日 ---- ボス ◎
- 「コロナ禍」が、「オミクロン株」が・・・
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人間ドックでの視力検査の数値は悪くない。昨年よりも良くなっていて驚いた。検査の数値は良くなっているが実際にはかなり視力が落ちていることを感じる。パソコンの文字が良く見えなくなってきた◆「コロナ禍」を「コロナ鍋」と読み間違えて「おやっ?」と思う。昨日は「オミクロン株」が「オミクロン様」に見えてしまって焦った。情けない。
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◎2022年01月19日 ---- ボス ◎
- 「世界の小津安二郎」って?
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自宅の自分の部屋で自由にビデオを観られるように、娘にAmazonPrimeVideoを接続してもらった。早速、毎晩、古い映画を楽しんでいる。昨夜は小津安二郎監督作品「東京物語」を観た。映画通の間では非常に評価が高い。「世界の小津」などと言われている。◆ホントだろうか?と私は疑う。なんともかったるい映画だった。主役の笠智衆の演技は、私には「大根」に思えた。カメラワークなどになかなか小津さんらしいものはあるが、いかんせんかったるい。◆この東京を舞台に「美しい原節子」が話題になった同じ年に作られたのがあの「ローマの休日」。「東京VSローマ」でも「原節子VSオードリーヘップバーン」でも勝負にならない。◆「日本の映画黎明期を象徴とする映画」程度は言ってもいいだろうが「世界の小津」などは過剰評価だと思った。(念のために書き加えますが、私は小津監督の人格を貶しているわけでも、才能を貶しているわけではありません。過剰と思われる「あの作品の評価」に疑問を持ったということです
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◎2022年01月18日 ---- ボス ◎
- あんなに眠たかったのに
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二十歳代の後半、土木技術者として都市工事の現場監督をしていた。ものすごく働いた。働かされた。毎日毎日へとへとになるまで働かされた。現場監督と言っても土工作業員と同じ仕事もする。朝の7時から翌日の昼過ぎまで連続30時間勤務もあった。ブラック企業なんてものじゃなかった。◆この時期の夜勤はきつい。寒い、眠たい。さらに現場にケガは付きもの。骨折こそしなかったが、いつも打撲や捻挫や切り傷でどこかが痛かった。◆夜の1時を回るとたまらなく眠たくなる。いろんなところでほんの少し眠った。ダンプの助手席で2分、アパートの階段で1分、仮設トイレ(汚い和式)で立ったまま眠ったことも。少し余裕があるとセメント袋の上で寝た。セメントはホッカイロみたいで暖かい。事務所に戻って折り畳みテーブルの上で寝ることができたら最高だった。よく耐えたと思う。◆あれから30年以上経ち、毎日、暖房の効いた部屋でふかふかのベッドでゆっくり寝られる。ところが眠たくならない。私は睡眠薬がないと眠れないカラダになってしまった。あのころに自分に今の環境をプレゼントしたら、どれだけぐっすりと眠るのだろうか。そんなことを考える。
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◎2022年01月17日 ---- ボス ◎
- みっともない「額」
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20年近く前のこと、日本を代表する大企業、M重工を訪ねることがあった。廊下やトイレなどあちこちに『お客様第一主義』と筆書きされた書が掲げられていた。客の目に着くところに「お客様第一主義」との額を掲げるセンスに驚いた。「こりゃダメだ」と呆れた。実際、当時のM重工からは「お客様第一主義」とは遠く離れた対応をされた。(今のM重工はそんなことはないだろう、と信じている)◆多くの会社を訪問した。テレビでも多くの会社を紹介している。私はその会社の壁にどのような絵画や書が飾られているのかをチェックする。驚くのが、いまだ多くの企業の社長室に、額に入った「賞状」が掲げられていること。高校の校長室じゃあるまいし、市長さんや知事さんからもらった「賞状」を自慢げに社長室に飾ってなんになる。来賓した少しセンスの良い客からはセンスの無さを笑われるだけだ。そういえば昔(バブルの頃)は大臣とのツーショット写真を自慢げに見せ、信用を買おうとする不貞の輩が多かった。◆数枚の賞状や、偉い人とのツーショット写真なんて、それを自慢すると返って品性を疑われることになる。
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◎2022年01月14日 ---- ボス ◎
- 12億円当せん者、いまだ現れず。
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スポーツくじ「MEGA BIG」で一等12億円の当せん者が、締め切りが迫っているのにまだ受け取りに来ていないという。払戻期限は2月9日。で、なんと、その当せん券が売られたのが大分県佐伯市のローソンということだ。私の実家のすぐ近所。だれかラッキーなヤツが佐伯にいる。◆若いころ「宝くじでも当たらないかなあ」と話していたら、私の麻雀の先生である会計士のF先生がこう言った。「キノシタさん、もし宝くじで3億円当たったとしても喜び勇んですぐに券を持って第一勧銀へ行っちゃだめですよ」と。「なんで}と聞くと先生はニヤッとして「世の中には『3億円の当たりくじを4億円で買う』っていう人がいるのですよ」と。それからこうも言った「もしキノシタさんのおじいさんが当たったのだったら、おじいさんを第一勧銀に行かせちゃダメですよ。孫であるキノシタさんが『僕が当たった』と言って第一勧銀に行くべきです。だっておじいさんは生きているうちにほとんど使いきれないでしょ。すぐに相続税の対象になってしまいますよ。とにかく当選宝くじの換金は慎重に。まずは僕に相談してください」ということだった。◆佐伯のローソンで12億円の当せん券を買った人は、ひょっとしたら今頃「誰にみずほ銀行へ行かせようか」と悩んでいるのかもしれない。
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◎2022年01月13日 ---- ボス ◎
- オミクロン株への対応策
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オミクロン株は、これまでの主流だったデルタ株に比べて潜伏期間が随分と短いようだ。発症しない人も多いが、発症する人は感染後2~3日で発熱するらしい。ということはロックダウンが効果的であるはずだが、そのことを指摘する人がいないのが不思議。◆たとえば「土曜・日曜・月曜の3日間は家から一歩も出るな」というようなことができれば、大きく感染者は減ることになる。土日月の3日間のロックダウンに国民のどれだけが協力してくれるか分からないが、中国のように厳しくロックダウンをやれば、月に一度の週末ロックダウンで大きな効果が間違いなく現れる。土日月くらいなら、多くの国民が協力してくれそうだが、どうだろうか?
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◎2022年01月12日 ---- ボス ◎
- アナログ人間の悲哀
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デジタルに弱い。リモート会議の準備も部下に頼っている。情けない。◆我が家にはテレビが4台ある。リビングに70インチ、私の部屋に50インチ、そして家人と娘はそれぞれポータブルタイプを持っている。家人たちはリビングの大型テレビで映画を観ている。AmazonPrimeVideoというものらしい。私はTSUTAYAで借りてきたDVDを自分の部屋のテレビで観る。◆昨日、悪い知らせが届いた。新橋の会社のすぐ近所のTSUTAYAが今月末で閉店するという。ショック!「じゃあ、これからオレはどこでDVDを調達すればいいんだ!?」◆昨夜、風呂上りにその話を娘にした。娘は「AmazonPrimeVideoに入ればいいじゃない」と言う。そして「私が入会手続きやってあげようか?」と優しい。「おお、すぐにやってよ」とお願いした。◆「私の名前で登録でいいよね?料金は私に頂戴よ」と娘。「いや、それだったら父さんが何の映画をいつ観たかをキミに知られるんだろ?そりゃイヤだな」と私。「じゃあメールアドレスをここに書いて」と娘。教える私。「パスワードは?ここに書いて」と娘。「えっ?パスワードまで必要なの?」とうろたえる私。◆「何か娘に知られたくないことあるの?」と娘。「そ、そんなもの、知られて困るようなものはないよ。でもやっぱり父娘といってもプライバシーってあるじゃない」と私。「じゃあどうする?心配ないよ、登録してしまったらすぐにこの紙を捨てるから」と娘。「分かった。母さんには見せるんじゃないよ。お小遣いあげるからね」と私。娘はニタっと微笑み「アリガト」と言った。◆なにか怖い。なにも悪いことはしていないが、なにか怖い。落ち着かない。デジタルに弱い男はこれからの時代、楽しく生きていくのは難しいようだ。
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◎2022年01月11日 ---- ボス ◎
- カントリーミュージック存続の危機
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ジャズやフォークと並んでカントリーミュージックも私の大好きな音楽のジャンル。数年前、カントリーミュージックの聖地ナッシュビルに出張した折には連日寝ることを惜しんで一人、ライブハウスをはしごした。最高の思い出。さて、その私が愛するカントリーミュージックがコロナ禍によって、我が国では存続の危機を迎えているという話。◆コロナ禍以前からカントリーミュージックは衰退していた。私が社会人になったころ、東京にはまだ多くのカントリーミュージックのためのライブハウスがあった。社会人一年目の私にとっては少々高額であったため、気楽にちょくちょく訪れるわけにはいかなかったが、一緒に飲みに行った友人たちが二軒目にピンサロに行くという誘いを断って一人カントリーを聴きに行ったりしていた。(かっこいい!) 残念ながらそれらのライブハウスはすべて潰れた。◆そのただでさえ落ち目のカントリーミュージックがコロナの影響でさらに苦しくなっているという。状況はこうだ。これまで我が国でカントリーミュージックを始める人の多くは大学でスタートしていた。高校までは吹奏楽部にいたような音楽好きの若者が大学入学時にカントリーミュージックのサークルに勧誘されて入るというパターンが多かった。ところがコロナ禍でリモート授業などが増え、大学のサークルの勧誘ができなくなった。野球や柔道やテニスなどは中学高校の部活でやっていた連中がみずから大学のサークルの門をたたく。ところがカントリーミュージックなんぞを高校時代にやっていた者などいない。入学式直後の勧誘によってカントリーミュージックに初めて触れあった連中が多かったのに、コロナでそれができなくなり、結果、各大学のカントリーミュージックサークルは存亡の機になったということ。◆なんとか頑張ってこの魅力的な音楽を我が国でも気軽に聴けるようになってもらいたいと願っている。
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◎2022年01月07日 ---- ボス ◎
- 建設現場は雪をかく
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三十歳まで前田建設の土木技術者として働いていた。仙川にある白百合女子大学の近くで工事をしていたときに大雪に見舞われた。重機は動けないし「鍛冶屋」も「飛び」も危険だから現場は休みになった。作業員は出てこない。作業員は来なくても現場監督の仕事は多い。京王線の仙川駅から白百合女子大学まで通学用の通路を確保しなければならない。サービスである。◆薄汚れたドカジャンを着てヘルメットをかぶり一所懸命にショベルで雪をかいて歩道を作る。最初はやっと一人が歩けるだけの通路だが、それを少しずつ広げていく。大変な作業。◆雪かき作業をしている横をキレイな女子大生が「おはよーございまーす」とか「おつかれさまでーす」などと言いながら通って行く。白百合女子大学に通う女子大生はみんな感じが良くそして美人ばかりだった。彼女たちは決して「上から目線」ではないのだが私は卑屈になった。「できるなら無視して欲しい」「たった3年前、オレも学生だった。あのころに出会っていれば君たちとお友達になれたかもしれないのに・・・」そんなことを思いながら必死で雪かきを続けた。惨めだった。◆あれから40年が経った。今朝、東京の街が白くなった。新橋、虎ノ門も白くなった。工事現場の周りだけはキレイに早朝から雪かきされていた。
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◎2022年01月07日 ---- ボス ◎
◎2022年01月06日 ---- ボス ◎
- バイオリンの音
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「バイオリンっちゃ弦を弓でこすって音を出すじゃあ。なんかキーキー言うようでお母さんはあんまり好きやないなあ。それよりもギターのほうがよっぽどいいわ。弾いて音を出すけえな。一番いいのはやっぱりピアノやねえ。ピアノが一番キレイな音やし落ち着くなあ」そんなことを母はよく言っていた。私は相手にしなかった。「そんなもんかいね」と答えただけだった。私が高校生のころ、NHKで交響楽団の演奏を聴きながらの会話である。◆あれから数十年が経ち、気付くと私は、母が「あんまり好きやないなあ」と言っていた「弦をこすって音を出す」楽器の音色が最も好きになっていた。バイオリンはもちろんビオラやチェロなども好き。世界的な二胡奏者のウェイウェイウーさんに頼んで私がプロデュースするCDを作ったこともある。◆毎年正月にあるテレビ番組「芸能人格付けチェック」を楽しく観る。今年は弦楽六重奏の聴き比べ。「総額65億円のストラディバリ」と「総額500万円の普通の楽器」を聴き比べる。YOSHIKIさん以外の回答者は全員はずした。私も外した。分からない。敢えて言うなら「総額65億円のストラディバリ」のほうが、母が言っていた「弦をこすって音をだすじゃあ。なんかキーキー言うようでお母さんはあんまり好きやないなあ」という言葉が理解できる感じだった◆まだまだ私は「好き」なだけで「良い音を聞き分ける」ほどの力はないようだ。ま、それも楽しい。◆余談だが私が愛するカントリーミュージックの一種に「ブルーグラス」というジャンルがある。ブルーグラスには「フィドロ」と呼ばれる安いバイオリンが加わることが多い。ストラディバリなどは絶対に使用されない。私はこのフィドロの音色が大好きである。
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◎2022年01月05日 ---- ボス ◎
◎2022年01月04日 ---- ボス ◎
- 禍福はあざなえる縄のごとし
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年末にこの欄で「情けない」と題して失敗談を語った。欲しい本があったので新橋の本屋に行ったがなかった。銀座の本屋まで歩いたが「上下2巻」のうち下巻しか置いてなかった。自宅近くの本屋へ行ってやっと無事に「上下2巻」が手に入った。ところが読み始めたら「あれっ、これ読んだことある」という、との失敗談。おまけに、その本を購入するときにレジ横に「ミシュランガイド」が平積みされていて、私は一緒に購入した。ミシュランガイドはなんと3500円もした。私は既に読んだことがある本2冊とミシュランガイドを5000円以上で購入したのだった。そのことを反省していた。◆実は、その本を購入した広尾の本屋では「5000円以上」の購入者に対して「広尾商店街 歳末大売出し抽選券」を配っていた。読んだことある本2冊と3500円のミシュランガイドを購入したので応募券を1枚もらった。普段はそのままゴミ箱へ行くものだが、なぜか私はその応募券に住所と電話番号と名前を書き、応募箱へ投じた。そしてすぐにそのことを忘れた。12月23日の出来事だった。◆その23日にやった情けない失敗談を「情けない」と題して29日にこの欄に書いた。書いた翌日、12月30日。ゴルフをしているとスマホが鳴った。なんと広尾の商店街のクーポン(1万円分)が当たったとの知らせだった。もし「新橋か銀座の店であの本が手に入っていれば抽選などなかった」「もし、あの時ミシュランガイドの値段を確認して『3500円は高いな』と思えば購入していなかった」幾つかの運の悪さが重なった結果、思わぬ僥倖が待っていた。面白い。◆「禍福はあざなえる縄のごとし」とはよく言ったものだ。今年は良い年になりそうだ。
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◎2022年01月01日 ---- ボス ◎
- 発信方法
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昨年の元日は東京医科歯科大学の病室で一人寂しく、そして心細く迎えた。大晦日から、コロナで入院したのだった。その数日前から発症し自宅療養が続いていたので、年賀状は出さなかった。コロナ入院を口実に年賀状を書かないと決めたら、それだけで少し楽になった。◆「これを機に、もう年賀状を出すのはやめよう」と思った。それから11か月が過ぎ、昨年末「あなた、今年からは年賀状は出さないのですね?」との家人の声。その声に「うっ、ちょっと待って」と躊躇しながら答える自分がいた。情けない。◆それまでの枚数を大幅に削減して、厳選した数名にだけ今年も賀状を送った。「年に一度のご挨拶」が欠かせない人だ。(いつも会っている人には送らないことにした)◆「年に一度の挨拶が欠かせない人」のほとんどが高齢者だ。もうおそらく会うこともないであろう人が多いのかな? 「お元気にされているのだろうか?」と気になるが、わざわざ電話するのもはばかられる。「この小さな字が読めるだろうか?」などと心配もする。そうやってお世話になった方々を思い出すことが小さな幸せでもある。ありがとうございました◆彼らが、インスタやフェイスブックなどをやっていてくれたら状況が確認出来て年賀状も送りやすいのだけど、そんな高齢者は少ない。そして私もやらない。やり方を知らない。◆インスタやFacebookって(あるいはlineも)、10年後の年賀状事情を大きく変えることになるだろう。私もそろそろ挑戦してみようか。
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◎2021年12月29日 ---- ボス ◎
- 情けない
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正月休みに読む何か面白っそうなミステリーは無いかとネットで探してみた。評価の高い本はだいたい既に読んでいる。「うん、これはなかなか面白かったな」とか「ウソつけ!これ全然面白くないぞ!」などと思いながら探していた。見つかった。『犯罪者』という本が評価が高い。早速、会社近所の「TSUTAYA書店」に行ったが置いてない。銀座まで歩き「教文館」へ行った。『犯罪者(下)』はあったが上巻がなかった。自宅近所の広尾の『文教堂』へ行った。そこになければ明日、Amazonで注文しようと思いながら入った。あった!『犯罪者(上)』『犯罪者(下)』と上下2巻並んでた。私はその2冊と今年の『ミシュランガイド』を購入して自宅へ帰った。◆毎晩10時ころからが私の読書タイム。ロッキングチェアに座って『犯罪者(上)』を読み始めた。ところが・・・◆「あれっ?これ、読んだことある感じ」・・3ページくらい読んだところでそう思った。10ページ目になったときに「確かに読んだ」と思い出した。さてどうしよう。もう一度読んでみようか?◆できない。ミステリーを二度読みするくらいなら別の本を読みたい。結局また2冊、私の「積読(つんどく)」が増えた。それにしても情けない。こんなことが年に一度か二度、必ず起こるようになってきた。
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◎2021年12月29日 ---- ボス ◎
- 大掃除の不思議(コロコロに陰毛)
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多くの人がそうであるように私も私の部屋の掃除を誰かがしてくれるというのがイヤ。「自分の部屋は自分でやるから、ほっといて」とお願いする。すると私の部屋はだんだんと汚くなる。本やカタログやペンや名刺などが机の上に散乱している。◆昨日、会社の仕事納め。納会の前に、少し、自分の部屋を自分で掃除した。シュレッダーの中の紙くずをゴミ袋に出し、応接セット回りのコーヒー豆やらポットなどを片付けた。机の上はまだ汚いが、せめて床だけでもと思いコロコロで絨毯床を丁寧に掃除した。◆いつものことだが、コロコロで床を掃除すると黒っぽいホコリとともに髪の毛が多く付いてくる。いや、髪の毛だけではなく明らかに陰毛と思われるものが何本かあるのが不思議だ。会社の社長室、エロ映画でもないし誓って部屋でそのような不謹慎な行動をすることはない。せいぜい妄想する程度。それなのにコロコロに陰毛が付いてくる。不思議だ◆「あたなだってコロコロで床を掃除すると陰毛付いてるでしょ?」と聞きたいが女性に聞くとセクハラに、男に聞いてもパワハラになりそうで聞けない。だからこうして公に聞こう。「あなた、コロコロで床掃除したとき、なぜか陰毛が付いたって経験したことあるでしょ? 不思議ですよね」◆「私はそんな経験ありませんよ!」って言う人いたら教えてください。
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◎2021年12月28日 ---- ボス ◎
- 大学の学力差
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昨日この欄で、私の5年間の大学生活で得た「社会人になって役に立った知識」は実は半年もあれば十分に習得できる程度のものであったことを書いた。半年もあれば得ることができる知識を5年間かけて私は学んだのである。留年したので一学年下の者たちと一緒に授業を受けテストを受けるのだがそこでも私はビリだった。九州大学の卒業証書は3月27日付けで発行されるのが常であるが私の卒業証書は3月31日付け。めったに見られない卒業証書だ。◆私が、ダメダメ学生であったことを後悔するのは社会人になってから。「もっと勉強すればよかった」と反省することになる。だがそれは「もっと良い成績だったらもっと待遇の良い会社に入れたのに」であり「もっと良い成績だったら公務員になれたのに」ということであって、技術屋としての知識不足を反省するのではなかった◆社会人になって3年目、そんな反省をしていたころに、私の現場に新入社員が配属されてきた。「T大学(東京大学ではない、私立の大学)の建築を首席で卒業した」との触れ込みであった。私より5歳年下。◆ところが、こいつがどうしようもないほど頭が悪い。知識がない。私は「一緒に勉強しようや。明日、大学時代に使っていた構造力学の教科書を持って来いよ」と優しく言った。翌日、彼が持ってきた教科書は私が学んだ教科書とは全く違うものだった。彼は大学で「工業高校の教科書」を使って構造力学を学んでいた。驚いた。◆工業高校の教科書だからダメ、というわけではない。大学の建築学科を首席で卒業したのなら、工業高校の教科書レベルなら満点を取って欲しいものだが彼は高校レベルの問題でも50点も取れなかった。「T大学ってこんな奴が首席卒業なんだ。ビリで卒業したヤツってどんなんだろう?」私は不思議に思った◆大学によって相当な学力差があるのも現実のようだ。九大を留年してさらにビリで卒業した私が、T大主席の彼を、かなり上から指導していた。◆昨夜、銀座のバーのカウンターで一人で飲んでいたら「最近の慶応はダメだ!知的レベルで早稲田に大きく差をつけられた」と怒っている人がいた。彼は隣に座る若い後輩たちに「勉強しろ、勉強しろ!」と厳しく言っていた。私は一人、にやにやしながらその話を聴いていた。
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◎2021年12月27日 ---- ボス ◎
- 進学の不思議
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我が母校、九州大学の土木工学科から会報が届いた。令和2年度の卒業生の進路に関しての報告があった。それによると学部卒業生(4年生)全83人のうち57人が修士課程へ進学したそうだ。私は首をかしげる。「そんなにお勉強が好きなの?」「なんのために修士課程へ進むの?」・・不思議でならない。意地悪な私は「彼らの多くはモラトリアムで進学するのだろうな」と思ってしまう◆「大学の勉強なんて、何にも役に立たない」と言う人も多い。大変失礼ながらおそらく文学部なんてそうかもしれないな、と思う。土木工学のような理系の学部では大学で学んだ知識が役に立つことが多い。私は留年し、さらにビリで学部を卒業したのだがそれでも社会人になり「大学で学んだ知識」が役立つことが多かった。ただ冷静に考えて、それら「社会人になってから役立った知識」を習得するのに4年間(私の場合は5年間)はあまりにも時間をかけ過ぎ。「社会人になってから役立つ土木工学の知識」だけなら半年もあれば習得できる。あとの3年半(私の場合は4年半)は不必要な知識を習得することとモラトリアムに費やされた。◆もちろん大学生活においては「学業」以外にも得るものが多い。だから学士になるのに4年間も要らない、などと言うつもりはない。だが、4年間で十分に「社会人になって不必要な知識」までも習得したうえで、さらに2年間も学校に通う意味が分からない。将来、研究者になりたいと思っている者は大学院に進んで勉強を続ける意味はあるだろう。だがそれ以外の学生が何を求めて修士課程へ進むのかが理解できない。「みんなが進学するのだから僕も進学したいなあ」・・二十歳を過ぎたいい大人がそんなことを考えているようで情けない。◆恵まれ過ぎた国家、日本の凋落はこの辺にもあるのではないだろうか?本当に勉強したい、しなければならないところに多くの国家予算を回し、モラトリアムで進学する者への予算は削減してもいいんじゃないの? そんなことを言うと「キノシタ君、無責任なことを言うのはやめてよね」と同級生から電話がかかってきそうでもある。
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◎2021年12月24日 ---- ボス ◎
- 9勝6敗が最高!
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私の麻雀の師匠であり、会計学の先生でもあるFさんがいつも言う。「キノシタさん、人生は9勝6敗くらいが一番幸せなんですよ。それ以上を望んでもいいことはありませんよ」と。「15戦全勝なんて人生、面白くないでしょう」とも言う。「そんなものですかねえ」と私は答える。◆さて、私の人生はこれまでどうだった? 年末でもあり、来年は65歳になることもあり、振り返ってみた。5歳おきに〇✕を付けてみた。F先生曰く「最初の5年、5歳までは全員〇から始まります」ということで・・・・「~5歳」=〇、「~10歳」は✕(父を亡くし苦しい生活)、「~15歳」=〇(中学校の生徒会長など)、「~20歳」=〇(青春まっさかり)、「~25歳」=〇(恋多き学生生活)、「~30歳」✕(怠惰な学生生活を反省、社会人は厳しい!)、「~35歳」=✕(劣等感の塊り。「友がみなわれより偉く見ゆる日よ・・」)、「~40歳」=✕(会社を興したが不安な毎日)、「~45歳」=✕(家庭を顧みず仕事仕事、それでも不安)「~50歳」=✕(不安&不安定)、「~55歳」=〇(少し安定)、「~60歳」=〇(子育て終了、心に余裕)「~65歳」=〇(そろそろ終活準備)◆ということで、ここまでで7勝6敗。さあ、これから頑張って「~70歳」「~75歳」を連勝したい。連勝できれば見事9勝6敗になる。「もう負けられない」などと気負うことなく、口笛を吹きながら連勝できますように。来年は初詣にも行けそうだ。
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◎2021年12月20日 ---- ボス ◎
- 「暗い」と不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう。
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スマホのアプリ「radiko」のおかげでラジオを聴く時間が多くなった。毎週末のゴルフ場への往復のクルマの中、渋滞の苦痛を和らげてくれる。bluetoothで聴くことのできる防水スピーカーを購入したので毎夜、風呂の中でも聴いている。「ジャズ」「フォーク」「シャンソン」「懐かしの歌謡曲」「ハワイアン」など20を超える番組が私のradikoのお気に入り「マイリスト」に登録されている。ラジオにはテレビと違った魅力がある。◆CMもテレビで流れるものとは全く違う。声と音だけで、いろんなことを想像させてくれる。想像するのは実に楽しい。そんなラジオのCMの中で私が最も気に入っているのがカトリック教会が提供する「心のともしび」という番組の中のもの。(「心のともしび」はニッポン放送の「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」という番組の中のコーナーとして私は聴いている)◆「『暗い』と不平を言うよりも、すすんで灯りを点けましょう」・・素晴らしい言葉。ゴルフ場へ向かうクルマの中、私はこの言葉が流れると必ず復唱する。何度も何度も復唱する。自分に言い聞かせるように「暗いと不満を言うよりも、進んで灯りを点けましょう」を繰り返す◆私がまだ2歳の時、姉の通う幼稚園に毎日着いて行った。するとかわいそうに思ってくれたのか園長先生が特別に私の入園を許可してくれた。その幼稚園の名前が「ひともし幼稚園」。わたしが「ひともし」の意味に気づいたのはそれから50年以上も経ってからのことだった。「火灯し」幼稚園の小さな記憶も大切にしたい。◆まだまだ私が点けることができる灯りはたくさんある。少しでも多く、火を灯したい。
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◎2021年12月17日 ---- ボス ◎
- センスない街、広島
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広島出身の友人も多い。みな明るく優しい紳士淑女だ。サンフレッチェ広島も頑張っているし、広島カープも魅力あるチーム。広島カープの監督だった野村謙二郎さんは私の中学、高校の後輩でもある。また、我が社のパーティーでは広島出身の及川奈央さんに司会をお願いした。気配りのきく素敵な超美人であった。魅力ある広島出身者は多いのに、広島の街は昔からセンスがない。最近、ますます酷くなっているようだ。◆火曜日から一泊で広島に出張してきた。夜は広島市内一番の繁華街で美味しいお酒と料理を楽しんだ。お酒と料理は美味いのだが、そして広島県民はみな親切だが・・・。◆「なんじゃ、このイルミネーションは!!」とぶったまげた。30年前の台湾か?20年前のカンボジアか?大通りの脇のイルミネーションは赤あり白あり緑あり青や黄色まである。統一性がまったくない。これは、ちと酷すぎます。◆そういえば広島駅近くの広島最大の地下商店街の名前が全くオシャレでない「しゃれお」というものだった。電飾といい商店街のネーミングといい、およそ「政令指定都市」とは思えないセンス。◆広島の方々、もう少し頑張ってくださいよ! ◆(失礼だとは思いましたが、誰かが口に出して指摘しないと、このままだと、広島県民が陰でバカにされちゃいますから思い切って書きました。ごめんなさい。)
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◎2021年12月13日 ---- ボス ◎
- 悲しいクリスマス
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その年の正月に突然父を失った。我が家の四人が乗るタクシーが大事故を起こした。気付くと父は助手席で首から真っ赤な血を噴いて死んでいた。母は生きてはいたが顔を40針以上も縫う大けがを負い、3か月間入院し、退院後も後遺症に悩まされ続けた。私は生え変わったばかりの前歯を失った。そして我が家は急に貧乏になった。私は小学2年生だった。◆母と姉と私の三人はそれまで育った大分市を離れ、母の出身地である佐伯市に移った。大分市では一軒家に住んでいたが佐伯市では「間借生活」になった。一階にはK君家族が住んでいた。K君は優しく、K君の両親も非常によくしてくれた。K君は私の同級生であった。◆大きな家の一階にはK君一家が住み、その二階の部屋にうちの家族三人が住んだ。K君の家の勝手口が我が家の玄関になった。K君の自宅の廊下を通って奥の階段を上がった二階の和室が我が家だった。風呂、便所はK君の家庭のものを使わせてもらっていた。三日に一度、五右衛門風呂を沸かす当番を私は引き受けた。◆K君の家に遊びに行けば二階にモトミ君もいる。同級生が二人いる家だから、多くの友達がいつも遊びに来ていた。私とK君はいつも1階のK君の自宅で多くの友達と遊んでいた。◆父を亡くして初めてのクリスマス。昨年までは「サンタさん、なにをプレゼントしてくれるのかなあ?」と楽しみにしていたが、その年のクリスマスイブに母から「お父さんが死んだから我が家はおカネないの。クリスマスプレゼントもないよ」と言われた。私は驚いた。小学三年生になり「サンタさんなんていないんだ」とは思い始めていたが、それでもクリスマスプレゼントが届かないということはショックだった。母は厳しい顔をしていた。いや、悲しそうな顔をしていたのかもしれない◆クリスマス、12月25日は朝から大勢の友達がKクンの家、つまり我が家の1階に遊びに来た。下から声がかかる。「モトミ君、一緒に遊ぼう」。下りていくと友達はみな、今朝サンタさんからもらったプレゼントを持ってきていた。自慢げに見せあいこをしていた。「いいなー。オレもそっちが良かったなー」などと人のプレゼントを羨ましがっている子もいた。◆「モトミ君はサンタさんから何もらったの?」誰かが尋ねた。なんて答えたのか覚えていない。とてもとても悲しかったことだけを覚えている。「世の中には僕よりも可哀そうな子供たちがいっぱいいるんだ」・・そう分かってはいるが、なんの慰めにもならない。「父ちゃんが死んで僕だけサンタが来ない」・・寂しく悲しいクリスマス。それでも泣くこともせず、悲しい顔も見せず、明るく友達と遊んでいた。健気だった。◆街にクリスマスソングが流れるこの季節になると毎年必ずあの日のことを思い出す。思い出すと涙が止まらない。「よく頑張ったな」と子供の頃の自分を誉める。50年以上も経ったのに、また今年も何度か涙を流している。
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◎2021年12月10日 ---- ボス ◎
- 人騒がせな大分県の市議会議員たち
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高校卒業まで18年間を大分県で過ごした。64歳になった今でも私の本籍は大分県である。だからテレビのニュース番組で「大分県の・・・」と流れると耳を傾ける。◆昨夜のニュースでは大分県の市議会議員の話題が二つ続いた。最初は臼杵市の、議会でマスクを拒否するバカな議員の話題。これは連日マスコミを賑わせている。嫌がる人がいるのだから少し我慢すればよいモノを自分の主張を押し通す。マスクをしたうえで自分の意見を言えばいいのにそうしない。こんな市議会議員を選んだ臼杵市民が情けない◆「情けない」と思ったら次のニュースも大分県の市議会議員だった。大分市の市議会議員がプロレスのミルマスカラスのような覆面(マスク)をしてなにか訴えている。聞けば、どうでもいい話。情けない訴えを馬鹿みたいにマスクをして訴えている。彼は市議会でも選挙でもマスクを着けているそうだ。情けない。本人は「マスク(覆面)をしても誰にも迷惑をかけていない」と思っているのだろうが、大分県出身のこちらにとってはいい迷惑◆「キノシタさん、大分県人はよほどマスクが好きなんですね?」「キノシタさん、大分って変わった市議会議員が多いんですね」などと言われる。「大分って個性が強い人が多いですね」と言われる◆「個性」は尊重しなければならないが、もっとまともな、もっと知的な個性の発揮方法はないのだろうか?もっと「大分県出身」を誇れるような市議会議員が増えて欲しい。同じ大分県出身で、スーパーボランティアとして有名になった尾畠春夫さんのような魅力的な個性を発揮してもらいたい。◆マスクでアピールするのは、いらんよ。
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◎2021年12月09日 ---- ボス ◎
- 東京タワー
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この10年間ではおそらく私が「世界で一番長く東京タワーを眺めた人」だろう。◆2002年、それまで新木場の「東京ヘリポート」内にあったエアロファシリティー本社を麻布台に移した。その後、徐々に従業員が増えたため、神谷町そして今の新橋へと移転を繰り返した。◆移転の時に私がこだわったのが「私のデスクから東京タワーが見えること」だった。麻布台も神谷町も今の新橋も、私は東京タワーを眺めながら仕事をしている。◆10年前、東日本大震災直後にに今の新橋に移転した。東京タワーが足元までキレにに見える最高の部屋。大変、気に入っている。ところがまたしても手狭になってきた。近所のビルに「分室」を2室借りたができれば統合したい。だが「駅から近く」「東京タワーが見えて」「賃料が安い」物件はなかなかない。もうしばらくはこの場所から毎日東京タワーを眺めることになるのだろう。◆私は満足ではある。自分のデスクから東京タワーが、脚元までキレイに見えるオフィスなんてなかなかない。
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◎2021年12月08日 ---- ボス ◎
- 学歴フィルター
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マイナビの新卒向け採用サービスに登録した一部のユーザーに、「大東亜以下➈」と記載したメールを送った問題。マスコミの取り扱いがひどい。◆マイナビが、ユーザーに対し「あなたは大東亜以下の区分に入りますよ」と送ってしまったことは、まことに失礼。マイナビは非を詫びるのは当然である。ところがマスコミはそこではなく「学歴フィルターがあるのではないか?」とつつく。あるのは当然なのに、あることを知っているのに、これまでは何も言わず、こういう問題がでると正義人ぶって、さも「学歴に寄る差別はいかんですよね?」と言い出す。◆大手マスコミの職員はみなこの「学歴フィルター」をクリアして採用されている。自分は「あいつは大東亜以下だから・・」なんて平気な顔して言っているエリート意識の高い難関大学卒の連中に限って「学歴フィルターなんてとんでもないことですよ」と主張する。ふざけた文屋が多い。
「大東亜以下」が私立大学群の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)の一部を指すものである他、「➈」がネットスラングで「ばか」を表す場合があることから、学歴フィルターが存在しているのではないかと物議を醸していた。
マイナビへ問い合わせたところ「このメールは、首都圏在住のユーザーに対して当社が送ったものに間違いない」と送信した事実を認めた。配信前の確認作業を担当者が怠ったのが原因と説明する。
記載内容については「このメール作成とは別の作業でコピーしたワードをペーストしたもの」とコメント。「学歴によって一部の学生が有利になるようなことは行っていない」として、いわゆる“学歴フィルター”の存在については否定した。
同社は「不要な誤解を与えるようなメールをお送りし、お騒がせしてしまい大変申し訳なかった」と謝罪し、今後再発防止を徹底していくとコメントした。
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◎2021年12月06日 ---- ボス ◎
- 「先に領収書をよこせ」という変な会社
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「この領収書に社長印をお願いします」経理担当者が領収書を持って私の部屋に入ってきた。「何の領収書?」と聞く私にその経理担当者は「〇〇建設に送るのです。この領収書が届いたら先方から郵送で手形が送られてくることになっています」と答える。「はっ?おかしくない?こちらの手元に手形が届いたら『はい確かに手形を受け取りました』って出すのが領収書でしょ?もらってもないモノを『もらいました』って領収書は出せないでしょ?」と厳しく言う私に対し担当者は「はい、おかしいのです。私も先方に何度も確認したのですが『これが当社のやり方だ。ほかの会社もそのようにしてもらっている』と高圧的なのです。どうもこの業界ならではの特殊ルールのようです」と申し訳なさそうに答えた。10年も前のこと◆スーパーゼネコンと呼ばれる最大手の建設会社ですらこんなことを去年までやっていた。そして今もまだ中堅ゼネコンの中にこの制度を続けているところがある。「オタクの会社にはコンプライアンスって言葉はないのですか?」と聞きたい。おそらくその会社の経理担当者だって馬鹿じゃないだろうから「自分の会社のやり方はおかしい」と気づいているのだろう。それでも「今までこれでやってきたから」と、そのままなのだろう。過ちを気づいていても改めない。情けない◆領収書を先方に送ったがいつまで待っても手形が届かなかったらどうなるのだろう?こちらが「手形が届きませんがどうなっているのですか」と訊ねたら「なに言ってんの?ちゃんと領収書もらってますよ。手形はあんたの会社に届いているやろ」と言われそうで怖い。◆建設業界は遅れている。
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◎2021年12月03日 ---- ボス ◎
- 席を譲ることの難しさ
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今週、月曜から一泊で奄美大島へ出張だった。帰りの羽田からのモノレールでの話。◆私はモノレールでも電車でも、自分が座った場合は周りを見て「どなたか不自由な方はいないだろうか?」と確認する。必ず席を譲る準備をするのだ。空席が多い場合には目を閉じて音楽を聴くこともあるが、まばらに人が立っているときは必ず周りに困っている人はいないかと注意している◆その羽田からのモノレール。途中の駅から上品なおばさんが乗って来てたまたま私の隣に立った。「疲れているようだな」と思った。「いや、それでもオレよりは年下だな」「席を譲ろうかな?」「『こちらどうぞ』と言ったら失礼になるかもな」「オレよりも年長なら席を譲りやすいのにな」・・いろんなことを考えた。◆10年前ならすっと立って「こちらどうぞ」と言えたのだが、自分が高齢になると人に親切な声をかけることすらいろいろなことを考えて躊躇するようになってきた。寂しい。◆それよりも私以外の、近所に座っていた若い奴ら!なぜ君たちはスマホを眺めてばかりで、おばさんに「どうぞ」と席を譲ることをしないのか?
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◎2021年11月26日 ---- ボス ◎
- 「有意」と「有為」
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ネットで調べると「『有意』は、確率論・統計学の用語で、『確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる』ことを指す。」とある。◆はい、そうです。いや、私が学んだ頃は違ったような・・・?私の記憶が間違っているのか?誰か教えてくれませんか?◆高校、大学の確率論の授業では確か「有為」と習った。社会人となって、学会に参加すると発表演者は「有為」という字を使っていたと記憶している。◆それが見つからない。私が思っている「有為」は「有意」の間違いというのだ。だれか「ええキノシタさん、昔は確かに『有為』って書いていましたよ。それが平成〇〇年ころから『有意』に改まりました」と言ってくれませんか? どうも分からない。私がボケてきたのかなあ?
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◎2021年11月25日 ---- ボス ◎
- 買う前よりも・・・
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面白い話を聞いた。「競馬の予想。例えば3-6と予想する。馬券を買う。彼は馬券を購入する前よりも買った後の方が『3-6が来る』との確信度が高くなる」という話。◆「なるほど! 確かに!」と納得がいった。馬券に限らず株式であろうが投資案件であろうが会社経営だろうが同じ。リスクを負わずに検討している段階と、実際にカネをかけ始めてからでは「確信度」が変化する。希望的観測感が強くなる。これが危ない◆最近の言い方では「前のめりになる」というのかな。経営者はギリギリまで馬券を買ってはならない。買ったからと言って「確信度」が上がるようでは経営者としては失格か。◆いや、経営者としてだけではない。人生の岐路、いくつかの選択肢がある。人は自分の選んだ選択肢を「これでよかったのだ」と追認したくなる。追認するほうが楽なのだろう。客観的思考をやめてしまい、後戻りできるチャンスを自ら放棄している人が私のまわりに何人もいる。
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◎2021年11月22日 ---- ボス ◎
- 臆病
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少し怖そうな顔をしているし、この会社の社長を30年近くやっているのだから私のことを「怖いもの知らずで度胸がある人」と思っている方も多いようだ。ハズレ!◆実は臆病で悲観的。たまに「経営者は臆病で悲観的な方のほうが向いているのですよ。イケイケドンドンな方では経営は無理です」などと慰められる。そんなときは「そうなのかな?」と思ってニコッとする。◆だが、やはりいつもビクビクしている。やっと最近、旅客機に乗るのは怖くなくなったが昔は「落ちるかもしれない」とビクビクしていた。◆子供の頃、人気ドラマ「サインはV」で范文雀(はんぶんじゃく)演じるジュンサンダースが「骨肉腫」で亡くなる。幼い私は「怖い」と思った。それ以後、成長痛などで足や肩などが痛くなるとすぐに「骨肉腫かもしれない」と不安になった◆堀ちえみさんが舌癌で壮絶な手術を繰り返すが「口内炎がなかなか治らないので検査したら癌だった」との話を聞いた時から、舌に口内炎ができると「癌かもしれない」と不安になる。◆不安だから毎年、人間ドックに入る。人間ドックとは別に年に3回、尿検査と血液検査を受けている。今のところ大きな異常は見つかっていない。検査には相当の時間とそれ以上のおカネがかかっている。◆臆病で不安症は私の人生にとってプラスだったのかマイナスだったのか、終わってみなけりゃ分からない。◆実は三日ほど前から舌に口内炎ができて「舌癌じゃないだろうか?」と不安な毎日を過ごしている。
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◎2021年11月17日 ---- ボス ◎
- オシャレ更年期
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特に女性に多いそうだが「オシャレ更年期」というものがあるそうだ。その言葉を知って、私も気づいた。あるある、確かにある。◆原因は「年齢からくるもの」と「失恋や結婚、あるいは出産と育児などからのもの」とあるそうだ。あるある、確かにあるなあ。◆かつて、すれ違う男が思わず振り向いてしまうような美しかった女性がたった数年で普通のおばちゃんになってしまう。傍から見ていても残念だ。さらに残念なことは彼女らは自分が「オシャレ更年期」になっていることを自覚していないこと。焦りもなく、努力もせず「仕方ないこと」「これでも私は幸せよ」と受け入れていることである。◆私は何事においても努力しない人が嫌い。努力する人が好き。あなたが努力するのなら私のできる範囲で応援します。◆そういうことで今月から我が社では「オシャレ手当」を支給することにした。「オシャレ更年期」に立ち向かって、私もオシャレになろうと努力しますという人に限り会社として応援する。オシャレに1万円以上をかけた人には5千円のオシャレ手当を出すことにしたのだ。もちろん男性社員だって権利あり。1万円のネクタイを買っても5千円の手当が出る。5万円のスーツでも5千円だ。◆さて何人のオシャレさんが誕生することだろう。「オシャレ更年期」などやっつけてもらいたいものだ。「オシャレ手当て」を不満に思うオシャレでない人も出てくるかもしれない。
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