‘ブログ’ の記事一覧
◎2022年09月01日 ---- ボス ◎
- 映画館の席
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最近の映画は事前予約が必要で、予約時に自分の座席も決める。若いころは中央部の席を選んでいたが最近は「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」との心配から通路側を選ぶようになった。情けない。◆ところが最近の映画館は映像も音響もそして椅子の座り心地も大変良いので通路側の席でも中央部と比べそれほど遜色ない。快適に楽しめる。私はすでに「追いトップガン」も済ませた。(「追いトップガン」の意味を知らない方は調べてみてください)◆問題は映画の最後。エンドロールが流れ大音響で音楽が流れる。私はじっくりと音楽を楽しみ、エンドロールが終わり、会場に灯りが点いてから席を立ちたい。だが最近のエンドロールはやたらと長い。5分以上あるものもある。私はいい。目をつぶって、先ほどまでの映像を思い出しながら音楽を楽しむ余裕がある。さらに付け加えれば、現在の映画館の音響はその辺のコンサート会場よりもはるかにいい。実に気持ちのいい音楽が流れている◆で、問題というのは私の「気配り」と「自分の欲」の葛藤。「自分の欲」というのは「このまま、灯りが点くまで、じっくりと音楽を楽しみたい」ということ。そして「気配り」というのは「私が席を立たないとこの列に座っている人たちも席を立てないよな。トイレを我慢している人がいるかもしれないな。」などと考えてしまうこと。◆結論は出ていない。日によっては気配り優先で席を離れ、日によっては欲が勝つ。ちなみに「トップガン」は「追いトップガン」も含めてエンドロールが終わるまで端の席でじっとしていた。
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◎2022年08月26日 ---- ボス ◎
- 態度悪い
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出張の帰り、長野駅17:04発の新幹線「かがやき」のグリーン車に乗り込んだ。コロナの規制がなくなったためか夕方の新幹線は満席に近かった。私の席は11号車10番のB、通路側である。席を見つけたがそこには大きなリュックサックが置いてあった。私の席の隣、窓側には50歳くらいの下品なデブが座ってスマホのゲームをやっている。私が「すいません」と声をかけるとそのデブはいかにもめんどくさそうにそのリュックを自分の足元へと移動させた。◆なんでオレが「すいません」と言わないといけないの?「すみません」と言うのはオマエの方だろうが!と思いながら、実際には言葉を発せず席に着いた。こんな輩がいっぱいいるなあ。
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◎2022年08月25日 ---- ボス ◎
- 30億回
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「キノシタ、人間って動物はな、生涯に打つ心拍数は30億回って決まってるんだよ。脈が30億回打ったところでおしまいなんだよ。だから脈がゆっくりな奴は長生きでな・・。おまえさんはどうだ?ちょっと見せてみろ」と言いながらSさんは私の左手首を取った。「おっ、速いな。おまえさん、長生きできそうにはないな」ニコリとしながらSさんは優しく言った。「なーに、人間なんて長生きするのが偉いわけじゃないんだ。どれだけ人様のお役に立てるかってことなんだよ。それからもう一つ。おまえさんが死んだときにどれだけ多くの人が悲しんでくれるかってことなんだよ。多くの人に悲しんでもらうためにはお前さんのように少し人よりも早く死ぬ方がいいかもしれんな」◆ Sさんはそんな無責任なことをニコニコしながら語っていた。全く腹は立たなかった。私は素直に納得していた。「オレは平均よりも早く死ぬんだろうな。寂しいな。嫌だな。でも確かに人様に惜しまれて死にたいな」そんなことを考えていた。今から30年も前のこと◆計算してみた。私はすでに28億回程度、脈を打ったようだ。私に残された時間はそれほど多くはないようだ。頑張ろう!◆大変お世話になったSさん(酒井邦恭さん)が亡くなって13年経った。
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◎2022年08月24日 ---- ボス ◎
- 気持ちの悪い事件
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気持ちの悪い事件が起きた。中学三年生の女子が幸せそうな見知らぬ母子をいきなり刺し殺そうとした。自分の母親と弟を殺すための練習だったと言っているらしい。そして自分も死刑になりたかったそうだ。◆バカなマスコミは早速、この異常な少女の母親を追いかける。これから恐らく週刊誌などが家庭環境を暴き、その教育方針などをこき下ろすのだろう。◆かつての酒鬼薔聖斗なる狂人や池田小事件の宅間守、あるいは幼女連続殺人の宮崎守や佐世保の女子高校生が同級生を殺した事件など、常人では想像できない犯行を起こす若者がいる。彼らは神様が間違えて作ってしまった作品であり、決して親の責任ではないのだと思う。親が厳しすぎたのか放任だったのかは関係ない。その程度の親はそこら中に居る。◆親の教育を責めてはいけない。彼らだってある意味被害者だ。運悪く、神様の失敗作を抱えてしまっただけなのだ。と、私は思うのだがどうだろうか?さらに言うと、彼ら(犯罪者)本人すら可哀そう。恐らく生まれ持って異常な欲が体内にあったのだろう。彼らだって普通の精神構造の人間に生まれたかったのではないだろうか。
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◎2022年08月24日 ---- ボス ◎
- 統一教会=反社会的勢力?
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どうも分からない。そりゃ30年ほど前、合同結婚式だとか霊感商法で問題になったことは覚えている。「気味が悪い宗教だな」程度の感じは持っている。だがマスコミはこの30年間「統一教会はこんな悪いことをやっている」と報じなかった。だから私は「統一教会=反社会的集団」という式が成り立つとは知らなかった。繰り返すが「気味の悪い宗教」とは思っていた。◆さて政治家はどうだろう?ここからは私の想像だが彼ら政治家も私と同様に「気味の悪い宗教だな」程度の意識だったのではないだろうか?少々君が悪くても選挙になれば頭を下げおべんちゃらを使う。一票でも多く得たい者としては当然の行動だろう。◆先日も書いたが「統一教会は反社会的勢力だ!こんな悪いことをやっている」と知っていたのはマスコミ。それを記事にしなかったのがマスコミ。マスコミは自分を反省すべき。◆いま、選挙応援を頼んだ政治家をあぶりだしてなんになる?
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◎2022年08月23日 ---- ボス ◎
◎2022年08月22日 ---- ボス ◎
- マスコミのていたらく
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山上某なる狂人に安倍元総理が撃たれ亡くなった。「統一教会によって自分の家族は悲惨な状況になった。その統一教会と安倍元総理は非常に近い関係だった。だから安倍元総理を許せない」というのがこの狂ったテロリストの言い分だ。◆当初「この狂ったテロリストの暴挙を絶対に許さない」と激しく主張していたマスコミが最近おかしい。テロリストの言い分を聞いて「このテロリストにこのような行動を取らせたのは統一教会とそれに近い政治家のせいだ」と言い出したみたいだ。連日、統一教会に近い政治家の責任ばかりを追及している。おかしくないか?◆これでは「テロ成功」だ。今のマスコミの動きを見て一番喜んでいるのは狂ったテロリスト山上某ひとりだ。◆マスコミは今頃、政治家と統一教会の繋がりばかりをあげつらって「倫理観に乏しい」などと叩いている。この十年以上、統一教会の在り方をマスコミは一切報じて来なかった。そんなに悪い宗教なら、マスコミが先頭を切って叩くべきではなかったのか?マスコミは政治家と統一教会の繋がりばかりを書き連ねるが、一度自分の会社(新聞社やテレビ局)とのつながりを調べてみてはどうか?なにか出てくるだろう。もし、何も出てこなかったのなら「当社は以前から統一教会とは全く繋がっていません」と発表すべきだろうし、それでもこれまで「統一教会の悪さ」を報じて来なかったことを世間に詫びるべきではないだろうか?マスコミが統一教会を追及していたら山上某もテロを起こさなかったかもしれない。我が国で一番情けないのはマスコミなのかもしれない。
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◎2022年08月19日 ---- ボス ◎
- 「できない理由」を探すな!
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我が社の総合パンフレットを新しく作り変えることにした。昨日、広告会社の編集者が事前に作ったサンプル(案)を持ってきてくれた。目を通していると我が社の「屋上ヘリポート事業」を紹介するページに『国内トップクラスの実績』と赤字で書いてある。私は『トップクラス』という言葉が引っかかった。◆「『トップクラス』ってのは『1番じゃありません、2番か3番です』って感じじゃないか。わが社はこの分野では断トツの1位なんだ。我が社しかないんだ。国内どころか恐らく世界でも断トツの1位だろう。だから『トップクラス』ではなく『トップ』と書けないのか」と聞いた◆広告会社の担当者は「景品表示法というのがありまして・・・」などと説明している。「確認してみます」と彼が言ったその時、我が社の広報担当者がヘンなことを言い出した。「『国内トップの実績』って書くと読んだ人が『生意気な会社だ』って思うんですよ。そう思われないためにも『トップクラス』と書いてぼやかす方がいいと思います」と言う。その言葉を聞いて私は久しぶりに「プツン」と切れた。◆「圧倒的な実績を持つ会社が『国内トップの実績』と本当のことをパンフレットに書いたら『生意気だ!』って思う奴がいるのか? キミはそんなヤツのことを心配して『トップ』なのに『トップクラス』と書きましょう、っていうのか??!!」あまりにも情けない発言に私は席を蹴った。◆公務員の世界は「できない理由の説明ばかりが上手」と言われている。わが社も少しずつ大きくなり、かつては意欲があった若い連中が「できない理由」ばかり探すようになってきた。それにしても「『トップ』と書くと『生意気』だと思われますから『トップクラス』にしましょう」との下らぬ配慮に腹が立ち、昨夜は一人銀座のバーでブツブツ言いながら深酒してしまった。反省。
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◎2022年08月18日 ---- ボス ◎
- ダイアモンドプリンセス号
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コロナ禍が始まった当初、ダイアモンドプリンセス号では乗員乗客3711人のうち712人がコロナウイルスに感染し、そのうち13人が死亡した。◆コロナがどんなものなのかまだよく分かっていなかった頃だから3711人の20%近くが感染したのはしようがないかもしれない。不思議なのは感染した712人のうち1.8%を超える13人もが亡くなったこと。そんなに多くの人が亡くなったんだ、と思う。◆感染者の致死率を調べてみた。アルファ派では2.8%の頃があった。(2020年3月~6月)それが現在のオミクロン株では0.07%まで下がっているらしい。コロナの感染者致死率はこの2年間で 1/40になったということ。◆あえてここでは「だからどうだ」は言わないが「2年間で感染者致死率が1/40に下がった」ということは知っておいて良いことだと思う。
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◎2022年08月18日 ---- ボス ◎
- 貸したカネが帰ってこない
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若いころ「人に貸したエロ本、エロビデオは決して戻ってくることを期待するな」と先輩に教えられた。はい、確かに戻って来たことは一度もありませんでした。◆子供のころから「人様におカネを借りるな。やむを得ず借りた場合はすぐに返せ、お礼を添えて返せ」と教えられて育ってきた。はい、私はそうしてきました。◆大人になり、初老と呼ばれる年齢になり、今日明日のカネには困らなくなった。人にカネを貸す機会が増えてきた。100万円を超えるカネを貸すときはさすがに一札入れてもらうがそれ以下の場合は相手を信用して簡単に貸してしまう。ところがこの信用した相手からカネが帰ってこないことが増えてきた。「タクシー代の1万円」は戻ってくることは半分くらい。そして「あのとき貸したタクシー代、帰してよ」とは言いにくい。◆細かいところでは本代2200円からタクシー代の10000円、麻雀の勝ち金1万5000円というのもある。大きいところでは生活費の10万円とか40万円、そのほかここに書けない貸金もある。1万円以下のものは恐らく相手は忘れてしまったのだろう。忘れたフリをしているのかも。催促すれば「ああ、忘れていました。すみません」と返してくれるのかもしれないが、催促しないことが増えた。「この人はルーズな性格なんだなあ」と彼(彼女)の性格把握料金と思っている。10万円を超えるものはさすがに忘れることはないだろう。忘れたフリもできない。だから相手は逃げる。連絡してこなくなる。◆貸したけど戻ってこないカネ、もらえるはずだがもらっていないカネを合計するといくらになるのだろう?きっとすごい金額だ。◆ところで気になるのは、その逆はないのか?ということ。酔っぱらって誰かにタクシー代を払ってもらったりしていないか?・・・あっ、そういえば昨夜、銀座のバーで飲んでいた。勘定をしていない。きっと一緒に飲んだMさんが払ってくれたのだろう。お礼を言っていないことを思い出した。すぐに電話しよう。◆「借りたまま」よりは「貸したまま」のほうがまだ楽だ。
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◎2022年08月17日 ---- ボス ◎
- どうしてるの?
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今さら人に聞けないことがある。いっぱいある。その一つが「冷やし中華の余ったスープの処理」に関すること。◆暑い時期の昼飯には冷やし中華がいい。個人的には麻布十番の「登龍」の「四川冷麺(四川風ピリ辛ソースかけ冷やしソバ)」がダントツに好きなのだがコンビニの棚に並んだ「冷やし中華」でも十分においしい。つい先ほどもローソンで買ってきた「冷やし中華」を社長室の自分のデスクで食べた。次の会議が迫っていたので4分で食べた◆そしていつも悩むのが余ったスープの処理。みんなどうしているのだろう?給湯室の流しにそのまま捨てると具材(小さなチャーシューや卵焼きなど)まで流れてしまう。それでは次の方に迷惑だ。そこで私はいつも次のように処置していた◆ゴミ箱の中からコーヒーを飲んだ紙コップを取り出して用意。そこにティッシュで蓋をする。ティッシュを濾紙代わりにしチャーシューや卵焼きを分離する。紙コップには液体スープのみが落ちる仕組み。ティッシュに残ったチャーシューなどの細かい具材はさらにもう一枚のティッシュでくるんでゴミ箱に捨て、ろ過した液体スープは給湯室の流しに流す。うまく行くときもあれば濾紙代わりのティッシュが破けて苦労することもある。◆苦労を繰り返しているうちに私は素晴らしい方法を発見した。ティッシュではなくコーヒーのドリップのためのフィルターペーパーを使うのだ。先ほど淹れて飲んだコーヒー豆の挽きカスが残ったままのところに液体スープを流せばすべてがうまくいく。◆必要は発明の母、というがこれに気づくまでに5年くらいかかってしまった。
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◎2022年08月16日 ---- ボス ◎
- かしこ
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私は随分以前に出すことを止めてしまったのだが暑中見舞い葉書が今年も十数枚届いた。そのほとんどが私と同世代あるいは私より年長の方からのもの。若い人は暑中見舞いを書いたこともないのかもしれない。◆毎年いただく暑中見舞いの中に美しい字で最後を「かしこ」と締めている葉書が二枚ある。どちらも大変お世話になった方の奥様からのもの。気付くと私の人生、お世話になった方ばかり。お世話になった方は鬼籍に入られても奥様から連絡をいただけるだけでも嬉しい。◆私なんぞにへりくだって敬意を表してくださる「かしこ」。女性だけが使うこの「かしこ」は古き良き文化だと思うのだが「男女平等」が必要以上に叫ばれる現代、知的な女性が葉書の最後に「かしこ」と書いても批判されそうな勢いが怖い。世の中が少々変わろうが、私は「男は男らしく、女は女らしく」生きてもらいたいと思っている。「男らしさ」「女らしさ」と「男女同権」は両立できるものだと思うのだがそれさえも認めない頭の固い人たちが増えてきた。
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◎2022年08月14日 ---- ボス ◎
- 長靴を見なくなった
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盆休み中の昨日(8月14日)雨の中、日比谷で映画「トップガン」を観た。この映画を観るのは二度目なのだがそれでも最後は涙があふれた。素晴らしい映画。◆映画のあと新橋のオフィスを覗き(誰もいなかった)、電車で自宅へ帰った。銀座で黄色いオシャレな長靴を履いた中年の女性を見かけた。「そういえば最近は長靴を履いている人を見かけなくなったな」、ふと思った。そう思いながら周りを見渡すとやはり誰も長靴を履いていない◆子供たちも履いていない。なぜだろう?考えた。①「昔は道路が整備されておらず水溜りがあちこちにできていたから」②「昔はズック靴が多く雨水がすぐに染込んできた」③「革靴は高級であり、雨の日には履かない」・・そんな理由が思いついた。さて実際はどうなのだろう?◆我が家の靴箱にも「ブーツ」と呼ばれるオシャレな防寒靴はあるが「長靴」と呼ばれる雨雪対策靴は無いようだ。
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◎2022年08月09日 ---- ボス ◎
- ヘリコプターは人が移動するためのものではない
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多くの人は「ヘリコプターは乗り物」と思っている。そして「乗り物は人が移動するために使用される」と思っている。◆最近「空飛ぶクルマ」に関する取材を受けることが多くなり、私は「少なくとも我が国では、ヘリコプターは人の移動のためには使われていません」と話し始める。ヘリコプターは「情報収集」「物資輸送」「安全」「遊覧」「レジャー」のために利用されるのであり、「ドクターヘリ」を除けばほとんど人の移動目的で使われていない。◆一方「空飛ぶクルマ」は人の移動のために使われることを目指して開発されている。「空飛ぶクルマ」は「ヘリコプター」に近そうで実は近くない。「空飛ぶクルマ」は「ヘリコプター」よりも「自動車」や「飛行機」に近いものである。そのことに気づいている業界関係者がほとんどいないことが情けない。
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◎2022年08月04日 ---- ボス ◎
- 客としての礼儀
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息子や娘をクルマの助手席に乗せて走っているとき、彼らがスマホをいじることを私は許さない。助手席に乗る者としてのマナー違反だ。だれかが「それはマナー違反ですよ」と教えなければ彼らは一生恥をかき続けることになる。◆先日、高級寿司店のカウンターで食事をしていると隣の客がスマホで野球中継を見ていた。音声は出ていなかった。彼はときどきカウンターの向こうの店主と話はするのだが話しながらもチラチラとスマホを眺めている。このあまりにも失礼な態度に私は腹が立った。寿司店の主人はこの無粋な客に注意しなかった。注意できなかったのだろう。私も不愉快ではあったが注意できなかった。◆昨日、久しぶりに銀座のジャズバーへ行った。コロナのせいか客は少なかった。私のほかは男性5人、女性が2人だった。ピアノソロが始まったが3人がスマホを覗いたままだ。そりゃスマホを見ながらでもピアノの演奏を楽しむことはできるのかもしれないが完全なマナー違反だろう。演奏者に対しても、ほかの客に対しても。彼らは恐らく注意されれば「ああ失礼しました」とスマホを閉じるのだろうが注意されるまで気づかない。自分のアタマでモノを考えない生活を続けてきたのだろう。気配りのできないバカな大人が多すぎる。◆その点「すごいな。できるな」と思わせるのが銀座のオネーサンたち。一流店の女性は客と一緒の時はスマホの電源を切っている。きっと多くの電話がかかってくるのだろうが一切スマホを気にしない。彼女らはトイレに行くと言って席を離れ、トイレの中で着信をチェックし必要なものには返信して、何食わぬ顔で「失礼しました」などと言って笑顔で戻ってくる。ホステスになる時に先輩から教えられるわけでもないようだ。できる女性は伸びる。多くの客の心を掴む。そして出世していく。◆銀座のホステスさんから学ぶことは多い。逆に、相手へのちょっとした気配りが出世に繋がることを知らないオジサンが多すぎる。
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◎2022年08月03日 ---- ボス ◎
- M先生から電話
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ドキッとした。朝、愛宕神社の前を歩いていたらスマホが震えた。見るとM先生からの着信だ。「ひょっとして昨日のこの欄『ありがとう、を言えない後輩たち』を読まれたのかな?」と思いながら電話に出た。「おおっ、キノシタくん。暑いけど元気で頑張っとるんやろうな。先日は大変お世話になりました。みんなの分まではろうて(払って)くれて、ホントありがとう。酔っぱろうてしもうてお礼の電話が遅くなりました」とのことである。続けて「実は昨日からまた東京に来てるんやけど、そいで、昨夜もまたあの銀座のクラブ『N』に行ったと。するとママが『みなさんキノシタさんにちゃんとお礼を伝えたんやろうか?』と心配しとった。ほんで『忘れとった』って言うたらママに叱られたと」とのことである。「いやあ、ほんと、失礼しました。ありがとう」と。◆「先生には日ごろからお世話になっていますから全然良かと。後輩たちが挨拶できんことに情けなかーて感じてるんですよ」と言おうかな、と思ったがやめた。
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◎2022年08月01日 ---- ボス ◎
- 「ありがとう」を言えない後輩たち
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大学時代にお世話になったM先生が久しぶりに上京してくることになった。研究室の後輩たちにも声をかけ「先生を囲う会」を開いた。10人が参加した。一次会は新橋の居酒屋。一人7000円。サラリーマンにとっては安くない飲み代かもしれない。昔話に花が咲き楽しいひと時だった。6時半から始まった一次会が終わったのは9時半を少し回っていた。「もう一軒行こうよ」とM先生の声。2次会に参加したのは6人だった。銀座の安いクラブ「N」に行った。安いクラブと言ってもそこは銀座。一人当たりの料金は新橋の居酒屋よりも高くなる。◆私は翌日、午前4時起きの接待ゴルフの予定が入っていた。そのため11時半までには帰宅したい。だが2次会は1次会以上に盛り上がり、先生はすでに呂律が回っていない。そんな中で「悪いけどオレ、明日が早いから先に帰るね」とは言いにくい。そこでトイレに行くふりをしてママさんを呼び、事情を説明してそっと帰ることにした。店を出る前に、6人全員分の飲み代を私が払った。◆先生や後輩の飲み代を、幾分小遣いに余裕がある私が払うことは問題ない。彼らが「キノシタさん、ご馳走してよ」と言ったわけではない。私が、一人、そっと中座するために勝手に払ったのだ。それはいい。だが残念なのは2次会に参加した6人のうち誰一人も「ありがとう。お世話になりました」との連絡をくれないこと。みんなLINEもメールも繋がっているというのに。◆2週間後、今度はT先生が上京してきた。前回と似た状況になった。T先生を囲み、銀座の裏通りのレストランで1次会。2次会の参加メンバーは前回よりも年長者が多かった。彼らは小遣いには少しは余裕がありそうだった。皆、会社の重役であった。2次会は先日の「M先生を囲う会」で使ったのと同じ銀座の安いクラブ「N」だった。この日も私は中座しなければならなかった。ママさんにお願いして、全員分の飲み代を払って、そっと帰った。◆翌日、私のスマホにT先生からLINEが届いた。「昨夜は楽しい時間をありがとう。お世話になりました。飲み代までお世話になりました。次回は福岡で私がご馳走しますね」と。T先生だけではない。参加したすべての方が「ご馳走様でした」とか「ありがとうございました」などとメールをくれた。電話で直接「ご馳走様」を伝えてくれた者もいる。◆同じ、九州大学の卒業生の集団。M先生の周りの若い奴ら(といっても50歳~60歳)は「ありがとう」を言えず、T先生の周りの大会社の重役連中はきちんと「ありがとう」を伝えてくれる。◆「ありがとう」を言える人だから大会社の重役になれたのだろうか?不思議な気持ち。
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◎2022年07月29日 ---- ボス ◎
- 建築・衣服 もっとオシャレに!
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ただ一社、「森ビル」さんだけが頑張ってくれた。「愛宕ヒルズ」(2001年)「元麻布ヒルズ」(2002年)「六本木ヒルズ」(2003年)と特徴のある素晴らしいデザインのビルを建築してくれた。ところが我が国のバブル経済の崩壊を受け、その後は、森ビルさんですらデザインに気とカネを配る元気がなくなってしまったのだろう。この20年間、東京のビルはほぼすべてが「大きなマッチ箱」のような形状。ヨーロッパや中東とは比べ物にならない地味なビルばかりが建てられた。気付くと、デザインにおいては中国、韓国、台湾、シンガポールなどアジアの諸国にも大きく水をあけれてしまっている。日本のデベロパーさん、恥ずかしくないですか?◆大手の建築事務所に勤める友人たちにこの話をすると彼らは決まって「日本は地震があるから、厳しい耐震性能を求められるんですよ」などと訳の分からないことを言って逃げようとする。耐震性能が厳しいとデザインは手抜きしなければならない理由などない。20年前には六本木ヒルズを建てられたのだ。◆要するにカネを出してビルを建てるほうも、その設計を任されたほうも、「美」に対する意欲、情熱がないのだろう。いや設計会社やデベロッパーがダメなだけではない。日本人、一人一人が「美」「デザイン」に無頓着になってしまったようだ。◆一人一人が「美」とか「デザイン」に興味を持つようになれば我が国はきっと復活する、と私は信じている。もっとみんなで「美」に興味を持ちましょうよ。少しオシャレを楽しみましょうよ。「キレイな外見には健全な精神が宿る」と思いますよ。
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◎2022年07月28日 ---- ボス ◎
- 祝電・弔電の披露をやめよう。
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愛知県の大村知事が、統一教会の集会に送った祝電が、教会により改ざんされ披露されていたことが分かった。大村知事は「盛会を祝す」という内容の祝電を送ったのだが会場では「韓総裁の力強いリーダーシップに心より敬意を・・」などと改ざんされた電文が紹介されていた。当然、大村知事は立腹している。そして「祝電の依頼は日常的にたくさんあり、今回も定型のものを送った。この団体はいろいろ言われていることもあり、今後は気を付けなければいけない」と述べたそうだ。◆私には「祝電の依頼は日常的にたくさんあり、今回も定型のものを送った。」という知事の言葉が引っかかる。祝電の依頼が日常的にたくさんあるんかい?そんな依頼には定型の文面を(心を込めず)形だけ送っているのかい?、と嫌味を言いたい。◆もう、やめませんか? 結婚式や葬式で祝電・弔電が披露されるのって、あれ、なに?そんな必要あるの? 「こんな偉い方が電報くれたよ」ってことで箔が着くの? 虚礼!虚礼。「結婚式や葬式では電報を披露しません」とすればいい。
3年前に愛知県で行われた旧統一教会の集会で、愛知県の大村知事が送った祝電が教団側によって総裁を賛美する内容に改ざんされたとして、知事側が抗議していたことが分かりました。 常滑市の愛知県国際展示場で2019年に行われた世界平和統一家庭連合・旧統一教会の集会では、国内外から信者4万人が集まり、韓鶴子総裁も来日しました。 関係者によりますと、大村知事は「盛会を祝す」という内容の祝電を送りましたが、会場ではなどと韓総裁を賛美する内容に改ざんされ、紹介されたということです。 大村知事は東海テレビの取材に対し「定型的な祝文を送ったら勝手に書き換えられた。極めて不愉快で極めて遺憾」とコメントし、知事側の抗議に対して教団側は事実を認めて謝罪しているということです。... 続きを読む
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◎2022年07月25日 ---- ボス ◎
- 愚かなマスコミ
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安倍元総理が凶弾に倒れ、その犯人が「統一教会」に対する恨みが原因でこの蛮行に及んだことが分かると、テレビも新聞も週刊誌も一斉に「統一教会のとんでもない実態」を報じ始めた。おかしくないか?◆どの記事を読んでも、どのニュースを聞いても「統一教会のとんでもない実態」は今に始まったことではないし、マスコミもそのことを十分知っていたようだ。「マスコミは法の番人」「マスコミは政府をチェックするのが仕事」「権力と対峙するのがマスコミの仕事」などとかっこいいことばかり言って、「政府の方針」に協力することはまったくせず、政府のアラばかりを探して大きく報じ、「今の政府はダメだ!」とばかり言い続けるマスコミ◆「政府のアラ」を報じるよりも先に「統一教会のアラ」を報じていれば今回のような悲惨な結果は招かなかっただろう、と思う。なのにマスコミは自分を反省することなく今は警備体制を責め、安倍元総理のワンマン政治を責め、国葬にする定義を求める。◆何度も言う。マスコミがもっと早く、もっと声高に「統一教会の怖さ、悪さ」を報じていれば今回の事件は起こらなかっただろうに、そのことを反省しているマスコミはない。
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◎2022年07月25日 ---- ボス ◎
- オススメ 「ホキ美術館」
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私の大好きな美術館の一つが千葉県緑区にある「ホキ美術館」である。展示物の多くは日本人画家による超写実絵画。まるで写真の様。ところがやはりどこか写真とは違う。絵画なのである。感動する。オススメ。◆この「ホキ美術館」は収蔵されている絵画だけでなく、その入れ物、つまり建築も素晴らしい。ここでは詳しくは書けないが2011年に「日本建築大賞」を受賞している。素晴らしいデザイン。お盆休みにでもぶらり訪れてもらいたい。建築の魅力、絵画の魅力を堪能することでしょう。◆と、ここまで誉めておいて大変申し訳ないのだが・・・。あれだけ「素晴らしい!」と感動した超写実絵画だがどの一枚も強く心に残らないのだ。もちろんこれは私だけのことかもしれない。私だけの感情だろうが「超写実絵画は印象派絵画にはかなわないな」と言うのが本音。◆さて、あなたはどう思うのだろうか?
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◎2022年07月22日 ---- ボス ◎
- さようなら、ありがとう。
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加山雄三さんのラストコンサートが9月9日、国際フォーラムで開催される。85歳の加山さんはこのコンサートを最後に引退される。「是非、観たいものだ」とチケット購入を申し込んだが予想通り外れた。残念。◆昨夜、テレビで「LOVE LOVE あいしてる」の最終回の放送があった。吉田拓郎さんは私の一番好きなフォーク歌手。辛いとき、寂しい時、悲しいとき、私はいつも拓郎さんの歌を口ずさんでいた。そして楽しい真夏には「むーぎわーら帽子は もう消ーえ-たー たんぼの蛙はー もう消ーえーたー それーでもー 待あーってるー なつやーすーみー」と歌っていた。75歳になった拓郎さんも昨夜の放送を最後に全ての音楽活動から引退するという。寂しい。私は、昨夜の「LOVE LOVE あいしてる」放送開始から涙、そして放送終了間際にまた涙。拓郎さんに「ありがとうございました」と言いながらまた涙であった。◆今年はもう一人、小椋佳さんもラストコンサートを行っている。小椋佳さんは78歳での引退。彼もまた多くの感動を与えてくれた。「さらば青春」「帰っちゃおうかな」「白い一日」「少しは私に愛をください」などは私の青春真っ盛りの頃のほろ苦い思い出と結びつく。そしてこの時期、私が必ず歌うのが「盆がえり」。コロナで盆帰りができないことが辛い。◆加山雄三(85歳)、吉田拓郎(75歳)、小椋佳(78歳)。みなまだ余力を残しながらも惜しまれつつ、それでも爽やかに舞台から去っていく。かっこいい。感謝感謝の私のレジェンドたちである。◆そういえば私は先週、伊豆大島へ行った。これから時々、大島へ行くことになりそうだ。大島へ向かう高速艇の中ではもちろん「光進丸」を口ずさんでいよう。
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◎2022年07月22日 ---- ボス ◎
◎2022年07月21日 ---- ボス ◎
- マスクの注意
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銀座のブティックで何度か注意された。店員がそっと近づいてきて笑顔で「お客様、マスクは鼻まで覆ってください」と。その都度、私は「ああ、失礼しました」と笑顔で詫びてマスクを上方にずらして鼻を隠した。鼻を隠すと不快さがぐんと増す。私はすぐに店を出る。◆マスクで鼻を覆っていないとすぐに注意されるが、マスクをして大きな声でぺちゃくちゃ話している若いニーさんネーさんは注意されない。◆マスクから鼻は出ているが一人で黙っているオジサンの方が、ぺちゃくちゃニーさんネーさんよりも百倍安全だと思うのだが店のマニュアルでは「マスクで鼻を覆っていない人は注意」なのだろう。◆マスコミも店員も「正しいマスクのつけ方」ばかりを言いすぎる。
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◎2022年07月19日 ---- ボス ◎
- 情けない政見放送ばかり
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「今の日本は大変です。これからもっと苦しくなるでしょう。でもそれに備えるためにみんなで耐えましょう。申し訳ないのですが、増税するしかないのです。消費税を20%にしましょう。優遇税制も廃止です。相続税は75%です。・・・」こういう誠実な、真面目なことを訴える政党があるのなら私は私の清き一票を投じる。◆政見放送を聴いているとどの党も耳に聞こえの良いことばかり言っている。「消費税を下げる」「教育無償化」「NHKは無料」「最低賃金を時給1500円に引き上げ」とできもしないことばかり言う。「財源は?」と聞かれたら「国債でまかなう」とか「現状の無駄をなくす」などとこれまたバカなことばかり◆大会社の社長を選挙で選ぶようになると「社員の給与を50%アップします。大丈夫です、払うだけの剰余金は当社にありますから」などと公約を示すバカが立候補してくるだろう。社員もバカだったら彼が新社長に当選する。社員の給与は50%アップするかもしれないが、2年も持たずに会社は倒産するだろう。◆国民がバカだったら日本国株式会社も倒産してしまう。◆今回もまた情けない政見放送ばかりだった。
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◎2022年07月13日 ---- ボス ◎
- 「あまりにほろ苦い」って?
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本日の報知新聞に、米国から帰国したプロ野球の秋山選手が昨夜の試合で4三振したことに関して次の記事があった。転載する。「・・・第4打席は、今度は田中健の外角直球に手が出ずに見逃し三振に倒れ、あまりにほろ苦い本拠地デビューとなった。・・・」私はそれを読み「プロの記者がこんな文を書くのか?」と情けなくなった◆「ほろ苦い」とは「少し苦い」「なんとなく苦い」といった意味。「あまりに」は「非常に」とか「とんでもなく」「甚だしく」との意味。つまり「あまりにほろ苦く」となると「非常に少し苦い」ということになる。「激しい小雨」「かすかなごう音」「強い微妙な感覚」みたいな意味不明な言葉、「あまりにほろ苦い」◆報知新聞の記者はこのようにレベルが低いのか。先輩や上司はチェックしないのか?◆選挙があると各候補者は口々に「教育が大切」と訴えるがそれならば、まず新聞記者やテレビの司会者にまともな日本語を使うように指導するべきだ。
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◎2022年07月05日 ---- ボス ◎
- サイバーセキュリティー国内No2 がKDDIとは
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10年以上「NTTドコモ」を利用していたが昨年、社内で機種を統一しようということになりAUに変更することとなった。◆先週、金沢に出張していた。土曜日の帰りの新幹線の中でスマホが全く繋がらない。私は回線の故障とは思わずに「北陸新幹線ってトンネルばかりでスマホが使えないんだな。JRは改善するべきだ。ダメだな」などと思っていた。違った。KDDIの回線トラブルによるものだった。JRさん、ごめんなさい◆昨日まだ一部に障害が残っているとのニュースが流れていた。「こんな状態では我が国がサイバー攻撃にあったらひとたまりもないかもしれないな。」そんなことを考えながらパソコンで「サイバーセキュリティー」を検索した。驚いた。◆「サイバーセキュリティー業界 売上高ランキング(企業一覧)」というサイト。なんと「KDDI」が第2位、そして第3位は今回やはりトラブった「セコム」だった。◆「今回のはサイバー攻撃じゃない!」と言い訳するのだろうか?私はこんなトラブルを起こす会社にカネを払ってサイバーセキュリティーをお願いする気にはならない。
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◎2022年07月05日 ---- ボス ◎
- 国会議員のお仕事
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国会議員が一番熱心に取り組む仕事はなにか知っていますか?◆私は仕事柄?随分多くの国会議員と親しく話をする機会があった。大抵のお願いは聞いてもらえなかった。彼らは我々のお願いを「はいそうですか。確認してみますね」とか「分かりました。そのように努力しますね」でおしまい。ま、そんなことを国会議員に頼むこちらも間違い。実は端から期待もしていなかったのだが・・。◆さて、多くの国会議員が、選挙に勝って議員バッジを着けて最初に考えるのが「次回の選挙」のこと。彼らの多くは国民のために働くのではなく、自分が次回も当選するために働いているようだった。国会議員の一番の仕事は、次回選挙で再度当選するための準備なのであった◆私は若いころまだ酒が強く六本木や新宿を4.5軒ハシゴすることがよくあった。友人のチカちゃん(チカシくん)と店に入りビールを頼むとすぐに「次はどこへ行こうか」などと話していた。選挙が近づき、国会議員の仕事ぶりを思うといつもあの若いころの六本木のハシゴ酒を思い出す。◆「次はどこいこう?」「次も当選しないとね」・・・全く意味のない無責任な人が多い。
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◎2022年07月04日 ---- ボス ◎
- 今年の暑い夏。なにか足りない。何が足りないの?
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先週は月曜日に富山に一泊、金曜日には金沢に一泊という私にとっての北陸週間であった。東京も暑い日が続いていたが富山も金沢も暑かった。六月なのに真夏の暑さ。◆金沢の兼六園を歩きながら「なにか落ち着かないな。しっくりこないな。足りないな。足りないものは何なんだろう?」と感じていた。真っ青な空、灼熱の太陽、豊かな緑、大きな松の木が浮かんでいるように見える池、どれを見ても、いつもの、いや例年以上に美しい兼六園であるのだが、なにか足りない◆兼六園の中の「芭蕉の句碑」の前に来て気が付いた。いや直接、芭蕉の句とは関係ないのだが・・。句碑には「あかあかと日はつれなくも秋の風」と書いてある。陽光は真夏と変わらずに真っ赤に照らし続けているが吹き抜ける風には秋の気配を感じるなあ、といったことをうたったものだろうか◆この句とは直接関係ないのだが、この句を読んで気が付いた。「そうだっ!足りないのはセミの声なんだ!」真夏の暑さ、真夏の景色、真夏の風なのだが蝉の声が聞こえない!梅雨明けが早かったから、今年は真夏になっても蝉がまだ地上に出てきていないのだ。考えてみればまだ6月だった。◆芭蕉の句碑の前でなぜそのことに気づいたのか。きっと「「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句が浮かんできたのだろう。
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◎2022年06月30日 ---- ボス ◎
- 同窓会
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大分県立佐伯鶴城(さいきかくじょう)高校の関東同窓会の副会長を仰せつかっている。これまでは2年に一度、卒業生全員が対象の「総会」を開いていた。それがコロナ禍で一回飛ばしてしまった。来年の5月、4年ぶりの総会を開こうと準備が始まった。◆皆さんご存じだろうか?ほとんどの高校の「関東同窓会の総会」では出席者の9割が60歳以上なのだ。若い人が参加しても「自分の同級生はほとんどいない」とか「知らない爺さんたちの挨拶が長い」との理由で次回の参加はなくなっている。いきおい「関東同窓会の総会」というものは「爺さん婆さんの会」のような状況だ◆ある者は「それでもいいじゃないの。いや、一層そうしましょうよ。参加資格は60歳以上でいいじゃない」などとの意見である。往復はがきをいくら送っても若者の参加はない。それならば最初から若者には送らなくてもいいんじゃない?手間もカネも浮くわ、というも考えだ◆ま、わが佐伯鶴城同窓会はそんなことはない。なんとか若手も参加してもらおう、と準備を始めたところだ。さて、どうやって若者の参加を増やすかだが、まずは爺さんたちの長い挨拶は辞めてもらおう。
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◎2022年06月28日 ---- ボス ◎
- 嘘くさい特任教授(2)
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「土木の専門家」と言えるほどは詳しくないが、嘘くさい特任教授よりはまだ私の方がまし。誠意がある。と言うことで先日の続き。◆①舗装している道路は雨水が地山に浸透しにくい。②舗装された坂道は、雨水が溜まることなく坂下へ流れるため地山に雨水は浸透しにくい。③関東ローム層は粘性の強い土であり地山のままであれば雨水も浸透しにくい。(ただし一度粘土状を壊し盛土に使用したら空隙率が高くなり崩壊しやすくはなる)④民家と舗装道路ばかりで(地山が露出していなければ)雨水は地山に浸透しにくい。 ・・・ということである。◆敢えて「都心で、大雨で地崩れの心配がある場所は?」ともし私が訊ねられたら「急こう配で、地山が露出している割合が多い、愛宕山近辺」と答える。◆少なくとも昨年の熱海の土砂崩れを例に出して「都会でも心配だ!」などと言ってはいけない。そんなこという人をテレビで採用してはならない。素人学者が知ったかぶりで解説しているのをなぜまともな土木の先生方は怒らないのかが不思議。
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◎2022年06月27日 ---- ボス ◎
- 嘘くさい大学特任教授
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立命館大学特任教授という肩書で、テレビで防災や地震に関して解説している人がいた。T先生という。T先生が土砂崩れに関しての解説をしているのだが、私は「えっ、この先生は素人じゃないの?」と感じた。◆T先生は、昨年の熱海での土砂崩れを例に出し「東京でも麻布など坂道のある所は大雨で土砂崩れになりやすい」などと言っている。司会者が「この辺は舗装されているので比較的心配ない方なのかと思っていました」と、もっともらしいことを言うと「舗装と言うのは土の上に5㎝程度のアスファルトを撒いて固めているだけです。強度はほとんどありません。雨が地面にしみこんで山が動き出すと舗装なんてひとたまりもありません」などとT先生が語っている。さらに「関東ローム層という地質は火山灰の堆積でできた層で水を含むと簡単に崩壊する土なのです」などとデタラメを言っている。◆私が解説しよう。「舗装をしていると降った雨は表面を流れるので地面にしみこむ量が極めて小さくなる」「舗装はアスファルトだけで普通は15㎝はある。確かに地山が動き出せば舗装の強度なんてひとたまりもないが、舗装をしていれば地山へ水は供給されにくい」さらに「関東ローム層は火山から噴出された非常に小さい粒子の堆積で粘土層。水を吸収しにくいし、崩壊しにくい地層である」◆「このT特任教授は土木の先生じゃないのかな?」私は疑問に思った。普通テレビで土砂崩れや地震を語るのは土木の権威である。「立命館大学 T特任教授」と検索した。なんと文学部の教授だった。テレビ朝日はなぜこんな土木の専門家でもない人に土砂崩れや地震を解説させるのだろうか?住民の不安をあおって楽しいのか?◆熱海の土砂崩れは許可基準を大きく上回る掘削残土を積み上げ、そこに大雨が堆積したため。専門家が見れば「起こるべきして起こった事故」。業者と役所は責められてしかるべし。◆「麻布の坂は関東ロームだから崩壊しやすい。舗装は意味がない」などと言っているこんな教授の言葉を信じてはいけない。
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◎2022年06月22日 ---- ボス ◎
- パン詰め放題販売、私は嫌い
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千葉県のショッピングセンターで「パン詰め放題セール」が大盛況、とのニュース映像がテレビで流れていた。客はレジ袋を渡され、その中に入れられるだけパンを詰め込む。袋の中に入ってなくても袋の上に乗っていればOKだという。袋に満杯にパンを詰めその上にさらに10個もパンを乗せあふれるパンをあごで押さえてレジに向かう主婦の映像が流れていた。事前に袋を引っ張って伸ばし容量を大きくしておくのがコツなのだ、とか自慢げに話す客もいる。それらの様子は、番組では好意的に報道されていた。◆さもしい。日本人はいつからこんな情けなくなったのか。真面目に袋に詰めているのならまだ許せるがあふれ出してもOKなんて・・・。いい加減なルールでは正直者がバカをみる。◆「武士は食わねど高楊枝」とは我が国に伝わる美学を教えることわざ。気位を高く持って欲しいものだ。「貧乏は恥ずかしいことではないが『貧乏くさい』のはとても恥ずかしいこと」と私は教えられて育った。その通りだと思う。◆「貧しいんだから貧乏くさくてもしょうがないじゃないか」との開き直りのような声が聞こえてきそうだ。さもしい。
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◎2022年06月22日 ---- ボス ◎
- 衆愚政治
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党首討論を聞いていて野党の無責任な発言に怖さを覚えた。私には「国債をバンバン発行してカネを作りばら撒け」と言っているように聞こえた。◆野党各党が一致しているのが「消費税の減税」あるいは「消費税の撤廃」。「アホかっ!無責任にも程がある!」私はテレビに向かって声をあげた。なんでこの国の政治家はこんなにも知恵がないのだ?◆「消費税を下げろ!」と言うのは「弱者の味方」的で聞こえはいい。彼らは「弱者の味方」を演じるだけでなく「消費税を下げたら景気が良くなる」などととんでもないウソをつく。学者や政治家は適当なことを言う。命をかけず、目先の票が欲しいだけで適当なことを言う。外れてしまっても誰も責任をとらないくせに。◆私は、命がけで「経営」を30年間続けてきた者として自信を持って発言する。「消費税を下げても売り上げは伸びません」と。例えば明日から三越・高島屋・伊勢丹・松屋がすべての賞品を2%値引きします、と言ったら売り上げが伸びるのか?一時的には伸びるかもしれないが、すぐにもとに戻る。売り上げは2%下がるだけ。◆「バーゲン」というのは期間があるから売り上げが伸びる。あるいは販売個数が限られているから売り上げが伸びる。「これから先ずっとバーゲンです」では売り上げは上がらない。◆消費税を下げてみて「あっ、失敗でしたね。確かにキノシタさんが言うように一時的なものでしたね。ごめんなさい」では済まされない。税を一度下げてしまったら、上げること、元に戻すことは100倍ものコストを要する。絶対に消費税を下げてはだめだ◆野党の党首たちも「絶対に消費税は下がらない。下げられない」ということは分かっていて、目先の票欲しさ、人気欲しさのために、「消費税を下げたら売り上げが伸び景気が良くなる」などとデタラメを言っているのだろう。私は衆愚政治を恐れる。◆会社経営において「次期社長は、社員の投票で選びましょう」となったら「社員の給与を倍にします。その方が社員のやる気が出てきっと会社の売り上げも伸びるのです」などと言って立候補する者が出てくる。状況によっては彼が当選する。実際に2年間は給与が倍になる。3年目には倒産する。明らかだ。◆日本国はそのような衆愚政治だけは許してはならない。
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◎2022年06月21日 ---- ボス ◎
- 「ドア、閉めさせていただきます」
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平成元年、私は下石神井(しもしゃくじい)に住んでいた。最寄りの駅は西武新宿線の井荻駅。毎朝、満員電車で出勤していた。ある日からホームでのアナウンスが変わった。それまでは「ドアが閉まりまーす」と鼻にかかった駅員独特の声で案内されていたのが「ドア、閉めさせていただきまーす」に変わったのだ。私はうんざりした。最初はどこか一つの駅だけだったのがすぐに西武新宿線のすべての駅で「ドア、閉めさせていただきまーす」などと気持ち悪い日本語になったのだった。◆その後、私はクルマでの通勤になり、さらにその後すぐに転居したので西武新宿線に乗ることはなくなった。今はなんと案内しているのか知らない。いまだに西武新宿線では「ドア、閉めさせていただきまーす」なのだろうか?まさか、そんなことはないと思うが・・・◆あのとき私は想像した。きっと、賢くないけどゴマすり上手な幹部が「お客様に対しては丁寧な言葉使いにしましょう。『ドアが閉まります』じゃなくて『ドア、閉めさせていただきます』と言うことにしましょう」などと言い出したのだろう。それに対し、やはり賢くない部下たちは陰では「変なの」とか「馬鹿じゃないの?」などと言いながらも上司に言われるままに「ドア、閉めさせていただきまーす」と言っていたのだろう。私はそんなアホな上司とアホな部下の関係を想像しながら「この電車はオレの乗る電車じゃないな」と思ってクルマ通勤に替えたのだった。◆「お客様に対しては・・・」とか「経費節減のために・・」とか「環境のために・・・」などと言われるとなかなか反対しにくい。正論には必ず隠れた反対意見があると思う。反対意見の方が長期的には正しいことも多いようだ。
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◎2022年06月21日 ---- ボス ◎
◎2022年06月20日 ---- ボス ◎
- そろそろ統一したネーミングが必要では?「空飛ぶクルマ」
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昨年『空飛ぶクルマとVポート』という本を出した。「業界内ではとても評判が良いですよ」との報告を受けてはいるが本当かどうかは分からない。◆私の本の評判はともかく『空飛ぶクルマ』の呼び方はそろそろ一本化しなくちゃマズイんじゃないの?誰もそれを言い出さない。「空飛ぶクルマ」「ソラクル」「VTOL(ブイトール)」「e-VTOL(イーブイトール)」「エアモビリティ」などいろいろな呼ばれ方をしている。経済産業省は「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」なんていう長ーい呼び名をつけている。◆要するにドローンが大きくなって人が乗っかれるもののことだ。いつまでも「空飛ぶクルマ」なんて言っていたんじゃ一般人には定着しないですよねえ。
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◎2022年06月17日 ---- ボス ◎
- さすが伊集院静さん
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今週の週刊文春の「伊集院静の『悩むが花』」という人生相談コーナー。そのまま書き写す。◆ Q:「今春、学生時代から憧れていた会社に入社することができました。とても嬉しかったのですが、直属の上司に不満があります。上司に指示を出された時に、私が『こうした方が効率がよくないですか』と言ったら『新人のうちはまず言われたことをしっかりやるもんだ』と叱られました。また『余計な口を利く前にやるべきことがある』『新人のうちは頭で考えるな、身体で覚えろ』とも言われました。こんな上司の下でどう働けばいいのでしょうか。(22歳・男・会社員)◆ A:「私は君の直属の上司の考えに賛成しているよ。そうだろう?言われたことをしっかりやるのは社員のツトメだろう。行動を起こしたら余計な口をきいてる時間はないだろう?『頭で考えるな、身体で覚えろ』 まったく上司の言うとおりだ。理屈ばかり言ってちゃ、実践能力が身に付かんでしょう。納得は仕事ができてからするものだ。納得してからやる仕事はすべて二流ですから。◆伊集院さんに当社の顧問になっていただきたい。
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◎2022年06月17日 ---- ボス ◎
- おかしくないか?
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16日夕方に配信された「テレ朝news」。おかしい。これ読んだら「おかしい」と思いませんか? コピペしますね。◆「都の基準による重症者は15日の1人から1減り、0人になりました。重症者用の病床使用率は2.1%で、全体の病床使用率は11.4%です。また、90代の女性3人の死亡が確認されました。」◆(おかしい・その1)重症者は0人になったのだから「重症者の病床使用率」も0%になるんじゃないの? (おかしい・その2)重症者は一人減っただけなのに死亡者は3人? 死んだ3人は重症ではなくて突然亡くなったの?◆報道する側も算数を確認して伝えて欲しい。算数でおかしいところは何故そのような数字なのかを説明して欲しい。◆読む人も「おかしいな?」と疑問に思って欲しいな。
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◎2022年06月17日 ---- ボス ◎
- 「考え」は変わるけど・・・
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若いころ、本屋に平積みにされたビジネス書や経済本をよく読んでいた。今でこそ大嫌いになった長谷川慶太郎さんの本も当時は多く読み、いちいち頷いていた。バブルがはじけた後、「騙された!」と思った。だいたい経済評論家なるインチキ商売をする人を信じたこちらが悪かった。経済評論家の経済予想なんて競馬の予想と同レベルなのだった。◆当時、最も多く読み、信奉していたのが大前研一さん。マッキンゼーの日本代表の頃だったろう。彼は「食料自給率アップのために国内で米を作る必要はない」ということを主張していた。なぜなら米の自給率がアップしても石油が無ければ米を炊けない。一旦、戦争が始まれば米があっても日本人の多くは(米を炊くことができずに)餓死するのだ、というようなことを言っていた。米も石油もカネで買え。我が国は、外国から十分な米や石油を買えるだけのカネを稼ぐことに専念すべき、というのが大前さんの当時の言い分だった。私は「なるほど、そうだな」と簡単に納得していた。「大前さんって本当に賢い人だな」と思っていた◆30年経った。我が国政府があのとき大前さんの言うことを聞いていなくて良かったな、と思っている。やはり食料の自給率を十分に確保しておく必要があるな、と今頃気づいた。
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◎2022年06月16日 ---- ボス ◎
- トイレ どの部屋を使うか
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我が社のトイレの配置。以下の記述で理解できるかなあ?◆上から見るとトイレ全体はほぼ真四角。入り口は南東の隅。東側に手洗い場が等間隔で3か所。北側に小用の便器が3つ並ぶ。小用便器の反対側、南側に大用の個室が3部屋。◆個室の利用率は圧倒的に一番奥つまり西側の個室が使われる。入り口から遠い個室だ。そのNo1個室が使用中のときには真ん中を空けて東側(入り口側No3)の個室が埋まる。東西の個室が埋まっているときにセンター(No2)個室が利用される。センター個室の利用が極端に少ない。◆一方、小用の便器。これは各人の好みによって分かれる。私は以前は西側(一番奥、No1)を利用していたが最近は真ん中(No2)の便器を利用することが多い。いつ頃変わったかは覚えていないが、最近はセンターに立つことが多くなっている◆おしっこをしながら、ふと気づいたことを書いてみた。
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◎2022年06月14日 ---- ボス ◎
- オススメ映画
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先週の月曜に少人数での飲み会があった。翌日、参加者の一人が発熱、夕方にはコロナであることが判明した。私は濃厚接触者ということで火曜日から自宅の自室で過ごすこととなった◆通勤もせず、雑用もなく、ハンコも押さず、部下の相談に乗ることもなければ、社長なんてヒマなものだ。まして夜の会食はすべてキャンセルなのだから夕方から時間を持て余すことになった。幸い、私は熱発もなく元気だった◆持て余した時間をAmazon prime video で映画を観て過ごした。たまたま先月、娘にお願いして私の部屋のテレビでAmazon prime videoを観ることができるようにしてもらっていた。ラッキーだった◆1950年代の白黒映画から最近のアカデミー賞までいろいろと観た。一日2本のペースで映画を観た。その中で皆さんにオススメしたい映画が2本あった。『アパートの鍵貸します』(1960年)と『きっと、うまくいく』(2009年)。映画好きの友人数人にlineで勧めたのだが、彼らは皆『アパートの鍵貸します』は観ていた。中には「私の一番好きな映画。これまで何度観たことか。何度観ても面白い」などと評価が帰ってきた。一方『きっと、うまくいく』を観ていたのは一人だけだった。皆に「なるべく早く観て、あなたの評価を教えて」とお願いした。◆たまに自室でじっとしているのも悪くない。もちろん体調が悪くないことが前提だ。
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◎2022年06月14日 ---- ボス ◎
- 馬券を購入すると確信度が上がる。
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「この馬が来るだろう」と予測をして競馬を眺めるのは楽しい。馬券を購入する場合、彼の信じる度合いは買う前に比べ、馬券購入後に一段と高まるという。「うん、必ずこの馬が来る」と購入前よりも強く確信するようになるということだ。馬券を購入してから結果が出るまでのしばしの間、彼はとても幸福だ。◆ゴルフ仲間と何度か一緒にラウンドした成田にある名門コース。「いいコースだな」とは思っていた。ひょんな縁からそのコースの会員権を購入することになった。先日、入会の面接があった。私は品行方正であるので落とされる心配はない(と思う)。◆これまでに何度かラウンドし、そのたびに「いいコースだな」と思っていたが、久しぶりにラウンドして「本当にいいコースだな!」と感動した。購入を検討しているときと、実際に購入を決定してからでは「いいコースだな!」と思う度合いに変化があるのだ。馬券購入と一緒だな。
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◎2022年06月09日 ---- ボス ◎
- どっちが幸せなんだろう?
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「10求めて8かなった人生」と「6求めて7かなった人生」どちらが幸せなんだろう?◆「6求めて4しかかなわなかった人生」よりも「10求めて8かなった人生」の方が幸せとは思うのだが「10求めて8かなった人生」と「6求めて7かなった人生」の比較は難しい。「6求めて7かなった人生」は自分の目標をすべて達成しているのだから。◆人生の最終章が近づき「さて、これからどんな目標を設定しようか」と思って考えてみた。難しい。
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◎2022年06月06日 ---- ボス ◎
◎2022年06月03日 ---- ボス ◎
- 意外と孤独な65歳
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60歳定年制でも多くの方は65歳まで再雇用という名目で働き続けている。私もその65歳に近づいてきた。来週末、65歳になる。幸か不幸か私は65歳になっても引退することはない。もうしばらくは社長業を続けるしかないだろう。◆私はもうしばらく現職を続けるが、同級生たちは退職し始めている。「もう十分働きました。来月からは年金生活です」なんてlineが届く。「そうか、もうキミも引退か」っていう感じ。◆同級生に比べると私は未だ忙しい毎日を送っている。ありがたいことだ。だが、昨日、自分が意外と孤独であることに気づいた。◆ほぼ毎日、アフターファイブは会食の予定が入っているが、昨日はその予定がなかった。夕方、5時過ぎ「さあ、どうしよう」となった。最近は部下にも気を遣う。「一杯、飲みに行こうよ」と誘うのに気が引けるのだ。社長に誘われて「すみません、今日は帰りたいです」と答えるのは辛いだろう。そんなこと私が若いころは言えなかった。上司、先輩から誘われれば余程のことが無い限り「はい、よろこんで」と答えていた。帰りたくても「帰りたい」と言えなかった。あの辛い思いを部下にさせたくはない。◆つい数年前までは、こんなときに「ねえ、オレ急にヒマになったんだけど、六本木で一杯どう?」と誘える友人が複数いた。部下に声をかけにくい時は飲み仲間の友人たちと楽しい時間を過ごすことができた。気付くとそんな友人がいなくなってた。◆体調を崩し酒を飲めなくなった者。コロナが怖くて外で食事をしなくなった者。そして定年退職してほとんど小遣いが無くなった者など。小遣いが無くなった友人には私がごちそうしてもいいのだが、おそらくそれは彼のプライドが許さない。◆気が付くと「ねえ、オレ急にヒマになったんだけど、今夜、六本木で一杯どう?」と誘える友人が一人もいなくなっていた。意外と孤独な65歳です。
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◎2022年06月02日 ---- ボス ◎
- イーロン・マスクさんより早い決断
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テスラの創業者で世界最高の資産家でもあるイーロン・マスク氏がテスラ社の社員に向けて「リモート勤務は今後容認しない」と伝えたそうだ。「オフィスが主たる働き場所であるべき」と主張しているという。◆マスクさん、やっと今頃ですか?うちの会社は「緊急事態宣言」が明けたら同時に「基本的にリモート勤務禁止」にしましたよ。リモート勤務には確かにメリットもあるのでしょうがデメリットの方が多いと私は判断したのですよ。◆電車の中で若い人たちが「明日はリモート勤務だ!ラッキー」とか「ちぇっ、リモートは今日まで、明日は出社しなけりゃならないな」などと話しているのを聞いて不愉快になっていた。リモート勤務は病気まん延予防のために「やむなく」する措置であり、決して社員の『権利』にしてはならない。少なくとも、(十分なデータもそろっていない)今の時点では「権利」にしてはならない、と私は思っている。
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◎2022年06月01日 ---- ボス ◎
- 相撲に勝って勝負に負ける
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「『相撲に勝って勝負に負ける』って言葉があるがこれじゃあ『設計に勝って勝負に負ける』ことになるぞ!」昨日、久しぶりに大喝一声した。◆その設計には深い意図がある。何度も説明したじゃないか!あなたは「よく理解しました」と言ったじゃないか!◆設計者の意図を発注者や審査員に分かりやすくかみ砕いて伝えるのがあなたの仕事だろう!情熱がないのなら辞めてしまえ!私たちははあなたと心中したくない。あなたみたいな無能なヤツとは二度と一緒に仕事をしない。◆久しぶりに頭にきた。情熱の無い責任者に腹が立った。
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◎2022年05月31日 ---- ボス ◎
- なりたかった職業
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作家になりたいな、と思っていたことがあった。三島由紀夫を読んで諦めた。こんな文章、僕には書けない。まったくかなわない。◆作曲家になりたいな、と思ったこともあった。「青春の光と影」(ジュディ・コリンズ)を初めて聴いたとき諦めた。こんな旋律は絶対僕には思い浮かばない。◆プロ野球選手になりたいなどと思ったことは一度もない。長嶋茂雄は僕が子供のころからスターだった。ヒーローだった。あんなプレーが僕にできるわけがない◆画家やデザイナーに憧れたこともあった。大学生時代、パウル・クレエと出逢って諦めた。僕にはこんな独創的な発想はない。こんなバランス感覚は持ってない。◆それ以前に、プロレスラーになたら結構強いかな、と思っていたころもあった。中学で同級生の岡部勝博クンと出逢って諦めた。この人にはかなわない。◆結局、流されるままに生きてきた。それでも、悪くない人生だった。
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◎2022年05月28日 ---- ボス ◎
- 飛行船
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誰もいない土曜日、一人出社して雑作業をしていた。一息ついて窓から東京タワーを眺めると飛行船が飛んでいた。東京上空に浮かぶ飛行船を見るのは久しぶり。◆高所恐怖症の私だが飛行船には一度乗ってみたい気もする。怖いかな。同じ高さを飛ぶのなら移動速度が速いほうが怖くない。飛行機よりヘリの方が怖い。へりがゆっくりと飛ぶと怖い。空中停止(ホバリング)などされると私はおしっこをもらしそうになる。とにかく怖い。飛行船もゆっくりと移動するから怖そうだ。それでもあの優雅な船には乗ってみたいな。◆森ビルの森稔前社長はお孫さんなどとよく飛行船に乗っていた。稔社長は東京上空をヘリや飛行船で移動する時代が来ることを確信し、それを少しでも早く実現しようと努力されていた。当時の石原東京都知事も同じ志を持ち熱心に東京の空の開放に向けて尽力くださった。今の東京は、森稔さんと石原慎太郎さんを失い元気がなくなった。◆10年以上前、六本木ヒルズの屋上で当時の森稔社長が私に聞いてきた。「このビルの屋上に飛行船を停めることはできないのか?」私が「無理ですね」と答えたら森社長はむっとした顔をして「なぜできないんだ?柱を一本建てて、それに繋げばいいじゃないか」と言い出した。私は技術的な問題ではなく法律の問題なのだと説明をしたが森稔社長は最後まで納得してくれなかった。私はそんな熱い思いを持った森稔社長を尊敬していた。◆石原都知事と森稔社長。お付きの部下は大変だっただろうが、信念を持った強いリーダーと共に働けた時代は良かった。飛行船を見て二人を思い出した。
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◎2022年05月27日 ---- ボス ◎
- 始めは「円」だった「栓抜きビル」
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「上海環球金融中心」というビルを知っているでしょう。「上海ワールド・フィナンシャル・センター」とも呼ばれ、オープン当初は「上海ヒルズ」とも呼ばれていた。完成時には世界一の高さのビルになる予定だったが、実は途中、工事が一時的に中断したために残念ながら世界一ののっぽビルになることはなかった。(それでも未だに世界5位くらいでしょう。)◆日本の景気がまだ良かったころ、森ビルが中心に開発を進めた。このビル、通称「栓抜きビル」とも呼ばれている。ビルの上部に大きな四角の空洞があるため、ビル全体が巨大な栓抜きに見えるからである。この「栓抜きビル」の四角の空洞は元々は四角ではなく円形での設計だった。◆15年くらい前だった。六本木の森ビル本社には「上海ヒルズ」の完成模型が展示してあった。その模型では空洞は円形だった。すごくかっこよかったのを覚えている。「すごいですね。日本はもう中国にかなわないですね」などと森ビルの担当者と話していた。◆それからしばらくして再度、森ビルを訪問した時に「円形の空洞」が「四角い空洞」に変わっていた。私は「えっ?なんで四角にしたの?丸い方がかっこよかったじゃない!」と質問した。すると担当者が「あまり大きな声では言えないのですが・・・。実は私は中国の公安に逮捕されました。一週間も拘留されました」と言う。なんでも「世界一ののっぽビルをこの上海に建てて、そのビルの最上部に『日帝』をイメージする日の丸の円を掲げるとはとんでもない!わが上海を日帝のマークが見下ろすのか!ふざけるな!」とののしられたそうである。かくして設計変更を余儀なくされ、あのビルは丸い空洞ではなく四角い空洞になり「栓抜きビル」と呼ばれるようになった。◆このことはなぜか広く知られることなく、いまだに多く語られることがない。中国に忖度しているようだ。
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◎2022年05月24日 ---- ボス ◎
- カラーコーディネート
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自宅に居るときはテレビドラマかYouTubeばかりを観ていた娘だが、気付くと最近彼女が勉強をしている姿を目にすることが多くなった。コロナ禍で自宅に居る時間が増えたせいなのかもしれない。「秘書検定」を受けたり「企業会計」の勉強をしていたりするのを目にするのは(経営者である私は)親として嬉しい。最近では「株式」の勉強もしているようだ。そんな娘が先日「カラーコーディネート」の勉強をしていた。かなり熱心に毎日、時間をかけ勉強している。邪魔をしてはいけないと思いつつもつい「カラーコーディネートってどんな勉強なの?」と聞いてみた◆「あのね、誰にでも似合う色と似合わない色があるの。その人がどんなに好きなキレイな色でも、その色の服を着たら肌がくすんで見えてしまうっていうことがあるのよ。逆にその人に合う色だったらきりっと引き締まって見えたり若く見えたりもするのよ」と言う。「なるほど!うん、確かにあるね。父さんは芥子(からし)色が好きだけど、芥子色のポロシャツを買って大失敗したことあるよ」と私が言うと「そうね、父さんは夏色系だね。ブルー系がしっくりくるでしょ」とか言う。◆確かに似合う色、似合わない色が人によって違う。カラーコーディネートなる資格もあるようだ。勉強する娘からまた新しいことを教えてもらった。
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◎2022年05月23日 ---- ボス ◎
- 「お釣り」って何?
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最近、新聞で知った。「お釣り」の概念が理解できない子供が増えているらしい。どういうことかと言うと・・・。買い物の支払いをプリペイドカードやPayPayでしかやったことのない子供が増えている、つまり千円札や五百円硬貨を使ったことのない子供が増えているということのようだ。確かにお札や硬貨を使用しないと「お釣り」は要らない。「『お釣り』って何?」と質問する子供も増えてくる。なるほど。◆もう一つ、我々世代からすると「えっ?」という状況。最近の子供は「人は右、クルマは左」とは教えられていないそうだ。そう聞くと確かにそんな気がする。「人は右、クルマは左」は昭和時代の道路のマナーだったのか?
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◎2022年05月19日 ---- ボス ◎
- VAN
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新橋~有楽町の間の山手線の下、いわゆるガード下がとてもオシャレな街に生まれ変わった。新橋側は「ウラコリ」、有楽町側(日比谷側)は「オクロジ」という。その「オクロジ」に若者男性向けのカジュアルブランド「VAN」がある。◆{VAN」と言えば日本に初めてアメリカントラディショナルスタイルを紹介した店。我々年代の多くが若いころ憧れたブランド。私が高校生のころ大分県佐伯市にも「VAN」がオープンした◆今でこそ「人は外見も大切ですよ」「もっと身だしなみに注意して」などと部下に注意し、オシャレに気を遣う人には「オシャレ手当」を支給しているが、高校生の頃の私はオシャレとは縁遠いものであった。学生服以外で街をうろつくのはジーパンとティーシャツ、それに下駄を履いていることが多かった。着るものが無かった。◆そんな私を見かねてかある日、母が「あんた、なんか、もっとちゃんとした服ないの。好きなのを買ってきよ」といいながら小遣いをくれた。「服を買うための小遣いやからね。喫茶店行ったりラーメン食べたり映画行ったりに使ったらダメで」と念を押された◆嬉しかった。もらった小遣いをジーパンの尻のポッケに入れ私はまっすぐ「VAN」に向かった。田舎の佐伯市だが「VAN」にはハイカラな店員さんがいた。私は初めて入った「VAN」に興奮し、店内を眺めていた。床、棚、天井、マネキンなどを眺めているとそのハイカラな店員が近づいてきた。そして私に訪ねてきた。「今日はどんなものをお探しですか?」と。「ボタンダウンのシャツ」とか「白いポロシャツ」とかを答えるべき質問に対し、私は「えっ?」と一瞬とまどい、そして小さい声で「ふく」と答えていた。17歳、キノシタ少年の懐かしく恥ずかしい「VAN」デビューの一コマでした。
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◎2022年05月18日 ---- ボス ◎
- CDを売っている店がなくなった
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昭和57年、九州から上京してきた私は「書泉グランデ」「八重洲ブックセンター」など地階から地上8階まで全階が本売場のビルがあることに驚いた。◆本屋以外にも秋葉原には地階から地上4階までレコード売り場の店があった。そのレコード売り場はやがてCD売場へと変わる。銀座4丁目の山野楽器も地階から地上4階までがCD売場だった。私は40年間で数百枚のCDを山野楽器で購入した。ジャズのCDはいわゆる「ジャケ買い」したものも多い。不思議とジャケ買いでの失敗は少ない。◆15年くらい前からだったろうか、山野楽器ではほとんどのCDが試聴できるようになった。CDに付いているバーコードを赤いライトに当てるとヘッドホンから曲が流れてくる。山野楽器には試聴できるその機械が多くセットされていたので他の客が少ない時には私は30分間くらい試聴を楽しんでいた。◆昨日、久しぶりに山野楽器に行った。驚いた。かつて地階から4階までの5フロアあったCD売場が今は4階の1フロアの半分くらいになっていた。ジャズコーナーはかつての1/10もないだろう。悲しくなった。私は歌謡曲売場へ行って「西城秀樹」を探した。そこには3枚のCDがあった。その中の1枚「ゴールデンベスト・西城秀樹・シングルコレクション」という1枚を購入した◆本屋もCD屋も少なくなった。小さくなった。本屋やCD屋で過ごす、あの小さな高揚感を味わえなくなった。本屋とCD屋で時間をつぶすことができたあの頃は幸せだった。
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◎2022年05月17日 ---- ボス ◎
- 飛び込み電話
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「あっ、キノシタ社長様ですか?突然のお電話で申し訳ありません。私、〇〇株式会社の△△と申します。当社は東証一部に上場している◇◇の会社でして、このたびキノシタ社長に是非ご紹介したいものがありまして・・・・」こちらが黙っているとずっとしゃべっている。だいたいがアタマの悪そうな若い声。◆私は、機嫌が良い時にそのような電話を受けると「そうですか。ごめんなさい、今はそういう興味はありませんから」と言って断る。機嫌がよくないときは「アナタはいったい何を言いたいのか分かりませんね」とか「どうやってウチの会社を見つけて私に電話してくるの?」などと意地悪く尋ねることがある。いずれにしても「飛び込み電話」にまともに対応する気にはならない。経営者仲間からも「飛び込み電話」がきっかけで良い関係ができた、などの話は一度も聞いたことがない◆スタッフに「飛び込みの電話」をかけさせている会社はろくな会社ではない、と私は決めつけている。「飛び込み電話」をかけてくるアタマの悪そうなお兄さんやお姉さんには「キミ、キミ、若いのだから、こんな失礼なことをやらせる会社ではなく、ほかのまともな会社に転職した方がいいと思うよ」とアドバイスしたくなる。
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◎2022年05月13日 ---- ボス ◎
- 明るい10年、暗い10年
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私は昭和32年(1957年)生まれ。もうすぐ65歳になる。◆幼いころのニュース。「東京タワー完成(58年)」「長嶋茂雄、巨人に入団(58年)」「東海道新幹線開業(64年)」「東京オリンピック(64年)」「巨人V9スタート(65年)」「大鵬45連勝(69年)」「大阪万博(70年)」と明るい話題ばかり◆一方、最近のニュースは「東日本大震災(2011年)」「福島原発事故(11年)」「コロナパンデミック(20年)」「ウクライナ戦争(22年)」と暗いニュースばかりが目立つ。滝川クリステルさんが「オ・モ・テ・ナ・シ」と微笑み、オリンピック開催地が「トキョー」と決定した2013年の一瞬、明るくなったが結果的には残念ながら歴史に残る明るいイベントにはならなかった。唯一、大谷翔平選手の活躍だけがこの時期の明るい話題である。◆私は日本が元気元気で明るかった頃(私個人的には不遇な状況もあったが)幼少期を過ごし、全く元気がなくなったころリタイアする準備を始めている。◆せめて「コロナの収束が見え」「ウクライナが終戦」になると世の中は随分と希望も湧いてくるのだろうし早くそうなって欲しいと願う。このままじゃ、今の子供たちが可哀そう。
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◎2022年05月12日 ---- ボス ◎
- 100万円しかもらっていない!
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細田参院議長が「議長になっても毎月100万円しかもらっていない」と発言した。このように国会議員は大した給料じゃないのだからもう少し人数を増やしてもいいじゃないか、と続くのだがこの後半の主張はダメ。議員定数を増やすことには私は反対だが「議長になっても毎月100万円しかもらっていない」との発言には同情を覚える。野党をはじめマスコミは大バッシングだが、我が国の参議院議長が月給100万円はあまりにも安すぎる。10倍出してもいい。国会議員の給与を10倍にして、その代わり、議員数を減らした方がよほど良い。そして各議員はきちんと政治活動と文書通信交通費の内訳を公表すべきだろう。◆「100万円しかもらっていない」という発言に対して「そんなにもらっているのか!」などとの馬鹿な反論をしている者たちはあまりにも幼稚だ。
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◎2022年05月11日 ---- ボス ◎
- よく頑張った。
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30年前の出来事である。当時私は練馬区の石神井に住んでいた。最寄りの駅は西武池袋線の井荻。井荻駅から徒歩12分のマンションだった。平野ノラさんがお笑いネタにするあの弁当箱のような携帯電話を持たされそれを肩に担いで通勤していた。その携帯電話に連絡してくるのはただ一人、私の上司、Sさんだけだった。◆長男が1歳になったばかりの頃だ。その日、私は久しぶりに早く帰宅できそうだった。早いと言っても自宅前に着いたのは午後8時半ころ。この時間ならまだ息子は起きているだろう、と楽しみに帰路を急いでいた。あと30mで自宅マンション、というところで弁当箱が鳴った。「キノシタさん、いま、どこですか?」とSさんの声。ここで「もう自宅前です」と正直に答えればいいものを、私は「今、高田馬場駅の近所です」と答えてしまった。Sさんは嬉しそうに「そうですか、じゃあ銀座に来て一緒に飲みましょうよ。『ヴィラ・バローネ』に先に入ってますね」と高級クラブに誘われた。◆私は自宅前で回れ右、井荻駅に向かって歩き出した。1時間後『ヴィラ・バローネ』に着いた。ホステスに囲まれたSさんは「遅かったですね、お疲れ様です」と笑顔で迎えてくれた。ホステスたちは「キノちゃん、遅ーい!駆けつけ3杯よ」などと言いながらウィスキーの水割りを作ってくれた。私は上手に、心から楽しんでいるフリをした。◆かわいい息子と遊ぶことができなかった。残念。「なんで『いま高田馬場です』なんて答えたのだろう?なんで『もう自宅です』と答えなかったのだろう?」私はホステスさんに囲まれて笑顔でお酒を飲みながらSさんと仕事の話をし、そして自分の言動を後悔していた。◆30年前の、あの失敗を今でも鮮明に覚えている。そして思う。あのとき、あのように振る舞うことができたから、今こうしてなんとか経営者として頑張っていられるのだろう、と。30年前の自分を誉めたい。「素晴らしい気配りでした、キノシタくん」と。
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