‘ボス’ の記事一覧
◎2020年02月14日 ---- ボス ◎
- なぜ怒らないの?
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当社がウィルスに効果があるマスクを発明した。ある医療機関に「試してみてください」とお願いした。先方は「ウチはマスクは十分あるよ。要らないよ」と断られた。それでも営業マンは「いえ、これまでのモノとは違うんです。試してみてください」とお願いした。「分かったよ。じゃあ何枚か置いていってよ」と言うので営業マンは50枚渡した。1週間後、当社の営業マン3人が再び訪問した。「どうですか?良かったでしょ?」と聞いたら「まだマスクとしては使ってないよ。使い捨ての雑巾として30枚使ったけどね」と言われた。3人の営業マンは落胆して帰ってきた。◆実は「マスク」ではないのだが、ある商品でそのようなことがあった。報告を受けた私は怒った。「なぜキミらはそこで怒らないのか?腹が立たないのか?」。お人好しの、当社の営業マンたちが3人で行って誰も怒らないことに私は腹を立てた。
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◎2020年02月14日 ---- ボス ◎
- ローソンでバイトするカンボジアの少女
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新橋の会社の近くのローソンで昨日、カップヌードルとチーズケーキを買おうとレジに並んだ。店員は若いカンボジアの女性だった。Edyで払おうとしたら優しそうな笑顔で「残高不足ですよ」と言われた。「2万円チャージお願いします」と言うとその女性は手際よく処理してくれた。若い女性が母国を離れ、知らない土地で懸命に日本語を勉強しながらローソンのレジをこなす。高い給料ではないだろう。彼女は何年後かに母国に戻り、日本での勉強と苦労を元に大きく飛躍することだろう。そう願う。頑張れ!◆ローソンを出てすぐ、角を曲がると「レンタルルーム」がある。いかがわしい商売に使われていることは間違いない。一人女性が出てきたと思ったら入れ違いに別の女性が入っていった。どちらも明らかに日本人だ◆ローソンで健気に働くカンボジア女性、昼間からカラダを売ってカネを稼ぐ日本人女性。同年齢くらいの3人を見て私は複雑な気持ちになった。日本の将来は暗い。
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◎2020年02月13日 ---- ボス ◎
- ボケ
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お世話になった方の葬儀会場で、先輩Yさんと会った。「お久しぶりです。お変わりありませんね?」私が話しかけた。Yさんは少し暗い顔をしていた。「いや、検査で脳に異常が見つかってね・・。また来週精密検査なんだよ。今のところ特に自覚症状なんてないんだけどな」と言った。「そうですか、お気を付けて。でも心配ないと思いますよ」私は明るく励ました◆ひと月ほど経ったころYさんから電話があった。「○○さんが亡くなったんだって? なんでオレに知らせてくれなかったの?」と言う。怒っている。「いえいえYさん、一緒に線香あげたじゃないですか」私が言うとYさんは慌てて「そうだ、そうだったな」と。Yさんの脳の病は確実に進行しているようで悲しかった。◆昨日、ある業界の飲み会があった。もう25年も続く楽しい会だ。出席者は20名。各人が近況報告した。全員の報告が終わり歓談が再開した。だがTさんだけが近況報告していなかった。私はTさんに聞いた。「Tさん、近況報告されましたっけ?」Tさんは「ええ、話しましたよ」私が「そうでしたっけ?どんな話でしたか?」。するとTさんが不思議そうな顔して「マンションのエレベータの話ですよ」。私はドキッとした。「そうだ! マンションのエレベーターの話をしていた。そして私はその時にTさんに質問したんだった。『費用はどれくらいかかるの?』と」・・私の脳もボケ始めている。そろそろ準備を始めなければならない。
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◎2020年02月12日 ---- ボス ◎
- 「だったら結婚しなくていい!」発言の続き
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週刊文春の林真理子さんのエッセイ『夜更けのなわとび』で、国会のヤジ「だったら結婚しなくていい!」が取り上げられていた。やっとまともな意見をマスコミで発言する人に出会えて嬉しくなった。ここにコピーする◆「国民民主党の玉木雄一郎代表が、国会で二十代の男性から相談を受けたとし、『交際中の女性から姓を変えないといけないから結婚できないと言われたそうだ』と発言した。このとき私はとっさに、『ホンマかいな?』と思った。本当にその男が好きだったら、そんな理由でプロポーズを断らないだろう。単にその男が嫌いだったんじゃないの? そのとき『だったら結婚しなければいい』というヤジがとんだという。私は快哉を叫んだわけではないが、そうツッコミたくなる気持ちもわかった。そうしたらそのヤジの本人を野党が追及し、すごいことになっている。野党の女性議員たちが謝罪と撤回を促すよう申し入れて、『時代に逆行したこうした暴言は許されない』みたいな内容があった。・・・(中略)・・・『時代に逆行』なんて乱暴な言葉は使うべきではないと思う。自分と異なる意見は時代遅れと言うのは傲慢である。・・・(中略)・・・みんなどうして、他人のことにいきりたつのか。いろんな人がいて、いろんなことをしている、という考えにいきつかないのか」◆ごもっとも、ごもっとも。
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◎2020年02月12日 ---- ボス ◎
- 同窓会の回覧電話
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1年間に15回は「同窓会のお誘い」が届く。同学年だけのもあれば卒業生全員が対象の同窓会もある。留年をしていると同級生は多い。60歳を過ぎたらお誘いはさらに増えた。◆同窓会に出ていると必ず「あいつ今どうしているかな?」という話題が出る。そして、その「あいつ」を知っているヤツが「あいつ元気にしているよ。電話してみようか」などと言ってスマホを出す。私は「いいよ、いいよ」と言うがおかまいなし。「あいつもみんなの声聞きたいと思うよ」とか言いながら電話する。◆「おー○○、今、同窓会しよるんよ。みんながオマエの声聞きたいって」とか言いながらスマホを回す。ほんとに親しかったヤツ、ほんとに話したかったヤツにとっては楽しい会話になるかもしれないがそうでないヤツは迷惑。電話が回ってきたらなにか話さなければならない。◆昨日夕方、福岡の友人から電話があった。「あっ、キノシタくん? 今、鶴城の福岡同窓会があってるんよ。みんなが『キノシタ君はどうしてるんかなあ』って言いよるけん替わるね」と。それから何人かに電話が回された。向こうは酒が入っている。こちらは自宅で素面。特に親しかったわけでもないヤツといきなり電話で語るのは双方ともに辛い。『福岡で成功している』と言われるヤツは饒舌。そうでないヤツは短い会話。◆同窓会の場でスマホを回覧するのは私は苦手だ。だがなかなか「止めようよ」とも「止めてよ」とも言いづらい。
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◎2020年02月10日 ---- ボス ◎
- 美術評論
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新聞の文芸評論に「私もまったくそう思っていました」と言いたくなる文を見つけた。藤田一人さんと言う美術ジャーナリストが書かれたその文を転載する。『・・・昨今の美術評論家は作品を目の当たりにした一鑑賞者としての率直な感想やそこから膨らむイメージよりも、作家の問題意識や歴史的背景といった客観的視点に囚われ過ぎではないか。そして、美術鑑賞自体が教養主義的になっていないか・・・』◆「美術館に行きたい!」「この絵が好き!」との感動を持って美術を楽しみたい。結果、それは教養になる。昨今は順序が逆になっている人が多い。つまり自分は本当は「好き」とも思っていなく「感動」もないのに、多くの評論家が評価したり或いはオークションで高値が付いた絵を見たら「すごい!感動した」などと言う輩だ。◆言い換えると「自分の感性」を大切にせず、「あの人の感性」「評論家の感性」と同じフリをする人が多くなったと感じる。◆「バスキアの絵、どこが良いのかオレにはまったく理解できない」と私ははっきり言う。「キノシタさん、あの絵の良さが分からないっていうのは美的なセンスがないんですよね」と美術評論家には言われそうだ。美術評論家に言われるのならまだいい。しったかぶりする「にわか美術好き」に言われそうな時代になってきた。
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◎2020年02月07日 ---- ボス ◎
- 熱いオトコ。「日本」をそして「みんな」を先に考えるオトコ。
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結局オトコの魅力は「熱い」か「熱くない」かで決まるようだ。そして「熱い」の原動力は「これは、みんなのためになる!」との確信なのだと思う◆先日、仙台で熱いオトコの講演を聞いた。仙台に本社を置くゼネコンF組のF社長。彼とは妙な縁で30年近い付き合いになる。私より6歳年下。彼は私を「先輩!」と持ち上げてくれる◆全く逆。私はずっと彼から刺激を受けながら頑張ってきた。とても私は敵わない◆「自分の生活の安定のため」公務員を目指すものが多い。「金儲けのため」あるいは「名誉のため」政治家になる輩も多い。クソ面白くもない、鼻持ちならない奴らだ。私はそんな公務員や政治家を軽蔑しながら生きて来た(「国民のため」と頑張ってくれている公務員や政治家はもちろん尊敬している)◆F社長は違う。いろんな人がいることを肯定し、いろんな人に助けてもらい、いろんな人と一緒に楽しみ仕事をする。彼の自慢話に感動した。「私は毎晩、国分町で飲んでいます。私はここ30年間、一度も人を貶したりグチを言いながら飲んだことはありません」と言うのだ。確かにF社長の口から人の悪口を聞いたことがない。◆いろんな人を肯定し、みんなに応援してもらいながらF組は着実に大きくなった。熱い、立派なF社長に引っ張られながらF組は仙台でみんなから応援される大きなゼネコンになった。私はまたF社長から大きなことを教えてもらった。
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◎2020年02月06日 ---- ボス ◎
- 超オススメ 映画「男と女 ・・」
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足が痛くゴルフに行けないので土日は映画ばかり観に行っている。私と同世代の方々に超オススメの映画を紹介したい。クロード・ルルーシュ監督作品「男と女 人生最良の日々」◆1966年に公開された「男と女」はフランシス・レイのあの甘く切ないメロディーであまりにも有名。「♬ ンーンーン ダバダバダ ダバダバダ ンーンーンダバダバダ ダバダバダ・・」のスキャットを聞くと海岸のシーンを思い出す。私は上映時は小学校の低学年。もちろん映画館では観ていない。中学生か高校生の頃、テレビの「金曜ロードショー」で観た。大人の世界の話、よく分からなかった。大人になりDVDで観た。やはり大した感動はなかった◆1966年の「男と女」の主演の男女がそのまま、同じ二人が50年以上経った後に出合うのが2020年「男と女 人生最良の日々」。実は映画そのものの評価はあまり高くない。週刊文春の5人の評者も高得点は入れていない。多分、彼らにはこの映画の良さは分からない◆まずtsutayaに走って1966年「男と女」を借りて自宅で観ていただきたい。観るのは夜でないとダメ。結構かったるいと感じるかもしれない。でも音楽は最高。映像もキレイ。そしてその翌日、劇場に足を運び現在上映中の「男と女 人生最良の日々」を大スクリーンで観る。昨夜のDVDを思い出しながら大スクリーンの映像を観る。必ず泣けます。溜まりません。超オススメです。「感動しなかったら料金返します」と言いたいくらいだ◆この映画はそうやって観るものです。評論家には分からない。さすがクロード・ルルーシュ。
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◎2020年02月05日 ---- ボス ◎
- 膨らむ借金
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昨年、国内で生まれた日本人の子どもの数が86万4千人だった。統計開始以来、初めて90万人を割り込んだ。これは厚労省の予想よりも2年早いペース。我が国の人口はこれから毎年100万人ずつ減り続け40年後には8千万人なるという。たった40年間で人口が現在の2/3になるのである。◆一方、わが国の借金は昨年とうとう1100兆円を超えた。まだまだ増え続けることは明らか。◆仮に国の借金が現状維持できると仮定しても国民一人当たりの借金は増え続けることになる。テレビに出る経済評論家はなぜだかここを言わない。人口が2/3になり借金の総額が減じないのであれば、国民一人当たりの借金は3/2、つまり1.5倍になる。そろそろ「国民一人当たりの借金」という言葉で語られるべき問題ではないだろうか?
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◎2020年02月04日 ---- ボス ◎
- 冷たい人間かな?
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親の介護をしている同世代の友人が多くなった。同窓会の誘いに「自宅で母の介護をしているため残念ながら参加できません。盛会をお祈りします」などと返って来る。◆先日、自宅で母親の介護を続ける同級生(女性)と会った。母親がデイサービスに行っている間なら会えるという。「大変だね?」と言うと「大変だよ」と答える。彼女のお母さんは軽度の認知症だという。「施設は満員なの?はいれないの?」と聞くと「はいれなくはないんだけど、もう少し面倒みててあげたいの。施設に入ると認知症や老化の進行が速くなるっていうしね」とのこと。◆ゴルフ仲間(男性)にも同様な理由で自宅で懸命に母親の介護をしている者がいる。彼は母の介護があるので1泊のゴルフ旅行には参加できない。「ギリギリまで施設には入れたくないんだ」と彼も言う。◆私は違った。大分に住む母は晩年、軽度の認知症になった。私は「母さん、東京に来て一緒に暮らそうよ」とも言わず、「なんとか施設に入ってもらえないものか」と算段していた。母はかたくなに拒否した。熊本に暮らす姉が毎月、一週間ほど母の世話に帰ってくれていた。私は姉と一緒に、母親を説得したが母は施設に入ることを拒み続けた。◆その母は、4年前の今日、脳出血で倒れた。救急車で病院へ運ばれ戻ってこなかった。母への感謝の気持ちは大きい。だが私は「大好きな母さんともう少し一緒にいたい。そばで面倒をみてあげたい」とは思わなかった。懸命に親の介護をしている友人たちの話を聞き、「オレって冷たい男なんだろうか?」との疑問が湧いた。
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◎2020年02月03日 ---- ボス ◎
- 席を譲るべきか?
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土曜日、映画「前田建設 ファンタジー営業部」を観るためにお台場のアクアシティーへ行った。映画は最高に面白かった。前田建設は私がかつて在籍した会社でもあり、社員が頑張る姿を見て何度も涙が溢れて来た。お勧めです。◆さてそのお台場へ向かう「ゆりかもめ」。始発の新橋から乗った。「優先席」が空いていた。私は正月に足首と膝を捻挫して歩くのも不自由だ。立っていても痛い。そして私はもう62歳、そこそこ高齢だ。優先席に堂々と座ってもいいだろう。老人や私よりも身体が不自由そうな人が来たら譲ればいいな、そう思って座っていた。◆次の駅で若いお母さんと3歳くらいの娘が乗ってきた。娘は私のすぐ横のバーにつかまっている。母親の顔を見上げては「座りたいよー」っていう感じで目線を送っている。私は戸惑った。これが80歳のジーサンだったらすぐに席を立ち「どうぞ」を譲る。3歳の子供に、62歳の足の悪い初老の男が席を譲るべきだろうか◆3分間程度葛藤した。次の駅を過ぎたころ、居心地の悪さに耐えられなくなって「どうぞ」と言い、子供に笑顔を向けて席を立った。母親は「やっと空いたわ」という顔で私を見てその席に座った。ニコリともしなかった。そして娘を膝の上に抱えた。母親も娘も「ありがとう」とは言わなかった。◆彼女らが話し始めたので気付いたが中国人だった。「ありがとう」の言葉を知らないのではなく感謝の気持ちが無かったようだ。私に一瞥もくれることなく会釈すらなかったのだ。◆少し悔しかった。
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◎2020年02月02日 ---- ボス ◎
- オートロ失敗ではなかった
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昨日この欄で、福島県警ヘリの事故をおそらくオートローテーションの失敗だったのではないだろうかと書いた。どうも私の予想は間違っていたようだ。というのも昨夜のテレビで動機が旋回しながら落ちていく様子が映っていたから。オートローテーションでは機体は旋回しない。◆私のような操縦を知らない素人が勝手に予測をすると恥をかく。失礼しました。◆私の事故原因予測はともかくとして「訓練によって防ぐことができたかもしれない」ことは確か。操縦士のみでなく万一の時には同乗者や医療従事者はどのような連携プレーを取るべきかなど、欧米ではやっているヘリコプター訓練をわが国でもやるべきだ、との信念は変わらない。
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◎2020年02月01日 ---- ボス ◎
- ヘリ墜落
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今朝、ヘリが落ちたとの連絡が入った。福島県警のヘリが移植手術を待つ患者の元に臓器を運んでいる途中に落ちたようだ。詳しくは分からないが「墜落」というよりも「不時着失敗」という感じか。幸い搭乗者は皆、命に別状はない模様。搭乗者は皆助かったが移植手術は行われなかった。「命のための臓器」を待つ患者に臓器が届かなかったのだから「ああ、良かった」では済まされない事故だ◆事故原因などは軽々に語ってはならないのかもしれないが私はオートローテーションが上手くできなかったのではないかと思う。オートローテーションとは機体に不具合が生じたときに取る緊急着陸の仕組み。ヘリ操縦士は緊急時にこのオートローテーションで着陸する。十分な広さの場所さえあればヘリコプターは安全に着陸できる乗り物。◆だがオートローテーションでの着陸はなかなか訓練が難しい。訓練する場所もないし訓練自体が危険を伴う。我が国にはまともな訓練場所がない。実機での訓練が難しいのでシミュレーターで訓練することが多いが我が国にはシミュレーターもない。◆私は3年前から「日本のどこかにヘリコプターの操縦訓練場所が必要だ!」と訴え続け、そのために先週も福島県を訪問したところだった。残念ながら私の切実な訴えはなかなか御上に届かない。
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◎2020年01月31日 ---- ボス ◎
- それなら結婚しなくていい!
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女性の国会議員が「それなら結婚しなくていい!」とヤジを飛ばしたら野党は「結婚軽視だ!」と大騒ぎ。「そんなことだから人口減少するのだ」などと訳の分からないことを言う。バカなマスコミは「あの発言の真意はなんですか?」などと発言議員を追い回す。さもとんでもないことを言ったように報道する◆私の家人の旧姓は「住吉(スミヨシ)」だった。私は「木下(キノシタ)」。もちろん個人の好みもあるが、おそらく世間一般では「住吉の方がいいな」と感じる人の方が多いだろう。だがもし家人が「木下って名前はイヤ。だから結婚できない」と言っていたら私は「それなら結婚しなくていい!」と言っていたであろう。◆職場では堂々と別姓が通るいまの時代、「(戸籍上の)名前を変えなくてはならないのだったら結婚できない」などと言う女性が本当にいて、「だったら結婚しなくていい」とその女性に言えず、「困りました」と玉木議員に相談した男が本当にいたのだろうか?私はそっちに疑問を感じる。「玉木さん、本当にそんな相談を受けたのですか?」とマスコミが聞いてくれたらいいのにな。◆「夫婦別姓」にはメリットもあるがいろいろとややこしい問題もある。それは議論を尽くすべきだ。断っておくが私は「選択制夫婦別姓」に反対する者ではない。まともな議論を尽くして欲しいだけ。◆「名前を変えなくてはならないのだったら結婚できません」本当にそんな相談を受けたのだろうか?情けない男だ。「それなら結婚しなくていい!」潔いとも思われる女性議員のヤジ。くだらぬ小さなヤジをことさら大きく取り上げて「それは結婚軽視だ」と詰め寄るバカなマスコミ。◆国会もテレビも、もっと重要なことに時間を使え! 桜とかヤジだとかどうでもいい!
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◎2020年01月30日 ---- ボス ◎
- 今年のアカデミー賞はすごい
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週刊文春を買うとまず映画紹介のページを開く。「Cinema Chart」というページ。映画評論家など辛口5名がまもなく封切られる2本の映画を採点している。(☆☆☆☆☆)が満点。(☆☆☆)を付けることが多い。ところが1月16日号で紹介された2本はどちらともこれまで見たことが無いような高得点。◆「フォードVSフェラーリ」は(☆☆☆☆☆)が4人、一人が(☆☆☆☆)合計で(☆24)だった。そして韓国映画「パラサイト」は評者5人全員が(☆☆☆☆☆)。(☆25)の満点。こんな高得点の話題の映画、両方ともアカデミー賞作品賞にノミネート、となると観ないわけにはいかない。こちらは正月二日にゴルフで足首と膝を捻挫してしまい、まともに歩くこともできない。当然ゴルフもできないのでヒマが多い。心はスキップするような気持ちで、実際には左足を引きずりながら日比谷ミッドタウンへ◆「すごい!」「本当だ! とても面白い!」どちらも満点。昨年末に観た「ジョーカー」を含めこの3作品の中から今年の作品賞は決まるのだろう。(主演男優賞は「ジョーカー」のホアキンフェニックスで決まり!だろう)◆こんな話を大商社の幹部をしている親しい友人に話した。彼は年間に30回は海外出張がある。「フォードVSフェラーリ、観たいです!まだ飛行機ではやってないようです」と言う。私は大声で注意した。「なにを言うのです!面白い映画は劇場で観なくてはダメですよ。なかでも『フォードVSフェラーリ』は絶対劇場で観るべきです」◆悪いことは言いません。これを読んでくださっているあなた、是非「フォードVSフェラーリ」を観るために劇場に足を運んでください。超オススメです。早く行かないと上映終了になってしまいますよ。DVDで観ちゃダメですよ。
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◎2020年01月29日 ---- ボス ◎
- 組織で勝つには・・・
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「深夜営業を止めたい」という店主の訴えを認めなかったセブンイレブンは、「弱い者の味方」のように振舞うマスコミによって悪者にされてしまった。今度は「3980円以上の方は送料無料」を打ち出した楽天が同じようにマスコミによって悪者にされそうな勢いだ。恐ろしい。◆セブンイレブンも楽天も「弱い者いじめ」をしているわけではない。「その方が効率が良いので、苦しいけどみんなで頑張ろう」というのがセブンイレブンであり楽天であろう。私は会社の方針を理解するし応援する。◆8年前まで幕張に住んでいた。海浜幕張駅から幕張のマンション街(「パティオス」と言う)までは歩くと15分以上。寒い日や飲んで帰った日はタクシーを利用していた。2メーター、600円程度だった。駅前にはタクシープールがあり客待ちのタクシーが溢れていた。ある夜、私がタクシーに乗り自宅を告げると運転手が「ちっ、またパティオスですか?これで連続3回パティオスだよ」と言う。客待ちを20分か30分していて遠距離の客を乗せたい気持ちは分からないでもないが、客に言ってはならない言葉。◆私と同様に不快な思いをした住民が多かった。「あんな不愉快なタクシーには乗らない。歩く」と皆が言い出した。近距離でも笑顔で「どうぞ」と運転手が言っていれば幕張のタクシーの平均売上が上がったものを、全体を考えない身勝手な運転手が数人いたために駅からタクシーに乗る者が大きく減った。◆セブンイレブンにしても楽天にしても経営陣は「まずはお客様」と考えての対応だろう。「お客様が増えれば利益も増え、結果従業員も出店者も、みんなが笑顔になる」そう考えるのが経営者。◆「みんなで勝つためにはしようがない、我慢しよう」というムードが最近の我が国にはなくなった気がする◆一言フォロウするが楽天の「送料無料」は商品の代金を上げることで対応できる。楽天がピンハネしようとしているわけではない。組織論と個人論をまぜて喧嘩をすると最近のマスコミは常に個人につくようだ。おかしい。
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◎2020年01月29日 ---- ボス ◎
- ニュースへの対応
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「衝撃的なニュース」があれば、朝一番「おはようございます」を言った次にまずその「衝撃的なニュース」が話題になるだろう。大地震の翌日なら「お宅は大丈夫だったですか?」と話すだろうし、オリンピックが東京に決定した翌日なら「東京になりましたね。良かったですね」などと話題になるだろう。夜中に社内の誰かが病気で倒れたのなら朝一番は「聞きましたか?○○さんが倒れて慈恵医大に緊急入院しました。病状は・・・」とまず話題になるだろう◆会社において「衝撃的なニュース」は本来社員全員にとって「衝撃的なニュース」であるはずなのだが社内コミュニケーションが不足している会社や職員のモラルが低い会社では一部の担当者にとってのみ「衝撃的なニュース」になってしまう。◆じつは本日未明、アメリカから我が社にとって「衝撃的なニュース」が届いた。ところが我が社の殆どの者がそのニュースをまったく「衝撃的」と捉えていないようなのだ。不思議でならない。「美味しいラーメン屋をみつけましたよ」などと話題になっている。誰も「衝撃的なニュース」を話題にしない。彼らにとっては全く衝撃的ではなかったようだ。◆私は情けない気持ちで一杯だ。
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◎2020年01月28日 ---- ボス ◎
- 回復を願う 伊集院静氏
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伊集院静さんがくも膜下出血で倒れた。命は取り留めたが病状は分からない。深刻な状況のようだ。◆私は伊集院さんのファン。彼の書いたものの多くを読んだ。私などがケチを付けてまことに失礼だが、彼の書く長編小説はどれも面白くない。逆に短編小説やエッセイは真情溢れ琴線に触れるものが多い。義理を大切にし非常に道徳的。道徳的と言っても堅苦しいものではなく「酒」「博打」「女性」には緩い。緩くても決して人様に後ろ指をさされることはない。回りに迷惑をかけない気配りを常にしている方である◆男らしい。スマート。クレバー。ゴルフと野球を愛し女性と芸術を追求する。ダンディ◆もし彼が「しゃべること」「歩くこと」「書くこと」が不自由になるのであったらこんな悲しいことはない。強いオトコだから、そんな状況になっても受け入れ、前向きに生きていけるのだろうか。そうであって欲しい。もちろん、できることならなんとか元気になって戻ってきて欲しい。◆一方で「オレは人生すべてやりつくした。後悔はない。もう満足だから早く楽にしてくれ」と彼は願っているかもしれないな、などと悲しいことも思ってしまう。◆多くの方々の人生相談に乗ってきた伊集院さんは今の自分にどんな言葉を送るのだろうか? ◆私は「頑張って!」しか思いつかないが、そんな言葉をかけるのは失礼な気もする。
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◎2020年01月27日 ---- ボス ◎
- 「哀愁」
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1966年に公開されたクロード・ルルーシュ監督の映画『男と女』。その53年後を描く続編が同じキャストでまもなく封切られる。続編には『男と女 人生最良の日々』との邦題が付いている。私はもちろん劇場に足を運び続編を観るつもりであるが既に本編を忘れている。家のどこかにDVDがあったはずだと探したがDVDラックに見つからなかった。すぐにamazonで注文をした。◆『男と女』の代わりにまだビニールシートを剥がしていない『哀愁』がラックの中に見つかった。こちらは1940年公開のアメリカ映画。ビビアン・リーが主演。◆テレビの「ロードショー」で観たことがあるはず、と思っていたが内容は記憶がなかった。ビニルシートを切りDVDをデッキに挿入した。古き良きラブロマンス。とても面白かった。ビビアン・リーはやはり美しかった。エンディングロールまでゆっくり眺めた◆『Waterloo Bridge』と画面に出たときに高校時代の化学のK先生を思い出した。K先生は家族の数名を戦争で亡くされており米英嫌いであった。今なら「とんでもない教師」とのレッテルを貼られ教育委員会から厳重に注意されるであろう発言を繰り返していたが我々生徒たちはみなK先生が大好きだった。K先生は欧米人のことを「毛唐(けとう)」と呼んで見下していた。「のお、キノシタ。ソ連ちゅうのはズルい国やのう。いつか仕返ししちゃらんといけんのう。オマエ頑張ってソ連をやっつけいよ」などと言っていた。◆K先生は大変なロマンチストでもあった。欧米を嫌ってはいるものの欧米の映画にも詳しかった。「毛唐はやっぱりアホなんよのう。あんなベッピン使ってあんな切ない映画を作っといて、ほいでその映画の題が『ワーテルロー橋』っちゅうんぞ。なんとロマンのねえ題名を付けたことかのう」と真剣な顔をして化学の授業中に映画談義。「その点、わが日本人ちゅうのはロマンチックやのう。あの映画に『哀愁』っちゅう邦題を付けたんぞ。あの切ない映画にピッタリの題名よ」と言った。「ワーテルロー橋」「ワーテルロー・ブリッジ」・・毛唐はセンスないよのう。◆名画をDVDで観て、切ない気持ちになって、そして我が佐伯鶴城高校時代の恩師、カッパ先生というあだ名のK先生を懐かしく思い出した。
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◎2020年01月24日 ---- ボス ◎
- 大騒ぎするほどのヤジか?
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国会で国民民主党の玉木代表が「交際女性から『(今の制度では)姓を変えないといけないから結婚できない』と言われた」と相談されたとのエピソードを話していた。夫婦同姓を強制される今の制度を見直すべきとの意見だ。そこに女性議員から「だったら結婚しなくていい!」とヤジが飛んだ。殆どの議員はそのヤジに気付かなかったが意見を述べていた玉木代表が上手に、ことさらに深刻そうに「だったら結婚しなくてもいい」とヤジが飛んだことを拾ってこれを問題視した。◆例によってテレビのコメンテーターたちはステレオタイプにこのヤジを貶す。「こんなヤジを飛ばす議員、とんでもない」「少子化が深刻なのに全然分かっちゃいない」コメンテーターたちは玉木代表の応援団ばかり。◆果たしてそうか?そんな大事件か?私には理解できない。女性に「姓を変えるの嫌だ。それならば結婚できない」と言われたときに「(そんな理由で結婚できないというのか?)だったら結婚しなくていい」と答える男は多いだろう。それはそれで一つの考えだ。「そうですか。僕はどうしてもあなたと結婚したい。結婚できないのは姓の問題ですね。なんとかならないか」という者ももちろんいるだろう。どちらにも言い分はあろう。私個人的には「だったら結婚しなくていい」と言える男の方に魅力を感じる。◆少なくとも女性議員の小さなヤジ問題をことさら大きく取り扱い、結果的に「夫婦別姓を認めることが少子化対策に繋がる」というようなミスリードをバカなコメンテーターたちがしているこの国のテレビ報道に呆れている。◆「この程度のヤジ、大げさに取り上げることの方がおかしいよ」と誰か一人、テレビで言わないかな、と思いながら今朝も情けない報道を眺めていた。
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◎2020年01月23日 ---- ボス ◎
- 今どき15000円でウグイス嬢を雇えるのか?
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河井克行前法務大臣とその妻河井あんり参議院議員が選挙期間中のウグイス嬢に対し、法律で定められた金額以上を支払ったとする問題が連日ニュースで取り上げられている。公職選挙法で定められた報酬日額は1万5千円以内でありそれを超えて超過勤務手当を払ったとなれば、運動員買収にあたり、公職選挙法違反となるという。◆例によってテレビのコメンテーターは「とんでもない話だ!」「なぜきちんと説明しない?」と両議員を罵っている。私は彼ら議員を擁護する気は全くない。それは全くないのだが常識的な感覚を持たない正義ヅラしたマスコミに腹が立つ◆ウグイス嬢の報酬の「日額1万5千円」というのが改訂されずいつから続いているのか知らないが、今どき1万5千円であの大変な仕事を受けるまともなウグイス嬢がいるとは思えない。すべての国会議員に聞いてみたらいい「あなたのウグイス嬢は1万5千円以下でしたか?」と。すべての国会議員は口を濁すだろう。あるいは「秘書にはそのように命じています」と答えるのか◆「今どき1万5千円なんておかしい。みんな、なんらかの方法でやってんじゃないの?」ってなぜコメンテーターは言えない? そのことの方が私には異様に感じる。
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◎2020年01月22日 ---- ボス ◎
- 「お伺いする」じゃなくて「伺う」!
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この欄でこれまで何度か触れたが私は「お伺いする」という言葉を聞くとがっかりする。だが実際には私の回りのほとんどの者が「伺う」という謙譲語を「お伺いする」という訳の分からない使い方をしている。隣のビルにある我が社の分室から内線が入る。部下が「あのう、これから押印をもらいにお伺いしてもいいですか?」と聞いてくる。「はい、どうぞ。お待ちします」と私は答えるがなぜ当社社員まで社長に対して「お伺いしてもいいですか?」と聞いて来る?「押印をいただきに伺ってもいいですか」と言えない?◆いつもそう思っていた。ところが先日あるお客様と電話で話をしていて「はい、それでは来週の月曜日にお伺い・・」と言ってしまった。そこまで言ったら「伺います」と訂正できない。私はとうとう「お伺いいたします」と言ってしまった。◆注意していても回りが使っていると、下品な言葉遣いは伝染ってしまうようだ。気を付けよう。
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◎2020年01月18日 ---- ボス ◎
- 猫が羨ましかった日々
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40年前の今頃、私は連日、大学の研究室に泊まり込みで実験を続けていた。偶然にも今のヘリポートの仕事に繋がることになるのだが、実験は「繰り返し荷重をかけると物質がどう変化するか」と言うものだった。◆試験装置が10秒に1回、供試体に大きな力をかける。5分後、10分後、30分後、1時間後、2時間後、5時間後、10時間後・・の変化を測定する。材料を作り、時間おきに変化を測定し、グラフを書き、粒子の形状をスケッチする。同時にいくつもの供試体に圧力をかける。◆長くても1時間程度の仮眠しか取れない状況で実験は一月以上続いた。ビデオもパソコンもワープロもない時代。体力勝負しかなかった。おまけに研究室は九州大学で最も古い建物ですきま風どころか窓ガラスが何枚か割れていた。当時の福岡は寒かった。とてもとても寒かった。◆私は仮眠を取るために研究室に電気毛布を持ち込んでいた。そして一匹の野良猫を飼っていた。メス猫で「チサ」と名前をつけていた。寒く、眠たく、泣きそうな思いで実験を続け、資料を整理する私の横で、チサはいつも電気毛布の上でスヤスヤと眠っていた。チサのことがすごく羨ましかった。「大きくなったら猫になりたい」、不精髭を伸ばし一週間も風呂に入っていない私はそんなことを言っていた。◆今日から大学入試センター試験だという。テレビでそのニュースを観ながら40年前の寒い研究室を思い出した。受験生、頑張れ!◆そしてできれば人生で一度くらい「猫が羨ましい」と思うような経験をして欲しい。
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◎2020年01月17日 ---- ボス ◎
- アタマの悪い「移転元地」の活用
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東日本大震災で津波にあった岩手・宮城・福島の東北三県は、将来再び同等の津波に襲われることを想定し、海岸から一定の距離へは住むことを諦めてもらい、内陸の高台への集団移転事業を進めている。この「海に近く、住めなくなった地域」を「移転元地」と呼んでいる。私はこれまで何度もこの「移転元地」を訪れ、その都度悲しい気持ちになった。◆人が住めなくなった「移転元地」をどのように利用したら良いのか?地元の市町村には知恵がない。自分たちでは思いつかないので高いカネを払ってコンサルタントにお願いする。コンサルタント会社はそもそも経営や経理をコンサルする会社。「人が住めなくなったところをどう利用したらいい?」なんて問いに答えられるヤツはいなかった。◆果たして、整地が終わった広陵な東北3県の太平洋沿岸には「太陽光発電パネル」が並び「平和祈念公園」ができ「パークゴルフ場」ができた。その3つが繰り返し建設されている。なんともみっともない◆私が「それならヘリコプターの訓練場を作ってください」とお願いしても「パークゴルフを楽しむ方々にはヘリの音はうるさく感じますね」などと言ってくる。◆少しはまともなコンサルなり首長なりはいないものか?こちらは心から東北の復興を願っているのだが情熱もなく、「めんどくさい」と思う役人ばかりが東北で働いているように感じる。それじゃダメでしょ! 頑張れよ、東北! 一緒に頑張りましょうよ、東北。 ◆「太陽光発電」と「パークゴルフ」と「平和記念公園」の繰り返しは「脳がなくて恥ずかしい」と思いましょうよ、東北。
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◎2020年01月16日 ---- ボス ◎
- 身体障碍
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正月二日、早朝スタートのゴルフ。スパイクの底に氷がびっしりと張り付いていた。その状態でラフの下り坂、足が滑った。左足がいびつに曲がり激痛が走った。「担架を持って来て!」とキャディが叫んでいる。「いや、大丈夫だ。そんなにひどくない」と言いながら私はなんとか立ち上がった。「骨は折れていないな」との確信はあった。◆翌日、慈恵医大で診てもらった。「膝と足首の捻挫ですね」と若い医師。「しばらくは安静にしているように」とのことだった。◆素直に医師の言葉に従わない私は痛みが少し引いた十二日の日曜日に足を引きずりながらラウンドした。翌日から見事に(?)痛みが増した。こんどこそ極力安静にしていよう、と反省中。◆歩くことはなんとかなるのだが階段がキツイ。上るよりも下る方がキツイ。ところが「上りエスカレーター」はあるが「下りエスカレーター」がない施設が意外と多い。日比谷線の銀座駅は構内改修中で下りエスカレーターが動いていない。銀座の山野楽器はもともと上りエスカレーターしか設置されていない(エレベータはある)。目黒のニトリも下りエレベーターがない。◆自分が傷つき不自由になって初めて気づくことがある。自分の油断から怪我を招いた。その怪我が「優しい気持ち」をもたらしてくれた。もっとみんなに親切にしよう。
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◎2020年01月15日 ---- ボス ◎
- 悲観的に考える
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スポーツキャスターでテニスプレイヤーの松岡修造さんが予備校で受験生応援イベントを開催し講演した。「僕は悲観的な考えしかない。アスリートみんなそうですよ。『でも、勝ちたい』って思うでしょう。ネガティブなところからポジティブが生まれる」そう松岡さんは受験生に語ったそうだ。私は嬉しかった。私もまず悲観的な考え方を優先してきたから。私の考え方を世界的な名選手から「それでいいんです」と肯定された思いだった。◆ときどき「なぜそういう風に悲観的に物事を考えるのかなあ?幼いころ苦労したことが影響しているんでしょうね」などと近しいヤツに言われることがある。言われると腹が立つ。自分の幼い時の苦労と今の考え方が繋がっていない、とは言えないかもしれないが腹が立つ。まるで悲観的な考え方は間違っているような言い方。大体そういうことを言う者こそ経営にしても人間関係にしても恋愛にしても失敗しているように私には思える。◆経営においても人間関係においても健康や恋愛に関しても「まずは悲観的に考える」ことは楽しいことではないかもしれないが結果的に人様に迷惑をかけず「良い方向に向かう」と私は最近確信した。
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◎2020年01月14日 ---- ボス ◎
- 駅のホームから売店が消えた
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私が東京に来た頃(1982年)には少し大きな駅のホームには必ず売店があった。山手線の渋谷駅のホームには「コージーコーナー」の売店がありとても美味しい「ジャンボシュークリーム」が100円で売ってあった。日比谷線銀座駅にも小さな売店があり私は「夕刊フジ」をよく買っていた。気付くとそれらが無くなっていた。地下鉄銀座駅は改札を入ると自動販売機以外は何も売っていない。ホームでモノを売っているのは秋葉原駅と新幹線だけになった。なんでだろう。寂しいな。◆そういえば昔は駅のホームには「駅弁売り」がいた。いつ頃いなくなったのだろう。懐かしいな。
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◎2020年01月10日 ---- ボス ◎
◎2020年01月07日 ---- ボス ◎
- いま・ここ・私
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「いま・ここ・わたし」という言葉を私は今朝、初めて知った。もともとは仏教の教えに出てくる言葉のようだ。◆「わたしがいまここにいる」ということが本当にわかる人は、自分と同じように「いまどこかにいるだれか」を大切にできる生き方ができる、という。そしてそれが「いまを生きる」という人間の生き方なのだと説いているようだ。俗人の私にはよく理解できない◆今朝、テレビでこの言葉を使った評論家は違う説明をしていた。「『いま・ここ・わたし』という感情が強すぎることが富の不平等を生み、教育の停滞を促し、ひいては世界平和を脅かすという。こちらは俗人の私でも理解できた。「未来でも近い将来でもなく、『今』」「世界でも日本でもなく、自分がいるごくごく狭い『ここ』」そして「チームでも仲間でもあなたでもなく、『私』」◆「いま・ここ・わたし」を優先してしまえば「今、楽しければいい」「ここだけ平和ならいい」「私がお金持ちになればいい」そうなってしまう。「いま・ここ・わたし」ではなく「将来・地球・みんな」を大切に、せめて「来年・日本・仲間たち」程度の発想を持ってもらいたいものだ。
経済の発展や世界平和への道を妨げている」と言うのだ。私は彼の言いたいことが理解できた。「全くそうだ」と思った。「将来のことよりも『今』、広い社会のことよりも『ここ』、そして多くの人たちのことよりも『私』」を大切にするヤツばかりに感じる。◆『いま・ここ・わたし』よりも『未来・日本(或いは世界)・みんな』を先に考える世の中になるといいな。... 続きを読む
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◎2020年01月06日 ---- ボス ◎
- 「塩狩峠(しおかりとうげ)」
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年末年始にかけてミステリーを数冊読んだ。綾辻行人がまだ若かった頃の作品を最後に我が国のミステリーは本当につまらなくなった。綾辻行人ですら最近は全く面白くなくなった。年末年始に読んだミステリーすべてがダメだった。もうしばらくはミステリーはやめよう。◆ミステリーに限らず最近の我が国の文芸書は面白くない。そこで昔(30年~50年くらい前)の本を読もうと思った。◆私が学生時代、「これまでに感動した本はなんですか?」とのアンケートがあると漱石の『こころ』や柴田翔の『されど我らが日々』に並んで上位にランクインしていたのが三浦綾子の『塩狩峠』。私はこの『塩狩峠』を読んでいなかった。ゴルフで足を痛めた正月二日、『塩狩峠』を読み始めた。面白い。深い。痛い。心が洗われる◆『沈黙』(遠藤周作)とは別の切り口のキリスト教信者の話。成田山や愛宕神社や伊勢神宮に参る中途半端な宗教感しか持たない私にも『塩狩峠』は心を清めてくれた。お勧め。◆ちなみに昨日から私は『青が散る』(宮本輝)を読み返している。楽しい。
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◎2020年01月05日 ---- ボス ◎
- 神頼み
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毎年元旦に「成田山新勝寺」に初詣に行く。もう20年以上続いている。ちなみに元旦(がんたん)とは元日(がんじつ)の朝のこと。今年は午前8時過ぎには新勝寺の境内にいた。◆そして毎年、松の内が明けないうちに「愛宕神社」にお参りする。10年近く続いている。今年は、今朝、参った。◆さらに毎年、一月中に伊勢神宮をお参りする。こちらも15年は続いている。今年も参る予定である。◆毎年毎年、苦しい。いや毎日毎日苦しい。まさに「苦しい時の神頼み」が毎年毎日続いているのだ。◆膝を痛めた今年は愛宕神社の男坂、通称「出世の石段」を上ることができずNHK側のエレベータを利用した。長い列に並び少しずつ前に進む。列の途中で手水舎(ちょうずや)が現れる。右手に柄杓(ひしゃく)を持ち左の掌を清め、柄杓を左手に持ち替え右手を清める。さらにまた右手に持ち替えて左の掌に水を溜めその水で口をゆすぐ。最後に柄杓を立てて残った水で柄を洗う。これが正しい作法。少々、間違えてもかまやしないと思う。だが・・・◆私の前に並んでいた私よりも少し年長と思われるオバサン。彼女はいきなり柄杓からじかに水を飲んだのだ。そして口に含んだ水を勢いよく吐き出した。最初は「えっ?中国人?」と思ったが違った。日本人の常識のないオバサンだった。残念。
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◎2020年01月04日 ---- ボス ◎
- 今で良かった
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ゴルフで痛めた足が腫れて来た。痛みも増した。正月休みだが救急で診てもらうことにした。広尾日赤病院と慈恵医大に電話した。広尾日赤は2時間待ちだという。痛い足を引きずりながら慈恵医大に行った。レントゲンを撮り、若い医者に診てもらった。「恐らく骨折でも靭帯損傷でもないでしょう。いわゆる捻挫のようですね」とのこと。安心した。◆タクシーで自宅に帰りテーピングをして酒を飲んだ。痛みは引かない。◆今朝、起きて朝食を済ませトイレに入った。膝がギクッと痛んだ。そこで思った。「様式トイレで良かった。これが40年前の学生時代のあのトイレだったら無理だ」・・あの頃だって膝を痛めた人は多かっただろう。あの頃の人はどうしていたのだろう? 女性はどうしていたのだろう? ああ、現代に感謝。
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◎2020年01月03日 ---- ボス ◎
- 不安な年明け
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「なんとなく今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」。 元日の朝、晴れていると私は必ずこの啄木の歌を口にしていた。◆今年の元日は、晴れて風が無かった。だが残念ながら私は「なんとなく 今年はよい事あるごとし」とは思えなかった。「悪い年にならなければいいが・・・」不安な思いの中で新年を迎えた。仕事でもプライベートでも健康面でも、思い通りにならないなか年が明けた。◆不安な気持ちを払拭しなんとか楽しい年明けにしたい、と思って二日、三日と連日ゴルフの予定を入れた。二日は200人近いメンバー参加の「新年杯」。上位に入れば少しは明るい正月になるだろう、そう思ってスタートした。ところが・・・◆7ホール目、凍った芝の下り坂に足を滑らせ、膝と足首をひねった。スパイクに氷が張り付いていてスパイクの役をしていなかったのだ。足を引きずりながらなんとかホールアウトした。その後、痛みは徐々に増してきた。夜は寝返りを打っても痛みで目が覚める。三日は棄権した。おそらく春先までゴルフは無理だろう。ゴルフどころか満足に歩くことができない◆あーあ、不安を払拭しようと思ってゴルフに参加したのに・・。さらに不安が増してきた。難しい。
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◎2019年12月27日 ---- ボス ◎
- 寂しいお知らせ
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「失」が今年の私の一文字になった。幾つかのプロジェクトの失注が最大の要因。私の体力気力の衰えもその原因かもしれない。若いころのように部下たちの先頭に立って自ら駆けずり回ることが無くなった。もう陣頭指揮する元気はない。次の世代の者たちに頑張ってもらいたい。◆そんなネガティブなことを考えているところへさらに寂しい報せが・・。8年間一緒に頑張ってきた安クンが当社を離れることになった。安クンは韓国人。東日本大震災のあと当社に入ってきた。私と似て(?)若いころにいろんな苦労をしてきていたが安クンはそのようなことを微塵も感じさせない明るい好青年であった。私は安クンに日本と韓国のさらには米国をも含めた懸け橋になってくれるよう期待していた。人懐っこい笑顔と明るいキャラクターで「エアロファシリティーの安さん」はすぐに業界の有名人になった。だが一方、残念ながら韓国と日本は「近くて遠い国」になりつつある。「安クンでなければできない仕事」が見つけられなかった。申し訳ない◆安クンの次の職場がどこであるのか、私はまだ教えてもらっていない。今度こそ安クンの実力を思いっきり発揮できる場所であって欲しい。笑顔で、元気に、私の元から飛び立ってくれることを切に願っている。安クン、頑張れ! そして、ごめんなさい。
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◎2019年12月27日 ---- ボス ◎
- 「失」
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今日は仕事納め。ヤケ酒に寄る二日酔い、日課となっている愛宕神社へのお参りもやめ、とぼとぼと会社に向かいながら「さて今年の漢字一文字は?」と考えた。「失」という字がすぐに思いついた。今年は「得」が少なく「失」の多い一年だった◆我が社では、期待していた幾つかの大きなプロジェクトをことごとく失注した。ヘリコプター業界としては台風で10機以上のヘリを喪失した。◆健康面でも多くを失った。多くの頭髪を失い奥歯も一本失った。ゴルフの飛距離も失い、視力聴力も減退した。増えたのはグチと心配事ばかり。いやトイレに行く回数も増えた◆ただ「夢」だけは失っていない。向こうに、小さいが確かな灯りが見えている。来年の漢字一文字は明るい字にしたい。
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◎2019年12月19日 ---- ボス ◎
- 東京オリンピック もういいや
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またしても申し込んだすべてのチケットが外れた。来年の東京オリンピック「万一、全部当たってしまったらどうしよう。破産する」などと思いながら申し込んだが1回目も2回目も見事にすべて外れ。「もういいや」って気持ち◆このオリンピックは最初から何か私とはソリが合わない感じだった。①ザハ・ハディドのかっこいいデザインが採用されず隈研吾さんのどん臭いそして貧乏くさいデザインになってしまった国立競技場(隈さん、率直に言ってしまって、ごめんなさい) ②佐野研二郎さんのイカしたデザインを、ベルギーからのクレームに対して守り切れず、結局後世までお笑いものになりそうな市松模様のエンブレムになったこと(市松模様のデザイナーさん、言いたいこと言ってごめんなさい)③炎天下になる前の早朝の東京を走るはずだったマラソンが、経緯も分からず札幌を走ることになった。バカみたい。そして④いくら申し込んでもかすりもしないチケット。我が家から国立競技場までは歩いて行けるというのに、「来ないでね」と言われたみたい◆相性が悪い。「もういいや」という心境。世界各国から大勢のオリンピック観光客が集まるその時期、私はバリかタイかベトナムか台湾にでも行ってゴルフをしようかと考え始めた。きっとその時期、逆方向への飛行機は安いだろう。異国の地でゴルフしてビール飲みながらテレビでのオリンピック観戦、悪くない。ゴルフ仲間にまじめに相談してみよう。
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◎2019年12月18日 ---- ボス ◎
◎2019年12月17日 ---- ボス ◎
◎2019年12月16日 ---- ボス ◎
- 罪と罰(その2)
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長男を刺殺したとして殺人罪に問われた元農林水産事務次官熊沢英昭被告の裁判員裁判で、東京地裁は懲役6年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。◆先週もこの欄で私は求刑の「懲役8年は重過ぎる」と書いた。判決は懲役6年だが執行猶予はつかなかった。なお「重過ぎる」と私は思う。彼は十分に反省しているし、社会的制裁も受けた。彼を収監しなくても彼が同じような罪を繰り返すことはない。◆その一方で「こいつ、懲役刑を終えて出て来てもきっとまた犯罪を犯すだろうな」というワルでも刑期満了になれば平気で野放しにする。「この人は絶対に悪いことは繰り返さない」という人でも懲役6年の実刑となる。◆罪と罰のバランスの悪さを感じる。
検察側は公判で、長男と同居を再開した5月に暴行を受け、殺害を考えるようになったと指摘し「強い殺意に基づいた悪質な犯行だ」とした。
弁護側は「殺すぞと言われ、自らの命を守るためとっさに刺した」と計画性を否定。発達障害があった長男を長年、献身的に支えてきたことなどを挙げ、執行猶予付きの判決を求めた。
熊沢被告は起訴内容を認めていた。
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◎2019年12月15日 ---- ボス ◎
- 原発に代わるモノ
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気候変動枠組み条約会議(COP25)ではスウェーデンの16歳の環境活動家グレタさんが正論を述べ世界中のメディアから称賛されている反面、わが国を代表して出席した小泉環境大臣は何も言えずに内外の批判を一身に浴びる格好になった。◆我が国には多くの火山がありそのために常に地震の心配がある。東日本大震災で福島原発があのような大事故を起こしてしまった。どんなに基準を厳しくしたところでなかなか原発の復活は難しいだろう。◆「火山と地震のため」原発が難しいから、石炭依存を継続しなければならない、というのが我が国の役人や政治家の考えらしい。「火山と地震のため」に原発を止めるのであれば逆にその「火山と地震」を利用すればよい、と私は考える。答えは「地熱発電」◆世界で最も地熱発電に向いた火山が多いのに、温泉保護という問題のみで遅れている。現在、わが国の総発電に占める地熱発電の割合は0.2%。なんとも情けない。ちなみに同じ火山国のフィリピンは14%以上が地熱発電で賄われている◆COP25の場で「石炭利用を控え、地熱発電を推進していきたい」と小泉環境相が発言できたら我が国も「世界一環境問題にルーズな国(化石賞)」に選ばれることは無かったんじゃないだろうか?
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◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- 週刊文春ミステリーベスト10
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毎年恒例の週刊文春ミステリーベスト10が発表された。私は国内作品の1位と2位、海外作品の1位を読んでいた。◆国内部門の1位は『ノースライト』(横山秀夫/新潮社)、2位は『罪の轍』(奥田英朗/新潮社)。これはおかしい。どう見ても『罪の轍』のほうが面白い。よく書けている。3位の『魔眼の匣の殺人』は昨年の1位『屍人荘の殺人』の続編と聞いた。ゾンビが出てくるような推理小説は1冊で十分。◆海外部門の1位『メインテーマは殺人』(アンソニー・ホロヴィッツ/創元推理文庫)はまあまあ。◆国内も海外も、この10年でミステリ作品の魅力は随分と落ちた。ミステリに限らない。魅力ある作品に出合うことが少なくなった。
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◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- 罪と罰のバランス
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長男を殺害した殺人罪に問われた元農林水産事務次官、熊沢被告に、検察側は懲役8年を求刑した。「懲役8年は重すぎる」と私は感じた。◆「息子を殺したのだから懲役8年くらい当然」という声があれば「あれは息子が悪すぎたのだ。あんな悪ガキを殺しても正当防衛だ。もし熊沢さんが殺さなければ息子が近所の小学生を殺していたかもしれない」と被告を擁護する声もある。さらに「そうは言っても、そもそもあんなバカ息子に育てた親がダメなんだ」と親としての責任まで問う見方もある。難しい。◆親がどれだけ愛情を持って育ててもときどき悪魔のような子供が出てくる。週刊誌は「悪魔の子」が出てくると必ず「親の責任」を問う。宮崎某がそうだったしサカキバラ某もそうだった。親がきちんと教育していれば悪くならなかった子供もいようが、親が愛情を持って一所懸命に育てても化け物のような子もたまに出てくる。難しい◆私は罰の意味を考える。「悪いことをしたのだから」の罰と「二度と悪いことをしないように」の罰がある。さらに「悪いことをしたらこんな罰があるんだ」と世間に知らしめ、犯罪を減らすという目的もある。◆同じ「懲役8年」の罰でも「あっ、こいつ8年後に出て来てもきっとまた悪いことをするだろうな」というヤツもいれば熊沢さんのように「これ以上の罰を与えなくても二度と悪いことはしないだろう」という人もいる。◆熊沢さんに情状酌量を望む。
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◎2019年12月13日 ---- ボス ◎
- こんなに我慢してたのに たったこれだけ?
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トイレに行く回数が増えた。ほぼ毎晩、夜中におしっこで目が覚める。昼間の仕事中は接客や会議でなかなかトイレに行けず我慢を続け、やっと“朝顔”の前に立って「ふーっ」と息を吐いたあと「えっ、あんなに我慢していたのにたったこれだけ?」と情けなくなることがある。隣で用を足しているオニーサンは私が位置に着いたときにはすでにスタートしていたが私が用が終わり仕舞おうとしている頃もまだ勢いよく続いている。「オレだって、昔は、いっぱい出たんだ。いっぱい溜めることができたんだ」と思う。ゴルフの飛距離が落ちることよりもおしっこの我慢できる量が減ったことの方が寂しい◆今年、私と同世代の友人が3人も前立腺がんの手術をした。今や前立腺がんは「死」に直結する病ではなくなった。「死」ぬことはないのだが「おしっこの管理」がやや面倒くさくなることと「男性機能喪失」のリスクが高いことが問題だ。◆私の場合「男性機能」など持っていても使わないのだから、なくても同じことのようだが、実際は「使わなくても大切に残したいモノ」の第一番に上げたい。そこが盲腸とは大違いだ◆「おしっこがこんなに近くなって、オレも前立腺がんじゃないだろうか?」と心配しながら人間ドッグに入ったが「前立腺もまったく異常はみられません」とのことだった。おしっこが近いのは老化現象とのこと。いろんな機能が老化によって失われていく。徐々に、徐々に失われていく。寂しい。
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◎2019年12月12日 ---- ボス ◎
- 「お伺いします」???
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幹部職員からメールが届く。「明日、15時にお伺いします。・・・」と書いてある。私はまた悲しくなる。「なんだ!『お伺いします』って?」◆若い営業マンだけでなく幹部職員までがまともな敬語を使えない。会話の中でつい「お伺いします」と言ったのならまだ許せる。社長あてのメールで「お伺いします」となると悲しくなる。彼はおそらく「おかしい」ことに気付いていない◆ひどいのになると「お伺いいたします」などと書いて来る。小学校で、中学校で、そして家庭で、あなたはなにを習ってきたの?と問いたくなる。基礎教育が全くできてなく、それでも「社会人になったら『やる気』で勝負だ!」などとバカな上司に教えられ「営業マンはとにかく言葉が大切だ。敬語を使え!」とバカな先輩に教えられると平気で「お伺いします」などとメールを送ってくる◆敬語をまともに使えないヤツばかりだから、ときどき「明日15時に伺います」とまともなメールをもらうとそれだけで「おっ、こいつ、仕事できるな!」などと勘違いしてしまう。
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◎2019年12月11日 ---- ボス ◎
- 自分を追い込まない若い人
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我が社は「資格給」制度が充実している。他の会社では「合格したら一時金」というところを我が社では「合格したら給与アップ」になる。対象となる資格は専門的なものからTOEICまでいろいろある。合格したら月額給与が5万円アップするものもある。当然のことと思うが参考書代などは自己負担。少々カネと時間をかけても合格すればすぐに取り返すことができる◆会社からは「キミはこの資格にチャレンジしたら?」程度のアドバイスはする。「頑張れ」と応援はする。「試験が近づきましたので・・」と言われれば配慮する。ところが・・・◆誰も「試験が近づきましたので・・・」とは言わない。それどころか試験を受けること、受けたことも言わない。合格して初めて「〇〇試験に合格しました」と言ってくる。そりゃそれでいいのだが、なぜ事前に言わない?◆彼は「落ちました」と言いたくないのだろう。試験に合格しなかったら受験したことを内緒にし、合格したら「合格しました」と言って「資格給」のアップを申請する。つまり自分を追い込まないのだ。試験に落ちて「カッコ悪い」思いをしたくないのだろう◆自分を追い込んで、言い逃れ出来ない状態にしてチャレンジするのと、こっそり内緒で(逃げ道を作って)チャレンジするのではおのずと結果が違ってくる。何事にも「必死」にならない若い人たちに初老となった経営者は「歯がゆさ」を感じている。
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◎2019年12月10日 ---- ボス ◎
- やめるタイミング
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毎月2ページにわたって当社の広告を掲載してもらっていた業界誌。「広告宣伝費の見直し」ということで「来月から半分の1ページ広告にします」と担当者が連絡すると業界誌の責任者からひどく罵倒されあらぬ噂を流された。◆「来月から掲載を止めます」と言われても本来なら「分かりました。これまで長い間ありがとうございました。また機会がありましたら是非よろしくお願いします」と言うのがまともな人間の態度だろう。「止める」わけでもなく「減らす」ことすら許さない業界誌、私は「二度とその会社とは付き合うな」と担当者に指示をした。◆「なにか手伝わせてもらえないか」というので週に一回程度の簡単な仕事をお願いしていた業界OBがいる。数か月経って、あまりにも仕事をしてくれないので「来月でおしまいにしたい」と伝えたら彼は激怒した。「ご期待に沿えずに申し訳ない。これまでありがとうございました」と言われると思っていたのだが逆に激怒された。驚いた◆苦労せずに定期的に入ってきていたものがある日突然打ち切られるとデキの悪い人間は怒る。まともな人間はこれまでの厚情に感謝する。◆そういえば「期限つきの減税」も期間が終わり元に戻そうとすると「増税だ!」とマスコミは騒ぐ。デキの悪い国民も「増税だ!」と怒る。「もとに戻しただけじゃない、約束どおりじゃない」と言っても許してもらえない◆韓国だってそれまで恵まれた「ホワイト国」待遇を外されたら猛烈に怒った。人間も国も、それまでの厚情に感謝するよりも厚情がなくなることに怒るものなのか。品が良くない◆◆なぜ、そんなことを思ったかというと、これまで毎年お歳暮を贈っていた方で今年は「もうそろそろ止めてもいいんじゃない?」という人が数名いたのだ。彼らも「あっ、エアロから今年はお歳暮が届いていない。失礼だ!」などと怒っていなければいいな、と思ったからです。◆そういえばここ10年ほど毎年ある企業が12月になると「チューリップの球根」を持って来てくれていた。春になると我が家のベランダにキレイなチューリップが咲くのが楽しみだった。残念ながら今年は届かなかった。私は心の中で「これまでありがとう」と言った。今年はamazonで購入した。
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◎2019年12月10日 ---- ボス ◎
- カレンダー 壮大なゴミの元
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師走になり私共のような小さな会社にもご丁寧にいろんな方が年末の挨拶にいらしてくれる。銀行や重厚長大産業の方々は今年も変わらずカレンダーや手帳を持ってくる。黙って笑顔で「ありがとうございます。来年もよろしくお願いします」と頭を下げてカレンダーを受け取るのが大人なのだろうが、天邪鬼(あまのじゃく)な私は毎年「大変失礼なのですが・・」とクレームを付ける。◆A1サイズ、12カ月の1枚カレンダー、今どき誰が喜ぶのか?もらって喜んでる人はどう考えても「センスある人」とは言えない方だろう。大分の田舎の大きな家で一人暮らしをしていた80歳を超えた頃の私の母親なら「あら、ありがとうね」と本気でいい、台所の壁に張ったかもしれない。東京の狭いマンションやアパートにこんなカレンダーを貼るとみじめになる。オフィスに銀行のカレンダーを貼っている会社は資金繰りに苦しみ銀行にゴマすりを続けなければならない会社くらいだ。おそらく1%も壁に貼られることは無いだろう。◆私の会社では、年末にいただいたカレンダーや手帳を箱に入れ「どなたでもどうぞ」と社員に持って帰らせる。誰も持って帰らない。年が明け、15日頃に大量のゴミと化す。さて日本中でどれだけの「カレンダーゴミ」「手帳ゴミ」が1月に処分されるのだろう。◆「相手がもらって『嬉しい』と思わないようなものをお土産に持っていくな!」と私は社員たちに言っている。銀行や大手建設会社や重厚長大産業の営業マンは、なぜ、いつまでもこんなセンスのない営業を続けているのだろう?恥ずかしくはないのか? ◆表では「エコ」だとか「ゴミを減らしましょう」「資源を大切に!」などとキレイごとを言い、そういうハナから大量のゴミの元を笑顔でばらまいている。チコちゃんじゃないが「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言いたい。
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◎2019年12月09日 ---- ボス ◎
- 松本ちえこさん 逝く
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高校生の頃、受験勉強の合間、テレビから毎日楽しい曲が流れていた。「まんまる顔のオンナの子は いいツマになれるって 私ってなれそう ね バスボン」資生堂のCMソング、可愛い少女が歌っていた。私よりも2,3歳年下だった。松本ちえこさん◆それから40年経った一昨年、友人が「銀座に楽しい店があるから付き合ってくれ」と言う。小さな小さな店だった。居心地の良い店だった。常連さんたちでいっぱいだった。そのバー「わらじーず・バー」のオーナーが松本ちえこさんだった。可愛いかった少女の頃の面影は残るものの、どちらかと言えば場末のスナックのママという感じ。幼さも、色気も、過去のものだった。タバコをプカプカ吸っていた(と記憶している)。でも感じ悪くはなかった。楽しく会話した。◆上手な歌手が小さなカウンターで昭和歌謡を歌っていた。盛り上がっていた。楽しかった。「また行きたい」と思っていたが行けなかった。◆あの松本ちえこさんが亡くなった。早すぎる死。もう一度、一緒に飲みたかった。若すぎる。
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◎2019年12月06日 ---- ボス ◎
- 「だから なんなの?」 「それで なんなの?」
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営業のため出張する社員が多い。「勉強のため」などと言って講演会や学会に参加する者も多い。お客様や同業者と楽しく会話をすればそれで「仕事をした」と思っているようだ。困ったものだ。◆そこで「営業で客先を訪問したり講演会に出席したらレポートを出せ」と指示をした。やっと最近、各人がレポートを出すようになった。このレポートの程度が低すぎる。「いつ、どこで、誰と、何を話したか」は書いてある。それだけ。「考察」がないのだ。◆「だから なんなの?」「それで なんなの?」「次に どうするの?」「あなたは どう感じたの?」「なんで 〇〇を提案しないの?」 矢継ぎ早に問うても「はぁー?」と答えるだけ。これでは御用聞きにもならない。◆徹底した社員教育が必要だ。
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◎2019年12月05日 ---- ボス ◎
- 初冬の枝に色あり
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毎朝、愛宕神社に神頼みをする。愛宕名物86段の「出世の石段」通称「男坂」を上り、手水を使い、お賽銭100円を納め、もろもろを祈願する。私の他に人がいるようだったらごく短く、誰もいないときには多くを願う。通称「女坂」を下りる。「男坂」は「出世の段」なので上るのはいいが下るのは寂しい。◆愛宕神社の前の通りがそのまま「愛宕通り」だ。春、ここの桜は見事だ。私は桜吹雪に酔いながら通勤できる幸せを感じる。さてその桜、初冬の今はというとこれがまたキレイ。落葉の前、黄色くなった葉が美しい。私は黄色いトンネルをくぐりながら我が国を「観光立国」として発展させるための方策などを考えている。
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◎2019年12月05日 ---- ボス ◎
- 楽に死にたい
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死ぬのは怖い。とても怖いが、それでも若いころに比べればいくらか怖くなくなった。死に方が問題。眠っているときにふうっーと死ねるのなら今夜死んでもいい。やり残したことはまだまだあるが、人としてまあまあのことは仕上げたと思っている。要は「楽に死にたい」ということ。◆「あと半年の命です」などと告げられると怖い。小心者の私は間違いなく半年間悩み苦しむ。身辺整理をする猶予期間をいただけることはありがたい、などと言う者もいるが私はきっと動揺してなにもできないまま半年を過ごすだろう。怖すぎる。◆かと言って事故死もイヤ。父親を目の前で、交通事故で失った身として同じ死に方はしたくない。認知症や半身不随などの長患いは最も避けたい。認知症や半身不随で頑張っている方やそのご家族には大変失礼な言い方になって申し訳ないが、私は認知症や半身不随で長患いして長生きするよりも今夜眠るように死ぬ方がはるかに幸せな人生だと思う。自分の葬儀の席で「キノシタさんは、晩年は〇〇でご苦労されましたが・・」と言われる人生が私にとっては最悪のシナリオ。楽に死にたい。◆先月、女優の木内みどりさんが69歳で急逝した。前日まで元気。広島で行われた「懇親会で楽しく語り合った後、歩いてホテルに戻った。その数時間後、部屋で亡くなっているのが見つかる」(週刊新潮より)・・・若過ぎる死ではあるがこの記事を読んで「私もこんな死に方をしたい」と思った。
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◎2019年12月04日 ---- ボス ◎
- 秋の枝に色あり
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「春の枝に花あり。夏の枝に葉あり。秋の枝に果あり」と言う。そして「冬の枝に慰みあり」と続く。私個人的には「秋の枝」には「色彩(いろ)あり」というのもいいな、と思っている。◆師走になり新虎通り(別名マッカーサー通り)の街路樹も葉を落とし始めた。「イロハモミジ」や「トウカエデ」はまだ赤や黄色に輝いている。愛宕神社に毎朝「神頼み」をしたあと私は「色ある枝」や「慰みある枝」を眺めながら新橋の会社へ向かう。◆虎ノ門方面に向かうアタマの悪そうな若者と何度もぶつかりそうになる。彼らは決まってスマホを見ながら歩いている。朝の出勤途中に小さな画面を見ながら歩く奴ら、出世することはないだろう。
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◎2019年12月03日 ---- ボス ◎
- 人の話を聞け!
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同窓会で「一人1分で近況報告を」ということがある。最近、面白くない報告は「孫ができました」というヤツ。「どうでもいいよ、そんなこと」と心の中で思いながらも一応「オメデトウ!」などと声をかける。そんなとき「オレは二重人格だな」などと思う。報告でもっとイヤなのが長々としゃべるヤツ。「一人1分」っていうのだからせめて2分以内にまとめろ!と言いたくなる。面白くもないことを4分も5分もしゃべるヤツがいる。決まって仕事のできないヤツだ。そしてもっともっと嫌なのが人の話を聞かないヤツ。自分の順まではおとなしくしていて、自分がしゃべったあとは人の話も聞かずに隣の人に話しかけてるヤツがいる。嫌い。人が話しているときは人の話を聞け!と言いたい。◆先日、ある立食パーティーに参加した。新理事長が挨拶をしている。「この会が創設されまして早20年になります。その間・・・・」私は新理事長がどんな話をするのか興味を持って聞いていた。私の後ろで私に話しかけてくるヤツがいた。「新理事長が挨拶しているんだ、オレに話しかけてくんな! 黙って話を聞け!」と言いたかった。相手が年下だったり、或いはうちの部下だったら口に人差し指を立てて「今は聞きましょう」合図を送るところだが、今回は相手が悪かった。私に話しかけてくるのは旧理事長なのだ。さすがの私も旧理事長に向かって「新理事長が話していますよ。聞きましょうよ」とは言えなかった。しゃべり続けるうるさい旧理事長に向かって笑顔で(それでも黙って)相槌を打ちながら、新理事長の発言に耳を傾けていた。◆5年前、ある会社のパーティーで全く同じようなことがあった。壇上で新社長が挨拶しているのに、よりによって旧社長が私のところにやってきて「やあキノシタさん、お久しぶり。お元気そうですね。あの件は順調に進んでいますか?」などと聞いて来る。質問されると答えないわけにはいかない。笑顔で黙って頷けば済むことではなかった。辛かった。◆パーティーのとき、壇上でどなたかが話していたらみんな静かに話を聞きましょう。
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◎2019年11月28日 ---- ボス ◎
- 認知症の始まり
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いま羽田空港内のANAのラウンジでこの文章を書いている。高松への一泊出張。昨日、チケットを自分で予約した。行きの便はまだ空席が多かったが明日の帰りが金曜日ということで満席だった。安いチケットがない。「往復チケット」は購入できなかった。苦戦したがなんとか10:05高松発の羽田行きのチケットを購入した。◆今朝は一度会社に出たあと、山手線とモノレールで羽田空港まで来た。お土産を購入し、保安検査場を通過、予定通りANAラウンジで一服。出発まで約30分、ラウンジでコーヒーを飲んで搭乗口へ向かうのがいつものパターン。コーヒーを飲みながら「搭乗口は何番かな?」とチケットを確認した。搭乗口は46番だった。チケットを眺めていて大変なことに気が付いた。出発は10:05と思っていたのだが違った。10:05は帰りの便だった。私のチケットに書いてある出発時刻はなんと12:05。◆いま09:55。さて2時間以上をどうやって過ごそうか。情けない。認知症の始まりかもしれない。
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◎2019年11月27日 ---- ボス ◎
- ドクターヘリ パイロット2人制度
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日本のドクターヘリや防災ヘリはスイスの航空救助隊「REGA」をお手本として創設された。そのREGAから欧州航空医療学会理事でもあるベッカー氏を招いて、講演会があった。◆「ベッカーさんへ何か質問はありませんか?」と司会者が会場に聞いた。「我が国では一昨年、昨年と不幸な、防災ヘリコプターの事故が発生し、それぞれ9名がその事故で亡くなりました。それを受けて総務省では防災ヘリの操縦士を2人体制にすることにしました。防災ヘリのパイロットを2人にすることで事故は減るのでしょうか?」と誰かが質問した。ベッカーさんはすぐに、はっきりと答えた。「パイロット2人体制で事故が減るとは思えません。もし2人にして事故が減るのだったらいっそ3人にすればいいじゃないですか。医者が手術に失敗したら手術は2人の医師でやることに変えるのでしょうか?一緒に飛行するパイロットを2人にすることよりも教育や訓練、或いは勤務体制の見直しなど、冷静に対処すべき問題があるはずです。コパイ席(副操縦士席)に座る者は操縦士とは別のそれなりの役割がありますよね。何事もオーバーリアクションはダメです」◆会場の殆ど全員が納得した。会場の殆ど全員が「なにも知らない総務省のお役人が取った、単純な『操縦士2人体制』って困ったもんだなあ。なんとかならねえかなあ」という顔をしていた。◆私は「そうですよね。まずは教育と訓練の充実ですよね」とベッカーさんに心の中で語りかけた。
例年はシンポジウムを開催いたしておりますが、今回はステファン・ベッカー氏)とネイル・ジェファーズ氏(ロンドン・ヘリコプター救急首席機長)を招聘し、講演会を開催することといたしました。 皆様ご案内のように、我が国ドクターヘリは... 続きを読む
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◎2019年11月18日 ---- ボス ◎
- また心優しき殺人者が・・
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脳梗塞を患って足が不自由な主人(70歳)とその父(93歳)母(95歳)の3人が妻(71歳)に殺された。妻は後追い自殺を試みたが死にきれなかったようだ◆私はこの「人殺し」となってしまった妻が可哀そうでしかたない。妻は2年前から3人の介護を一人でしていたようだ。どれだけ大変なことだったろう。主人が脳梗塞では明るい未来も全くなかったのだろう。◆この苦しさを乗り越えたら向こうに「楽」が見えるなら人は頑張る。一人死んでも介護は終わらない。2人死んでもまだ終わらない。その頃には自分もさらに老いる。明るい未来はまったく見えない。この苦しみから逃れる手段として・・・選んでしまった。可愛そう。◆高齢者介護の仕組みをもっとまじめに取り組まなくてはならない。そろそろまともに「安楽死」の制度を検討すべき時期に来ていると私は思う。これ以上「心優しき殺人者」を生んではならない。
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◎2019年11月18日 ---- ボス ◎
- イートイン脱税
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週末のゴルフ、帰路で渋滞にはまるのを避けるため早朝スタートを予約している。午前5時前に自宅を出てゴルフ場には6時に着くようにしている。途中、セブンイレブンに立ち寄る。昨日は「おにぎり1個」「週刊新潮」「炭酸水」「堅焼きせんべい」「ガム」「ユンケル」「黒酢ドリンク」そして「コーヒーRサイズ」を頼んだ。支払い時に「おにぎりはイートインで食べます」と正直に申告した。アルバイトの女性はびっくりしたような顔をして「は、はい。ありがとうございます」と言う。◆マシンでコーヒーを淹れながら「黒酢ドリンク」を立ち飲みした。イートインコーナーの手前なのでこれは申告しないでも良いのだろう、と勝手に決めた。イートインに移動し、「おにぎり」を食べながら「新潮」の将棋コーナーを少し読んだ。コーヒーを少し飲んだが全部ではないのでこれも良いのだろう。店を出てコーヒーを飲み切りゴミ箱に捨てた◆くだらぬ「軽減税率」のおかげで私はいつも迷っている。「これくらいいいだろう」という気持ちには後ろめたさが付きまとう。イートインに入る前にどれをイートインで食べるかをきっちりと意識する人なんていないだろう。◆我が国の役人なのか政治家なのか知らないが、随分とバカなことを考えたものだ。
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◎2019年11月15日 ---- ボス ◎
- 「桜を見る会」問題
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実に小さな、どうでもいいような問題で国会が騒がしい。騒いでいる議員に向かって「あんたちアホかいな?」と言いたいのは私だけではないだろう。もっと真剣に議論するべきことはないのでしょうか?◆「会社全体で『昼休みは消灯する』って決まりなのに総務部だけは昼休みも電気付けっぱなしですよー。これって社長が総務部出身でお友達が総務部に多いからじゃないの?」と言っているようなもの。会社の規模にもよるのかもしれないが「昼休みの消灯」なんてどうでもいいこと。総務部長が「分かった、悪かった、今後は気を付ける」と言えば終わること。「そんなことに対してネチネチ言って追求するヒマがあるなら、どうやって売り上げを伸ばすかを考えろ!」と社長は言いたいところだろう。◆国も同じ。教育改革や少子化対策、オリンピック問題や国土の強靭化、さらには憲法改正問題など問題は山積している。桜見で少々ズルがあっても国会が騒ぐほどの問題じゃない。国会議員さん、もっと国民のためになることを一所懸命にやってください!
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◎2019年11月15日 ---- ボス ◎
- 労働生産性の向上
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「働き者の日本人」「休みをしっかりと取る欧米人」のような印象を持っている人が多い。だがこれは違う。JALやANAの国際線のビジネスクラスに乗ると多くの欧米人が難しい顔をしてラップトップをパチパチと叩いている。日本人はワインを飲んでシートを倒し映画を楽しんでいる。「飛行機の中でも働く欧米人」「移動時間はくつろぎの時間と考える日本人」が多いことがすぐに分かる◆各企業で「利益向上」を議論するとき脳みその固いヤツは「コストカット」しか思いつかない。「コストカット」はもちろん大切なことだが私はあまり興味ないし魅力を感じない。どこかの大手企業みたいに「乾いたタオルでもさらに絞って一滴でも絞りとる」などと言ってたのでは独創的な発想は生まれないし会社全体が、そしてそこで働いている人間一人一人が魅力のないものになってしまう。事実、そのようになっている◆出張を管理するときに「もっと安い移動手段はないのか」と管理するのではなく「移動時間にあなたは何をするのか」を管理するほうがはるかに労働生産性は向上すると思うのだがそういう管理をしている会社はほとんどない。そういう管理をすると「自分もそうしなければいけなくなる」からなのだろうか?
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◎2019年11月12日 ---- ボス ◎
- 被害総額の算定
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2011年の6月に「東日本大震災の被害総額は約16兆9000億円」との内閣府の推計が発表された。別途、原発事故対応費用が11兆円必要と報告された。つまり東日本大震災すべての被害総額は30兆円弱と政府は見積もったのだ。私は直感で「えっ?そんなに少ないの?そんなわけないだろう」と思った。もし政府の発表した数字が本当なら私は「我が国には原発は必要」との考えを持ち続けていただろう。◆米格付け会社が11日、9月に発生した台風15号と10月の台風19号による日本の損害保険会社の保険金支払額が、全体で2兆円を超えるとの試算を発表した。これは直感的に私も納得の数字。「二つの台風で2兆円の保険金支払い」「東日本大震災すべてで30兆円の被害総額」この二つを比べてアンバランスだ、おかしいと感じない人が多すぎる。◆東日本大震災の被害総額は30兆円どころか実際には200兆円程度ではないかと今私は推測している。もっとも、根拠のない単なる私の勘なのだが・・。◆新聞に出た数字を疑ってみる癖を持つことを若い人たちに教えたい。
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