‘ボス’ の記事一覧

2013年04月16日 ---- ボス

査定

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査定をし、新年度の給与額を決める。従業員30人の小さな会社。社員は仲間であり家族のようなもの。みんなそれぞれの事情を抱え、みんな頑張っている。みんなの給与をたくさん上げてやりたい。◆他方、経営者として非情にならなければならないし冷徹でなければならない面もある。もし社員が「私が他の会社へ移ったら今よりもっと多くの給与を貰えます。」と言ってきたら即刻辞めてもらう。その会社へ移ればいい。もし社員に対して「あなたと同等の仕事をあなたの給与の3割減でやってくれる人がいますよ。」という感情を持てばその社員の給与を下げるか辞めてもらうしかない。◆・・・と強く書いたが、なかなかそのような冷徹な決定をしづらいのが零細企業の弱点でもある。そんなことにならないように、つまり社員も大きな不満を持たず経営側も不満を覚えないような給与にしなければならない。難しい。

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2013年04月12日 ---- ボス

本屋大賞


今年の本屋大賞が発表された。私の予想はまたまた今年もはずれた。大賞を受賞したのは百田尚樹の「海賊とよばれた男」。私は読んでいない。百田尚樹の作品は「ボックス!」や「永遠の零」など何作か読んだがストーリーテラーとしては上手いのだが文体に格調がない。キレがない。どん臭い。だから話題作ではあったが「もう、いいや」と思い、手に取らなかった。◆私が強く推していたのは原田マハの「楽園のカンヴァス」。こんな夢のある、美術をモチーフにした素晴らしい作品に出合ったのは初めてであった。ちょうどスイスのチューリッヒ空港へ向かう飛行機の中で読み始めた。作品の中、最初の舞台がチューリッヒであったのは全くの偶然だが、それで一層、思い入れも強くなった。「楽園のカンヴァス」は本屋大賞第3位に終わった。残念!

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2013年04月09日 ---- ボス

4月10日


水曜

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2013年04月05日 ---- ボス

美・デザイン

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これまで何度か書いたが、私が最も大切にしていることは「義理」と「道徳」。それに続いて、若い人たちにお話しするのが「美」「粋」「遊び心」「道草」の大切さ。◆経済用語となったこの「失われた20年」のために若い人は幼い頃からずっと不況の中で育ってきた。景気が悪いせいなのか「義理」や「道徳」は無視され「美」「粋」「遊び心」「道草」は贅沢とされてきた。情けないが厳しい現実。◆ヘリポートをはじめ、我が社の商品は常に美しいものでなければならない。かっこいいものでなくてはならない。デザイン会議がしばしば行われる。デザイナーの方々も多く出入りしてくれる。デザイナーの方々は当然いつも「美」を追いかけている。生き方を含め「美」を求める若い人たちと話すのはとても楽しい。◆当社の紙袋を数種類作成する。どのようなデザインにするかの検討会が楽しい。どんなものが出来上がるか期待していただきたい。

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2013年03月29日 ---- ボス

花見

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セクハラだ、パワハラだとややこしい社会になってきた。そんなことを思いながら当社花見を29日に行った。ややこしいことは一切なかった。当社のマスコットガール的存在のN嬢が当社の野獣的男性Cさんに向かって、なんと“野球拳”を挑んだ。バニー姿での挑戦だった。◆批判する声が上がるかもしれない、と思いながらも責任者である私はそれを黙って認めた。それどころか、拍手までして煽ってしまった。私を攻める声が上がるかもしれない。◆批判の声が上がるかもしれないと感じながらもN嬢のパワーを見てみたい気が勝った。この女性はどこまでこの場を盛り上げきるのかを見たかった。「場を盛り上げる」のは簡単ではない。結果、N嬢のセンスに感動した。予想以上に盛り上がった。だれも不愉快そうでない。感心した。◆30年前、「洗濯屋、洗濯屋、日本一の洗濯屋」と歌いながらパンツまで脱いでいた若い頃の自分を思い出していた。自分が馬鹿になり、それでいて楽しみながら場を盛り上げる。なかなか難しい。センスと努力が必要。◆草食系男子などと呼ばれる情けないオトコが増えてきた中、N嬢のパワーを諸手をあげて賞賛したい。

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2013年03月29日 ---- ボス

お世話になりました。

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この時期、あちこちから異動に関する話題が届く。地方に行っていた親しい方々が東京に戻ってくるとの報せは嬉しいし、逆にこれまで親しくしてくださった方々の部署が変わるのは寂しい。出会いがあり別れがある。そうしながら少しずつ友人知人が増えていく。仲間が増えていく。◆大変、大変お世話になった「みずほ銀行」九段支店長の織田寛明氏が「ワンみずほ」を目指し「みずほコーポレート銀行」の部長へと異動が決まった。丁寧に、わざわざ当社へも挨拶に来てくださった。◆2年前、まだ各銀行がリーマンショックから立ち直れない時期に、他の銀行が「ノー」と簡単に答える中、織田支店長は私の熱い思いと当社ビジネスの社会的使命を真摯に聞いてくださった。恐らく銀行内の審査部と粘り強く交渉してくださったのだろう。みごとに私の要求を100%聞き入れてくれた。感謝に堪えない。おかげさまで当社は今期、陸上自衛隊へヘリコプター8機を無事納入することができた。さらに来期、再来期で各10機ずつの納入も決まっている。織田支店長への恩返しのためにも、順調にこのビジネスを完遂しなければならない。◆普段、銀行の悪口しか言うことのない私が今朝はなぜか素直に「ありがとうございました。お世話になりました。」と言いたい気分。「ワンみずほ」を目指す織田部長の今後のご活躍を祈る。

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2013年03月27日 ---- ボス

文系入試も理系必須

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「日本経済を復活させ、技術立国として技術革新を進めるには、理数教育の充実が不可欠」ということから「大学入試において文系学科でも理数科目を必須とする」ことを自民党の教育再生実行本部が提言するという。大賛成。◆あまりにも算数や物理を知らない社会人が多すぎる。確率が分からなくては企業の経営などはとても無理。損益計算書を読み解くには十分な計算力が必要。新しいモノを作るには力学や電気の基礎知識は必須。テレビなどでは「まだまだ捨てたものじゃない」などと言って小さな町工場の技術を大きく宣伝しているが「モノづくり立国」として復活するには町工場がいくら頑張っても無理な話。国民すべての理数感性を高めるほかないと常々思っていた。◆教育再生実行本部頑張れ!

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2013年03月26日 ---- ボス

酒と友人と仕事

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酒が強いわけでもないのに毎日のように飲んでいる。やはり仕事関係の方々とご一緒する機会が最も多いが気心の知れた友人と飲むことも随分とある。酒を共にする友人から仕事に関することをたくさん教えてもらった。◆土木技術者だった私がいきなり会社経営陣になったのだから、しかも土建会社ではなくヘリコプター関連の商社なのだから、分からないことばかりだった。「どうやったらモノが売れるのか」に関しては「酒の友人」の一人である㈱クリエイティブ・マーケティング・リサーチの吉田親社長にマーケティング論を教えていただいた。損益計算書と貸借対照表の読み方や利益と税の基礎に関してはやはり「酒の友人」である公認会計士の藤井滝雄先生に基礎から教えていただいた。◆まだ30歳代であった。難しいテキストよりお酒を飲みながらの家庭教師の方がはるかに理解が進んだことは言うまでもない。約20年経った今でもこの両先生にはお酒を飲みながらレクチャーしていただいている。しかも割り勘で。ありがたいことだ。・・・◆最近ではお酒を飲む言い訳に以上のような経緯を語る機会が増えてきた。

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2013年03月25日 ---- ボス

生まれながらにして・・・

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「本来、人は『生まれながらにして』できるだけ多くの貨幣を得ようと願うものではなく、むしろ慎ましく質素な生活とそれに必要なものだけを願うものだ」とマックス・ウェーバーは分析した。しかるになぜ貪欲に利潤を追求する者が現れたかを彼は宗教上の派閥やその教理に基づくと意味づけを進めた。◆宗教に関係なく、この日本でも「多くの貨幣を得ようと願う」ことをしない者が増えていることを確かに感じる。給料が多い会社よりも休日が多い会社を望む大学新卒者も多いようだ。会社内でも「偉くなって少し給与が上がるより、責任が重たくない今のまま方が居心地がいい。」と判断する者が多い。私には「情けない!」と感じてしまうが、残念ながらそれが現状。恵まれた社会環境の中でそこそこ恵まれた家庭で育つと向上心がなくなるのだろうか?最近は私もそれに慣れ、「情けない!」とも思わなくなった。それが「草食系」ということなのだろう。「なかなか後進が育たない。」と経営者仲間が集まるとそんな会話になる。

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2013年03月25日 ---- ボス

査定

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年度が替わるこの時期は例年、社員の「査定」をすることにしている。この時期以外にも1年間で3回の査定がなされていることを社員は知らない。「査定」業務は最も楽しくない仕事。通常は日曜日、会社に一人のときにこっそり行っている。◆向上心のある者、好奇心のある者は伸び、そうでない者は当然伸びない。「仕事」をすれば評価は上がる。「作業」をしているだけではなかなか評価は上がらない。より上を目指す者、現状で満足しているとしか思えない者、などいろいろ。◆服装や生活面を含め、社員規定を知らない者、社員規定を守れない者もいる。いちいち注意はしない。「査定」は結構おそろしい。◆私が社員なら、社長が毎日書いているブログのチェックくらいは必須と思われるがこのブログを読んでいる社員は3人~4人程度。◆もちろん社長にゴマをする必要は全くない。一所懸命に上を目指してくれればそれで十分なのだがベクトルの方向だけはチェックが必要。それができない者がまだまだいる。

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2013年03月22日 ---- ボス

働きづめ

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学生時代はカネはなかったが楽しかった。小中高大、そのすべてに楽しい思い出がたくさん。どの一年間をとってもすぐに思い出に繋がる。当時、流行っていた歌謡曲やフォークソングも思い出す。特に大学生時代。その頃、つきあっていた友人やお世話になった方々と会うと必ずでるのが「あの頃が一番良かった」という言葉。どの一年間も素晴らしい思い出に満ちている。◆24歳で社会人になってからは思い出が殆どない。この30年間で「あの頃が良かった」と言える時期はない。結婚もしたし子供もできた。それなりに充実した人生を送ったようではあるが「あの頃に戻ってみたい」などと決して思わない。働きづめに働いてきた。眠れない夜ばかりだった。不安で眠れない。怒りで眠れない。そんな夜が30年間続いた。◆「そろそろ先頭を走るのをやめよう。少しゆっくり歩いてみよう。見える景色が変わるかもしれない。」・・そんな贅沢を言えるようになってきた。部下が育ってくれた。私を引っ張ってくれるようになった。不安や怒りで眠れない夜は殆どなくなった。70歳になったときに人生を振り返ったら「55歳の頃は比較的楽しかったな」と言えるようになっているのかもしれない、と思った。働きづめに働くのをやめ、少し、幸せを感じている。

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2013年03月19日 ---- ボス

朱いイス

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10年以上使った椅子がボロボロになっていたので新しいものを買ってもらった。選定をお願いしていた海老沢君が選んだのが朱い椅子。確かにかっこいい。「デザインを売る我が社として社長室のイスはシンボルですからね。」と海老沢君。それは悪くはない。だが、この新しいイスは背が低い。ヘッドレストがない。これでは昼寝やうたた寝ができない。そのことを海老沢君に伝えると「はい、社長にはしっかり仕事をしていただきますので。常にビジネスモードでいていただきたいのです。」と厳しい。一日座っただけだが既に前のボロボロ椅子が懐かしい。でも海老沢君の言うことも確か。彼らは私が社長室で時々うたた寝をしていたことを知っていたのだろう。美しい、厳しいこの椅子の値段を聞いて驚いた。なんと30万円。米国のハーマンミラー社製。「さあ、しっかり働いて大いに稼ごう」という気持ちになった。海老沢君の勝ちのようである。(左が新しい朱いイス。右がこれまでのうたた寝イス。)

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2013年03月18日 ---- ボス

ポーラ美術館

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週末、久しぶりに箱根のポーラ美術館を訪問した。素晴らしい。鈴木常司さんの蒐集した世界中の名作はうっとりするものばかり。ゴッホ、セザンヌ、ピカソ、ルソー、ゴーギャン、マグリット、カンディンスキー、ルノアール、モネ、ドガ、ダリ、ルオー、藤田嗣次・・・・。今回、私が特に気に入ったのが杉山寧の「瞳(とう)」。羊が描かれた杉山らしい落ち着いた、和と洋の微妙な調和。まいった。◆いつも美術館に行くと不思議に思うのが人の流れ方。早い人は早く、遅い人は遅いのだが、なぜかほとんどの人がほぼ等速度で移動する。私は気に入った(気になる)作品がなければさっと歩き、好みの作品の前では立ち止まり十分に堪能する。それほど観客が多くない時間帯なら迷惑にならない。◆人生も、のんびりしたり急いだり、歩いたり、立ち止まったり、走ったり。最近は走ってばかりだったけど、ちょっと立ち止まって見ようか。美術館の鑑賞の仕方でその人の生き方が見えるのかもしれないな、などと考えたりした。

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2013年03月15日 ---- ボス

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毎日、銀座に出ているから酒に強いように思われているが実はからきし弱い。適量はビール1本程度。毎日適量を大きく超えて飲んでいる。大変だ。◆先日、幕張で仕事関係の会食をした。「オレアジ」というとても旨いイタリア料理店。おいしい料理と楽しい話でついつい飲み過ぎた。意識はしっかりしているがカラダに来た。帰りの電車で具合が悪くなった。なんとか乗り換えの八丁堀駅まで我慢してトイレに駆け込んだ。運悪く二つある個室は先客がいた。待つこと4.5分、ようやく一つの個室が空いた。飛び込むと同時に激しく戻した。情けない。ただ、意識はしっかりしている。酔っていない。ネクタイを汚さぬよう、ズボンを汚さぬよう注意しながらしこたま吐いた。よく、こんなに胃袋の中に入っていたものだと感心するくらい多くのものを吐いた。幾分、すっきりした。◆「来た時よりも美しく」を徹底する私はトイレットペーパーで床や便器をキレイに掃除した。さらに気分はすっきりしてきた。「もう飲むのはやめよう。」と今年になって何度目かの誓いを立てた。情けない。

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2013年03月14日 ---- ボス

青春時代

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昨日、大学生の息子がドイツ旅行に発った。友人二人との貧乏旅行。ユースホステルを回るという。若い人がうらやましい。◆昨年、小欄の前身をまとめたものなど小さな本を出した。『おやじのぼやき』『経済論』そして『セクシージョーク』の3冊。読んでくださった方々の反響は悪くない、と思う。先日、嬉しい感想をいただいた。りそな銀行虎の門支店の星ノ谷行秀部長が来られて笑顔で言ってくれた。「3冊とも感心、感動しましたが私は特に『セクシージョーク』の『あとがき』に心打たれました。木下さんは素晴らしい学生生活を送られたんだな、と」◆嬉しかった。自慢の学生生活。カネがなく、自堕落な生活を送りながら、でも「若さ」と「夢」があった。◆30年以上経ち、若さも夢も半減した。自分は無理だが、私の回りの若い人が「若さ」と「夢」を語り、行動してくれるのを見ることが楽しみになってきた。私も・・・・老けたものだ。

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2013年03月13日 ---- ボス

マスク

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花粉症に悩まされている多くの方がマスクを着けている。私も昭和の時代からのベテラン花粉症患者の一人だが、薬が合ったのか体質が変わったのか、最近は少し症状が穏やかになってきた。そのため、めったにマスクをする必要はなくなった。◆仕事でいろんな会社や役所、病院などを訪問する。マスクをした方が出てきて、マスクをしたまま名刺交換をし、マスクをしたまま会議になることがある。失礼だ。かと言って「名刺交換のときくらいマスクを外しなさいよ」というのも角が立つ。せめて「花粉症がひどいもんでマスクをしたままで失礼します」くらいの断りはして欲しいもの。◆銀行や大手商社はさすがに立派。マスクをしたまま名刺を差し出すような、とぼけた銀行マンや商社マンとは出会ったことがない。社員教員がしっかりしているのか、そもそもその程度の気配りのできる人しか採用していないのか。いずれにしろ、相手に不快に思われないよう心がけることは大切。それに気づかない、いい年をしたオジサン、オバサンが多い。情けない。

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2013年03月12日 ---- ボス

ヘリ商社

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トヨタのプリウスなどは国内だけで月に1万5000台も売れるという。毎年のようにモデルチェンジを繰り返しそれに伴い性能も良くなっている。ヘリコプターはそうはいかない。最も売れている機種でも世界中でせいぜい年間100機程度だろう。30年間、基本モデルチェンジがない。年間100機しか製造しないのだからモデルチェンジをしたくてもできない。つまり30年以上前に設計された機体がいまなお「新機」として製造、販売され続けているのだ。想像してみて欲しい。車に例えると30年以上前のセリカやサニー、箱スカなどがいまなお「新車」として販売されているようなものなのだ。◆ここにスイスの新興ヘリコプターメーカーが新しい機種の開発を急いでいる。「小型単発」と呼ばれるカテゴリーは車に例えるなら4ドア2000CCのセダンと言ったところか。なにしろ30年以上新しい開発がされなかった分野だから世界中の注目の的になっている。セリカやサニーに対抗してレクサスを作るようなもの。出来上がる前から勝負はついている。「SH09」と名付けられたこの機種の日本での独占販売権をどこが獲得するのか業界では話題になっていた。◆当社が選ばれた。実際に日本の空を飛ぶようになるまでには恐らく3年~4年はかかるのだろう。しかし、すでに多くの問い合わせをいただくようになった。新しい夢が生じようとしている。            ◆◆◆「 SKYE SH09 」で画像検索してみてください。かっこいいヘリコプターの写真が出てきます。

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2013年03月04日 ---- ボス

ムダ

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「今期は少し利益が出そうだ」と思っていたら次から次から「節税商品の案内」と言ってアポイントのが入る。銀行系、損保系、ファイナンシャルプランナー、会計士、郵便局まで。おかしくないか?◆これだけ多くの会社の多くの優秀な人材が「節税できる商品」を開発し売り歩いている。買う人がいるから売っている。私には壮大なムダに思えてならない。税金の仕組みを複雑にするから、専門家が仕組みをすり抜けて税を少なく納める方法を見つけ出し、売り歩いている。◆節税商品は買う方は節税でき、売る方は利益を出すことができるウィンウィンの商品だ、などとしたり顔で説明される。「ウィンウィン」なんて言葉がうさん臭い。◆個人だろうが企業だろうが、こずるいヤツはすぐに節税などを考える。税の仕組みが複雑になればなるほど節税商品が生まれやすくなり、こずるいヤツと正直な者との間に差が生じる。税の仕組みはシンプルな方が良い。難しくするからムダが生まれる。◆消費税増税においては決して軽減税率など設けるべきではない。シンプルによりシンプルにするべきだ。こずるいヤツに成り下がった私が言うのだから間違いない。

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2013年03月01日 ---- ボス

スマートフォン

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「使いこなすのは簡単じゃないですよ。早く始めた方がいいですよ。」と尊敬するデザイナーの小野元さんに脅かされ、勧められた。スマートフォン。「木下さん、もう四捨五入すれば60歳でしょ。今がラストチャンスですよ。」と小野さんは続けた。そう言われると少々焦る。タイミングを計ったように複数の友人から「ラインには入ってないのですか?」とのメールが届いた。◆昨日、思い切ってスマートフォンを購入した。ラインも繋がった。確かに難しい。偶然にも本日からしばらく夜の飲み会の予定がない。アフターファイブはスマートフォンの習得にあてようと思っている。

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2013年02月28日 ---- ボス

最後の一発

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少し堅いことばかり書いている小欄、今朝はくだけたネタで・・・。◆昨夜は銀座のお茶屋バー『楓』で盛り上がった。定例の異業種交流雑談会「マホロバの会」。某銀行の常務や公認会計士、企業経営者など、普段は難しい顔をして仕事をしている連中がこの会では緩む。直接、仕事に関係ない人たちの集まりだから油断でき、楽しい。昨夜は、日銀総裁人事の話から宝塚歌劇団の話へと飛び、そして誰が言いだしたか「最後の一発」の話題で盛り上がった。◆「最後の晩餐」はよく話題になる。死ぬ前の最後の食事、なにを食べたいか?というもの。「最後の一発」とは死ぬ前にあなたの希望できる人となんでもできるとしたら誰とセックスを楽しみたいか、というもの。実にくだらないが楽しく盛り上がった。残念ながら(?)「今の家内」などと答えた人はゼロ。某女優の名前が上がったり「昔の彼女」との答えがあったり。ロマンチックな回答からとても現実的な相手まで。◆およそ家人や部下には聞かせられない会話。男という生き物は50歳を超えてもいつまでも少年みたいなバカ話が好きなのである。私はなんと答えたか・・・? それは企業秘密。

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2013年02月27日 ---- ボス

眠れない

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眠りが浅く短い。一泊して睡眠時の脳波検査を受けたことがある。睡眠深さは「0」~「4」の5段階に分かれている。「0」は覚醒、「1」はいわゆるレム睡眠と言う浅い眠りで夢を見ている状態。「4」が最も深いノンレム睡眠。私は一晩中「0」と「1」のみ。医師から「アメリカの統計では、木下さん、あなたの9年間生存率は80%になります。」と言われたのが今から7年前。「つまり、9年以内に20%の確率で私は死ぬということですね?」と問うた私に「あくまで米国の統計ですが。睡眠不足は他の重大疾病を引き起こしやすいことだけは確かです。」と続けた。◆あれから7年が経った。まだ生きている。まだまだ死にたくない。あの頃と比べストレスは随分減ったし、わずかながら体重も落としたが私の睡眠障害は全く変わらない。あー、ぐっすり眠ってみたい。

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2013年02月26日 ---- ボス

バーテンダー

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昨夜、以前から気になっていた銀座のジャズスポット「ノーバード」を初めて覗いてみた。親しい若手天才ピアニスト遠藤征志君のトリオが出演していた。ちょうどファーストステージが終わったところでセカンドまでに30分~40分間あった。私が案内された席はステージ近くのテーブル席。店内には私の他に20名弱の客がいたがそのすべてがカップルだった。私は気恥ずかしくなってステージからは遠いバーカウンターの席へ移動した。◆バーカウンターに客は私一人。カウンターの向こうではバーテンダーがアイスピックで氷を削っていた。四角い氷をピック一本で削りロックグラスの直径ぴったりの球体に仕上げる。最近のバーではあまり見かけなくなった光景。左手で持つ四角い氷が右手のピックで丸くなった。◆バーでは決まりがあるのかバーテンダーが一見の客に話しかけてくることはまずない。アイスボールを造るバーテンダーも同じ。静かにジャズが流れるカウンターでピックが氷を削る音だけが響いていた。10分間くらい眺めていただろうか、私は尋ねてみた。「左手、冷たくないの?」と。即座に返答が返ってきた。「ものすごく冷たいんですよ。泣きそうです。」◆知らなかった者同士が知り合いになる、この一言目の会話が好き。出会いを楽しむゆとりが出てきた。55歳にして私も「大人になったな」と感じた。

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2013年02月25日 ---- ボス

渡辺利朗氏の死を悼む

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一昨日(23日)、朝日航洋株式会社の営業統括部の課長であられた渡辺利朗氏の通夜に参列した。もったいない。残念でならない。◆突然の訃報が届いたのは20日だった。驚いた。その前の週、12日から14日まで私は渡辺氏とともに鹿児島の鹿屋へ出張していた。鹿児島での渡辺氏は至って元気。夜は楽しく酒を飲み食事をした。実はその前の週の金曜(8日)にも銀座で食事をともにし、酒を飲み、ヘリコプター業界の今後を熱く語り合った。その時彼は私との待ち合わせ時刻に10分以上遅れてきた。寒い中、走って来られたようで汗を拭きながら、誠実そうに何度も頭を下げた。その姿が忘れられない。◆朴訥とした風貌、小さな事にはとらわれない飄々とした態度。少し頼りなげに感じる方もいたようだが、話をすると皆、彼のことが好きになった。誰からも慕われ、業界内の繋ぎ役のようなイヤな仕事も買ってでてくれた。大きな存在を失った。残念でならない。まだ50歳だった。寒い寒い夜の通夜であったがとても多くの方々が参列された。彼の人柄が偲ばれた。◆心臓動脈瘤が原因の突然死だという。渡辺さん、安らかに眠ってください。ありがとう。寂しい。

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2013年02月20日 ---- ボス

飲み過ぎ

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飲み過ぎた。楽しい酒だったがなぜあんなに飲んだのか。一軒目は覚えている。二軒目の途中から記憶がない。家人に聞くと自宅に着いたのが深夜0時頃だという。コートの背中には木の葉がついていたという。銀座から自宅までは通常タクシーで3000円程度だが財布の中の領収書4500円だった。◆情けない。毎日、毎日、なにか反省をしている。そろそろまともな大人にならなければ、と反省している。誰にも迷惑をかけてなければいいのだが・・・。

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2013年02月19日 ---- ボス

来た時よりも美しく

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九州の片田舎で育ったためか子供の頃からキャンプに誘われることが多かった。最終日、テントをたたむ際に毎回、リーダーは同じ言葉を口にした。「来たときよりも美しく」。キャンプ場に入ったときよりも、出るときの方が美しくなければならない。素晴らしい教え。◆電車や飛行機の座席、空港や駅の待合室に平気でゴミを置いていく者をよく見かける。借りた膝掛け毛布を畳まずに座席にほうって降りる人も多い。不愉快。◆私はホテルを出る際にもベッド周りやバスをなるべくキレイにすることを心掛けている。「どうせすぐに清掃員が来るのだから」ではなく「清掃員の方が部屋に入ってきたときにイヤな感じを持たないように」との気持ちをみんなで持ちたいもの。もちろんホテルでは「来たときよりも美しく」は無理だが、次にそこを見る(訪れる)方の気持ちに配慮する余裕は持ちたい。◆座席やホテルの部屋を汚したまま出るような人とはまず一緒に仕事はできない。

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2013年02月18日 ---- ボス

画集

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大学生になり一人生活を始めると少し大きめのスチール製の本棚を買った。最初は教科書だけだったその本棚が卒業時には蔵書が入りきれなくなり、本棚の隣にも山積みになっていた。本棚の最下段の多くを画集が占めていた。ゴッホ、ピカソ、コロー、マネ、モネ・・・・。◆大学すぐそばだった私の部屋は毎日のように誰かが泊まっていた。大学から遠い自宅から通って来る、クラス仲間が多かったが、その辺の飲み屋でナンパした女子大生などもよく泊まっていた。たまに誰も遊びに来ない深夜、一人ウィスキー(サントリー角瓶)を飲みながら煙草を持つ手で画集をめくることは最高の喜びだった。大学生という肩書へのナルシシズムのようなものがあったのだろう。◆最もよくめくったのがパウル・クレー、ワシリー・カンディンスキー、ルネ・マグリットの画集。デザイン画と言っていいのか。ただ絵やデザインを眺め、煙草を吸い、酒を飲み、ジャズを聴くだけの時間。すごい贅沢。残念なことに絵を眺めるだけで解説文を読むことをしなかったので美術史を含め知識が乏しい。せっかくだからもう少し美術の勉強をすれば良かったと今ごろ後悔している。◆今、本屋にすら画集が少なくなった。殆どの学生が画集を手にしたことすらないのだろう。「美」に対する欲求やセンスが30年前の学生にくらべて低くなってきているようで寂しい。

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2013年02月14日 ---- ボス

母親

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母は優しい。私の母は、私が高校を卒業してからずっと、もう40年近く一人で暮らしている。親不孝な私は、母のことが気になりながらも自分の好きなように生きてきた。母は、私が郷里の公務員になることを願ったが私は東京でやくざな生活を送っている。感謝している。申し訳なく思う。◆5年くらい前からだろうか、母の記憶力が極端に落ちてきた。「ボケ」の兆候。気位の高い母は決して「ボケ」とは認めず、誰にでもおこる単なる加齢による記憶力の低下だと言って病院に行くことも、ヘルパーに頼ることも拒み続けている。◆九州に出張するたびに母に電話を入れる。「今、◯◯に来てるんよ。でも忙しくて帰るだけの時間がないんよ。」と。母は私には特に優しい。「うん、元気ならいいよ。無理しなさんな。」と必ず言ってくれる。電話の声は若い。長く話さなければ記憶障害も気付かない。先ほども鹿児島から電話した。「うん、元気ならいいわあ。無理しなさんな。」電話の母は今日もとても優しかった。◆涙が頬を伝わった。

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2013年02月08日 ---- ボス

運を天に任せる

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会社の経営であろうが家庭の平和であろうが或いは男女の問題であっても「運を天に任せる」という選択をしてはダメ。私の信念。もちろん自分の努力や才能だけではどうしようもない事は多い。いや、人生の殆どが運に支配されていると思っている。それでも簡単に運を天に任せてはダメ。「運を天に任せる」のではなく「人事を尽くして天命を待つ」ことが大切、と思ってきた。◆ところが年々、問題が増え続ける。仕事でもプライベートでも「よくこれだけ問題が起こるなあ」っという感じ。すべての問題で「人事を尽くす」ことは難しくなってきた。最近は「運を天に任せる案件」と「人事を尽くして天命を待つ案件」を仕分けるのが私の仕事になってきた。

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2013年02月07日 ---- ボス

「大将」ではない!

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これもテレビの悪い影響だろう。寿司屋や小料理屋で主人に対して「大将」と呼びかける客が多くなった。大抵の場合、「大将」と呼ばれた主人は「はい、なんでしょう?」と笑みを含めて返しているがきっと内心では「俺は大将じゃないよ!」と言い返したいところだろう。◆「大将」は関西の言葉。大阪の居酒屋なら「大将」と呼ばれた主人は気持ち良いだろうが、銀座ではやめてもらいたい。「親方」あるいは「ご主人」と呼ぶのが礼儀。複数の客が主人のことを「大将」と呼び、当然のようにそれに主人が応えている店はやはり味も落ちる。◆昨日入った銀座のすし屋で若い男が「大将」と言った。すかさず上司と思われる男性が注意をしていた。隣で私は静かにほほ笑んだ。親方と目があった。彼も嬉しそうだった。

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2013年01月31日 ---- ボス

仕返しの自殺

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度を越した体罰やイジメは許されるものではない。それらがなくなるように知恵を出し合う必要がある。重要なこと。ただ、体罰やイジメで自殺者がでるとマスコミはその「許されることではない」ということばかり声高に訴えている現状には違和感を覚える。一様に自殺した子供に強く同情し、原因となったイジメや体罰を行った者を厳しく非難する。マスコミのこの姿勢、立ち位置、間違ってはいない。だが、安全な場所から「あいつが悪い!」と指差しているだけのように感じてしまう。◆自殺した者へ同情するばかりで良いのか?一つひとつ状況は異なるだろうが、どうみても最近の自殺の多くは自殺自体が「仕返し」を兼ねているように思えてならない。マスコミが大きく取り上げ加害者を厳しく非難することで自殺した者の仕返しが達成できる。まさかマスコミが仕返しを手伝ってあげよう、などと考えてはいないだろうが、今の報道状況が続けばまだまだ「仕返しのための自殺」が増えてくるだろう。◆現状のマスコミの報道姿勢が「イジメは悪い事だ」と訴えて結果的にイジメが減る方へ流れるのか、あるいは「自殺はイジメに対する大きな仕返し」になるととらえられて今後も「仕返し自殺」が減らないか、簡単な問題ではない。このような問題があることを誰も言わない。

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2013年01月30日 ---- ボス

本屋大賞

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今年も「本屋大賞」のノミネート作品10作品が発表された。どの作品が大賞になるのか毎年楽しみにしている。例年、ノミネート10作品が発表された時点で半分は既に読んでいる。大賞が決まるまでには殆どの作品を読む。そして大賞受賞作を予想する。ここ数年、予想が当たったことがない。◆この賞が始まった2004年は「博士の愛した数式」、翌05年は「夜のピクニック」、06年は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が大賞を受賞した。納得のいく作品だった。私の予想通りの受賞作だった。しかし最近は全く当たらない。私が歳を取って選考者の方々の平均年齢と差が生じたことが原因なのだろうか?そんなことはないと思うのだが・・。◆そして、今年の受賞作は。私は「楽園のカンヴァス」と予想する。◆本屋大賞に関して残念でならないことがある。2004年から始まったこの本屋大賞、もし2003年に始まっていたら、第1回本屋大賞はきっと「翼はいつまでも」(川上健一)が受賞していたであろうこと。この素晴らしい、読んだ人みんなに大きな感動を与える作品がもう一つ有名にならずに忘れ去られてしまいそうで寂しい。

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2013年01月29日 ---- ボス

カネ欲しさに生徒を棄てる教師たち

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情けない!テレビ等で随分と騒いでいるから多くの方はご存じだろう。埼玉県で今年度末に定年退職を迎える教師の退職金の問題。任期いっぱいの3月末まで勤めるよりも1月末で辞めた方が130万円ほど多くもらえるという。2月、3月の給与が40万円ずつと仮定しても、2か月働かない方が働くよりトータルで50万円多い計算になる。バカな制度。どんなアホがこんな制度を考えて施行するのか。役人にはまだまだバカが多い。バカでも権限を持ってしまう。◆役人と言えば教師も役人。サラリーマン。教師の生涯収入は2億5000万円程度か。退職金も2000万円は下らないだろう。高々100万円程度のカネの多寡で、教師人生の最後を汚すバカサラリーマン教師が多いようだ。情けない。「人生はカネだけじゃないんだぞ!もっと、もっと大切なことがあるんだ」ということを生徒に示すことができる最高のチャンスを棄て、「あの先生は立派な先生だ」と言われる名誉を棄て、目先のカネに走る教師に教えられた生徒たちが可哀そうでならない。「所詮、人生はカネなんだ」と身勝手なサラリーマン教師に教えられた生徒たちの将来が心配だ。

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2013年01月28日 ---- ボス

睡眠不足

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俳優の松山ケンイチさんがテレビのインタビューを受けていた。「舞台初日まで一週間になりましたけど、どういうことに注意されていますか?」という質問に「気になることがあると夜眠れなくなるタチなので稽古が終わるとなにも考えないようにしています」と答えていた。◆「さすがは一流のプロ」と感心した。こちら小人はすぐにウジウジと考えて夜眠れなくなる。会社の経営陣になって20年。トップになって15年が経った。この間、殆ど満足に眠ったことがない。たまに仕事の心配事が片付くとすぐにプライベートな問題が生じてくる。自分で心配事を探しているような性格。気が小さい。ネガティブなことばかり考える。「経営者はそれくらい慎重な方がいいですよ」などと持ち上げてくれる方もいるが、せめてプライベートなことだけでも「考えてもどうしようもないことなので、なるべくなにも考えないようにしています。」と答えられるようになりたいものだ。◆どうしようもないことばかり考えて眠れない週末だった。

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2013年01月25日 ---- ボス

下品な作法

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おそらくテレビなどで芸能人が広めたものなのだろう。笑いながら手を叩く人をよく見かける。下品。自分の姿を鏡で見たことはないのだろうか。自分が笑いながら手を叩く姿を想像してみたことはないのか?猿がシンバルを叩きながらニッと笑うオモチャがあるがあれを想像する。手を叩きながら笑っているヤツらはみなサルみたいな顔をしている。高校生や大学生ならまだしも30歳代40歳代のオジサン、オバサンが笑いながら手を叩いているのを見ると「私は下品でオツムが弱いんです。」と言っているように見えてしまう。同僚や友人がこんな動作をしていたら注意してあげた方がいいですよ。

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2013年01月23日 ---- ボス

怒り心頭

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防衛省とはなんとも頭の悪い或いは融通の利かない役人の集団のようだ。いえ、命を懸けて我々の生活を守ろうと頑張ってくれている軍人さんの方ではなく、いわゆる背広組と呼ばれるサラリーマンの方々の方。◆2009年に当社は「このさき5年間に渡ってヘリを30機納入します。その価格は○○です。」と約束した。防衛省は「複数年に渡るので物価変動はその都度考慮」と約束してくれた。◆それから3年。日本では物価は殆ど上がっていない。しかし米国側のメーカーは6%の価格上昇を訴えてきた。それなりの「米国の物価上昇に関する資料」を送ってきた。昨年度のうちに、防衛省に相談すると2012年度から6%の上昇を認めてくれ契約した。◆年度が替わり防衛省の担当者が変わった。昨年度認めた6%上昇の契約書はあるのに「物価上昇は認めない」と言いだした。どうも「日本では物価が上昇していない」というのが彼の言い分。「アホか!」と言いたいがプライドの高い日本の役人は出入り業者の社長から「アホか!」と言われれば怒り心頭、ありとあらゆるイジワルをしてくる。役人の権限は未だ大きい。だがこちらは正論を言っているだけ。◆さあ、負けてはいられない。こちらも怒り心頭に発す手前。腹を据えて「アホか!」と言いに行く時が近づいているようだ。これから弁護士・マスコミのスタンバイが忙しくなる。

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2013年01月22日 ---- ボス

雪とカネ

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毎年この季節になると思い出すことがある。もう35年も前、大学1年生の時の失敗。苦学生の私は毎日、家庭教師をしていた。午前中で授業が終えた(或いは授業をサボっていたのかもしれない)その日、友人らと楽しんでいた麻雀を一人抜け、バスで1時間近くかかる生徒の自宅へ。夕方6時半に生徒の自宅に着くとまず食事が出る。15分くらいで食事を済ませ2時間強の家庭教師。その高校生は成績は悪くないが教えにくい女の子だった。◆やっと勉強を終えてバス停へ急いだ。バスは出たばかりだった。次のバスまで20分くらいあったのだろうか。小雪が舞っていた。寒かった。私は耐えられずにバス停の前のパチンコ屋へ入った。「ほんのちょっと」と思って打ち始めたが全く入らず熱くなった。気づくと店内には「蛍の光」が流れていた。◆苦労した家庭教師代は2500円なのにこのパチンコで3000円をすった。バス停に戻るとまたバスは出たばかり。それから20分くらい待った。悔やんでも悔やんでも悔やみきれなかった。オカネの大切さを痛切に感じた。自分のバカさ加減を恥じた。小雪が舞う季節になると必ず思い出す失敗談。

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2013年01月16日 ---- ボス

大雪・・・怖かった

boss-3

取扱い説明書を読むことが苦手。困ったときだけ引っ張り出して、分からない部分を索引で探して対応すれば十分、と思っていた。先月購入した新車の取説も殆ど読んでいなかった。舐めていた。◆連休最終の14日、午前中に千葉県市川市のゴルフ練習場へ出かけた。打ち始めると雪が舞い始めた。その雪が徐々に激しくなってきたので練習を切り上げ車へ急いだ。早く帰らねば大変だ。すぐに車を発進させた。車の窓はすでに全面に雪が張り付いていた。ワイパーでフロントガラスの雪は落ちた。高速道の乗り口はすぐ近く。高速道に乗って慌てた。窓の雪が全く落ちない。右も左も後ろも、なにも見えない。それどころかフロントガラスも曇り始めた。◆ワイパーの動きはのろい。レバーをいじっているとウィンドウォッシャー液が出てすぐに凍りついてしまった。なおさら見えなくなってきた。デフロスターのスイッチがどこにあるのか分からない。どうすればワイパーが早く動くのか分からない。怖い。雪はさらに降り続き車はお尻を右に左に振り続ける。路肩には既に雪が積もり逃げられない。高速道路上で車を止めたら後ろの車に追突されるかもしれない。車を止めて取説を読むことができない。デフのスイッチが分からずバックウィンドウヒーターのスイッチが分からず、エアコンを35度に設定し対応しようとしたが車内は暑くなるが窓の雪は一向に溶けない。フロントガラスの曇りは進む。フロントガラスを手でかき曇りを取る。大汗をかきながら運転を続けた。◆怖かった。いろんなボタンを押しているとやがてデフロスターが動き出した。前面の視野だけなんとか確保した。それでも、それでも怖かった。怖そうな顔したオジサンが「怖い!」と思いながら運転している姿を誰かが見たら大笑いされそうだ。誰にも見られずに良かった。車はお尻を振りながら1時間30分かけて新橋のオフィスの駐車場にたどり着いた。車にも私にも目に見えるキズはなし。私の心が少し傷ついただけ。

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2013年01月07日 ---- ボス

創造するために

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普段はあまり見ることのないテレビ番組を年末年始でぼーっと見ていた。二人の経営者が似たような発言をしていた。私はテレビのこちらで「本当にそうですね」と膝をたたいた。◆一人目は解体会社ベステラ株式会社の吉野佳秀社長。「つくった人でなければ、壊すことはできないのか?」という疑問からスタートし「つくった人は上手に壊すことはできない」と言う結論にたどり着いた。「作った人は作り方を知っているからその知識が邪魔になる。壊すときに、作った逆を行えばいいと考えてしまう。『作る』と『壊す』は全く異なるという発想ができない。」というもの。二人目は日本マクドナルドの原田泳幸社長。原田社長は「知識と経験が創造や改革の邪魔になる」と断言する。◆とても勉強になった。創造がなければ進歩も改革もない。新たな創造に向けて今年は「書を棄て街に出てみようか」などと楽しいことを考えながら正月を過ごした。そんな話を家人にすると「あら、十分街に出てるんじゃないですか?」と皮肉られた。

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2013年01月06日 ---- ボス

本格稼働

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

私にとっては長い正月休みだった。年末と年始に1ラウンドずつゴルフをしたがあとは初詣と映画とショッピング。実は休み期間中も3回出社した。急ぎの用事があったわけではないのだが・・。家庭にいるのが落ち着かず・・・、などと言うと家人に叱られるか。◆いずれにしろ今日(6日・日曜日)社員揃って愛宕神社へ参り、軽く昼食兼新年会をやって解散。明日からは本格稼働。◆今年も良い年になるように頑張って参ります。皆様の温かい応援を期待しています。

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2013年01月03日 ---- ボス

初詣

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元日に成田山へ初詣に行く。二十年近く続いている。ものすごい数の参拝客。お昼過ぎには参道には長い列ができ、二時間くらいは並ぶことになるようだ。今年は午前9時過ぎに着いた。すでにすごい人ではあったがスムーズに流れ、10時の護摩に間に合った。帰る頃には参道には長蛇の列ができていた。◆毎年のことながら不思議な光景が。長い行列のあちこちに黄色い幟(のぼり)が経っている。キリスト教の宣伝。聖書の宣伝。数年前までは幟のみでなくスピーカーでキリスト教の宣伝をしていた。◆仏教の本山に初詣に来た行列に向けてキリスト教の宣伝。下品だ。もちろん私は敬虔な仏教徒ではない。しかしこのキリスト教徒の宣伝はあまりにも下品。キリスト教も数千の宗派に分かれると聞くからすべてのキリスト教徒がこれを良しとしていることではなかろう。しかし「やめろよ!」とキリスト教徒の中からの声が上がらないのが寂しい。恥ずかしくないのか。◆もしキリスト教やイスラム教の聖地巡礼の大行列の中で仏教の僧がお経を唱えていたらどうだろう?殺されかねないのではないか。一部の、ではあろうがキリスト教の下品さと仏教の上品さをまたしても感じる正月になった。◆(私の友人にもキリスト教徒の方が何人もいる。彼らは素敵な、やさしい人ばかり。彼らに喧嘩を売るつもりは全くないことだけは申し添える。)

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2013年01月03日 ---- ボス

新年

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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。できましたら本年はもう少し励ましの、或いはお叱りのコメントをいただきたく願っています。◆元日は良い天気でしたね。経営者になって何事に関しても悲観的に物事を見るような癖がついてしまった私ですが毎年、元旦だけはなぜだか楽観的な気持ちになります。一年で元日のみが躁、残り364日が鬱のような状態です。特に今年のような穏やかなお天気の元日は。◆「なんとなく 今年は良い事 あるごとし 元日のあさ 晴れて風なし」・・大好きな啄木の詩。今年はなんか良いことが起こる予感がしますね。

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2013年01月03日 ---- ボス

大晦日

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毎年、大晦日になると思い出す情けないシーンがある。九大4年生の大晦日。卒業が間近に迫る同級生の殆どが帰省しているなか、私一人留年が決まり腐っていた。よく映らない白黒テレビで「紅白歌合戦」を見終えたあと、下宿近くの筥崎宮まで歩いていった。「今年は真面目に頑張りますからなんとか卒業させてください」とかお願いし、寂しく下宿に戻ろうと歩いていると映画館「日活劇場」の灯りが付いている。大晦日も元旦も関係なくロマンポルノが上映中。◆先ほど「今年は頑張ります」とか殊勝な顔して頭を下げた若き木下少年は誘惑に負け入ってしまった。年が明けてまだ30分も経っていない。チケットを買って入った劇場は上映前で明るかった。この瞬間の自己嫌悪を忘れない。「俺ってなんて情けないヤツなんだ!」・・恥ずかしかった。観客はまばら。「情けないヤツばかりだな」と思いながら見回していると知っている顔が・・。なんと月に一度くらいの割合で私の下宿に勧誘にきていた先輩。何の勧誘かというとキリスト教。「イエスを信じると、木下君、とても幸せになれますよ」と聖人君子のようなおもむきで語っていた大学院に通う先輩が座っていた。◆「武士の情け」とばかり私は気付かぬフリをした。やがて館内が暗くなりエロティックな映像と卑猥な声が覆った。◆毎年思い出す大晦日の情けない思い出。

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2012年12月28日 ---- ボス

納会

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ついこの間、社員全員で愛宕神社へ初詣に行った気がする。あっと言う間に一年が過ぎた。短い一年を振り返ってみる。◆社会人としての基礎を教えてくださり今なお人生の師として尊敬してやまない川嶋信義氏(前田建設元副社長)が病に倒れたとの報せを受けたのが1月4日だった。その後、川嶋氏の闘病生活は続いている。昨年から癌と闘い続けていた九州大学の恩師、松下博通先生の訃報は1月の終わりに届いた。4月には当社顧問、野田信吾氏から「私は末期のすい臓癌です。残された時間は長くありません。」と打ち明けられ五か月後の9月、野田さんは逝ってしまわれた。◆一年を振り返るとき、まずこの3人の病との闘いに思いが至る。川嶋氏が徐々にではあるが順調に回復されているようで来春には一緒にゴルフをしようと計画している。嬉しいこと。だが松下先生と野田さんとは永遠の別れとなった。悲しいこと。◆◆ビジネスは概ね順調であった。ありがたいことに部下たちが皆それぞれ大きく成長した。数年前までは私が先頭を走らなければならなかったが今は状況によっては部下が引っ張ってくれるようになった。一人ひとりの成長を見るのは楽しい。◆プライベートは・・。これを書くのはやめよう。来年はお酒を控え、健康に注意し、ゆっくりと頑張りたい。良い年になるといいが・・。◆本日は午前中で仕事を終え、午後からは社内でささやかな納会。穏やかな気分で納会を迎えられたことに感謝。

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2012年12月27日 ---- ボス

『レ・ミゼラブル』

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11月7日にもこの欄で紹介した故郷で小学校の校長をしている親友、菅淳(すがあつし)君からまた映画に関するメールが届いた。紹介する。「・・3時間が長く感じない。ミュージカルとムービーの良いところが結晶しとる。・・エンディング曲が終わったところで僕は一人スタンディングオベーションを送った。会場の人は反応してくれなかったけど。奥さんが『やめよ!』と横からつつくまで。学生の時にチャップリン観たあと、会場から拍手が起こり一緒にエンドロール中拍手したことがあり、以来2度目の作品。・・感動のシャワーを浴びて言いようのない高揚感の中にまだいます。」◆昨日、家人が娘とこの映画『レ・ミゼラブル』を観にいった。二人とも菅君と同様の感想を話してくれた。こちらはエンドロール後にみんなで拍手が起こったと言っている。私も早速行ってみよう。

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2012年12月27日 ---- ボス

男女雇用機会均等法

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趣旨は分かる。悪くない。「男女雇用機会均等法」。しかしこの法律、実際には多くのムダを生んでいる。◆社員募集を行う際、雇う側はどのような社員が欲しいのかを当然イメージしている。ところがこの欲しい人材のイメージを記載することは殆どできない。「女性事務職募集」と書けない。「事務を行うのに男も女も関係ないだろう。女性と限定するのは差別だ!」ということなのだろう。バカみたい。◆可哀そうなのは採用される見込みは全くないのに一所懸命に心を込めて自筆の履歴書を持参する男子学生など。「いえいえ当社が今欲しいのは女性職員なのですよ」と言えない。履歴書を返すのも失礼だし返したところで他では使えないような記述が多い。◆せめて「自筆の履歴書は禁止」程度の配慮をしたいものだ。

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2012年12月20日 ---- ボス

噴水

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若いころ、噴水の設計技師にあこがれていた。当時、私が知る限り、噴水は眺めて楽しむものしか無かった。「水と戯れる噴水」を作ってみたかった。具体的なイメージをスケッチブックに描いたりもした。歩道の両側から水が吹き上げアーチ状になった下をくぐれるものを良く描いていた。「噴水回廊」と名付けていた。風が吹くと水がかかる。公園に作るときっとウケる。そう確信していたし今も思う。◆40年近く経ち「水と戯れる噴水」をたまに見かけるようになった。だが一方「不要不急のものは作らない」という施策のもと各地の噴水が止められたまま放置されている。噴水から水が出ていない公園を散歩するのは辛い。◆「ひょっとしたらオレが描いていた噴水がどこかにできているかも」と思いyahooで探してみた。あった。これ、まさしくそのもの。嬉しいような残念なような・・。水に触れに行こうと思う。

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2012年12月19日 ---- ボス

『大丈夫?』という言葉

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25年前、30歳でサラリーマンを辞めた。希望もあったが不安はもっと大きかった。人生最大の博打であった。若いからできた。失うものが少ないからできた。それでも不安だった。子供ができ、失ってはならないものが増えてくると不安はさらに増してきた。人一倍努力してきたとは思う。それでも運が悪ければこの博打は負けた。人生最大の博打は結果がでるまでに時間がかかる。◆不安な気持ちを隠し、懸命に頑張っている頃、一番いやなのが「大丈夫なの?」と聞かれることだった。私が安定したサラリーマン生活を棄てたことを保守的な友人や先輩は心配してくれた。このとき「頑張れよ!」と言ってもらえるのはとても嬉しいことであったが「大丈夫か?」と言われると腹が立った。すごく無責任な言葉に聞こえた。◆「大丈夫か?」のすぐあとに「なにかあったら遠慮なく言ってくれよ。オレがなんとかするから・・」という言葉が続いたのであれば嬉しかったのだろうがそういう奴はいなかった。普通のサラリーマンの身の同級生から「大丈夫か?」と言われても・・。◆それ以来、私は決して人に「大丈夫か?」とは聞かない。聞くときは「大丈夫でない場合には・・・」の次の言葉を見つけてからにしている。

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2012年12月18日 ---- ボス

キレイ好きな日本人

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JALやANAのスチュワーデス(CA)はとてもこまめに機内トイレを覗く。常にトイレを美しく清潔に保とうと努力を惜しまない。海外の運航会社のスチュワーデスにはそんな気配りはないように感じる。トイレの床が汚れゴミ箱があふれていることが多い。機内だけでなく空港のロビーやラウンジでも同様。アメリカ人は愛想よく笑顔を振りまくがトイレはキレイとは言えない。◆飛行機や空港のトイレ以上に日本人の清潔好きに気付くのがホテルの風呂。アメリカでは少々高級ホテルでも手で持てるシャワーはない。上に固定され、雨のように降ってくるシャワー。「ウォシュレットも無けりゃ、シャワーは上からだけ。アメリカ人はケツをキレイにしようと思わないのか。不潔だなあ。」と米国出張に同行したHさん。◆「清潔好き」は世界に誇れる日本人の性格であり文化であると思う。

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2012年12月17日 ---- ボス

経営者の自殺

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中小企業の経営者で自殺した方を何人か知っている。私も、10年ほど前、信頼していた部下に裏切られ高いカネをかけて取った商権を奪われたときに、「これで自分は自殺をすることになるかもしれないな」と思ったことがある。中小企業の経営者は一般の方よりも高額の生命保険に入っていることが多い。私もそうだ。◆もし自分の会社が倒産したら中小企業経営者は莫大な借金を抱えることになる。借金取りは自宅へ押しかける。子供たちは進学を諦めなくてはならない。自分が自殺をすれば借金はなくなる。妻には高額の生命保険が支払われる。そのカネで子供たちは大学まで進むことができる。◆多くの経営者が、家族を借金地獄から救い出し、子供を進学させるために自らの生命を絶っている。事実だがあまり声高に伝えられない。「お父さんは私を大学に進ませるために死んだんだ」と嘆く子供が多くなるからか。3年前のこの時期、郷里で土建業を営んでいた私の先輩が「娘を大学へ行かせたい」との理由で自殺された。残念でならない。

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2012年12月14日 ---- ボス

ミステリー

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小説でこんな結末を書けば「ふざけるな!」「いくら小説でもこれはひどすぎる。あり得ない!」とクレームが絶えないだろう。角田美代子の留置場の中での自殺。3人部屋、10分おきの監視。その中でシャツで自分の首を巻き、自殺する。小説では絶対に書けない。しかし新聞が書けば「事実は小説より奇なり」で片付けられてしまう。果たしてそんなものか。◆ありえない。ありえないと思う。できるわけがない。なにかある。謎解きを始めなければならないがどうも「事実は小説よりも奇なり」で片付けられてしまいそう。情けない。

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2012年12月13日 ---- ボス

占い

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「当たるも八卦・・」という占いをやってもらったことが何度かある。酔っぱらって銀座を歩いているときに手相観のオバサンに声かけられて観てもらったことも数度あるが全く内容は覚えていない。素面で、予約をして、評判の占い師に観てもらったことは3回。良いことを言われたことも悪いことを言われたこともある。心から信じているわけではないが数年経って「あのとき占い師に言われたとおりだ!」と言うことが何度かあった。外れたことは一度もない。すべて当たっている。◆35歳くらいのときだったろう。評判の占い師の予約を取り、観てもらった。「右の腎臓付近に結石ができる。」と言われたことをはっきりと覚えている。10年以上経って夜中に尿道結石が動きだし救急車で運ばれた。◆同じ頃、私と一緒に観てもらった先輩は「大腸に大変な病気ができる。」と言われ、それを避けるための方策を指示された。先輩はバカにして従わなかった。その先輩とはここ10年くらい連絡を取っていなかった。ところが先日、彼が3年ほど前に大腸がんで亡くなっていたと知った。◆たまたまなのか。或いは科学で解明できないなんらかの力が本当にあるのか。不思議だ。怖くなる。あまり深刻な内容を真面目に占い師に相談することは今後控えようと思う。

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2012年12月12日 ---- ボス

子供を機内で遊ばせるバカ親

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出張時、新幹線はグリーン車、飛行機はビジネスクラスを使わせてもらっている。時々、子供が乗っているのに驚く。大抵、金持ちそうな、頭の悪そうな親が一緒。決まって品がない。先日、大分から帰京に使ったANAのプレミアムシートに2歳くらいの男の子が乗っていた。シートベルト着用サインが消えるとこの子が機内をうろうろし、時に走る。バカ親は注意しない。スチュワーデス(CA)も注意するどころか子供の遊び相手をしている。飛行機の移動時くらい少し高いカネを払ってでもゆっくりしたいとこちらは思っているのに・・。親が悪い。◆飛行機内の幼児の泣き声への対応が問題になっている。私は幼児の泣き声は仕方ないと思う。親が泣きやませようとあやしていれば安眠を邪魔されても我慢する。しかし子供が機内や車内をうろうろしたりテーブルをガタガタさせているのに注意をしない親には本当に腹が立つ。そもそも子供をプレミアムシートに乗せることがおかしい。

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2012年12月11日 ---- ボス

笑顔の多い日本

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韓国へ出張してきた。我が社の韓国人社員、安(あん)君が通訳を兼ねて同行してくれた。これまでは金浦空港を利用することが多かったが今回は時間の都合で仁川(インチョン)空港に降りた。安君は何度か空港のインフォメーションを訪れレンタカーオフィスの場所などを訪ねていた。ホテルに着いて近所にお勧めのジャズバーでもないかと、また安君がホテルのフロントに尋ねてくれた。空港でもホテルでも安君の質問に答える女性の口ぶり、態度がぶっきらぼうに見えた。「なんか韓国の女性って、つっけんどんな感じじゃない?」という私の質問に安君が笑顔で答えた。「社長、これが韓国なんです!」と嬉しそう。続く彼の言葉が面白かった。「最初に日本に行ったときに女性に道を尋ねたらとても親切に笑顔で教えてくれました。僕は『こいつ、オレに気があるんじゃないか?』と勘違いするところでした。日本の女性はみんな笑顔でみんな親切です。韓国はぶっきらぼうです。僕が日本語学校に入って最初に教えられたのがまさにそのことでした。日本の女性はみんな親切でやさしいけれど決してあなたに気があるわけじゃないよ、と。」この話を聞いて私は少し嬉しくなった。楽しくなった。決して韓国の女性が不親切なわけではない。両国の国民性の違いの問題だけだ。でも、やはり笑顔で親切な方が勝っている、と思う。

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2012年12月10日 ---- ボス

半ドン再考

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社会人になった頃(1982年=昭和57年)はまだ殆どの会社は週休二日制ではなく土曜は「半ドン」であった。出勤し午前中のみ働く制度。正午で仕事は終わり。世の中はバブル景気に向かっていた。◆バブル景気華やかな頃、ほとんどの会社が週休二日制になった。バブルが崩壊し、「休みは多いがカネがない」人が増えた。また「カネは持っているけれど将来が心配で使えない」という人も多い。カネが回らないのが不景気の原因との見方が強い。私もそう思っている。◆ならば一層、あの「半ドン」を復活させたら?すべての企業で週休二日制を廃止し、土曜半ドン制を復活させる。土曜のゴルフ場は客が減るがデパートやボーリング場や映画館はきっと増える。自宅でコタツに入ってメールをいじっているより、「いやだなあ」と言いながらでも早起きして会社に行き午後はヒマという方が景気にはプラスになると思うのだが・・・。

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2012年12月05日 ---- ボス

クリスマス

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例年この時期は街を歩けば必ずクリスマスソングが聞こえてくる。我が社でも私の部屋に大きなクリスマスツリーが飾られている。明るく楽しいクリスマスムード。悪くない。◆ただ残念ながら心からクリスマスを楽しむことができない。幼い頃、サンタクロースの存在を信じていた。少し疑い始めた頃だったろう、8歳の冬、父親を交通事故でなくした。生活が一変した。サンタクロースなんていないことを父の死で知ることになる。寂しい思い出。その後のクリスマスは苦痛だった。小学生はクリスマスの翌日、サンタさんになにを貰ったかを自慢しあう。なにももらえない私はその話題に加われず寂しい思いをした。◆50歳を超え、人並み以上の給与をもらい、銀座のジャズバーでクリスマスソングを聞いている。幸せなことだ。ありがたい。だがきっと、あの頃の自分と同じような気持ちでクリスマスを迎える子供も多いのだろう。ついそんなことを思ってしまう。残念ながら心からクリスマスを楽しむことができない。

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2012年12月04日 ---- ボス

バカかっ!道路公団!

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九州大学の土木工学科を卒業した。留年したおかげで同級生が普通の人の2倍いる。いま問題の中日本道路公団(ネクスコ中日本)に同級生が6人もいる。みな、いいヤツ。仲が良い。彼らをけなすのは心が痛む。が、敢えて言う。バカか!キミらが道路公団内に数十年もいて今回の事故を避けられなかったのか!◆道路とコンクリートを少しでも学んだ者なら今回の崩落事故は間違いなく予想できる。そもそも何故あのような構造にしたのか?吊り天井が必要なら金属製の床にするべき。重たく経年劣化の進むコンクリート床板を高速道路のトンネル内の吊り天井に使うなど素人の考え。◆ヘリポートの専門家としてコンクリート床のヘリポートをなるべく避けるようにお願いをしている。アルミデッキのヘリポートを勧めている。イニシアルコストは確かにコンクリートの方が安いことが多い。しかしメンテナンスや数十年後の事故発生の危険性を考えればアルミデッキにすべきもの。数年前、当初設計はアルミデッキのヘリポートだったものを受注したゼネコンの現場所長の一存でコンクリートに変更された。私はコンクリート床の危険性を主張した。ところがそのゼネコンの所長は関西弁でこう言った。「オレはこの現場で定年なんよ。20年後、30年後のことまで知らんわ」と。おそらく今度の崩落事故もこれに近い無責任な誰かが引き起こした人災であろう。

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2012年12月03日 ---- ボス

12月

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ついこの間、初詣に行き新年会をやったばかりなのに、気付くともう師走。あまりにも早い。時間が経つのが早すぎる。「こんなスピードで時が経つならオレはもうすぐ死んでしまうな」と独り言。冗談であるが本音でもある。もっと、もっと大切に生きなければならないなあ。「少年老い易く、学成り難し」・・子供の頃から知っていた言葉だが・・・。

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2012年11月30日 ---- ボス

元気な韓国

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「少女時代」や「カラ」の活躍があり、また韓流ドラマの人気が高いことなどを受けて日本から多くの観光客が韓国を訪れるようになった。竹島をめぐる日韓の領土問題も、日中間の尖閣諸島領土問題に比べると随分と穏やかな感じがする。サムソンや現代(ヒュンダイ)グループが元気なように感じるが決して韓国の景気が良いわけではない。◆昨日から韓国を訪れている。遊びでも旅行でもない。仕事。韓国の景気は決して良くはないのだが日本と違い明るさを感じる。皆が希望を持っているように思える。マナーやサービスは総合的には20年前の日本にもかなわないだろう。ただ街を闊歩する若者たちの表情からは日本の若者にない明るさと自信を感じる。私の専門の土木工学ではまだ日本の方が大きく先を行っているが、都市建築、特にビルデザインではすでに韓国が我が国を大きくリードした感じ。こちらの最先端ビルオフィスで働く女性スタッフの服装は、丸の内OLは足元にも及ばないハイクラスなセンス。おそらく、この国はどんどん元気になっていくのだろう。◆私が「(仮称)うずまきフロート」の試作製造の打診を日本の複数のメーカーに投げたが積極的に「やりたい」というところは1社もなかった。みな「見積もりを出しにくい」とか「簡単じゃない」などと言う。ところが韓国のメーカーは違った。2社に相談したが2社ともが「是非、うちで製品化させてくれ」と積極的。どちらも社長が出てきた。◆新しいことに挑戦する意欲。メーカーとしてのプライド。どちらも韓国の企業の方がはるかに上。私は迷わず韓国の企業と組むことにした。

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2012年11月27日 ---- ボス

恥ずかしい?

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娘がまだ幼い頃のこと。私と娘はJRの駅の階段をホームへ向かって下りようとしていた。階段の下の方で若い女性が大きな荷物を運ぶのに苦労していた。階段を上る人々は一瞥をくれるだけで彼女を追い越していく。誰も手伝おうとしない。彼女は一段一段、両手でその荷物を引っ張り上げるようにして上っていた。私は娘を階段の端に待たせ、急ぎ足で階段を降り、女性の重たい荷物を持って上まで運んであげた。女性からは何度も頭を下げられ感謝の言葉をもらった。当然のことをしただけだが自分も気分が良かった。ところが娘が不機嫌。はじめは待たされたことを怒っているのかと思ったが違った。彼女は私の行動を恥ずかしいと思ったようだった。目立つ行動をする父、人と違うことをする父を幼い少女は嫌がった。私は親切の大切さを昏々と語ったが娘はすぐに受け入れたようではなっかた。(助けてあげたのがお婆さんだったら受け入れてくれたかもしれない、と後から思った。)◆娘が高校生の頃、京橋の『ゼスト』に家人と3人で入った。(高校生の娘は父と二人で外出することはなくなっていた。) 『ゼスト』は私のお気に入りの店でハンバーガーがお勧めだった。娘はマクドナルド以外でハンバーガーを食べるのは初めてだった。運ばれてきたハンバーガーを娘が食べたが旨そうな顔をしない。私も食べてみたら明らかにいつもの味と異なっていた。ハンバーグが焦げている。真っ黒。私は店員を呼び、一口食べたハンバーガーを見せ、苦情を言った。店長が来て丁重に詫びてくれた。すぐにまた3つハンバーガーが運ばれてきた。いつもと同じ大変美味いものだった。娘に「美味しいだろ?」と聞いたが「うん」とだけ答えた娘はいかにも不機嫌そう。娘は店員に苦情を言う父親が恥ずかしかったようだった。「注意をしてあげた方がお店もお客様を失わずに済むし、きっともっと美味しいものを出すようになるんだよ。」と説明しても娘は釈然としなかったよう。◆うちの娘だけではないだろう。恐らく多くの方々が、回りの人と違う目立つ行動を嫌がっている。それが親切であろうが、店への励ましであろうが。

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2012年11月26日 ---- ボス

頑張れ!! 世の中はタイミング!!

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ここ2年ほどずっと技術系の職員の募集を続けている。建築の専門職、CADの専門職、ヘリコプターの専門職など。不況のせいもあり応募者は少なくない。書類選考の段階でかなり多くの方をふるいにかける。申し訳なく思う。面接までしてもなかなか採用にはならない。最近は少なくなったが丁寧に万年筆で直筆の経歴書を持って来られる方もいる。「不採用」を決めるのも心が痛む仕事だ。◆つくづくタイミングの問題だと思う。あと1カ月早く出会っていればあなたを招いたのに・・ということもあった。逆に「あと半年待ってくださるなら御社に是非、お世話になりたい」という方もいた。あるいは当社が採用を決定したが当社の採用決定通知を待たず他社へ行った方もいた。タイミングの問題。◆先日(12日)、この欄で海難救助浮き袋「(仮名)うずまきフロート」の商品名を募集した。メールや電話などで応募くださる方が予想以上に多いのに驚いていた。そんな中、丁寧に[海難救助浮き袋 名前応募]と朱筆された封書が届いた。どこかで聞いたような名前。「誰だったかなあ?」と思い開けてみて驚いた。なんと以前に当社の社員募集に応募してくださりまさにタイミングの問題で「採用」にならなかった方。「不採用」を決定したときに心が痛んだことを思い出した。◆浮き袋の商品名と解説を書かれた便箋に、再度当社が社員募集をかけることがあればその時にもう一度チャレンジしたい、とのことを書き添えてくださった。すべて自筆。真面目な青年。◆あなたなら当社でなくても、もっともっと素晴らしい会社が必ず採用してくれるでしょう。世の中、タイミングです。チャンスを逃すことなくいろんな会社にチャレンジしてみてください。恋愛と一緒。タイミングです。逃げた女をいつまでも追うよりも、あなたにふさわしい良い女性を求めて行動ですよ! 五味さん。頑張れ!!

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2025年01月07日 ボスの
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  • 午前接客(来客多数)
  • 午後事業計画チェック
  • 夕方西麻布某所で会食
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